チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

町内会の道路掃除

2019年09月30日 04時00分03秒 | 日々のこと

曇、23度、90%

 朝の9時集合、秋の清掃会の回覧板が回って来たのは半月前です。年2回、国道沿いの道の草取りをします。私は帰国以来5回目です。

 香港にも、住んでいるマンション毎の自治会があります。マンションの改装や警備会社の検討をします。ところが、掃除は全て掃除専門の人たちにお任せです。出稼ぎで来ている人種がたくさんいます。道路の清掃は市政局のの管轄でこれもいろんな人種の人がやってくれます。道にしゃがみ込んで草を抜く、箒で掃くなど久しぶりのことでした。

 生まれ育った家とはいえ、42年もこの家を離れていました。ご近所の方の顔も数人しかわかりません。しかも皆さん私より年上の方ばかりの町となりました。半世紀以上前のこの町を知っていると言っても、気分は新参者です。

 前4回の掃除会で心得たことが一つ、9時の集合と書かれてあっても高齢者の集まりですので集合場所に集まるのは8時15分です。そのまま軍手が配られて草抜きがスタートします。参加は自由です。昨日も町内会長さんが我が家の前を通ったの見てすぐに家を出ました。集合場所に一番近いのは我が家です。

 この夏は雨も降りました。つい先日は台風も来ました。草は伸び放題、街路樹のイチョウの葉もたくさん落ちています。黙々と下を向いているとお顔がわかるご近所の方が「おはようございます。」と声をかけてくださいます。お天気は晴れ、気温も高くみなさん汗がにじんでいます。私が草を抜いた後を年上の女性が丁寧に根っこや小さな葉っぱを抜いてくださいます。私のいい加減な仕事に恥じ入りました。みなさん、ご自分の家の庭でも草取りをするので手馴れたものです。

 写真のリヤカーに一番に乗せたビニール袋は全部私が抜いた草です。この後、この分ほどの量を抜いて会はお開きになりました。決められた区画は全て草が一本もありません。働くこと1時間30分、総勢23名です。

 マンションには若い方も住んでいます。新しい分譲の家には若いご家族連れも住んでいます。30代のお若い男性が最年少です。分譲の家に住む小さなお子さんのお父さんです。9時にやって来てほとんど掃除が終わっているのに戸惑っていました。参加しようと思ってくださるだけでもありがたいと思います。この男性を育てたご両親が見えるようです。

 夕方のお散歩の時、ココさんはいつもチーをする草むらがないので戸惑っています。「全部ないねえ。」仕方なくイチョウの木にチーをしていました。次回は3月、それまでに私の草抜きが上手くなっていて欲しいと願います。

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金木犀

2019年09月29日 04時00分11秒 | 日々のこと

晴、23度、93%

 細い細いお月様が西に浮かんでいた数日前、早朝のランニングに玄関を出るとひんやりした空気に甘い香りがします。大好きな香りです。なのに「何の香りかしら?」と一瞬考えます。走り始めると行く先々でこの香りに出くわします。「あっ、そうだ金木犀。」毎年、急に訪れる「金木犀」の香りです。小さな花がどうしてここまでいい香りを出すことが出来るのでしょう。

 香港は香りの薄い「銀木犀」が主流です。木の大きさも小株なものが多く、その香りに気付く人すら少ないと思います。しかも亜熱帯の気候です。一年中、どこかしこで花を付けていました。中国人はこの「金木犀」の花を乾燥させてその花にお湯を注いでお茶にします。ほんのりと円やかな甘さがある「金木犀」のお茶です。この乾燥した花をお酒につけて匂いを移します。甘いリキュールになります。「桂花陳酒」です。「桂花」は木犀のことです。一時期は小さな花をゼリーに閉じ込めたデザートも流行りました。日本人ばかりではありません。季節の花を楽しむ気持ちは同じです。

 昨日は30度を越す暑さでした。「金木犀」がみっしりと花開きました。夕方には雷を伴った大雨で花も葉も潤いを取り戻しました。今日はこのひと枝を遠くに送ろうと考えています。遠くの街まで庭の「金木犀」の香りが送り届けられるといいのですが。今朝も玄関を開けると大きな木から降り注ぐような香りのシャワーに出会うはずです。

