CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-290「シュリ」(韓国)

2024年09月22日 11時42分50秒 | 韓国映画

分断が生んだ現代のヒドラだ

 1998年、結婚を間近に控える韓国情報部のユ・ジュンウォンは、相棒のイ・ジョンギルとともに、多発する暗殺事件の捜査を進めていた。犯人と目される北朝鮮の女性工作員を追うなかで、驚異的な破壊力をもった液体爆弾を用いたテロ計画の存在を突き止めるジュンウォン。

 同じころ、ソウルのスタジアムでは韓国と北朝鮮の両国首脳が列席するサッカー南北交流試合の準備が進んでいた。(「作品資料」より)

 

 1999年製作、日本では2000年に公開されたスパイ・アクション。

 4Kデジタルリマスター版にてリバイバル公開。

 初公開時にも鑑賞したが、当時は韓国映画を観るのが初めてであった。

 それまでほとんど公開されなかったと記憶する。

 ハリウッドに匹敵する程のアクションが繰り広げられ、更に南北の対立、そしてロマンスが描かれる。

 約25年ぶりの鑑賞であったが、ストーリー展開は結構憶えていたな。

 韓国情報部員のジュンウォンとジャンギルは、北朝鮮の女工作員、イ・バンヒを追っていた。

 一度は姿をくらましたと思われていたイ・バンヒであったが、再び彼女の仕業と思われる暗殺が発生。

 しかもジュンウォンたちが情報を得ると同時に対象が暗殺され、ジュンウォンたちは内部にスパイがいるのではと疑惑を抱く。

 そんな中、北朝鮮の部隊が韓国に侵入し、最新型の爆弾を奪い、それを爆破しようと目論む。

 街中でも構わず乱射される銃撃戦はアクションとしての見応えあり。

 そして誰がスパイなのかという話であるが、これは少し予想が着くのではないかな。

 ラストは爆弾の爆破を防ごうとタイムリミットの中での対決。

 緊迫感溢れる展開ではあるが、多少荒唐無稽な感じはあったな。

 この先よく観ることになる南北間の対立やその悲しみ。

 そして禁断とも言えるロマンスの展開。

 スパイ・アクションとして楽しめる1本だった。

 若きハン・ソッキュ、ソン・ガンホやチェ・ミンシクが出演。

 ハン・ソッキュはあまり最近出演作を観ていないな。

/5

監督:カン・ジェギュ

出演:ハン・ソッキュ、キム・ユンジン、チェ・ミンシク、ソン・ガンホ、ユン・ジュサン、パク・ヨンウ

於:シネマート新宿


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