チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

お隣シンセンでは 中国

2011年01月31日 06時42分08秒 | 香港

晴れ、11度、58%

 

 中国が世界第2の大国等と言われはじめ、その中国でありながら特別扱いを受けている香港。中国に行くのにパスポートは必要。香港の町にあふれる中国人観光客の購買パワーは、往年の日本人のそれををすでに越している。シャネル、ビトン行列をしているのはみな、中国人。香港にいると確かに、新聞の文字や媒体の伝えるところより、中国パワーをより感じる。

 香港の隣接地、シンセン。家人の会社の工場や、事務所もあるので、行くことはある。とはいっても、パグ犬ももが我が家に来て以来、用事だけを済まして帰ってくる。結婚式に出て、とか、人と一緒にご飯をしてすぐに香港に戻ることが多かった。

 先日、たった一日だけど、街中を歩く。埋め立てや地下鉄、ビルの建設は車に乗ってみているだけでも分るけど、実際に歩いてみると、その町の変わりよう、人の変わりように驚くことばかり。上の写真のショッピングアーケード、5つのビルがアーケードを構成していて、端から端まで1キロほどある。

  大きさにも驚くけれど、デザインのよさにまた目を見張る。中国、中国していない。

 

  こちらは、以前から白人の多い地区に開発されたオフィス街。

  建物も、町の景観もとてもすっきりとしている。

 お金を持っているのも、知識があるのも中国の一握りの人たちに過ぎないと思っていたものの、中国全人口の一握りとは、その数は小さな国の人口に匹敵するはず。

 一週間ほど前、アメリカのオバマ大統領は中国、インドにアメリカは抜かれることはない。といっていたけど、果たしてどうだろう?

 北京、上海にも最近は行っていない。広州すらご無沙汰している。中国のほんの一角シンセンの町の移り変わりを、目の当たりにして、自分自身にも、そして、外から見ている日本にも何か考える。

進化して変わっていくこと、便利になること、自然破壊も伴うけれど、決して悪いことではない。町がきれいになっていくのと同じように、女性の姿が美しくなっていく。同じ女性として、中国の女性が明るい服を着て化粧をしているのを見て、とても嬉しく思う。

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年末 香港 (3)

2011年01月30日 12時58分39秒 | 香港

晴れ、13度、49%

 昨日のの午後から、シンセンに一晩泊まりで行っていました。行きは家人と一緒にバスで。香港の中心からボーダーまでおよそ25分。国境は歩いて渡るのですが、電車の次に速くつきます。帰りは、マカオより香港に近い蛇口から、フェリーで一人で戻ってきました。

  ここは蛇口のフェリー乗り場。このフェリーに乗ります。

  海の色は土色をしています。今に始まったことではなく、ずっと。

このあたり、パールデルタ、珠江の河口一帯は、この土色の海が広がっています。向かうは香港島のマカオフェリーの付き場。およそ1時間の船旅です。

 埋立地やこのデルタ地帯に新しく架けられる橋の工事を見ながら進みます。

 香港空港への青馬大橋。 フェリーの窓が汚くてよく撮れなかったのですが、美しい橋です。

 香港に近づくと  コンテナ基地があちらこちらに見られます。

 香港といえば、観光都市ですが、もうひとつの顔が、中国華南地区の物流の窓口です。今でこそ、シンセンにその役割を譲ってきてはいるものの、いまだに大きな割合を持って、物流基地として働いていることを、感じます。

  今、香港で一番高い、WFC。ああ、戻ってきたと、たった一晩なのに懐かしい香港。

  ここが、香港島からマカオへ向かうフェリー乗り場。マカオばかりではありません、蛇口や中山などパールデルタに向かうフェリーが忙しく発着します。マカオへは15分に一本の割合。なんと慌しい町でしょうか。

 このフェリー乗り場の上は、マカオに向かうヘリコプターの乗り場です。マカオのカジノで儲けた人が乗って帰ってくると、言われているもの。運よく、ヘリコプターが戻ってきました。

  年末に、賭け事で儲かったら幸運ですね。

 ここから、我が家まで車でも10分足らず。

 戻ったら、 入り口にみかんと、芍薬。

 入ると、 桃の木です。今年は寒いので桃、芍薬の花のつきはいまひとつです。      

 

   エレベータの前にも、みかんと菊の花。みかんの木についている赤い袋は、利是といって、お年玉の袋です。一番初めの写真は昨晩泊まったホテルの桃の木。

 中国中、春節に向けて、まっしぐら。

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年末 香港(2)

