木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

月見の煎茶会

2018-09-25 11:39:13 | 煎茶
伝統工芸展の余韻もさめやらぬうちに月見の煎茶会を迎えました。
今回黄檗賣茶流のお茶席は、黄檗山萬福寺の黄龍閣真空の間。5月の大煎茶会の時煎茶工芸展が開催される会場です。


今回の席主は大澤淡仙先生。
設えは、稲穂やそれに見立てたススキ、そして灯りで秋の実りを表現したそうです。
手前座や煎茶棚には小生の作品も使っていただきました。


4時から始まったお席は、毎回たくさんのお客様に入っていただきました。


お茶会も大変国際色豊かになってきました。
残念ながら見ることはできませんでしたが、会場ではフラメンコのライブも行われ、演奏者の方もお席に入っていただきました。

それどころか今回、ドイツ人のUさんをはじめ流の中国支部の3人もお手前をされました。
いずれも若い女性で、日本の文化に対する関心の高まりを感じました。


小生もお手伝いさせていただきました。
緊張しながらも気持ちを集中させ静かにお茶を淹れる、なぜか心地よさも感じた時間でした。
お世話になりました皆さん、ありがとうございました。

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日本伝統工芸展が始まりました

2018-09-22 22:59:47 | 伝統工芸展
日本伝統工芸展が始まりました。

毎年二日目の午後には木竹工部の研究会が開かれ、参加をしています。
鑑審査の先生から全体の講評をはじめ、作品やスライドを見ながら具体的な話しをしてもらえます。
昨年からは入選した作品についてもスライドを見ながら具体的に指摘してもらえるのです。
私の作品も取り上げていろいろ指摘していただきました。こんな嬉しいことはありません。
課題や詰めの甘さなどを痛感し、大変よい勉強になりました。
また、会場やレセプション・木竹工部懇親会などで全国から参加されている皆さんとも親しく交流できるのもこの機会ならではです。
お世話になりました先生方、皆さんありがとうございました。

会場へは大学・高校・中学校の友人が来てくれました。

作品の前で記念撮影。(許可をいただいています。)
故郷の佐久から小学校時代の同級生も駆けつけてくれました。
とても楽しい時間をすごすことができ、嬉しい限りでした。ありがとうございました。


2日目の朝、駒込にある煎茶道の正風流の先生をお訪ねしました。

これは今年の春にお納めした立礼の卓。
黒漆で仕上げた折りたたみ式の卓で、お茶会を始めお稽古場でもお使いいただいています。


今回持って上がったのはこちらの棚。
卓の脚に嵌め込み式なのですが、短かったので長いものにお取り替えしました。
先生は、高齢にもかかわらず大変お元気で、煎茶のほか抹茶やお花などの師範もされ、忙しく活動されています。
そんな中でも、もっと学びたいという強い意欲を持っておられる姿には大いに励まされました。


この機会に行って見たい展覧会もあったのですが、
今回は同じ三越の美術画廊で開かれている藤嵜一正先生の「酒器展」
銀座和光で開かれている田辺竹雲斎さん他の「融合する工芸」に行けただけでした。
素晴らしい作品の数々をゆっくり拝見する時間がなかったのが残念でした。

密度の大変濃い2日間があっという間に過ぎ、たくさんのことを学んで京都に帰って来ました。



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レコード収納棚の制作

2018-09-13 21:11:21 | 木工
2年半前の自宅のリフォーム時に計画していた、レコード収納棚の制作にようやく取りかかりました。
実はこれができないとリフォームは完結せず、一部屋は物置状態なのです。
2年前に、板の木取りははじめたのですが、その後やりかけになっていました。
材は栗。丸太一本分を十数年前に購入し、外積みしていたために一部に腐れが入っていた板。
この際使ってしまおうと思ったのですが・・・。


作り始め、材料の量とその重さに框組にしなかったことを悔やみましたが、後悔先に立たず。
栗だけではとても材料が足りず、集成材を接ぎ合わせました。自家用なので材料費節約です。
下段の部材の刻みが完了。

部材加工が一通り終わったところで仮組みしてみました。

地板に仕切りと下棚板、


さらに上抽斗棚板をはめたら、


横に倒して左側板を組み、


右側抽斗の桟を取り付けながら、右の側板を組み、


90度回転させると、こちらが正規の向き。 上の抽斗の仕切り板を取り付け、


天板を乗せて仮組み完了。
深い抽斗を横に3つ、やや浅い抽斗を右に5段つけました。
巾120cm、奥行き46cm。この上に高さ140cmの上段の棚が乗ります。


抽斗の前板、扉の框の木取りまで進みましたが、ほかの仕事に合間にやっていくのでこの先いつまでかかるやら・・・・。

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第65回 日本伝統工芸展

2018-09-11 22:29:47 | 伝統工芸展
第65回日本伝統工芸展が9月19日から始まります。



9月19日(水)~10月1日(月) 
東京・日本橋三越本店 本館・新館7階催物会場

今回は「欅拭漆小箪笥」を出品し入選することができました。
お出かけのついでがありましたらご高覧下さい。
20日(午前)、21日に会場に行く予定です。

なお、展覧会はその後
10月3日(水)~8日(月)名古屋栄三越
10月17日(水)~22日(月)京都髙島屋
10月26日(金)~11月4日(日)石川県立美術館
11月7日(水)~11月12日(月)大阪髙島屋
・・・と全国を巡回します。


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