チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

わかめの入ったイングリッシュマフィン

2012年07月31日 06時07分10秒 | パン

晴れ、27度、88%

 30年ほど前、我が家がすんでいたのは、東京の私鉄沿線の町でした。沿線の各駅の近くには、私鉄と同じ系列が経営するパン屋がありました、サンジェルマンです。我が家に近いサンジェルマンは、ガラス張りの2階建てで、2階でパンを焼いていました。外から、2階でパンを焼いている様子が見えます。パンが焼けるとパン専用のエレベーターで下に運ばれます。サンジェルマンで売られていた、わかめの入ったイングリッシュマフィンは、今はもうありません。

 最近知ったのですが、意外にこのマフィンを懐かしんでいる人が多いようです。プレーンなマフィンにわかめを入れて作ってみることにしました。

 ふえるわかめを使いました。乾燥したままを、生地に練り込みます。ただ、随分ふえるかもしれないと思い、少なめに加えました。

  お焼きのような形ですね。やはりわかめが少ないかな?

  手で2つに割ってみました。中の気泡は十分。もっちりしています。次回は、もっとわかめを入れてみましょう。プレーンなマフィンと違って、このまま食べても美味しいのが、わかめマフィンです。わかめの塩分を考えて、生地に入れるお塩は少なめにしました。わかめを入れようって、思いついた人すごい。

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パグ犬モモのクールエプロン

2012年07月30日 06時06分36秒 | もも

晴れ、25度、89%

 日本に帰って、随分と探した犬のクールエプロン、結局、男の子用は無い物だと諦めて帰ってきました。コンクリートジャングルに舗装道路で散歩をする、香港の犬たちは、大変です。そこで、蓄冷剤を手ぬぐいで巻いて、モモさんに縛り付けて散歩をしていました。そんなことを、このブログに書いたところ、永いおつきあいのおうちから、モモさんにクールエプロンが送られてきました。

 そちらのおうちにも、モモさんより若くて、ひと回りほども大きなパグの虎太郎君がいます。虎太郎君も昨年からクールエプロンを使っているそうですが、やはり女の子らしい物しか無かったとか。今年に入って、チェックの男の子でも付けれるものを買われたそうです。そうなんです、虎太郎君とモモさん、お揃い。

 香港、台風8号が去った後もひどい雨で、気温が下がっていました。やっと土曜日から、かんかん照りに戻りました。冷やっとするので、気持ちがいいのか、嫌がらずに付けてくれました。 モモさん、快調ですね。

 モモさんは、快調なのですが、行き交う人が、ジロジロ、モモさんを見ます。親しい方は、怪我でもしたのか?と尋ねてくれます。知らない人も、背中の結び目を見て、なんですか?と尋ねられます。その度に、立ち止まって、アイスパックを入れて、お腹を冷やしてることを説明します。すると、皆さん、モモさんのお腹を触って、頷きながら納得する訳です。犬を飼ってる方は、どこで手に入れたかと、必ず聞かれます。日本から送ってもらったと、言いますと、さも残念そうです。香港で、こんなエプロンして歩いている犬は確かに見かけません。興味津々なんですね。お陰で散歩になりません。

 虎太郎君は、同じクールエプロンを付けて、多摩川の河原を散歩してることでしょうね。モモさん、夕方のお散歩が楽になりました。ほんとにありがとう。

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バジルのペスト

2012年07月29日 06時10分53秒 | 日々のこと

 晴れ、25度、90%

 4月に入って種をまいたバジルが、6月の強い日差しでグングン成長しました。茎なんて手の指ほどの太さです。葉っぱも厚みがあって、香りも十分。 例年より、2ヶ月ほど早く、ペストを作ることにしました。

 自分で育てたバジルです。小さな葉っぱも大事にとります。 松の実とニンニク、オリーブオイルにペコリーノロマノチーズで作ります。至って簡単。

  こちらに全てお任せです。出来立ては、こんなにきれいなグリーンです。

 瓶に詰めて、 空気に触れないようにすれば、長く使えます。パスタにもドレッシングだってお魚のソースにもなります。20年近く、毎年毎年、このひと瓶のために、種をまいてバジルを育てています。一晩置くと、緑が深いグリーンに変わっていました。

