チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

主人が初めて買ってくれたもの

2022年07月31日 05時00分06秒 | 思い出

曇、29度、74%

 掃除をしていてふと手が止まって、小さな入れ物の蓋を取りました。 5センチほどの中国の塗りの入れ物です。双魚が描かれていたのですが、安い代物で2匹とも取れました。中を見たのはもうずっと以前、帰国後初めて開けたのかもしれません。何を入れてあるのか忘れています。

 出て来たのは小さなイヤリング、片方だけです。小さく花が描かれたガラス玉がぶら下がるイヤリングです。これは結婚前の主人が初めて私に買ってくれたものです。

 45年前、自由が丘の夜の街を散歩していました。当時の自由が丘今ほどの賑わいはありませんでしたが、若い人が集まる街でした。駅近くの路上に布を広げて手作りのアクセサリーを売っていました。しゃがんで見ていると、まだ結婚する前の主人が「どれか買ってあげるよ。」と言ってくれました。選んだのがこのイヤリングです。ちゃんと2つ揃っていました。毎日身につけて大事にしていましたが、ある時片方ないのに気付きました。落としたのです。

 イヤリングが好きでたくさん持っていました。そして片方だけになったイヤリングもたくさんありました。帰国前、片方のイヤリングは全部捨てました。このイヤリングだけは捨てれませんでした。そして小さな黒塗りの入れ物に入れて引っ越しの荷物に入れました。5年間一度も開けなかったのに、何の拍子にか蓋を取りました。

 45年、長いようで短くもありました。思い出が次から次に胸をよぎります。実はこの小さな黒塗りの入れ物は香港で初めて主人が私に買ってくれたものです。昔のピークのお土産物屋さん、香港が見渡せるピークはその日はガスがかかっていて何もみえませんでした。小学生の息子も一緒でした。まさか30年も住むことになるとは思ってもいなかった香港生活が始まったばかりの頃です。

 おそらく主人はイヤリングも入れ物のことも記憶にはないと思います。

 

 

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義母のボヘミアカットガラス

2022年07月30日 04時59分04秒 | 義母とのこと

曇、29度、74%

 住む人がいなくなった主人の実家に月数回、足を運びます。郵便物の点検、家の状態の確認。玄関のドアを開けると、この家に初めて訪れた40数年前と変わらぬ匂いがします。この家の匂いです。40数年前と違うのは、私を迎えてくれた義父母の笑顔がないことです。

 お仏壇に挨拶して、家を一回りします。主人が帰る度に家財道具の片付けをしていました。ガラガラになった食器棚に「ボヘミアのカットガラス」があるのに気付いたのは、数日前のことでした。義母がよく食卓に置いては使うともなく眺めていたバスケット型のカットガラスです。 ちょうど、施設に日用品を届けに行く途中でしたので、義母の元に持って行こうと袋に入れました。

 コロナ感染拡大で施設の玄関での荷物のやり取りも厳しくなりました。「義母にこれを渡してください。」と出てきた職員の方にカットガラスを手渡し、車に向かいました。車を出そうとしていると「下川さん」と声がします。職員を取りまとめる女性がカットガラス片手に走ってみえました。「高価なものは職員が掃除の時に壊したりすると困るので、持ち帰ってください。」とおっしゃいます。「壊れても構いません。」と私。「いえ、壊れてご本人が立腹されたり、がっかりされますので。」私は無理にとは言いたくないので持ち帰りました。施設で使う食器は全員同じプラスチック製です。味気ないものだと常々思います。せめて身の回りに何か自分の使い慣れたものをと持って行ったのに残念です。持ち帰ったカットガラス、どこに置こうかと迷います。

 玄関を入って目に付くところに置きました。出かけるときは「義母さん行ってきます。」帰宅すれば「ただいま義母さん」忙しさにかまけると時折施設にいる義母のことを思い出さない日があります。玄関でこうして声にすればその時だけでも「今日は元気かな」と思い出します。本当は義母のそばに置いて欲しかった「ボヘミアのカットガラス」です。

