木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

佐久へ

2023-04-09 21:03:56 | 故郷信州にて
朝から松本を発ち佐久へ。
母の13回忌ができなかったので、墓参りに。



お墓の回りの桜はちょうど満開を迎えていました。



お墓から北を望むと、浅間連峰がすべて見渡せる絶好のロケーション。

お墓参りには、母の孫やひ孫も含め15名が集まりました。



久しぶりに会った従姉妹同士、楽しいひとときを過ごすことができました。

解散後、妻と次女と龍岡城五稜郭へ



お堀の桜が満開を迎えていました。



佐久でこの時期桜が満開になるのは珍しいことです。

明日は京都へ帰ります。



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信州への旅 その2

2021-10-11 17:23:46 | 故郷信州にて
佐久での2日目、午後の納品まで少し時間があったので、神津牧場まで足を延ばしてみました。


佐久からコスモス街道を走り、内山峠を越えると(今はトンネルをくぐり抜けると)荒船山の絶壁が目の前に現れます。
佐久から見ると船の形に見える荒船山。断崖の高さは200m。
今大河ドラマの主人公になっている渋沢栄一も、この絶壁を見ながら内山峠を越えたのでしょう。


神津牧場は日本で最初の西洋式牧場。
草原には、ジャージー牛がのどかに草を食んでいます。

ここのジャージー牛乳のソフトクリームは逸品!

食べ始めてから写真を撮ってないことに気が付いて・・・(^_^;
牧場内の道路を行く神津牧場名物の「牛の行進」も見たかったのですが時間が合わず、残念!


神津牧場からは、妙義山が望めます。
この荒々しい岩肌の作り出す山容は、信州の山には見られない険しさがあり、
日本三大奇勝の一つと言われています。

佐久へもどる途中内山牧場へも寄ってみました。
ここは牧場という名が付いていますが、今は牧場はやっておらず、オートキャンプ場やコスモス園として賑わっています。


丘に登ると一面のコスモス園ですが、もう終わりの時期。


目の前に荒船山の全貌が見渡せます。

昼過ぎには佐久にもどり、無事納品を済ますことができました。
写真を撮り忘れた。(∋_∈)
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信州への旅

2021-10-08 22:29:49 | 故郷信州にて
グループ展の最中ではありましたが、遅れていた納品を兼ねて佐久へ帰って来ました。
初日は、長女のいる松本へ寄り、6月末に生まれた初孫と2ヶ月ぶりの対面。
誕生3ヶ月で体重が7kgを越える巨漢?に育っていました。

松本から佐久へ。あまりの天気の良さに誘われて美ヶ原へ寄ってみました。

駐車場に車を止め歩き始めると、美ヶ原のシンボルの電波塔郡が迎えてくれます。


約30分ほどで、美ヶ原の最西端、王ヶ鼻に到着
安山岩の板状摂理、その上に石仏が並びます。

ここからの眺望は素晴らしく

松本の市街の向こうに北アルプスの山々が連なり


乗鞍、御岳。そして南に目を移すと、甲斐駒、北岳、間ノ岳を中心とする南アルプス。



更に東に目を転じると富士山から八ヶ岳連峰へと連なります。

暫く眺望を楽しんだ後、約20分高原を歩き美ヶ原の最高峰、王ヶ頭に

山頂に立つホテルの東には広大な「美ヶ原溶岩台地」の草原が広がります。

駐車場まで降りて、の帰り道「思い出の丘」に登ると

北東に、浅間山。まさに360度、信州の山々が見渡せ


北の空には綺麗な雲が広がっていました。



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あれから10年

2021-03-12 09:07:30 | 故郷信州にて
東日本大震災から10年。長いようであっという間に過ぎてしまった10年でした。
その当時のブログ記事を再掲し、大震災で犠牲になった皆さんと、亡くなった母を偲びたいと思います。

