木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

「木工芸の技と美」終わりました。

2022-08-16 15:51:36 | 木工芸
11日から開催していた「木工芸の技と美」展が昨日15日終了しました。


コロナ禍の急拡大と猛暑にもかかわらずたくさんの皆さんにおいでいただきました。

作品をご覧いただき、木工芸の技と美に少しでも触れていただくことができましたら嬉しい限りです。
いろいろなお言葉や励ましをいただき、次への力となりました。
ありがとうございました。
来ていただいたのに会場に居らず、お目にかかれなかった方には大変失礼を致しました。

昨日最終日。聾学校時代の教え子が東京から友達と一緒に駆けつけてくれました。


卒業して23年、かれこれ20年ぶりの再会です。
元気で逞しく働いてくれている様子、とても嬉しかったです。

会場の髙島屋美術画廊の皆様には大変お世話になりありがとうございました。
次回のお話しもいただいております。
それまで頑張って制作を続けていきたいと思っています。

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「木工芸の技と美」展

2022-08-06 23:17:57 | 木工芸
「木工芸の技と美」展が迫ってきました。
出品作品制作に必死(?)の毎日!
作品を少し紹介します。

唐木小箪笥


伝統工芸展の出品作品との連動制作です。
今まで装飾の一部に使っていたパロサントという緑の木を箪笥の外枠に使ってみました。
比重が1.0前の大変硬い材なので普通の鉋では削れず、立鉋を使います。


隠し蟻の留めを削る鉋も刃を立てて仕込みました。

パロサントには大変油分が多く含まれていて、そのまま抽斗の外枠として使うにはいろいろ問題があります。
そこで、まず油抜き。重量比で5%(水分も含めて)ほど抜くことができました。


もちろん完全には抜けませんので、桐で内箱を作り中に嵌め込む「宮作り」にしました。


完成した小箪笥


抽斗にも唐木の寄木象嵌を施しました。

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