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パンダンの葉

2022年07月29日 05時09分16秒 | おやつ

晴、28度、78%

 東南アジアでは黄緑色の菓子が売られています。ゼリーやケーキ様々な菓子が緑色でした。先日友人が「ピスタチオのバームクーヘン」を届けてくれました。ピスタチを思わせるやや緑色のバームクーヘンです。一緒に食べながらどこかでこの同じような菓子を食べたなあと思っていました。思い出したのは数日後のことです。インドネシアの「千層羹」です。名前の通り「千層」に焼かれた長方形のケーキです。バームクーヘンのように薄い層が重なっています。味は「コーヒー」「ドリアン」「パンダン」などがありました。香港に渡ってすぐに見つけたこのお菓子、バームクーヘンが好きな私は飛びつきました。安いお菓子です。緑色の「千層羹」は「パンダン」と書かれています。「パンダン」が何かわかったのはそれから数年後、タイに旅行した時のことです。タイ料理は葉っぱに乗って出てくることがあります。「バナナの葉」は大きく、細長い葉っぱが「パンダン」でした。

 この「パンダン」の葉を粉末にして色付けに使うそうです。色付けだけではありません。かすかに優しい甘い香りがします。「千層羹」を思い出してネットを検索していると「パンダンの粉」を扱っている店を見つけました。日本のネットはなんでも売っています。懐かしさから取り寄せました。 袋を開けると甘い香りが鼻先に漂います。

「千層羹」は難しい、まずは普通にスポンジケーキを焼きました。 発色は「抹茶」よりダークですが甘い香りがあります。「抹茶」のようなはっきりとした味はありません。

 インドネシアの「千層羹」は帰国前にはいいお値段になっていました。そして日系のデパートには「ユーハイム」が入って「バームクーヘン」を焼き始めました。私はすっかり「千層羹」を忘れていました。

 35年前、色の黒い女の子の絵のパッケージの「千層羹」をどれだけ食べたでしょうか。「パンダンの粉」でお次は何を作ろかな。その土地その土地で地元の植物を使った料理や菓子があります。「パンダン」は東南アジアの匂いを運んで来てくれました。

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小さな竹の庭ほうき

2022年07月28日 04時59分13秒 | 身の回りのもの

晴、29度、80%

 先日、シルバーの方に庭木を切っていただきました。私と同じくらい年齢のおじさん3人、この暑さの中、高い木の枝払いをしてくれました。そして切り終わると3人揃って、枝の始末、庭掃除をしてくれました。帰られた後、庭を見てびっくりしました。あまりにも綺麗になっています。以前、造園業者に庭木の伐採を幾度か頼みましたが、その時よりはるかに綺麗です。

 私は小さい頃から、この家に大工さんや植木屋のおじさんが入るとついて回りました。一人っ子で遊び相手がいないのも理由の一つですが、おじさんたちの道具や仕事を見るのが好きでした。子供心にカッコいいと思いました。憧れました。今回のシルバーさんたちの持って来た道具ももちろんチェックしました。

 区の小型トラックが3人分の梯子やノコ、ハサミ、ほうきの類を運んで来ました。掃除道具に至るまできっちりひとりひと組です。チェーンソーは私のと同じですが柄の長いハサミはおじさんたちのものが優れものです。小型手バサミ、のこも見せてもらいました。ほうきは一人当たり4種類ありました。大小の熊手、大小の竹ほうきです。小さい竹ほうきは初めて見るのものでした。

 暑さもありますし、3人もの人が庭を行き来するので今回は私は家の中から仕事を見ていました。伐採中はハラハラすることもたくさん、若い庭師さんには敵いません。3人も来てくださったので見る間に仕事が終わりました。掃除も手馴れた様子で4本のほうきを使い分けています。

