大空を見上げて

日頃感じていること

秋風

2010-09-24 | Weblog
 寝苦しい暑さから一変今朝は肌寒さで目が覚めた。
いよいよ本格的な秋が来たと感じながら、朝食に人参、バナナ、きなこ、牛乳をミキサーに我家特性ジュースを作るのが知らない間に私の役目になった。
食パン一枚とこのジュースが私達夫婦のここ何年かの朝食である。
やがて、お早うと言いながら起きてきた妻が私の弁当を作りながら寒い、寒い!と一枚羽織っていた。

昨日は国体開会式のリハーサルがあり、県内の高校生パフォーマンスや県職員ボランティアが雨の中一万人集まった。
私も役員として朝から出かけ一日忙しく夜7時に帰宅した。
待機時間が結構あって、あるボランティアで警備している36歳の若者の話を聞いた。
九州から3年前に東京に出てきたそうで、既に幼い時両親は離婚、育てられた母親も亡くなり天涯孤独だそうで田舎で中小企業の会社にいたが倒産したとの事。
上京して仕事を幾つも変えて、現在警備会社に派遣社員として勤務し休日返上して一生懸命働いても手取り15万位、ボーナスなし、アパート代や食費等いろいろで月3~4万でやっていて貯金ゼロとの事。
若者は言っていた、正社員等になれる見込みもなく彼女もいないし結婚なんてとても考えられない。
月2回の休みは浅草や渋谷の街を歩きマクドナルドで食事をするのが楽しみだと。

時間がきたので「じゃぁー!」と握手して別れたが「頑張れ!」とも言えなかった。
やはり、国が早急に何とかしないと真面目に一生懸命働いても夢が持てない社会になると思いながら秋風の冷たさを感じ帰宅した。

*マリナーズのイチロー10年連続200安打達成のニュースが流れた今年36歳との事。
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