デパート内の私
今日は時計の修理が出来上がる約束の日である。
朝食のレストランは客の人数が少ない様に思うが、何時もの同じ時間で有るのだが、
同じようなメニューであるが、タイでの朝食でオレンジジュースが美味しく感じる。
気候のせいか乾燥しているので、日本では余り飲まないコーラはタイでは美味しく感じるが。
日本より甘く感じるのは、甘いのが好きな国民のせいかもしれない。
部屋に帰り彼女は、スマートフォンの動画を見ている、それを見ながら面白い場面が有れば、
一人で大声で笑っている。
たまに私の所に持って来て見せてくれる。
デパートの開店時間が近づいて来たので、BTSに乗るため駅に向かうが、
初めは安全の為、陸橋を渡っていたが遠廻りになるので、近頃は横断歩道を渡っている。
タイの車は止まってくれないので、タイミングが大事でドキドキしながら、
渡るのもスリル満点で有るが、失敗すれば大事となる。
タイ人は渡る人は少なくファラン(白人)が多い。
チェトロム駅に着いてBTSの下に出来た道を渡り、デパートに入って行く。
今日は彼女と一緒である。
彼女がいると何かと便利である、
時計の修理の受付に行くとまだ誰も来ていない。
暫くして隣の人が尋ねて聞いて来る、彼女に渡した支払い済みの領収書を見せてタイ語で何か話している。
電話を掛けて話している、そののち今、此方に向かっているから、少し待てと言ってくる。
椅子に座って暫く待って居ると、係の人が来たが修理をしてくれた人と違う。
少し不安になるが、鍵が掛かった引き出しから、修理済みの時計が数個ある。
その中から私の書類の番号の時計を出して来る、それを渡してくれる。
一瞬ドキッとするが時計は動いている、約束通り修理してくれたのだ。
修理代は高かったが期日までに直してくれて、タイ人の腕を見直した。
ピサノロークのデパートでは、私が帰る日まで間に合わず、この度彼女が持って来てくれたのだが。
これで一安心である。