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モモさんの絵

2019年09月28日 04時01分25秒 | もも

曇、26度、87%

 縦70センチ、横60センチのパグの油絵があります。とてもサイケデリックな色合いのパグの絵です。6、7年前、香港のセントラルのインテリアショップで買い求めました。セントラルからミッドレベルに向かう長いヒルサイドエスカレーターに乗っていると、インテリアショップの3階のウィンドーにこの絵が飾られているのが見えました。他にもチワワなどの犬の絵もありました。主人がある時、「あのパグの絵の値段を聞いて来て。」と言います。このインテリアショップは香港映画でも幾度も使われた建物です。私はこの色彩が嫌いでちっとも欲しいとは思いません。さて、いくらだったか?忘れています。主人が欲しいというので買い求めました。私はヒルサイドエスカレーターに乗って持ち帰りました。

 2年前の帰国の引越し荷物にこの絵を入れるかどうか散々迷いました。とにかく色合いが好きではないのです。でも、主人は大変気に入っています。かなりの大きさです。2階の階段を登り切ったところの壁に掛けました。 香港では床に置いて飾っていました。下から見ると小さく見えますが階段を登りつめると大きなパグに変わります。毎朝、この絵を見上げながら2階の窓を開けに行きます。

 モモさんが逝ってしまって数ヶ月経った頃からでしょうか、この絵を見上げるとこのパグがモモさんに見えるようになりました。主人にそのことを話すと「初め見た時から僕はモモに似ていると思っていたよ。」目の離れ具合がモモさんに似ています。耳の大きさ垂れ具合がモモさんに似ています。

 モモに似ていると思い始めてから、朝、階段を登る時は「モモさん、おはよう。」と声をかけます。どの部屋にもモモさんの写真が飾ってあります。階段を上る間眺めていますから、見つめる時間はこの絵が一番長いかもしれません。あまり好きではなかったこの絵は今ではすっかり「モモさんの絵」です。

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みこみこさん、刺し始めました。

2019年09月27日 04時00分01秒 | クロスステッチ

曇、23度、84%

 私がこのブログを始めて今日で3987日目だそうです。つまり10年以上、ほぼ毎日キーを叩いて来たことになります。初めのうちは数人の方しか読んでくださっていませんでした。それが今では毎日500人を越す方が読んでくださっています。コメントをくださった方の中にはわざわざ香港まで私を訪ねてみえた方も数人います。今では親しくお付き合いさせていただいています。

 2日前、初めての方からコメントをいただきました。「クロスステッチ」で検索して私に行き着いたそうです。その方、2015年ごろからの私のブログを読んでくださって、コメントをくださいました。みこみこさんです。

 日本に帰ってきて、まだ一度もクロスステッチの針を持たずにいます。香港の最後の12年、私が刺繍を刺す時はどんな暑い夏であれモモさんが私の膝の上にいました。モモさんの匂いと暖かさといびきと一緒にひと針ひと針チクチク。一番大きな孫娘へのお雛様を刺すときも膝にはモモさんがいました。親しい友人も「真奈さん、なかなか乗り越えられないね。」と言ってくれます。最近、「刺してみようかな?」と図案を広げることがありました。そんな折、みこみこさんからのコメントでした。3年ぶりに、針を持つことにしました。

 図案を決めて、 花糸の入った缶の蓋を取りました。この糸たちを見るだけで胸の奥から高鳴りが聞こえます。優しい色、腰のある木綿の糸です。

 針は昨年京都に行った折求めておいた「みやす針」を下ろします。 今まではずっとイギリスの針でした。 ニードルブックに刺さっているのがイギリスの針、針山に刺さっているのは「みやす針」です。

 布はやはり目が一番綺麗に出る12目、小さいものを選びました。この数年、視力が落ちています。右手の親指と人差し指の力も思うように入りません。今までのような綺麗な仕事が出来るか不安いっぱいです。

 座敷の縁側のロッキングチェアーに座って刺し始めると、ココさんがやって来ました。ココさんは私が刺繍する姿を見るのは初めてです。「しばらく毎日ここに座るわよ、ココさん。」ココさんは私の足元で優しい寝息を立ててくれるはずです。綺麗な仕事をしたいので時間をかけてゆっくり刺しましょう。

 みこみこさん、ありがとう。あなたのコメントに背中をポンと押されました。こうしてこの10年以上、ブログを読んでくださる方の言葉に励まされています。久々のチクチクです。

