曇り、11度、71%
福岡に帰国する度に、年に6回は実家の墓参りに行きます。そのことを知人に話すと、日本にいる人より多く墓参りをしてるよ、とおっしゃいます。そう言っても、命日やお彼岸お盆の節目には行くことが出来ません。周りの墓にたくさんの家族が訪れる中、お彼岸やお盆は、父は寂しい思いをしているはずです。10日ほど前に帰った折にも墓参りに行きました。今回の墓参り、前回から1週間目です。父の命日がもうすぐですから。
実家の菩提寺は、福岡の鎮守櫛田神社のすぐ近く、萬行寺です。ここ数年ずっと、門をくぐると辺りをきょろきょろと見回します。とらさんをを探しています。いつ頃からか、本道前の砂利道に大きな薄茶の猫がいるようになりました。このお寺の先代の住職も今の住職も、とても猫好きで知られています。冷暖房完備の社務所に行けば、いつも、王様女王様然とした猫がいたものです。
このとらさん、よそから迷って来た猫らしくいつも外にいます。昨日も、探すと、社務所の入り口で日向ぼっこの最中でした。 昨年辺りから、とらさん毛艶が無くなって、随分痩せてしまいました。心配で、わざわざ、社務所の人に様子を尋ねます。腎臓が悪く、週に一度病院通いをしているそうです。そう言えば一週間前には、姿が見えませんでした。いるなと思うだけで嬉しくなります。子供が寄って行って触っても、おとなしくされるがままです。お寺ですから、車の出入りも多いのに、うまく避けています。
お寺の猫として自覚しているかのようなとらさん。帰るとき、たくさんご飯を食べているのを見ました。安心、安心。この社務所の左脇には、とらさんの家があります。社務所の中にも新米の猫が2匹。とらさん、とても人気があるので、「萬行寺のとら」で検索すると、とらさんの若かった頃の写真も出てきます。私の、「猫さんたち 香港 日本」というフォトチャンネルにも、とらさんの家、元気だった頃のとらさんがのっています。とらさん、またね。