 座敷側の庭は大きなマキの木、地面には大小の小石が敷かれています。私が庭掃除で一番困るのは、この一角です。小石に細いマキの葉がたくさん落ちます。小石の間の細い葉は「ブロウラー」を使っても取り除くのが難しい、どうしても残ってしまいます。それが今回見事に掃除されていました。「小さな竹ほうき」のおかげです。

 早速買いに行きました。 大きな石の境も手を使わずともこのほうきの先が掻き出してくれます。庭ほうきもたくさん揃えています。 大きな竹ほうきは小さな私には重すぎて日常使い出来ません。金属製の熊手も重すぎます。掃除は日々のことです。手軽にいい仕事をしてくれる道具は大事な相棒です。消耗品ですから値段が高いのも困ります。600円ほどの「小さな竹ほうき」はこれからの期待の星です。

 植木屋さん、大工さんの道具、使い方、いつも私に刺激をくれます。

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「ミロ」の絵 福岡市美術館

2022年07月27日 04時54分43秒 | 美術展

晴れ、26度、90%

 福岡市美術館のコレクションの中で有名なものの一つに「ミロ」の「ゴシック聖堂でオルガン演奏を聴いている踊り子」という絵があります。教科書などに載る有名な絵です。この絵がしばらく他所の美術館に貸し出されていて、常設のコレクションを留守にしていたそうです。戻ってきたこの絵を記念して「お帰りなさい、ミロ」と題し、「撮影可能」の日が数日あります。普段は撮影禁止です。3と6のつく日が撮影可能日、つまり「ミロ」です。

 絵葉書を買うのと違い、自分のカメラに収められるのは嬉しいと、昨日美術館に向かいました、夏休で人が多いだろうと思っていたのですが、まばらです。子供向けの催し物の方では甲高い子供の声がしています。ゆっくりと「ミロ」の絵と向かいあ会うことが出来ました。他に見るものがありませんので、10分ほどで外に出ました。

 晴天、猛暑の大濠公園、 ほぼ毎朝、日の出前後のこの公園を走ります。昼間見る公園はまた違った美しさです。2階のベランダから「ブルーボトルコーヒー」のトラックを見ると炎天下、ここにも行列が。並んでまでコーヒーを飲もうとは思いません。このコーヒートラック九月に福岡に戻って来ます。今より涼しくなっていくつもりです。

 福岡市美術館、なかなか粋な取り計らいをしてくれます。

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オーツミルク

2022年07月26日 04時55分40秒 | 食材

晴、26度、90%

 植物由来のミルク「オーツミルク」を買いました。植物由来のミルクは「豆乳」「アーモンドミルク」「ココナッツミルク」がありますが「オーツミルク」だけまだ飲んだことがありません。どんな味かな?どんな風味かな?興味が先に立ちます。

 日本製もあるそうですが、見つけたのはオーストラリア製です。お値段は「牛乳」の倍です。植物性のミルクはアレルギーを持つ方やベジタリアンには大事な栄養源です。痩せるためのダイエットをしている人も好んでこうしたミルクを選んでいます。カロリーは「牛乳」の半分ほどです。

 名前の通り「オーツ麦」原料にして水を足して作られた「オーツミルク」、原材料にはそれに植物脂、食塩、香料、カルシュウム、ビタミンDが入っています。クンクン、香りですがバニラのような香りがします。麦っぽい匂いではありません。飲みやすくするためでしょう。「豆乳」などと同じく口当たりはさらりとしています。コクはありません。コーヒーや紅茶に入れてもコクがないために「牛乳」より多く注ぎます。「アーモンドミルク」よりもさらりと感じます。コクを考えると「豆乳」が濃いいかもしれません。香りは作るメーカーによって違いが出ると思います。「アーモンドミルク」はナッツの香りがします。それも香料でしょう。植物由来のミルクでは、「豆乳」がバランスがいいように思います。

