CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-171「交換ウソ日記」(日本)

2023年07月15日 00時26分46秒 | 日本映画
何でもいいのに、周りを幸せにしている
 高校2年生の黒田希美は、移動教室の机の中に「好きだ」と書かれた手紙が入っているのを見つける。送り主は学校で一番の人気者・瀬戸山潤で、希美はイタズラかと戸惑いながらも返事を靴箱に入れる。
 その日から2人の秘密の交換日記が始まるが、実は瀬戸山からの手紙は、全て希美の親友・松本江里乃宛てのものだった。しかし希美は本当のことを言い出せず、そのままやり取りを続けてしまう。
 交換日記を通して瀬戸山のことを知るうちに、次第にひかれていく希美だったが。(「作品資料」より)


 移動教室の机の中に入っていた〝好きだ〟と書かれた手紙。

 それは、学校一のモテ男、瀬戸山潤からのもの。

 受け取った黒田希美は、戸惑いと驚きを感じながらも嬉しさを隠せずにいるのだが、すぐにそれは親友の松本江里乃充宛てのものだったことが判る。

 すぐに間違いを正そうとする希美であったが、言い出せないまま交換日記をすることになってしまう。

 こうして希美は江里乃を騙りながら瀬戸山と交換日記を続けてしまう。

 ウソだと知りながら、日記では思っていることを書くことが出来る希美。

 更に、希美は江里乃と瀬戸山の交換日記の協力者として、瀬戸山と会い、話す機会も増えていく。

 どんどん瀬戸山に惹かれていく希美であるが、いつウソがばれてしまうのか。

 いつの間にやら江里乃も含めて瀬戸山たちと遊園地に出かけることとなったりして、いつバレるのかと気になってしまう展開となる。

 そんな中、友人の恋の話や、将来のこと、17歳という立場などを考える話もあり。

 希美は周囲のことを考えすぎて、自分の意見をハッキリ言えなかったりする面があり、瀬戸山との交換日記の件も本当のことを言おうと思いながら、なかなか言い出せず、ちょっと苛々させられる面もあるかな。

 希美と過ごす時間ばかりが増えていく瀬戸山は、希美に惹かれていっているのではないかなと思わされるシーンも出てくる。

 果たして、ウソから始まったこの関係はどうなるのかと気になるが、最後はそういうことだったんだと明らかになる展開。

 ちょっと苛々、ドキドキしながら展開するラブ・ストーリー。

 当然、ラストはそうなるんだろうなと思いながらも、興味惹かれる作品だった。

/5

監督:竹村謙太郎
出演:高橋文哉、桜田ひより、茅島みずき、曽田陵介、齊藤なぎさ、板垣瑞生
於:TOHOシネマズ池袋

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