CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

19-072「THE GUILTY ギルティ」(デンマーク)

2019年03月23日 10時13分48秒 | デンマーク映画
酒を飲んだら、自転車に乗るな
 捜査中のトラブルにより現場を外された警察官のアスガー。今は緊急通報指令室のオペレーター勤務で、元の職場への復帰を目前にしていた。
 そんな彼がある夜受けた通報は、今まさに誘拐されているという女性からのものだった。彼女の名はイーベン。走行中の車の中から、携帯電話で掛けていた。
 その電話から聞こえる声と音だけを手掛かりに、犯人の特定とイーベンの救出に全力を尽くすアスガーだったが。(「allcinema」より)


 緊急通報指令室のオペレーターが、ある女性からの電話を受け、彼女が何者かに連れ去られている状況であることを知る。

 何とかその女性、イーベンの居所を見つけ出し、助け出そうとオペレーターのアスガーは様々な場所へ電話を掛けながら、奮闘する。

 全てがオペレーター室で展開する話。

 オペレーターのアスガーが電話をしているシーンがほとんど。

 電話を掛けてきたイーベン、その元夫、ミケル、娘のマチルド、そしてアスガーの相棒、ラシッドは声だけの出演。

 事件の様子などが映像で映し出されることもなく、全ては電話越しの声や音から想像するもの。

 目に見えないことから、いったい何が起こったのか判らず、緊迫させられるシーンもある。

 そして声だけで伝えられる、そんな酷いことが起こったのかという展開もある。

 警察官でありながら、ある理由でオペレーターに従事しているアスガーは、刑事の本能か、電話越しに事件解決のため様々な指示を出していく。

 ハル・ベリーが主演した「ザ・コール 緊急通報司令室」を思い出させるものがあったな。

 しかし、本作は徹頭徹尾、オペレーター室内だけの映像。

 果たして、アスガーは電話だけでイーベンを助けることが出来るのか。

 途中、思わぬどんでん返しなどもあって、事件の展開も面白い。

 事件は外で起こるが、ある意味、シチュエーション・スリラーと言えるのかもしれないな。

 最後にアスガーが電話したのは、やっぱりあの人かな。

/5

監督:グスタフ・モーラー
出演:ヤコブ・セーダーグレン、イェシカ・ディナウエ、ヨハン・オルセン
   オマール・シャガウィー、カティンカ・エヴァース=ヤーンセン
於:新宿武蔵野館

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