CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-225「アウト&アウト」(日本)

2018年11月18日 23時36分37秒 | 日本映画
それって超能力みたいなものですか
 元ヤクザの矢能政男は、足を洗って探偵家業を営んでいた。そこには訳アリで預かっている小学2年生の少女・栞がいて、娘のようであり相棒のようでもある奇妙な絆で結ばれていた。
 そんなある日、依頼を受けて訪れた場所で依頼人の死体と出くわした矢能。さっそく依頼人の身元を調べてみると、3年前に死んだことになっていた男だと判明する。
 そこで馴染みの情報屋にさらなる調査を依頼したところ、栞のためにも危険な案件からは手を引けと忠告される矢能だったが。(「allcinema」より)


 元ヤクザで私立探偵を営んでいる矢能が事件に巻き込まれ、それを解決するために行動する様を描いたクライム・サスペンス。

 日本で5本の指に入るほどおっかない人だと言われている矢能が、何故今は私立探偵をしているのかは、ハッキリ表されない。

 しかも、血の繋がりのない10歳の少女、栞と一緒に暮らしている。
 そのことについては、多少触れている。

 そんな矢能の下に依頼の電話がかかってくるが、指示通りに出向いたところ、死体を発見し、更に犯人と思しき人物に遭遇する。

 容疑者にされかねない状況となり、矢能は動き出すが、やがて事件の裏に、大物代議士の名前が浮上してくる。

 元ヤクザということでの人間関係と情報網を駆使して進めていく調査は、設定が面白い。

 腕っ節は判らないが、強面と強気で調査を進めていく矢能。

 栞が事件に巻き込まれてしまうのかというところが気になる展開ではある。

 事件自体はそれ程複雑ではなかったが、元ヤクザの私立探偵、更に血の繋がらない10歳の少女を預かっているという設定が興味深く、元ヤクザならではの繋がりで情報を集め、ことを進めていくというところも面白い作品だった。

/5

監督:きうちかずひろ
出演:遠藤憲一、岩井拳士朗、白鳥玉季、小宮有紗、中西学、酒井伸泰、安藤一人
   渡部龍平、渋川清彦、成瀬正孝、阿部進之介、竹中直人、高畑淳子、要潤
於:池袋シネマ・ロサ

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