CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-068「九月の恋と出会うまで」(日本)

2019年03月16日 12時17分34秒 | 日本映画
どうしてエアコン付けたんですか
 オーナーの意向でアーティストしか入居できない風変わりなマンションに引っ越してきた志織。
 ある日エアコンの穴から、一年後の未来から話しかけているという不思議な声を聞く。声の主は志織に危険が迫っていると語り、謎めいた指示を伝える。半信半疑ながらもその指示に従うと、危ういところで強盗殺人を免れるのだった。
 隣人の平野はそのことで相談を受け、助かった志織に“タイムパラドクス”が生じることに気づく。このままだと、志織は一年後に消えてしまう運命にあった。それを回避するためには声の主を探す必要があり、平野は志織に協力を申し出る。
 そして一緒に声の主を探すうち、いつしか志織に心惹かれていく平野だったが。(「allcinema」より)


 いやにお洒落で、高価そうなマンションに住むことになった志織。

 ある日、エアコンの通気孔から一年後の未来からだという声を聞き、声の主の頼みを聞いたことによって、命の危険から免れる。

 その話を聞いた隣人の平野は〝タイムパラドックス〟による運命の修正があるかもしれないことに気付き、つじつまを合わせるため、志織と二人で声の主を捜し始める。


 未来からの声や、タイムパラドックスを題材にしたSFロマンス。

 未来の声によって命を救われたことになった志織であるが、運命の揺れ戻し、タイムパラドックスによって、一年後には消えてしまう運命にあるという。

 それを免れるためには、一年後、同じように過去の志織を助けることが必要であり、その声の主を二人は捜し始める。

 一緒に声の主を捜すうち、二人は徐々に惹かれ合っていく。

 果たして、声の主を見つけ出し、志織は消えてしまう運命から逃れることが出来るのか。

 声の主は誰か、志織と平野の関係はどうなるのか。

 SFミステリーっぽい要素もあったが、アッと驚くような展開ではない。

 声の主も何となく読めるかな。

 ただ、どのような過程で声の主となるのかが興味深い。

 ちょっと、回りくどいところもあるが、二人で声の主を捜している時の様子が、ほのぼのした感じで良かったな。

 正直、感涙するというまではいかなかったが、SF要素も取り込み、興味惹かれる展開のラブ・ストーリーであった。

/5
 
監督:山本透
出演:高橋一生、川口春奈、浜野謙太、中村優子、川栄李奈、古舘佑太郎、ミッキー・カーチス
於:新宿バルト9

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