2011年01月29日 06時11分12秒 | 香港

晴れ、11度、55%

  もうすぐお正月。中国人、香港人がお金を使うのは、もちろん花ばかりでない。おいしい食べ物とりわけ、珍味と呼ばれるもの。正月にしか食べないようなもの。

 ここ数年、発財鍋などと呼ばれる鍋物がこの時期になると、料理屋でも出される。発財、お金が入ること。あわび、牡蛎、海鼠、しいたけなど乾物も使って、土鍋いっぱいに作られた鍋物。

 旧正前の、上環の干物市場に出向くと、いつもと違った風景。魚の干物の類は姿を消して、高いあわび、海鼠が前面に顔を出す。お値段も、お祝儀価格。今年は、随分高く感じる。

  海鼠。沢山の種類。日本のとげ海鼠も、2番目くらいに高い。

 

  ふかひれ。日本の合成ふかひれが一番安く売られている。

 

  牡蠣。日本の牡蠣は、大きすぎず値段は高い。

 

  干しえび。だしにもなるので、何にでも使える。

 桜海老を求めに行ったわたし。店先から、姿を消している。だって、安いものですから。

  この時期のスナックなるもの、かぼちゃの種。通常はこんなに大袋で売ってはいない。最近は正月前でも、小袋に入れて、売られている。丸いふたつきの入れ物にこのかぼちゃの種や、蓮の実、レンコン,人参の砂糖がけのお菓子を入れて来客に勧める。

 香港の人たちが、こうして祝う正月、町の空気がちょっと違った賑わいを生み出している。私は、毎年、異国人として、この季節を楽しんでいる。

 

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年末 香港

2011年01月28日 06時26分57秒 | 香港

晴れ、15度、84%

 

 いよいよ来週の木曜日は旧正、春節です。つまり、今、香港は年末真っ只中。車の多さには閉口です。要するに、トラックや荷物を運ぶ車。2月3日から3日間そして日曜日も含めて4日のあいだ香港は休日です。お店は、正月2日ごろから開くようになりましたが、輸送関係はお休みです。ほんの10年前までは、店の休みが正月の10日、15日なんていうのがざらでした。時代の流れで、慌しくなっていきます。とにかくこの休み旅行に出かける人もたくさん。おかげで、香港居残り組みは、いつになく、穏やかな毎日が送れます。

 交通渋滞の中、花市へ。正月に花を飾る、日本も同じですが、もっと香港の人は、花に対する思い入れが大きいように思います。この正月の準備に、給料の一か月分以上を費やすとも言われています。

  菊の鉢植え。

  水仙の寄せ植え。

  五家一堂、木の実です。五世代が一緒にと言う意味で、子孫繁栄、子宝に恵まれるようにとこの実を飾るのだそうです。色もきれいですし。

  木に付いたまま、ぶら下げてありました。

  猫柳。なぜか赤だの青だのの色をつけたがる香港人です。猫柳、一年以上持ってくれます。

  開運竹。などと呼ばれお金が入ってくるとか。

  どこの国でも、正月には縁起のいいこと、願い事がかなうようにと準備するのですね。

 実は、旧正の花で大事なものが2つ欠けています。 桃とみかんの木です。2つとも山のように花市に積み上げてありました。でもネットの覆いがかぶっていたので、写真には撮りませんでした。 丁寧な掃除をして、花を飾るのは年末の27日か28日。これも日本と同じですね。

 周りを見るとクリスマス前は、白人の方が大掃除、正月前は日本人が大掃除、旧正前は香港人たちが大掃除。結局、みんなの波に乗って私も大掃除。

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Challah ジュウイッシュのパン

2011年01月27日 06時33分23秒 | パン

曇り、14度、82%

 

 なにやら縄を巻いたようなムクムクパン。これはジュウイッシュの新年を祝うパンです。普段でも食べられるのですが、このいい事が巡りますようにと意味を持った形は、お正月のもの。

