CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-014「スリープレス」(イタリア)

2023年01月25日 01時27分00秒 | イタリア映画
亡霊に呼び戻された
 現代のイタリア。ある娼婦が帰り間際、客の持ち物であるファイルをバッグに入れたまま夜汽車に乗る。そのファイルには、犯人の自殺で結末のついた17年前のある殺人事件に関する資料が入っていた。男が真犯人だと気づいた娼婦は追ってきた男に惨殺され、警察が動き出す。
 かつての事件の担当だったモレッティは、被害者の息子であったジャコモと、独自の追跡を開始。
 しかし彼らをあざ笑うかのように第二、第三の殺人が起こる。(「作品資料」より)


 「サスペリア」のダリオ・アルジェント監督が2001年に製作、日本でも2002年に公開されたサスペンス・スリラー。

 初公開時にも鑑賞したが、内容はほとんど憶えていなかったな。

 1983年に連続殺人事件が発生。

 その17年後、再び連続殺人が発生し、その手口、犯人像が17年前の事件と酷似していた。

 当時の犯人は拳銃自殺したということで解決をみていたが、その事件の担当で、今は引退しているモレッティ、そして当時目の前で母親を殺されたジャコモの二人は独自に調査を行う。

 そんな中、次々と発生する殺人事件。

 現場には、動物の切り絵が落ちていること、そして17年前の犯人とされたこびと症の人物の影。

 どうやら、ある子守唄に則って殺人が行われていることをモレッティが見つけ出すが、言葉の違いで、ちょっと判り辛い部分もあったな。

 おそらく17年前の犯人とは違う人物、模倣犯かな思うので、登場する人物の誰もが怪しいと思わされる。

 やがて真相に行き当たるが、クライマックスはちょっとした驚きのどんでん返しを見せてくれる。

 殺害シーンは様々な凄惨な形で見せられる。

 そんな残酷なシーンが際立つが、意外と本格的な推理ミステリーでもあったな。

/5

監督:ダリオ・アルジェント
出演:マックス・フォン・シドー、ステファノ・ディオニジ、キアラ・カゼッリ、ロベルト・ジベッティ、ロッセーラ・ファルク
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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