以下、2011年3月18日の記事
信じられないような大災害が起こって1週間が経ちました。

私にとりましても、この2週間はすべてが夢の中の出来事のように過ぎていった2週間でした。
2月の下旬より、肺炎を起こして入院していた母。
経過は比較的順調に推移していたものの、突然の容体悪化の連絡が入り、急遽長野へ帰省したのが先々週の金曜日。
病院に到着した時には意識不明の状態に陥っていました。
意識はないものの、血圧も安定し低レベルでの小康状態が数日続きました。その間に京都を往復。
3月というのに大雪の寒い月曜日。朝から次第に呼吸が弱くなり、昼過ぎに眠るように息を引き取りました。

母は大正9年生まれ。幼い頃実母と死に別れ、大正、昭和、平成と激動の時代をたくましくも慎ましやかに生き抜いてきました。
貧困の中で私達3人の子どもを愛情深く育て、子ども達が皆独立した35年前、夫(私の父)を亡くし、それ以来、信州の田舎で、私達家族の帰省と孫の成長を何よりの楽しみとしながら、一人で生活をしてきました。
十数年前、実の弟と、長女(私の姉)を突然の事故と病気で亡くした頃を境に認知症の症状が現れてきました。
次第に一人での生活が困難になり、この数年はグループホームでお世話になっていました。
息子として、生前の母にどれだけのことがしてあげられたのか考えると胸が痛みますが、永遠の眠りについた母の顔は、安らかで観音様のように美しく、90年の人生を清貧に生き抜いた母の、人生そのものを表しているかのようでした。
母にとっては、ささやかながらも満ち足りた人生だったのかもしれません。

葬儀を済ませ、諸々の後始末をしているさなか、あの未曾有の大災害が起こりました。
更に、追い打ちをかけるように長野県北部の大地震。

その日が来ることを覚悟し、まさに天寿を全うした母であっても、失った後の空虚感は大きなものでしたのに、今まで元気だった家族や友人を突然に失い、更に、生活すべてさえ失ってしまった被災者の皆さんの心中を察すると言葉が出てきません。
ただただ、頑張ってくださることを、心よりお祈りするしか術がありません。

京都へ戻り、遅れている仕事も少しずつ再開しましたが、ブログの再開にはもうしばらく時間がかかりそうです。
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信州への旅

2020-10-21 22:29:35 | 故郷信州にて

信州への旅、とは言っても実は実家への帰省。
目的は、夏来れなかった実家の庭の草刈りと墓掃除。
目的はともあれ、折角この季節に信州へ行くのですから、楽しまない手はないと、
行く道も八ヶ岳をまわり、清里へ



久しぶりに訪れた清泉寮
人気のジャージー牛のソフトクリームを食べてみましたが・・・昔より味が落ちたような・・・



曇っていましたが富士山も見え



野辺山からの八ヶ岳は雪景色でした。

翌日、家の庭の草刈り、お墓の草刈りとお参りを済ませ、晴天に恵まれた翌々日は、故郷の秋を求めて八ヶ岳の懐へ。
まずは白駒の池へ。



ここは標高2,100m以上の湖としては日本最大の天然湖で、昔、11月の下旬には全面氷結しスケートができました。
一週間前には湖に映る紅葉がきれいだったようですが・・・
この間の冷え込みで、すっかり冬の景色に。
道ばたには2~3日前に降った雪がまだ残っていました。

白駒の池から少し下り、八千穂高原自然園へ。



ここは紅葉のピークを少し過ぎたところ。



園内にある遊亀池。水面に紅葉と青空が映りきれいでした。



園内をゆっくり巡り、何十年ぶりかで故郷の紅葉に身を浸すことができ、
キノコやアケビを取りながら、色づいた山々を歩いた子どもの頃の思い出が蘇ってきました。



昨年の台風19号で谷川が氾濫して大きな被害を受けた佐久市入沢の上流にある高校時代の友人の家にも行って来ました。
崩落した家の前の道路も補修されて車も通れるようにはなっていましたが、まだまだ復旧半ばというところ。
退職後、農業委員をしながらお父さんの残した果樹園で、貴陽やプルーン、リンゴなどを作っています。
中学校時代の友人とも再会し、近況を報告し合いました。