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紐仕事

2019年09月26日 04時03分00秒 | 身の回りのもの

晴、19度、84%

 先日送られてきたハーブのブーケは段ボール箱に入っていました。ダンボールを開けると薄紙がふんわりと緩衝材で入れられています。その色も緑を損なわない薄い黄土色です。ブーケを包むのも同じ薄紙、その薄紙を根元で縛るのには黒い紙で出来た紐が使われていました。 しかも細い細い紐です。遠くから送られてきましたので、ハーブの水を切らさないために根元には脱脂綿に水を含ませたものが巻き付けてあります。この脱脂綿を留めるのには細い凧糸が使われていました。 脱脂綿を取りハーブたちの根元を束ねるのにもやはり同じタコ糸です。いつもならこの根元を束ねを解いて花瓶に移しますが、ハーブですから長さがまちまちでかなり短いものも見られます。 そこで束ねたまま花瓶に挿しました。

 花束をいただくと普通は紙を留めたり、根元を束ねるのに輪ゴムが使われています。ブーケのリボンの下は輪ゴムです。しゃれたお店ならラフィアが使われています。そんなお店でも根元を束ねるのには輪ゴムです。ましてや水を含ませた脱脂綿にはぐるぐると輪ゴムが巻かれています。

 ハーブのブーケは一つ一つが紐でした。「紐解く」という言葉そのままに、紐をかけた人の手順と逆に私は解きました。ブーケに添えられた手書きのハーブの名前、お店の紹介が書かれた紙にまで紙の質を伺わせるものが使われています。

 生きたハーブを大事にするお店の方の志を感じます。プチプチのエアーパッキンなどが入っていたら興ざめです。間違いのない「紐仕事」は心ばかりかその人の手の「熟練」を思わせます。

 「ハーブのブーケ」の贈り物には、ハーブという驚き、香りにもらった驚き、そして見事なまでのブーケ作りに梱包、隅々にまで心配りを感じました。

 紐を使って物を片付けるのが好きです。大事な物を入れる木箱には真田紐がかかっています。新聞を束ねるのにも紐を使います。ビニールの紐は丈夫でしょうがどうも好きになれません。庭仕事や荷造りには麻紐を使います。 日本人は着物を着るので紐の扱いにななれているはずです。「紐仕事」を大事にしていきたいと思います。

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2時間の停電

2019年09月25日 04時06分10秒 | 日々のこと

晴、18度、72%

 台風の明けの日、夕方のゴミ出しに合わせて落ち葉を集めました。雨を吸った落ち葉は重く、かなりの量でした。ココの散歩を済ませ、まだ日があるうちにお風呂に入りました。髪を洗っているとお風呂場の電灯が消えました。「停電かな?」一向に電気が復旧する様子がありません。薄暗い中でお風呂を終えて急ぎ着替えました。外に出て家の並び、向かえ、裏を見ますがどの家も電気が付いています。「そうか、ブレーカーが落ちたのね。」家に入る頃は暗くなり始めていました。懐中電灯を使ってブレーカーを点検です。私にはどれも落ちているようには見えません。そこで、スマホで九電の停電係を検索、電話しました。すっかり真っ暗です。懐中電灯の明かりはスポットライトでよく見えないのでロウソクをつけました。

 事情を話すと、電話口のお姉さんが復旧手順を教えてくださいました。その通り切り替えると電気がつきました。「なんだ簡単。」と台所に入り夕飯の準備を始めると、又しても電気が切れました。ブレーカーの落ちる音はしません。教えて貰った通りもう一度やり直し、電気が戻ってきました。ところが2分もしないうちに消えます。今一度九電に電話を入れました。別のお兄さんに事情を話します。電話がつながるまでにも時間がかかりました。そのはず、台風の明けです。お兄さん、「工事の者を回します。しばらくお時間をください。」

 お腹はペコペコです。ろうそくとスマホと懐中電灯を持って台所に戻りました。その時「そうだ!」と思い出したのが人感センサーの電気です。家の暗がりにおいてあり夜には人が通ると足元を照らしてくれます。家には全部で5台人感センサーがあります。全部を集めてきて台所におきました。夕飯中も居間のテーブルの上にも5台の人感センサーで明かりをとりました。しばらくするとスマホの電話がなりました。九電の人がみえてもイヤーホンが使えないのでこうして知らせてくれました。

 ブレーカーを点検します。小さな部屋、部屋を一つずつ点検です。お風呂場に漏電の危険があるらしいというので、お風呂場近くのコンセントを抜きましたが、以前数値は変わりません。工事のお兄さん「古い家にはよくあることです。」お風呂場の外回りの明かりはありますかと聞かれました。前庭には全部で8基の庭のスポットライトがあります。そのコンセントはちょうどお風呂場の外壁です。それを抜くと漏電の数値が0になりました。その外のコンセントを抜いたまま全部のブレーカーを入れると電気がつきました。故障先は外の照明でした。「故障は電気屋さんに直して貰ってください。」と九電の人は帰って行きました。ありがたかった。

