CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-105「余命10年」(日本)

2022年05月13日 23時39分58秒 | 日本映画
愛する人との出逢いは奇跡だ
 数万人に1人という不治の病に冒され余命10年を宣告された20歳の茉莉は、生きることに執着しないよう、恋だけはしないことを心に決めていた。
 ところがある日、地元の同窓会で和人と出会い恋に落ちたことで、彼女の最後の10年は大きく変わっていく。(「作品資料」より)


 病気が発症してから余命10年と言われる、数万人に1人という不治の病に冒された二十歳の茉莉。

 そんな茉莉の家族や友達との関係、そして同窓会で出逢った和人との恋を描いた話。

 重すぎる運命を背負ってしまった茉莉の姿、言動に随所に泣かされる。

 そして、病気のために恋だけはしないと心に決めながら、和人と出逢い、共に過ごしていくうちに惹かれていく茉莉。

 和人も茉莉に惹かれ、茉莉と恋人になりたいと思い、アプローチをかけるのだが、茉莉は自分の気持ちを抑えて、それに応えようとしない。
 その姿も切ないものがあったな。

 そして、ようやく付き合い始めた二人。
 しかし、それ程茉莉の病気に関しては、あまり話題には出ないので、どうなっているのかなと気になるところがある。

 ロマンスだけでも切ないものがあるが、それに加えて茉莉の運命も更に切なく、泣けるストーリーである。

 物語も惹き込まれるものがあったが、実際、余命宣告された人の悲痛な気持ちも伝わってくる作品であった。

/5

監督:藤井道人
出演:小松菜奈、坂口健太郎、山田裕貴、奈緒、井口理、黒木華、田中哲司、原日出子、リリー・フランキー、松重豊
於:TOHOシネマズ新宿

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