CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-229「#ミトヤマネ」(日本)

2023年09月11日 00時09分03秒 | 日本映画
世界中にお姉ちゃんがいる
 毎日さまざまなSNS投稿をしながら暮らすカリスマインフルエンサーの「ミトヤマネ」こと山根ミト。妹のミホは、そんな彼女を陰で支えていた。
 ある日ミトは、所属するインフルエンサー事務所のマネージャーから、誰でもミトの顔になれるフィルター「ディープフェイクアプリ」のコラボ案件を持ちかけられる。アプリは人気を集めミトの顔は世界中に拡散されるが、その一方で彼女の顔を悪用する者も現れる。
 そんな状況でさえも自身の人気につながると喜ぶミトと、姉を心配するミホだったが。(「作品資料」より)


 若い世代から絶大な人気を誇るインフルエンサーのミトヤマネこと山根ミト。

 そんなミトを支えるのが、妹のミホ。

 CMやテレビの仕事も入ってきて、大忙しの日々を送るが、ミトはマイペースというか飄々と仕事をこなしている。

 ある日、マネージャーが誰もがその顔を使えるアプリの仕事の話を持ってきて、引き受けることにするミト。

 世界中にミトの顔が拡散されるが、ミトの顔を悪用する者たちも次々と現れる。

 一昔前で言えば、アイコラみたいなものか。

 そこからミトの周囲が騒がしくなってくる。

 ネット社会の光と闇を描いたような話。

 そしてインフルエンサーは公人なのかどうかというのも問いかけているのかな。

 そもそもミトがリアルに存在する人物なのかというのも投げかけているよう。

 ミトとミホが二人で歩いていると、周囲の人々から追っかけられるが、最終的に追いかけられるのは。

 実家に戻った時、昔なじみの近所の方が話しかけてくるが、話をするのはミホばかり。

 バーチャルもリアルも区別がつかなくなっているということだろうか。

 顔を悪用されているのは、ミトの方だが、何故かSNSを停止されたり、悪人扱いされ、逃げ隠れすることになるミトとミホ。

 果たしてその行末は。

 話としては興味深いものがあったが、結末は今ひとつ掴み辛い作品だった。

/5

監督:宮崎大祐
出演:玉城ティナ、湯川ひな、稲葉友、オラキオ、平原テツ、内野謙太、戸田昌宏、片岡礼子、安達祐実、筒井真理子
於:池袋シネマ・ロサ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 23-228「クロムスカル リタ... | トップ | 23-230「兎たちの暴走」(中国) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本映画」カテゴリの最新記事