 昨日作ったのに、今朝モモさんの散歩から帰って、家のドアを開けた時、ワッと思うくらい、バジルとオリーブ、松の実の香りで一杯でした。

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パグ犬モモの忘れ物 3

2012年07月28日 06時06分28秒 | もも

晴れ、24度、93%

 我が家のモモさん、夕食が終わるとスッと台所からいなくなります。そしてしばらくすると、私の足元にポトンとネズミのぬいぐるみを落とします。名前もそのまま、ネズミちゃん。このネズミをボール代わりに投げては遊ぶのですが、モモさんがくわえて放さなくなります。そこで、私が懸命に奪おうとすると、モモさんも懸命に渡すまいとがんばります。さあ、それから、モモさん、私にネズミちゃんを取られてはと、狭い家をネズミちゃんをくわえて、隠す場所を探します。

 1週間に一度はこうして、ネズミちゃんを隠しては、そのまま忘れるモモさん。

  今日も、ソファーの片隅を掘り始めました。

  あの無い鼻で、押し込んでいます。

  ん?モモさん、ネズミちゃん見えてますよ。

  あらら、そんなことしたって、、、。

  シラーッとしているモモさん。

 翌朝になっても、 ネズミちゃんはこのままです。

 もう4、5年続くこの遊び、私はモモさんが元気な証拠だと思っています。

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GAIL TSUKIYAMAを知っていますか?

2012年07月27日 06時08分57秒 | 

雨、25度、95%

 GAIL TSUKIYAMAという、作家を知っている人は少ないようです。日本の名前を持った作家なのに、何故か翻訳されていません。本屋で、本を探すとき、日本人の名前を見ると、やはり手に取ってしまいます。KAZUO ISHIGUROやGEIL TSUKIYAMAは、こうして私が出会った作家です。

 GAIL TSUKIYAMAは、父親がハワイ出の日本人、母親が香港人です。彼女の初めて1991年に出された、「Women of the silk」から出版されている6冊は全て読んでみました。

  「Women of the silk」

  「The Samurai's Garden」

  「Night of Many Dreams」

  「The Language of Threads」

  「Dreaming Water」

  「The Street of a Thousand Blossaoms」

 本の題名から想像しても解るように、舞台は、日本や中国です。しかも、時代は第2次世界大戦前後。GAIL TSUKIYAMAGA が日本に住んだことがあるのか、はっきりしません。アメリカ在住、カリホルニアで教鞭をとっている、おそらく私より若干お若い方です。その彼女が描く日本、おそらく彼女のイマジネーションが作り上げた物のはずです。ところが、その作られた小世界が、今の日本人作家が書く物より、もっと、日本らしさが香ります。

 第一作の「Women of Silk」の書評を読んだことがありますが、図書館で時代の下調べに時間を費やしたそうです。日本のみならず、母親の出身地である香港も登場します。しかも出てくる土地は、我が家の周辺です。香港の中でも、ピークからの風が吹きおりてくるこの土地の匂いを感じる作品です。

 必ず女性が、しかも東洋人の女性が主人公です。私が、彼女の作品に惹かれるのは、そんなところにあるのかもしれません。昨日、8月7日に彼女の7冊目の新作が出ることを知りました。5年ぶりの本です。早速、注文しました。香港の本屋にではありません。Amazonにです。Amazon.jp,Amazon.ukではなく、Amazonに頼みました。8月の終わりまでには入手出来そうです。

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お箸

2012年07月26日 05時48分49秒 | きれいな形

雨、24度、98%

 恥ずかしいことですが、私は家族の中で一番お箸の使い方が下手です。家人は、お魚を食べる家に育って、見事なまでに箸使いがきれいです。私はというと、お魚と言えばお刺身しか食べない家に育ちました。そして、下手な私が教えた息子は、私なんかより数段上手に使います。息子が、箸を持って食事をはじめたのは、幼稚園前のことです。お弁当が始まりますからね。竹の子供用の箸を用意しました。でも、最後はいつもスプーンかフォークを持っている状態でした。そんな折、買い物についてきた息子が、小間物屋の店先で見つけたのが、プラスチックのサンバルカンかキン肉マンの絵のついた箸でした。色も、まっブルー。私が、絶対に食卓にのせたくない代物です。珍しく、欲しいとせがみます。今晩から、このお箸でご飯を食べなさいね、とプラスチックの絵付きの箸を買いました。いえ、びっくりです。その晩から、ずっとお箸でご飯を食べます。秋になってさんまが出始めました。サンマを一匹そのまま焼いて食卓に出すと、ある程度まで、箸で食べるのです。