 私は一日に「牛乳」を500cc  飲みます。ココア、コーヒー、紅茶、ミューズリー、料理やお菓子にも使います。普通の「牛乳」です。食物由来のミルクに変えるつもりはありません。「豆乳」ですら普通の「牛乳」よりお値段が高いのが理由です。「牛乳」離れを耳にします。余剰「牛乳」の廃棄処分を聞くと胸が痛みます。牛という動物につながる思いです。興味を持って飲んだ「オーツミルク」、フムフムこんなものなのね。

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ルドベキア

2022年07月25日 04時56分12秒 | 

曇、26度、90%

 夏の花「ひまわり」は種類も多くなり小ぶりな「ひまわり」も見かけます。花姿から元気をもらえる「ひまわり」を植えよと昨年は思っていました。大きな花を咲かせ、背も高い「ひまわり」は真夏には首が垂れてように咲きます。小さい頃はその姿が可愛そうでした。その思いが蘇って来て「ひまわり」を植えるのはやめました。

 私が選んだのは「ひまわり」よりずっと小さな花を付ける「ルドベキア」です。黄色の花をたくさん咲かせます。花芯が大きく黒いので「ブラックアイ」とも呼ばれています。 高く育ちました。2メートル近いでしょうか。小花が咲く姿は重苦しさを感じません。

 この「ルドベキア」、北アメリが原産です。そして品種によっては退治が必要な「特定外来生物」に指定されているそうです。とにかく繁殖力が強い植物です。暑さにはめっぽう強く、こぼれ種で増えていきます。私にとっては手がかからずいい花なのですが。

 夏の花ですがこの時期から咲き始めて、長いものは来春まで花を咲かせます。やはり丈夫な「ルドベキア」です。表情豊か、花数多く、切り花として部屋を飾ります。 実は3種類の「ルドベキア」を種から育てたのですが、3年目の今年は区別がつきません。自然交配して似たような花ばかりになりました。

 手がかからない庭造りをいつも考えます。うまく増えてくれるものもあれば、思うように育たないものもあります。たくさん増えた「ルドベキア」を縁側から眺めながら、来年は少し整理しようと思い始めています。それにしても緑の中に咲く黄色い小花は自然体でいい眺めです。

 

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義母に鰻を届けました。

2022年07月24日 04時54分09秒 | 義母とのこと

晴、26度、82%

 義母が嫁いだ先は、水郷の里柳川でした。鰻でも有名なこの街は「川下り」の船着き場の一帯には「鰻屋」が店を並べています。義父は長男で嫁入り前には「嫁入り道具のお披露目」もしたと聞きます。大家族との折り合い悪く、義父母は福岡に居を移しました。

 下川の家の柳川の贔屓の鰻屋は「本吉屋」です。その「本吉屋」が福岡のデパートに入っています。昨日は土用の丑の日、予約しておいた「せいろ蒸し」を取りに朝一番にデパートに向かいました。開店数分前、駐車場に続く入り口には列が出来ています。「何の列だろう?」開店すると、走るように店に入る人たち、ますますわかりません。ところが皆さん向かうのは私が行く「鰻屋」の方角です。「鰻屋」の前にもすでに行列が出来ていました。厚かましい私は「予約している者です。」と列越しに声をかけました。予約は毎年別カウンターで受け取ります。毎年予約するのですが、こんな列を見たのは初めてです。今年は特別出店で地元の有名店や九州の有名店も「鰻」を売っていました。しかもこの暑さです。みなさん「鰻」に力を貰うおつもりでしょうか。行列には驚きました。

 11時前、義母の施設にまだ温かな「せいろ蒸し」ひと折りを届けました。鰻一匹の「せいろ蒸し」さほど大きなサイズではないのですが、義母は一度に食べれなくなっています。お昼ご飯、夕飯と2度に分けて食べてもらおうと朝一番に予約を入れました。しかもまだ温もりのある「せいろ蒸し」を届けることが出来ました。

 朝から「鰻」の行列で私もすっかり「鰻」モードです。帰宅するなり、買っておいた「鰻」を蒸しました。蒸し初めて「あっ、本吉屋のせいろ蒸しの写真を撮り忘れた。」と気付きました。それほど行列に気を取られていました。