 お風呂で電気が消えて約2時間、頻拍した停電の不安を味わいました。そして、人感センサーの役に立つことを改めて知りました。スポットライト式の懐中電灯は手元だけで明かりの広がりがありません。今一度停電に対する備えを考えるいいチャンスでした。

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ハーブのブーケ

2019年09月24日 04時00分55秒 | 日々のこと

雨、20度、79%

 昨日、主人を見送って家に戻ると玄関の前にクーラーボックスを抱いた郵便屋さんが立っています。急ぎ車から降りて受け取りました。

 冷んやりした箱を開けました。緑の長い葉っぱが見えます。「新鮮なお野菜かしら?」それにしてもいい香りです。長めの箱に薄紙に包まれて入っていたのは、緑のブーケです。ローズマリーの小さな薄紫の花以外は花はありません。花の香りではありません。緑の葉から香る一つ一つの香りのハーモニーが部屋に広がって行きます。こんな素敵な贈り物、生まれて初めていただきました。

 薄紙をそっと外し、お店の方の手書きのハーブの名前を読みました。全部で12種類のハーブです。最初に鼻にかかる香り、トップノートはセージだそうです。セージは臭みを抑えるために匂いの強いお肉に使います。産毛の生えたような細長い霞んだ緑色をしています。我が家の庭にもセージは一株、ところがこんないい香りはしません。セージの種類が違うのだそうです。細長い葉っぱはレモングラス、ミントが3種類、ティーツリーも入っています。

 台風の残り雨で家中の窓は締め切っています。気温も低めです。静かに静かに香りが流れていくようです。カットグラスに活けました。 このままでも香りますが、そっと触れてやると香りが一層たちます。

 ここ1週間ほど、気持ちが落ち込む日々がありました。そんなことをつい書いてしまって、友人たちは心配してくれました。ブーケの贈り主、ハーブ好きな私に心の落ち着きを取り戻して欲しいと思って送ってくれたに違いありません。瀬戸内海に浮かぶ島から送られて来ました。このハーブが育てられている畑を思います。ハーブって、雑草です。人は知恵でその雑草を体のため、薬や料理に使います。体を整えるハーブです。

 休む前、ベットサイドのテーブルに置き換えました。いつものアロマはしばらくお休みです。ゆっくり私の心も整うはずです。

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一人で迎えた朝

2019年09月23日 05時04分00秒 | 日々のこと

雨、21度、90%

 主人の東京の家で初めて一人で過ごしました。家に着いた時にはすっかり日は落ちていました。一人暮らしにしては勿体無い広さです。主人は、私が急遽上京するなどとは知らずに家を出ていますが、すっきりと片付いています。それでも一番最初に私がするのはお手洗いの掃除です。

 この家は寝室が一つ、ベットが一つです。この家に引っ越して以来、20年ぶりに主人と一緒のベットに休みました。スペースは十分ですが、この家で迎える朝は大抵寝不足でした。いびきで幾度も目が覚めます。

 香港の家でも20年前では、一つのベットで休んでいました。朝早い私ですが、目覚ましなしで起きる事ができます。目覚めるとそっとベットを抜け出しました。その頃からいびきがうるさいなあと感じるようになりました。ある晩、夜中に目覚めました。「うるさいなあ、そうだ、こうへいのベットがある。」息子が使っていたベットはそのまま部屋に残っています。夜中に自分の枕を抱えて息子のベットに移動しました。以来、隣部屋、違うベットで休むようになりました。旅先ではツインです。同じ部屋でもベットが違うだけで、あまりうるさく感じません。毎晩いびきをかくわけではありませんが、仕事で疲れている時、深酒した時にはうるさく感じます。

 こうして寝室を別にして数年後、我が家にはいびきのうるさいパグのモモさんがやって来ました。モモさんと私は一緒に休みます。同じ枕で寝ますから、主人以上に耳元でいびきが聞こえます。不思議とモモさんのいびきはうるさいとは思いませんでした。ココさんは体も小さな女の子なので小さないびきです。

