CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-294「下忍 青い影」(日本)

2019年11月28日 00時26分54秒 | 日本映画
何がしかの者になるかもしれん
 江戸に流れ着いた琉球武術の使い手、尚は、女郎屋に売られた女・千と出会い、心を通わせていく。
 そんな尚に勝海舟が近づき、薩摩藩士と揉め事を起こしてどんどん騒ぎを大きくしろと命じるのだったが。(「allcinema」より)


 「下忍 赤い影」に続いての第2弾となる時代劇アクション。

 「下忍 赤い影」にも登場していた尚が本作の主人公であり、前作よりも時間は遡り、前日譚という感じになっている。

 
 琉球に暮らしていた尚であったが、薩摩藩士の隆正たちがやって来て、尚をぶちのめし、幼なじみであるナツを連れて行ってしまう。

 傷心のまま江戸へと流れ着いた尚は、女郎屋に売られた、ナツそっくりの少女、千と出逢うが、その江戸に隆正たちがやって来て、江戸に不穏な空気を煽っていく。

 復讐心を抱く尚の元に勝海舟が現れ、尚に時代の流れを変えるための仕事をするよう密命を下す。

 
 確か琉球武術の使い手だったと思う尚であるが、隆正の前ではなす術がない程ぶちのめされる。

 その後琉球で武術の使い手と知り合い、その技を教えてもらったりするが、その友人も隆正に殺されてしまい、尚は江戸へと流れ着く。

 忍だったというわけではなく、唯一は琉球で知り合った友人の祖父が忍であったということ。

 江戸では誰かに武術を習うというようなことはなかったが、クライマックスでは忍の動きを見せ、武術も強くなっていたな。

 そのクライマックスでの対決シーンは、長いカットを駆使して繰り広げられるアクションで、スピード感もあり、惹き込まれる。

 かつてぶちのめされた相手への復讐、そしてかつて救えなかった幼なじみに似た少女を救うこと。

 基本ラインはオーソドックスな話であり、それ故惹き込まれる部分があったな。

 江戸での展開は、前作と重なる部分もあり、勝海舟は登場するし、前作の主人公、竜も登場する。
 最後に竜にも、ちょっとした見せ場があったな。


 主人公のキャラによるものか、本作ではコミカルな要素は少なめであったが、王道的なリベンジ・ストーリーとして楽しめる一本であった。

監督:山口義高
出演:結木滉星、寛一郎、三上紗弥、菜葉菜
   山本千尋、行平あい佳、榊英雄、須賀貴匡、津田寛治
於:シネマート新宿

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