木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

テーブルの修理

2015-06-30 18:58:59 | 
我が家で長年使っているテーブルの漆の塗り直しをすることにしました。

栃の一枚板で拭漆仕上げ。
25年以上の使用で、天板のよく使う場所は漆もすっかり取れてしまいました。
脚には椅子の当たったへこみなどありますが、塗り直す必要はないようです。
多少の板の反りはありますが、がたつきなどはほとんどありません。


まず、240番の耐水ペーパで研ぎ直し。


表面の傷はすべて取り切れませんが良しとします。


生漆をしっかり吸わせ、残った漆はへらで取って乾かします。
乾いたら次は400番で再度研ぎ。
そして摺りを重ねて・・・


元の輝きがよみがえりました。
少し厚めに拭いたのであと20~30年は大丈夫でしょう。
車もこのくらいは使えてほしいものです。

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愛車レガシィ

2015-06-21 23:35:10 | その他


愛車レガシィ250T
2000年7月登録なので間もなく15年、走行距離は183,000kmを超えました。
税金は昨年から、15%UP! 普通価値が下がれば税金も安くなるはずなのに、どうして上がるのだ!
車検が近づき、見積もりに行ってきました。
しばらく待たされ、提示された金額は、な、なんと 66万円!
エンジンのオイル漏れがひどく、そのほかいろいろな箇所に破損や破れが・・・・そういえばエンジンチェックランプも時々付きっぱなしになっていた。
タイミングベルトの交換時期も迫っている・・・どれも安全に乗り続けるためには必要な修理だそうだ。
その上、これ以外にいつどこに不都合がでても仕方がないという。
この車、低速のトルクが厚いので、軽くアクセルを踏むとスタートは静かに気持ちよく加速していく。
大きさも5ナンバーサイズなのでちょうど良く大変気に入っている。
なんの迷いもなく車検を通すつもりでいたのだが・・・。

ところで最近もっぱら活躍している軽トラック。

走行距離がご覧の通りに。
何か良いこと起こるのでは・・・・・・起こらなかった (;_;)

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伝統工芸木竹展へ

2015-06-12 17:40:52 | 伝統工芸展
上京するときはいつも格安新幹線を利用。安いのは良いのですが、朝が早く、東京駅へ着くのは8~9時。
そこで、この機会にお上りさんよろしく東京駅を見学しました。

2007年から改装されて重厚感のある姿になりました。


もう一箇所見たかったのはこのドーム。
駅構内とは思えない美しい空間が広がっていました。・・・京都駅の空間とはちょっと違う・・・

木竹展は10時開会。会場にはすでにたくさんの方がお見えでした。
作品を一つ一つじっくり見せて貰いました。
中でもやはり受賞作は心を引きつけるものがありました。
午後からは研究会。鑑審査の先生方の講評や参加者の質問に対する答えなど、大変学ぶことが多かったです。
それを自分の作品に当てはめて見直すと、いろいろ課題も見えてきました。
早速帰って本展に向けての制作に生かして行きたいと思います。

午後4時からは表彰式。今回近畿からは3氏が受賞されました。

おめでとうございます。
これでまた、木竹部会も潤います。


レセプションでは受賞者一人一人の挨拶がありました。
その後2次会へ。
石川支部の皆さんに、氷見晃堂先生、灰外達夫先生の事や刃物についてなど大変興味深いお話しを聞くことができました。

翌11日。午前中の予定がキャンセルになったので、国立近代美術館工芸館へ行ってきました。

「近代工芸と茶の湯」展が開かれています。
会場には200点近い作品が展示され、大変見応えのある展覧会でした。
中でも、氷見晃堂の唐松砂磨茶箱は写真ではよく見ていましたが実物ははじめて。
何ともいえない気品と暖かみが漂うその姿には本当に感動しました。
そのほか、加守田章二の壺をはじめいつまでも眺めていたい作品がたくさんあり、時間があっという間に過ぎてしまいました。

美術館を出てお堀端を歩いていると、皇居東御苑に入れることがわかり入ってみました。
もちろんはじめて。
北桔橋門で参観証をもらって入ると、目の前には天守台。
こんな所に天守台があったとはちょっと驚きです。


天守台から二の丸庭園に。


園内には巨木も残り、都心とは思えない緑の森が広がっていました。


石垣と緑のコントラストも美しい。

この後大手門を出て木竹展の開かれている三越へ戻りました。
良い?大汗をかきました。

午後、いつもより早めに帰路に。

帰りの新幹線で富士山を見たのは久しぶりです。

2日間良い刺激を受け多くのことを学び、本展に向け今日から再稼働です。
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草刈り

2015-06-07 23:10:22 | 炭山
今日は工房のある炭山町内会恒例の草刈り。
9時に八幡宮に集まり、2方向に分かれ作業開始。

道沿いの草を草刈り機で刈った後から、熊手やほうきで集めて片付けます。
今回は参加者が少ないようです。


炭山に入る府道の両側には落ち葉や土が積もっていました。
ひっきりなしに通る車に注意をしながら頑張りました。
終わる頃、「ここは府道だからしなくても良かったのに・・・」と言う声が・・・


でも、綺麗になった道路は気持ちよいものです。


こちらもきれいになりました。
こうして住民の力で美しい里が守られています。


終わった後は八幡宮に集まり、お茶やジュースで一息。ビールではありませんぞ。

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杉座卓削り直し

2015-06-06 21:15:06 | 木工

制作中の折敷。縁の目違いを払い、面を取って木地が完成。あとは塗装だけ。

もう一つ。

汚いこの杉の座卓。もうかれこれ30年近く前に作り、自宅の居間で使っていたものです。
特に注意を払うこともせず、家族みんなでどんなことにも使い放題。柔らかい杉ですから表面は傷、穴だらけ。
小品展のDM撮影の台として使うかもしれないということで、この機会に天板を削り直すことにしました。


荒仕工、中仕工と、平面を出しながら削りに削り・・・・


仕上げました。
完全に傷が取れたわけではありませんが、自宅で使うのですからこの程度にしておきます。
脚はそのままですが、外すのも厄介なのでとりあえずは良しとしましょう。
塗装は前と同じオイル仕上げにします。
久しぶりの鉋掛け、明日は腕が筋肉痛になるかも。
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伝統工芸木竹展

2015-06-05 21:08:28 | 伝統工芸展
来週10日より、第15回伝統工芸木竹展が開かれます。




10日(水)および13日(土)には展覧会監査委員の先生による作品解説も行われます。
是非多くの皆さんにご覧いただきたいと思います。

今回私は「神代楡寄木象嵌箱」を出品しました。ずっと温めていたイメージを象嵌にしてみました。
10日~11日に上京する予定です。
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折敷の制作

2015-06-02 22:50:19 | 木工
8月6日から開催される近畿支部小品展のDM撮影用に、急遽「折敷」を制作することになりました。

材料はタモの杢板。単板では反りが出るので、合板にすることにしました。
バンドソーで約2.5mm厚に挽き、


間に約3mm厚に仕上げた朴の板を挟みました。


プレスがないのでいろいろ考えた結果、大きめな定盤を手に入れこれを使うことに。


クランプで圧を加えれば下手なプレスよりgood!
ただ、その重さが腰にこたえるのが玉にきず。(>_<)
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