賢明で有能なコメンテーターたちが、様々な理論で、経済や政治を語る
それを聞いているとおっしゃる通りだと思うことが多々ある
しかしながら、長い歴史を見ていると、かつての理論が通用しないケースがどんどん出てくる
この世界は様々な意味で進化している
この世が誕生したのがビックバンだとすると、128億年かかっている
その中で、次々に新しい見たこともない事象が繰り広げられている
その時に、過去の理論で、いくら語ったとしても通用しない
例えば、最近の円安についてであるが、利上げをすれば円安がストップすると言う理論がある
多くの経済学者たちは、その辺は否定していない
細かい事は賛否両論があるとしても、基礎的な理論は大体みんな一致しているケースが多い
しかし、最近の世界の情勢を見ていると、戦争が始まったり、AIの進化がとてつもない速度で進化したり、今までにないような環境変化が起こっている
なので、アメリカが利下げをして日本が利上げをしたとしても、今の円安は止まらないのではないかと言う感じもする
そうなると、自分が住んでいる日本と言う国は、今まで見たこともないような環境に陥る
現在の北朝鮮と同じような環境になりそうな気がする
あるいは、イスラム文化圏の中東のガザのような
そうなると、自分たちは一体どうなるのだろう
おそらく、政治学者や経済学者が、そんな事は一切ないと言うだろうが、果たしてそうだろうか
養老孟司先生が言っていたように、「危機管理」と言う言葉は存在しない
「危機」と言うのは、その時陥ってみないとわからない事象のことを危機と言う
なので、あらかじめ想定して管理できるものは「予防する」と言うその程度のことだろう
見たことも聞いたことも学んだこともない未知の未来が今そこにひたひたと迫ってきているような印象と予感
理論は日々陳腐化する
それを最近強く感じている