 この卵パン、いろいろ試したのですが 

 最後にたどり着いたのがこのレシピ。1992年 SeptemberのBon Appetitの記事です。

 卵もオイルも入ります、ほかのレシピと違ったのが蜂蜜を使うところ。ドフを伸ばして80センチぐらいの紐にして巻きます。

  発酵時間がとても長く、3次発酵を終えてオーブンに入る前。

 オーブンに入れると、これがまたガット持ち上がって膨らみます。最後には18センチの横幅に高さが15センチほど。

 私、家で焼くパンにつやは必要ないと思っているのですが、このパンだけはエッグウォッシュします。

  きめが細やかで、しっとり。

  歯がキシキシするような、固いパンも急に食べてくなりますが、リッチな生地のパンはすんなりとおなかに入ってくれます。

 この大きさと、形がお気に召さない家人、めったに私の焼いたパンは食べないのですが、文句を言います。そこで最近は、4分の一の丸い形で登場することが多いのです。

 でも人種が違っても、いい事が巡るようにとパンにこめる気持ち、変わりませんね。

 今年のジュウイッシュのお正月、Rosh Hashanahは9月28日から30日です。

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空きびん 空きびん 空きびん 

2011年01月26日 07時33分15秒 | 身の回りのもの

晴れ、13度、81%

 

 ジャムが入っていたり、トマトソースが入っていたり、中身がなくなったらそのままゴミ箱へポイッと出来るビンもあるけど、捨てれないビンもある。空き箱や、空き缶と違って中身が見えるビンは、本当に使いでがある。同じ大きさのビンを並べておけば、それだけで整理されたように見えるから不思議。でも、私わざわざそのためにビンを買ったりしない。ビンを集めるためにジャムやマスタードを買うことはある。やっぱりビンを集めていることには違いない。

  なんでもない透明なビン。このビン光の受け方が絶妙に暖かい。薬が入っていたようなこのビン、蜂蜜が入っていた。インドでもとめた。

 優しいピンクの文字が書かれているこのビン、クリームが入っていたもの。

 文字が書かれたビンはなぜか惹かれる。

 

 ビンに張られたラベルが好きで捨てれないものも 

 蓋だって凝っている。                  

 ご存知の、バンヌママ。 ラベルの文字も好きで。

 ドッレシングが入っていたこれには 自家製のからしオイルを。

 ビン自体に目盛りや、文字がインボスしてある

 最近はなかなか好きなビンに出会えない。  

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Zucchini Brerad

2011年01月25日 06時38分55秒 | パン

曇り、13度、75%

 

 ズッキーニブレッドといっても、イーストを使って作るパンではなく、ベーキングソーダ、ベーキングパウダーで作るquick bereadの類。アメリカンぽいパンです。

 20年以上前、アメリカの雑誌 food and wine に載っていたもの。胡桃や、レーズンが入るのがもともとのレシピ。私はどちらも省いて、とても軽い仕上がりです。

    ズッキーニはおろして、水気は切らずに

 あとは卵と、砂糖、クッキングオイル、粉、ベーキングパウダーを次々に合わせるだけで、オーブンに。水分が多いのではじめは、高温であとはぐっと温度を下げて焼きます。

   アメリカのこの本は、クイックブレッドばかり集めたもの。この本の、ズッキーニブレッドは、ブランデーグレイズされています。焼いているときから、黒砂糖を使ったお菓子のような香りがします。香りがよくて消化がいいような気がするのは、お野菜だからでしょうか。

 朝、ちょっとおなかにという時に 

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待つこと2ヶ月

2011年01月24日 06時31分05秒 | 香港

晴れ、13度、70%

 

 最近気が長くなったナー、と自分では思っている。身近な人たち、きっとこれを見たら,エー?って首を傾げるだろう。

  FANNIE FLAGGの新刊を、DAYMACKSというオーストラリア系の本屋に注文したのが11月の末。およそ待つこと二ヶ月。昨日、3度目の問い合わせをする。まだ、きていないとのこと。11月のはじめに出たこの本、ほかの本屋では、1月のはじめから、店頭に出始めた。それでも、せっかく注文しているので、待っていたのに。

 早速、店に出向き、キャンセルする。昔だったら、一ヶ月も待たなかったはず。その足で、別の本屋に出向き買い求める。よく待ったねー。

 オーストラリアの本屋のチェーン店、ここ7,8年のあいだにできた香港の本屋では新参者。でも、我が家から歩いていけるところに3店舗もある。ポイントがたまると時々びっくりするくらい安くなる。オーストラリアの本屋さんだから当然、イギリスでの出版物は、新刊がすぐに店頭に並ぶ。アメリカでの出版物は、よほどのベストセラー作家でない限り、ハードカバーのものが出ることは少ない。知っていて、頼んだ私が悪い。

        