 東京の家で初めて一人で迎えた朝、夜中に一度も起きずに朝までぐっすりでした。いつもの時間を寝過ごすほどよく寝ました。胸につかえている事があり数日十分な睡眠を取っていなかったこともあったからでしょう。寝室を出てまっすぐベランダに出ました。目の前の公園ではすでに走っている人、お散歩の人の姿が見られます。新宿の高層ビルが雲のかかった朝やけに浮かび上がって見えました。体も心も整った朝を迎える事は、年齢を重ねると大事なことになって来ました。余裕を持って1日に臨む事ができます。遠く新宿のビルを見ながら、いい1日になりますようにと願いました。

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思いを伝える旅

2019年09月22日 04時12分12秒 | 日々のこと

雨、23度、93%

 3日前、東京に行こうと思い立ちました。主人が久々に家に戻ってくる日です。主人にココさんを預けていこと思います。一泊の予定です。目的はただ一つ、私の胸にある思いをある人に伝えるためでした。

 数ヶ月来心を占めている心配事もありますが、事を急する心配事が浮かび上がってきました。数日考えましたが、私の小さな頭では解決のしようなどありません。気が重くなるばかりでした。事が開いて行かなくても、会って、お顔を見て、その人の温もりを感じるところで伝えたい言葉がありました。時間にすれば3分とかかりません。電話でもましてやメールでもダメです。会わなくては、しかも胸騒ぎがするほど緊迫しているように思います。

 そのことのためだけに上京しました。まだ日があるうちに羽田に着きました。まっすぐ東京の家を目指します。近くのスーパーで夕飯と朝ごはんの買い物をしてまっすぐ主人の家に行きました。福岡の家ではココさんと主人が留守番をしてくれています。張り詰めた心のままでしたがぐっすりと寝ました。朝起きて、家の掃除を済ませその人との待ち合わせ場所に出向きました。いつも変わらぬ笑顔です。その人も昼過ぎからは用事が入っています。私も2時の飛行機で福岡に戻ります。

 真新しくできた新宿のビル、落ち着ける椅子のある店を選んで、間近に見るその人の顔にいくつもの思い出が重なります。胸にしまって置いた伝えたい思いを口にすると涙が溢れてきました。向かいのその人も涙しています。この思いを伝たえたいだけのためにやって来ました。

 お店を出ていつものように二人で新しいビルのお店を覗きます。改札口で私に手を振って見送ってくれる姿もいつもと変わりません。電車を乗り継いで急ぎ羽田に向かいます。ギリギリ間に合いました。

 一昨日の夕方、主人の家に向かうバスの中からぼーっと外を眺めていました。街灯に可愛い提灯がぶら下がっています。先月来た時には見なかった提灯です。近くの八幡さまで秋祭りがあったそうです。張り詰めていた気持ちがこの提灯の灯りで緩みます。

 その人と会って一晩明けました。解決にはまだ時間がかかると思います。私の思いが届いてくれること祈ります。こんな贅沢な旅を快く許してくれた主人に感謝します。

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ココさん、お父さんと二人でお留守番

2019年09月21日 04時33分20秒 | ここ

小雨、20度、76%

 昨日、急に私が上京することになりました。前日には主人が数ヶ月ぶりに家に戻っていました。しめしめ、主人にココさんの面倒を見てもらうことができます。考えてみれば、主人とココさんが二人だけで家にいることは初めてのことです。

 昨日の朝、主人を仕事に送り出して、さあ自分の旅行の用意です。旅行といってもたったの一泊、行く先には私の下着や細々したものは置いてあります。ボストンに入れるのはパソコンと本だけです。

 主人を送り出して気付くとココさんの姿が見えません。いつもなら朝の二度寝の時間です。主人の帰宅で興奮気味のココさんを探すと、ベットの上に出して置いたボストンバックの上で丸くなっていました。このバックが出てくると、私が何処かに行くとやっと認識したのでしょうか。モモさんもいつもこうでした。モモさんは買い物バックでさえ乗っかって、「行くな。」と言ってるるかのようでした。「ココさん、今日はお父さんとお留守番。4時にはお父さん戻ってくるからね。」

 主人は予定より早く帰宅したようです。東京に着くと、メッセージが入ります。「ココさんのお夕飯の時間は何時?」「雨の中お散歩行ったけど、おしっこしない。大丈夫かなあ?」主人とココさんの家での様子が目に見えるようです。

 主人の帰宅が嬉しいココさんは主人の顔をベロベロ舐めて歓迎します。昨晩は一緒に寝たはずです。よく眠れたかしら?私は午後の便で家に戻ります。二人が待ってくれている家に戻ります。

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