紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

台風21号 みかん山が大変なことに・・・

2018年09月06日 | 田舎暮らし&家族

台風一過の翌朝に近隣周辺を軽トラで見回った。その時は倒壊した家屋も目につかなかったし、ミカン畑も老木が倒れている程度で、道路には障害物もなかった。不安におののいたが、「非常に強い台風」と言われていただけに不幸中の幸いだったと思っていた。

その後、被害状況がわかってきた。車で通り抜けた時は気がつかなかったが、屋根瓦の一部が飛んだり、カーポートの屋根が吹き飛んだり、作業小屋が倒壊したり、板壁や窓が暴風雨にたたきつけられ隙間から雨水が大量に侵入したりの被害がご近所さんから次々と耳に入ってきた。無傷に近い家は少ないことがわかってきた・・・

自宅から離れた段々畑の「みかん山」を見回りに行った農家は、ミカンの樹木がアチコチで倒壊している光景を目にし呆然としたとのことだった。段々畑の斜面は平地と違って猛烈な風が吹いたらしいこともわかった。倒れた木を起こしたり、折れた枝を処分したりの作業がいつ頃終わるのかさえ、見当もつかないという農家も多い・・・

段々畑の「みかん山」の農薬散布や灌水作業を省力化するため、我が地区では、約50年前、全国に先駆けて共同でスプリンクラーを設置した。我が家の「元みかん山」もスプリンクラーを設置していたが、今は山林となっているのでバルブを閉めている。今回の台風21号で、そのスプリンクラーがアチコチで折れていたり、倒れたミカンの木が被さって破損したりの大変な被害が出ている。これほどの大きな被害は、設置後50年間で初めてのことだった。

町内ではまだ停電が続いている地区もある。台風21号の「爪あと」は、多くの人の心にも「傷跡」を刻んでいったことは間違いない。

そんな状況の中、来週予定していた青春クラブの「グランドゴルフ大会」は、今日、会長と相談して中止に決めた。

朝の3時過ぎ、我が家の地震警報器が大音量で「道南の緊急地震速報」を伝えた。飛び起きてすぐにテレビをつけた。巨大地震には唖然とするばかりだった・・・明るくなってからのテレビ報道を見て胸が痛む思いがした・・・