 息子は、15才一人で日本に戻りましたが、それからも、一緒にご飯をする時は注意して箸使いを観察しています。一匹の魚は家人と同じようにきれいに骨になります。私は、家人と一緒になって以来、秘かに箸使いの練習です。35年経っても、まだ上達しません。3人でお魚を1匹ずつ食べれば、私の魚は、骨に身がついたままかもしれません。

 下手ですからね、かえって箸に注文を付けます。先が、ぐっと細いのがいいとか。

  お正月には新しい箸をおろしたいと思いつつ、いい箸が見つからずに7年ほど使っているがこの箸です。先は、キッリッと細くて手にも馴染みます。日本に帰る度、箸は必ず探しています。毎日使う物ですから、ごてごてしていない物がいいなあと。

 先日、サントリー美術館で「紅型」を観た後、ミュージアムショップに立ち寄りました。そこで見つけたのが、 こちらのお箸。竹でできています。やっと見つけました。このお箸、使い始めは来年のお正月です。

 アジアはお箸を使うのが基本の食生活。それでも、食べる物の違いによって、韓国はスッカラというスプーンと一緒に使います。中国もレンゲと一緒に出されます。一番先が細いのが日本のお箸です。 15年ほど前に求めた、インドネシアのお箸。手作りで、頭のところに人の顔が彫られています。先は太いのですが、この箸だけは、長く使いました。さあ、しばらくはお箸探しから解放されます。

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山椒とアブラムシ

2012年07月25日 05時26分40秒 | 日々のこと

雨、25度、95%

 今年の香港、6月から7月の初めにかけて、強い日差しの日が続きました。その日差しのお陰で、我が家のハーブたちは、みるみる大きく育っています。

 例年秋になると、バジルでペストを作ります。今年は、すぐにでも作れるほどに、肉厚のバジルの葉が豊です。私と相性が悪いと思っていたローズマリーにタイムも、ふた周りほど大きく成長しています。

 そして、一番気になる山椒。こっそりと、4月に日本から持ち帰りました。うまく根付いてくれて、新芽が次々に出ています。こうして成長してくれる夏は、同時に、害虫の季節でもあります。バジルの葉を夜中に出てきて食べる幼虫。月桂樹の葉につく、うどんこ。出来るだけ、殺虫剤を使わずに、手で取り除くようにしています。山椒の新芽につくアブラムシ、取っても取っても、ついています。枯れることは無いのですが、色が少しあせてきます。

 以前、お酢の殺菌作用を利用して、水で薄めたお酢で殺虫していたことがあります。ところがこの方法、希釈度がはっきりせず、ある植物には効いても、他の植物には強すぎて、かえって枯らしてしまいました。

 山椒の害虫で調べていると、大木になった山椒のアブラムシは、ホースで勢いよく水をかけるといい、と出ています。我が家の山椒は、まだ50センチほど。そこで、霧吹きで、水をプシュプシュかけてみました。取れるというより飛ばされます。戻って来ると思いきや、アブラムシ飛ばされていなくなりました。もちろん、こまめに繰り返しています。

 自分たちの口に入る物ですから、化学的な処置だけは避けたいと思っていましたが、こんな原始的な方法での害虫退治は、心も傷みません。

 昨日夜半、香港は13年ぶりの台風の注意報、シグナル10が出ました。強風に大雨でした。街路樹は、根からなぎ倒され見るも無惨です。シグナルが8になる前に、我が家のハーブたちは、皆家に入れます。月桂樹とオリーブだけはひもで支えて、外に出しておきます。台風のシグナルが出始めると、俄に私は忙しくなります。そう、葉っぱたちばかりでなく、外トイレのモモさんを散歩に連れていかねばなりません。 外の雨が小降になると、木々が倒れた道をまた散歩です。その上、雨風の中を、えさを与えている小鳥たちは、我が家のえさ頼りに やって来ては、オリーブの木に留り、覗き込むのです。

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ポメリーの粒マスタード

2012年07月24日 05時12分11秒 | 料理

大雨、26度、94%、シグナル8、黄色雲

 鼻にツンと来る和からしや、ターメリックで色付けされたフレンチマスタードとちょっと趣の違うマスタード。フランスのモー地方のポメリー社の粒マスタードです。

  パンに付けてもソーセージなどに付けても、美味しく頂けます。ブラックマスタードを酢やワインで漬けた物ですから、私はマスタードというよりビネガー感覚で使います。ホワイトソースに混ぜて魚と合わせる、ラムラックに塗って、オーブンで焼く、かなりオールマイティーな調味料です。

