CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-170「札束と温泉」(日本)

2023年07月14日 00時58分44秒 | 日本映画
行きつ戻りつしてるの
 高校の修学旅行で訪れた温泉宿で女子高生たちが、ヤクザの愛人が持ち逃げした札束の詰まったバッグを発見する。
 金を取り戻すために現れた殺し屋や、ヤクザの愛人、担任の教師など、さまざまな人物の思惑が絡まり、混乱が広まっていく。(「作品資料」より)


 修学旅行で温泉宿にやって来た、女子高生のリサ、ひかる、恵麻、美宇の四人。

 恵麻が、他の部屋にこっそり入って二千万円の入ったバッグを持ってきてしまう。

 すぐに部屋へ戻そうとするリサであるが、お金の必要性に迫られていた美宇が、それを持って逃げてしまう。

 美宇は教師の渡辺と恋仲であったが、二人でいる様子を誰かに撮られてしまい、脅迫されている。

 その支払いに充てようと考えた美宇。

 二千万円を持っていたのは、ヤクザの愛人で、お金を奪って逃げてきた綾乃。

 しかし、居場所がすぐにばれてしまい、始末屋の遥が送られてくる。

 遥はまずは二千万円を回収するため、綾乃に指示を出すと共に、美宇の友人であるリサたちにも金を探し出すよう命令する。

 二千万円を巡り、温泉宿の中で繰り広げられる騒動が描かれる。

 美宇と渡辺への脅迫に関しても、勘違いとすれ違いで、最後まで思わぬ方向に動いていく。

 始末屋の遥は、残忍さを持ち合わせながら、無邪気さもあり、人質としたひかると見た目は楽しく話したり、厳しい人生訓を語ったりする。

 そんな中、雲隠れしてしまった美宇を見つけ出そうと奔走するリサや綾乃。

 果たして、美宇は見つかるのか、そして事件の顛末はどうなるのか。

 始末屋まで登場する話であるが、展開としては、ゆるい感じで流れていき、コミカルな要素もある作品であった。

 半分は女子高生だが、八人の男女が引き起こす騒動が面白く、その結末も気になる話であった。

 終盤に気付いたのだが、本作はワン・カット風に撮っている作品だったな。

 温泉宿内の廊下や部屋を行き来する展開で、多少早送りのような場面もあったりするが、そんなような映像も興味深かった。

/5

監督:川上亮
出演:沢口愛華、小浜桃奈、糸瀬七葉、大熊杏優、佐藤京、星れいら、錦織聡、小越勇輝、一宮ゆい、工藤みか、村崎ゆうな、水野まゆ
於:シネマート新宿

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