テレビで団塊ジュニアの特集があってました。団塊ジュニアとは、総じて「団塊の世代の子ども達」のことで、「人生に対して意欲がなく、自分を下流と思ってる」という特徴があるそうです。ふーんと思いつつ、つい最近たまたまある文章で、「ネットで吼えるだけで現実には何も出来ない若者」と書いてるのをみたばかりなのもあって(これは子ども達のことを言ったみたいです)、何かなあって思っちゃいました。ある特定の世代集団をひとくくりにして「こういう性質がある」と断言するのを聞いたりすると、、、ちょっとヒキます。
職場でもよく「最近の子どもは」とか、「最近の若者は」とか聞きます。私は冗談でいうことはありますが・・・。
世代間のギャップについての見解は、個人的にはモンゴメリの発言が好きで、腑に落ちます。ある記者に「最近の若者についてどう思いますか」と聞かれたモンゴメリは、「自分が若い頃も感性が低い人はいたし、そうでない素敵な人もいた。今も同じだと思う」(正確ではないけど、こんなニュアンス)と答えたそうです。
人間ってそんなに変わるんでしょうかねえ。100年経っても変わらない部分もあるんだから、ちょっと世代が違うくらいでは本質は変わらないんじゃないでしょうか。みんなちまちま一生懸命生きてるだけで。まあそりゃあ、言動などの「表面」はちょっとは違うけど
気取って余裕あるフリして「どうでもいいし」ということはあっても、ポーズってこともあるだろうし。個人個人の違いだって、それを評価するひとで変わるから、世代に「特徴」があるにしろ何が正しいとか正しくないとかじゃなくって、そういう傾向があるんだよって感じにまとめればよかったのに。
ああ、何がひっかかったかっていうと、多分コメンテーター達の上から見下す「自分は違うけど」「この人達は自分より下」って態度にひいたんですね。。。人の特性の一部を切り取って言外に糾弾するのって、カッコ悪いデス。相手が自分を攻撃してるとかで、自己防衛の悪口は許しますが(←何でやねん)まあ、それがお仕事なんでしょうが。「最近の若者」発言も、「いったいどのくらい周りに若者がいるんだろう」「よほど若い人に恨みが・・・」と謎にみちていました。。。
何かねえ。