 初めて買ったのは、30年ほど前、きっと紀伊国屋で求めたのではないでしょうか、赤い食蝋でコルクが封印されています。家人と二人してこの食蝋を削った覚えがあります。少しぬるま湯で暖めると取り易いと気付いたのは最近のこと。

 バインダーを覗いて、あらあら、初めて出会った時からちっともこのパッケージ変わってませんね。この壷も、紙のラベルも。この壷、鉛筆が入っていたり、トイレの花入になったり、我が家のあちこちにあります。

 300年来変わらぬ作り方で、保存料も使われていないそうです。

 よく、きつくないとかまろやかだとか、このマスタードを表現しているのに出くわします。ツンとは来ませんが、ビネガーの酸味が口に拡がります。キャベツをざく切りにして、ざっと湯がいた物に混ぜるだけで、ザワークラフトのような物の出来上がり。バターやマヨネーズに混ぜても、目先が変わります。我が家の定番調味料です。

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マッキントッシュの傘

2012年07月23日 06時07分47秒 | 身の回りのもの

雨、26度、82%、シグナル3

 香港は亜熱帯性気候です。雨が、サーッと降っては、上がる。それを繰り返します。今、台風のシグナルが出ていますが、台風の時でも、こんな雨の降り方をします。

 私が香港に来た25年前、雨が降り出すと、人々は一斉に軒先に駆け込みました。雨宿りです。慌てるでもなく、ぼーっと空模様をうかがっていました。香港の人たち、皆が皆、傘を持っていた訳ではなかったと思います。傘は、高い物でした。

 そのうち中国製の量産品が出回るようになりました。今では、$15香港ドルで、折りたたみ傘が買えます。150円ぐらいです。量産品で安くなる一方、傘の軽量小型が進みました。最近の傘は、ほんとに軽い。私は、ヨーロッパの布で出来た傘が好きでした。重いのなんのって、濡れるとまた重くなります。乾かすにも半端なく時間がかかります。それでも、好きでした。ところが、年相応に軽い物を持つことがいいと思い始めました。高い傘を持っていると、無くしてはいけないという、緊張感もありますし、疲れます。ここ数年、何かの頂き物の傘でも、平気で使っていました。

 この春先、急に私の軽い傘がみすぼらしく見えました。同じ傘でどこへでも行く自分にも嫌な気がしました。思い切って、布傘にUターン。 ゴム引きのレインコートで有名なマッキントッシュの傘です。柄はバンブー。思わず笑いたくなるほど重たい。布の傘ですから、防水してやらなくてはなりません。乾きがゆるいと、匂いも出ます。また、手のかかる物を抱え込んでしまいました。色は紺と白のストライプ。

  市場の買い物には使いません。これで、けじめがつきそうです。

 今日も時折激しい雨が降る一日でしょう。この傘をお供に出かけます。

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正木春蔵 手塩皿

2012年07月22日 06時10分34秒 | 身の回りのもの

晴れ、28度、57%、シグナル1

 三代目、須田菁華の元で、修業なさった正木さんの作品は、九谷焼の流れを継いだ物ですが、絵付けの筆の曖昧さに惹かれます。曖昧さなどというと、失礼ですね。きっちりかっちりしていません。手描きなのに、寸部違わない絵が描けるすばらしい手をお持ちの方もあります。でも、正木さんの物はその対極にあります。

  手塩皿ですから、10センチにも充たない小さな皿です。隅切りに緑の草魚が書かれています。曖昧なのは、黄色の花です。曖昧というか、遊び心でしょうか。

  色絵ばかりではありません、染め付けだって素敵です。どちらかというと、染め付けの方が私は好きなくらいです。中国から伝わる古い文様。古い物を本歌にして、写し取るときも、正木さんの手にかかると、ひと味もふた味も変わってきます。

  こちらは杯として売られていました。家人は、浅い杯があまり好きでないようです。少しぽってりした、ぐい飲み派です。そんな訳で、ちょっと中心が盛り上がったこの杯も、小皿として使っています。

 お皿の裏も、 こんな風で、ご自分の名前も、違った物が2、3書体あります。

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