CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-061「愛唄 約束のナクヒト」(日本)

2019年03月04日 00時13分43秒 | 日本映画
毎日に夢中で、息していることも忘れそう
 平凡で無気力な毎日を送り、恋を知らないまま大人になったトオル。
 ある日突然、人生のカウントダウンを告げられ自暴自棄になるも、元バンドマンの旧友・龍也との再会と、偶然出会った一編の詩によって生きる意欲が芽生え、恋する勇気を手にする。
 やがてトオルはその詩を手掛けた少女・凪とめぐり会うが、ある事情から今は詩を綴ることをやめていた。
 そんな凪には、誰も知らないある秘密があったのだが。(「allcinema」より)


 突然余命3ヶ月と宣告され、戸惑うトオル。

 そんなトオルが、伊藤凪という詩人が書いた本と出会い、生きる意欲を芽生えさせる。

 更に通っている病院で、その伊藤凪自身と出逢い、やがて彼女に惹かれていく。

 しかし、彼女自身も幼い頃から病に犯されていた。


 主人公が余命3ヶ月。更に彼と惹かれ合う凪も大病を患っている。

 そんな二人の恋模様は、限りある時間の中で、希望を見出させるようなもの。

 そんな二人の様子と彼らの親たちを見ていると、涙がこぼれそうになる。

 二人して地平線、水平線から昇る朝陽を見たことがないことに気付き、病院を抜け出して二人で海へと向かう姿は、どことなく「ヘブンズ・ドア」を思い出させるものがあったな。


 高校の同級生で、元バンドマンである龍也と再会し、彼からも励ましをもらうトオル。

 GReeeeNのヒット曲をタイトルにした作品であるが、脚本にも彼らが携わっているよう。

 どこで、この曲が流れるのか、歌われるのかと思ったが、しっかりクライマックスに使われるんだな。

 これまでの話の積み上げがあるので、歌が流れる時は、涙腺決壊する。

 
 トオルと凪の運命は見えてしまっているが、果たしてどのような終わりを迎えるのか、気になるところ。

 しかし、最後にはもう一つの運命が明かされるという結末。

 もう設定からして、泣かされる作品である。

/5

監督:川村泰祐
出演:横浜流星、清原果耶、飯島寛騎、中村ゆり、野間口徹、成海璃子、中山美穂
   清水葉月、二階堂智、渡部秀、西銘駿、奥野瑛太、富田靖子、財前直見
於:渋谷TOEI

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