CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-037「ジャンルだけロマンス」(韓国)

2023年02月18日 11時53分28秒 | 韓国映画
人生ってやつが一番痛い
 7年もの間、まったく執筆ができていない元ベストセラー作家のヒョンは、離婚した元妻に振り回され、後輩作家にはどんどんと追い抜かれていき、親友の出版社代表からは新作を書かなければ違約金を払えと迫られ、まさに崖っぷちにいた。その上、失恋のせいで情緒不安定な息子は、隣家の売れない女優の人妻と遊びほうけている。
 心配ごとがつきないヒョンの前に、作家を目指しているという男子学生のユ・ジンが現れ、突然、愛の告白をしてくる。
 最初はその告白を拒絶したヒョンだったが、ユ・ジンの書いた小説に才能を感じ、新作を書き上げるため仕方なくユ・ジンと共同執筆をすることになるが。(「作品資料」より)


 元ベストセラー作家、ヒョンと彼の周囲の人々の恋愛事情を描いた群像ラブ・コメディ。

 7年もの間、全く書けない作家のヒョンは、浮気が原因で離婚した、元妻のミエと息子のソンギョンに振り回される。

 離婚して、しがない一人暮らしなのかなと思っていたら、ちゃんと結婚していて、現妻のヘジンと幼い娘は外国に住んでいるよう。

 ソンギョンは彼女にフラれ、ちょっと情緒不安定で、両親の関係に憤りを感じているよう。

 そんなヒョンは、大学で講師をしている学生のユ・ジンから、愛していると告げられる。

 ヒョンはそんなユ・ジンを断固拒否するのだが、ユ・ジンの書いたものを認め、彼との共同執筆を決意する。

 果たして、ヒョンとユ・ジンの共同執筆は仕上がるのか。

 こんなにも周囲が騒がしいヒョン。

 ミエはどうやらヒョンの学生時代からの親友で、出版社代表のスンモと付き合っている模様。

 息子のソンギョンは偶然知り合った、隣家の女性と遊び回り、やがて想いを募らせていく。

 このソンギョンの想いというのが、かなりの勘違いなのだが、思春期の想いを体現していたな。

 ヒョンは、ユ・ジンからの想いを拒否しながら、彼のことを理解していくような様子を見せていく。

 この作品の話の行き着く先というものは、なかなか判らないが、ヒョンがどのような気持ちになるのか興味深かったな。

 ヒョンを中心としてドタバタした恋愛模様を描いたラブ・コメディで、笑わせてもらえる作品であった。

/5

監督:チョ・ウンジ
出演:リュ・スンリョン、オ・ナラ、キム・ヒウォン、イ・ユヨン、ソン・ユビン、ム・ジンソン
於:シネマート新宿

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