気になっていた実家やお墓の草刈りもすみ、友人との旧交も温め、故郷の秋に戯れた4日間の充実した旅でした。
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栄村へ

2020-01-28 22:00:02 | 故郷信州にて
先週の土曜日から3日間長野県の北の端、栄村へ行って来ました。
栄村と言えば長野県一の豪雪地帯。
今頃が一番雪の多い時期で、例年なら積雪が2mは越えている時。

今年はご覧の通り異常なまでに雪が少なく、道路脇に数十センチ残っているだけ。

この旅の目的は、栄村で暮らす長女が、2年間のザンビア生活で知り合った青年と結婚することになり、初めての顔合わせ。


今の世の中、国際結婚は珍しくないとはいえ、結婚までの手続きはなかなか大変。
さらに、結婚後も生活週間、言葉の問題、仕事等様々な困難が待ち受けていることでしょう。
でも二人で力を合わせ、きっと時代を切り開いていってくれることでしょう。
二人の幸せを願い、われわれも親として見守っていきたいと思うのです。


そして翌日、私だけ、栄村の発展のため? さかえ倶楽部スキー場へ今シーズン初滑りに。


さかえ倶楽部スキー場はリフト3本の小さなスキー場ですが、なかなか滑り応えのあるスキー場です。
2時間ほど滑っただけでヘロヘロ。歳・・ではなく日頃の運動不足を痛切に感じました。


帰りには長野へ寄り善光寺に初詣?
普段は神仏に祈るということはしないのですが、この日ばかりはささやかなお願いを。
妻も事を祈ったようです。

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佐久への帰省 つつき

2019-11-05 23:05:09 | 故郷信州にて
11月1日京都を発ちまず訪れたのは、上田の小岩井紬工房
夏にお邪魔した「わたしと紬とあかりとUEDSILK展」の小岩井カリナさんの工房です。
上田も、上田電鉄の鉄橋が落ちるなどの大きな被害がありましたが、小岩井さんのところは幸い大きな被害は無かったようです。


たくさんの紬の反物


上田紬で造られたいろいろな小物も並べられていました。

今回のお目当ては、ネクタイと、名刺入れ 
前々から上田紬のネクタイが欲しかったのですが、漸く巡り会うことができました。


二階の工房も見せていただき、いろいろお話しを伺いました。

幼い頃より身近で行われていた養蚕と結びついた伝統工芸、いつまでも続いていってほしいものです。
カリナさんありがとうございました。

翌日、実家に寄った後、八千穂高原に足をのばしてみました。

高原の紅葉は終わりかけていましたが、モミジと白樺と唐松が青空に映える、ここならではの大好きな秋の風景です。


そして。この燃えるような唐松林の紅葉も好きな晩秋の風景です。

今回の旅の元々の目的は、高校の50周年記念同窓会

同窓生約300人の内、約100人が集まりました。
まさに50年ぶりに再会した友もありましたが、すでに1割の卒業生が亡くなられていました。
親しかった森川君もその一人。なんとも寂しいものです。

美しい自然と、その自然による災害(人災の部分もあるでしょうが・・・)そこで暮らす人々の営み。
私を育んでくれた仲間達との再会・・・

いろいろな思いの交差した3日間の旅でした。

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佐久へ帰省

2019-11-04 22:33:43 | 故郷信州にて
11月1日より、故郷へ帰省してきました。
台風19号で大きな被害を受けた長野県佐久穂町が私の故郷。


実家の近くを通る国道は路肩が千曲川によって削られ一時不通でしたが、復旧工事が進められ交互通行ができるようになりました。


それでも、木工所の倉庫は未だ傾いたままで、削られた堤防はかなりの範囲にわたっていました。
国道が削られたのは、昭和34年の伊勢湾台風以来です。

妹の家にも寄ってみました。家自体はかろうじて浸水は免れたという事でしたが、家の近くの谷川(やがわ)沿いは道路や橋が落ち、未だ通行不可でした。
行方不明になられた三石さんも、小学校へ土嚢を取りに行った帰りこの谷川沿いの道が崩れ軽トラごと川にのみ込まれたようです。
今日、8キロほど下流で遺体が発見されました。  ご冥福をお祈りいたします。合掌