 キャンセルの手続きをしてくれているあいだに、後ろの棚を見るとバーゲンの本が並んでいる。写真に惹かれて、CONRANの料理の本を手に取る。ちょっとくたびれてはいるけど450ドルの本が40ドル!戻ってきた予約金で買ってしまう。

    

 DAYMOCKSを出て、次の本屋に向かう途中、ああ、そうだった、もうこの手の料理の本を買うのはやめていたのに、と思い出す。増え続ける本たち。まるで、増殖しているみたい。イエ、私が買ってしまうからです。

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herbes pour poisson

2011年01月23日 06時26分00秒 | 料理

晴れ、13度、79%

 料理なんていうものではありません。重宝しているものです。

直径5センチほどの小さな素焼きのつぼにはいいた、ドライハーブ。いろいろなハーブのミックスで、これは魚用。

    

 今日はひらめです。塩をしてこのハブミックスをかけて焼きます。ただそれだけで、まず臭みがなくなります。白身の魚だからでしょう。と、いわれそうですね。私は秋刀魚もさばもこれを使います。フランスのものだから洋風になってしまうのでは?と思われる方もいらっしゃるでしょうが、紛れもなく秋刀魚の塩焼きです。大根おろしと食べても違和感がありません。臭みが消えるのです。時々ディルの種がプチッとはじけたときは、あら、少し洋風なお味が口に広がります。

 今日はクリームソースと 

 ただ、振りかける時、ハーブをひとひねりしてあげると、もっと効果があります。

  なくなちゃいましたね。買ってこなくては。

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テツのこと

2011年01月22日 06時39分52秒 | 日々のこと

晴れ、12度、67%

 

  私のブログにコメントを寄せてくださる方のブログを拝見すると、2年ほど前、飼っていた犬をなくされたご様子。コメントの返事の折、立ち入って次の犬を飼うつもりはと、お聞きしてしまった。その方のご主人が、次は成犬か問題のある犬をと考えていらっしゃるとのこと。

 そのお返事を読んで、テツのことを思い出した。パグ犬モモは私が結婚して飼った3匹目の犬。実家は、犬や猫が絶えることなくいて、動物がそばにいるのは当たり前だった。

 結婚して初めて飼ったのがテツ。我が家にやってきたとき、5歳くらい。 その頃、私たち家族が住んでいたのは、美観上生垣しか作ることを許されない町だった。テツはこの生垣をくぐってあちこちの家でえさをもらっていた野良犬だった。かなり大きい。我が家にもある頃から立ち寄るようになる。夕飯時、窓の向こうにテツのしっぽが見える、チーズやハムやミルクと少しでもあげていた。野良犬といっても、町の人にえさをもらっていて、優しく穏やかな犬だった。

 私が堆肥を作ろうと、落ち葉を梅の木の下に集めていたら、日の当たる時間帯はその上でゆっくりと休むようになった。

 そんなある日、静かな住宅街で、私が小さい頃見た、大きなひもの輪を持った男の人たちが走って何かを追いかけているのを見る。とっさに、テツのことが頭をよぎる。幼稚園帰りの息子に先に家に帰るように言い、私も彼らに付いて走る。どうにか逃がそうと思ったのだ。間違いなく彼らは、テツを追いかけている。追いかけている人間は生垣をくぐることは出来ない。テツは見事に追いかける保険所の人たちを巻いた。その日以来、定刻に我が家に寄る事はなくなる。会うたびに優しかった目が険しくなる。ただ、あちこちでえさをもらうので痩せはしなかった。

 見ない日が続くと心配だが、梅ノ木の下の落ち葉の山のくぼみを見ると、留守のあいだ立ち寄ったことが分る。そうして冬になった。27年ほど前、東京に大雪が降ったときのこと。

 雪の中、我が家にやってきたテツ、寒さもあり、いよいよ私たちも気持ちを決める。えさを与えながら玄関に入れた。それ以来、テツは我が家の犬となる。

 伊豆にキャンプに行くときも、どこにも一緒だった。朝の散歩は息子の幼稚園のお見送り。時には多摩川に入って鳥を追って、川崎のほうにまで行きかけたり。そして、24年前、香港に発つ私たちは、香港では犬を飼える状況ではないため、テツともう一匹の犬を、私の実家に預けることにした。

    香港に発つ前の写真。息子ももう32歳、この写真を載せること許してくれると思う。推定で14歳ぐらい、最期は私の母が見取ってくれた。テツは、実家の大きな楠の木の下に今は寝ている。

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