CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-073「悪女 AKUJO」(韓国)

2018年03月18日 20時27分06秒 | 韓国映画
見せてあげる、あなたが作った私を
 幼い頃に父を殺されたスクヒはマフィアの男ジュンサンに引き取られ、殺し屋として育てられる。
 やがて一流の殺し屋に成長した彼女は、ジュンサンと恋に落ち、結婚する。しかしその直後、ジュンサンは敵対する組織に殺されてしまう。
 激しい怒りのままに敵を殲滅したスクヒは力尽き、国家組織に拘束される。そして国家が運営する暗殺者養成施設に送られ、今度は政府直属の暗殺者として生まれ変わるのだったが。(「allcinema」より)


 冒頭、「ハードコア」のような一人称視点での映像で、始まる。
 一人で大勢を相手に、次々となぎ倒していく展開。

 冒頭ではあるが、このシーンが物語の結末になるのかなと思ったが、これは始まりにすぎなかったんだな。

 婚約者を殺された女性、スクヒは復讐を実行するが、警察に拘束された後、国家情報院の殺し屋として訓練されることになる。

 やがて婚約者との間に出来た子供と共に社会に復帰、時に政府の命令によって暗殺を実行する生活を続けることになるが、そのターゲットに思いもよらぬ姿を見ることになる。


 冒頭でのアクション・シーンも拳銃から日本刀まで使っての戦いで、なかなか激しいものを見せていたが、その後のチェイスなどのカー・アクションも見応えのあるものがあったな。

 カー・チェイスでのカメラの位置が結構低く、高速で走っている臨場感、そしてバイクがスリップ、横転する際の緊迫感もかなり身近に感じることができる。

 そんなアクションが堪能できる。


 国家情報院の殺し屋となるスクヒであるが、その組織に疑いの目を向ける。

 またスクヒに近づき、結婚まですることになるのが、同じく政府の人間。

 そしてスクヒの目の前に現れる、思いもよらない人物。

 ストーリー展開としては、二転三転があり、面白いところもあったが、しっくりこない部分もあったな。

 そもそもターゲットとなる人物の、その行動の真意が判らなかったな。

 ラストは本当の復讐の相手となる人物との対決。
 必ずしもハッピー・エンドとは言い難い結末であったな。

 
 ちょっとストーリーには頭捻らされるところもあったが、冒頭から始まる激しい戦いなど、アクション・シーンには目を見張るもののある作品だった。

/5

監督:チョン・ビョンギル
出演:キム・オクビン、シン・ハギュン、ソンジュン、キム・ソヒョン、キム・ヨヌ、チョ・ウンジ
    イ・スンジュ、チョン・ヘギュン、ミン・イェジ、パク・チョルミン、キム・ヘナ
於:角川シネマ新宿

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