幸い実家は雨漏り等はあったようですがたいした被害もありませんでした。
町も停電、断水等は漸く解消しJR小海線も全線で運転が再開されましたが、
町の生活の全面復旧にはまだまだ時間が掛かりそうです。
一日も早い復旧を祈るばかりです。

つづく
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上田市武石へ

2019-08-02 21:07:11 | 故郷信州にて

昨日までに草刈りを済ませ、今日は上田市武石へ行ってきました。
いまは上田市と合併しましたが、前身の武石村は、明治22年に私の曾祖父市川正令が初代村長として赴任した村
一度訪れて見たいと思いながら今日まで果たせませんでした。

今日行ったのは、武石ともしび博物館


ここで今日から開かれている「わたしと 紬と あかりと UEDA SILK展」

上田紬の技術を継承されている小岩井カリナさんのFaceBookで開催を知りました。


伝統的な上田紬の織物や、カリナさんの美しい色彩の紬などが多数展示されていました。
会場にはカリナさんもおられ、いろいろお話しを伺うことができました。


着物だけで無く、上田紬を使った小物もいろいろ並べられています。




美しいバック。「気に入ったものが見つかった!」と妻も大喜び。
実は私が上田紬の名刺入れやネクタイを見たかったのですが、今回は展示されていませんでしたので、次回帰省した時に工房の方にお邪魔させていただくことにしました。


三人で記念写真も撮らせていただきました。


今回の企画展では、上田紬の歴史や、上田の養蚕などに付いての展示もされていました。


係の方からにいろいろ説明をしていただきましたが、一口に絹の糸と言っても、生糸、絹板、絹紡糸、紬糸などいろいろあることを知りました。
子どもの頃養蚕は近所で普通に見られ、蚕をもらって自分でも繭に育て小遣いにしたこともあるくらいですが、今はこの地域に養蚕農家は無くなってしまったと聞きました。
養蚕のあの大変さを思えば仕方の無いことかも知れませんが、なぜか寂しさを覚えました。

美しい上田紬を拝見し、上田紬や蚕糸文化についても勉強でき、素晴らしいひとときでした。
カリナさん、お世話になったスタッフの皆さんありがとうございました。

「わたしと 紬と あかりと UEDA SILK展」は10月27日まで開かれています。
信州においでの方は是非どうぞ!






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草刈り

2019-08-01 22:11:49 | 故郷信州にて
昨日より実家のある佐久に帰り、今日は朝からお墓の草刈り。

佐久市大沢にあるお墓の北側には佐久平が広がり、今日は雲に覆われていますが浅間連峰が広がります。
私の母校の野沢北校もすぐそこに見えます。


一年ぶりに訪れたお墓は一面の草に覆われていました。
ここに、高祖父からのお墓がならびます。


20坪ほどの広さがあるので,刈り払い機が大活躍。


ただ、お墓の後ろはここ数年で土砂が少しずつ崩れ、藪が迫ってきています。
手入れをしないのなら、そろそろ返しなさいと自然に言われているようです。
この地で育っていない子ども達以降の世代になれば、大自然に飲み込まれていっても仕方がないかな・・と思いますが、まだしばらくは自然にお返しするわけにはいきません。


裏の藪も払い、少し綺麗に?しました。

この後、昨年亡くなった森川君のお墓参りに行き、ちょうどお参りに来ていたお姉さんに会うことができました。
午後からは実家の庭の草刈りと、網戸の貼り替え。
夕方まで掛かり、今回の帰省での仕事がほぼ完了しました。

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