 私の「鰻」は中国産の特大、タレは前夜から拭い取り酒蒸ししていただきます。「山椒」ではなくわさびをつけて食べます。見出し写真は私の「鰻」です。がぶりと口に入れると鰻の汁と脂がいい具合です。あっという間に一匹完食しました。

 施設のご飯は見るからに貧弱で美味しくなさそうです。義母は好物の「本吉屋」の鰻を喜んでくれたかしら。スマホに変えて以来電話で話が出来ません。義母は使えないのだそうです。この暑い夏、「鰻」が義母を元気にしてくれると思います。

 ココさんも「鰻」のおすそ分け、おいしさは元気の源です。

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梅干し

2022年07月23日 04時54分40秒 | 庭型の贈り物

曇、25度、90%

 塩漬けにしていた「梅」をやっと干しました。天気予報とにらめっこ、晴れ間が続きそうだと庭に干しました。「梅干し」はカラスは見向きもしないので堂々と干すことが出来ます。

 今年は庭の梅を使って「はちみつ漬け」「梅干し」を作りました。「梅干し」の梅は熟して落ちた実を使いました。結構大粒の梅です。「赤紫蘇」を入れるタイミングが少し遅かったかもしれません。少しムラのある私好みの色に染まっています。 「梅酢」はいつ見てもうっとりする綺麗な色です。「紅ショウガ」などに使い切ります。 「紫蘇の葉」は「ゆかり」でも作りましょうか。余すことなく庭からの贈り物を食卓に運ぶことが出来そうです。

 実は「梅干し」は大の苦手です。「梅酒」も甘すぎて飲めません。「梅のはちみつ漬け」は身を刻んでお菓子に使うつもりです。苦手な「梅干し」ですが今年は食べてみようと思っています。薄塩に漬けました。まずは「日の丸弁当」を作ります。庭の梅の木は私よりご高齢、80歳過ぎです。梅の年齢を考えるとこれから毎年「梅仕事」を大事にしたいと思います。

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シルバー人材「植木班」

2022年07月22日 04時55分11秒 | 日々のこと

晴、26度、78%

 昨日の福岡、猛暑日となりました。その暑い中、区が運営するシルバー人材「植木班」の方達が庭木を切ってくださいました。

 一年中落ち葉があります、と言って分かっていただける方は少ない。葉ばかりではありません。花も散ります。花が咲けば花粉が散ります。最後は実も散ります。大雨予報が出れば、梯子を持って雨樋の掃除もします。庭木の数は子供の頃より少なくしました。それでも私より高齢な木たちは大木で茂っています。一年中、庭箒を持ちゴミ出し日には生ゴミより多い庭ゴミを出します。「シルバー人材なら安く伐採してくれますよ。」とご近所の方が教えてくださいました。申し込んだのは六月の初め、待つことひと月半。やっと来てくれました。朝8時、それなりにお歳のおじさん3人が地下足袋姿です。

 本職ではない上高齢です。見積もりの時から「5メートル以上は切りません。」と言われていました。マキとモチノキは見上げる高さです。「植木班」3人はチームワーク良く仕事を始めました。私は事故がないようにと家の中から眺めます。ココは大興奮、部屋中回って吠えまくります。高木の下の植木や植物にはお構い無しに枝が落ちて来ます。「ホトトギス」「シュウメイギク」が折れてしまう、ハラハラでした。10時半過ぎ、ピッタっと音が止みました。「冷たいお茶をどうぞ。」と声をかけました。「もう後は、枝木を集めるだけです。」5メートル上のところも切ってくれました。正味2時間、庭に陽が入り明るくなりました。

  今回お願いしたのは3本の木です。今年中にもう一度来てもらおうと思います。本職の方に頼むのの3分の1の値段です。 切り取った枝も持って行ってくれます。私自身、チェーンソーを使うのも辞め時です。おじさんたちにお願いすることにします。

 大きなマキの木スッキリしました。縁側で刺繍する私の手元が明るくなりました。

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