チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

からすみのスパゲッティ

2011年05月31日 06時18分24秒 | 料理

晴れ、23度、84%

 私からすみが大好きです。そんなことを覚えていてくださる家人の取引先の台湾の方、お土産にいつも特上のからすみを持たせてくださいます。

  好きですが、毎日食べるような贅沢はできません。かといって少しずつ食べるのは苦手です。たくさん食べれて、ありきたりの大根キュウリと合わせるのではない食べ方を考えていました。以前、黒豆をいれて炊いたご飯にからすみを混ぜるという、京都和久伝のレシピをやってみましたが、家人に不評。私ももう一度食べたいとは思いませんでした。

 そこでスパゲッティに。合わせる野菜をあれこれ考えます。癖、においが少なくて、歯ごたえの残るもの。ズッキーニにしてみました。ズッキーニを軽く、くるみオイルでソテーして、

          

 あぶって、丁寧に薄皮をとったからすみを大きめのさいころにきります。小さいと塩っぽさばかりが口に残り、あの程よい脂が感じられません。

  なかなか、おいしい。家人は私ほどにからすみが好きでありません。それに、塩分が高すぎます。ちょっとからすみが多くない?なんておっしゃるので、私がたくさん食べることができました。大満足。からすみの塩分と、スパゲッティをゆでるときの塩だけで十分おいしくいただけます。

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マーシャンのカトラリー

2011年05月30日 06時15分55秒 | きれいな形

晴れ、24度、78%

 

 私の台所の一角に、スプーンやナイフをいれた入れ物がおいてあります。

  台所で、ものを取り分けたり、かき混ぜたり、味見と称してつまみ食いをするためのものです。決して、テーブルに上ることはありません。引き出物の半端や、エラーラインのものです。

 その中で、気に入っているスプーン、ナイフ、フォークが、

  これ。JALの古いロゴが入っています。機内食用なので、小振りです。デザイン的にきれいというだけでなく、スプーン、フォークの口入れがとてもよくできています。

 マーシャン、火星人というブランドです。

 頭に毛が5本あるマークが目印です。このブランドは、柳宗理のカトラリー、鍋類も作っている会社です。

  デザインがすっきりとしているのに、どこか暖かみのあるフォルムになっています。もちろん家庭用もいろんなデザインで売られています。日本には新潟の燕市で作られる、質のいい、そして最近ではデザイン的にも素敵なカトラリーがたくさんです。残念なことに、我が家の食卓用は、燕市のものではないのですが。

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寝床 パグ犬モモ

2011年05月29日 06時25分53秒 | もも

晴れ、26度、81%

 パグ犬モモ、一日のほとんどを家の中で過ごします。ケージも専用ベットも持っていません。

私とパグ犬モモが寝るベット ベットの両端に枕があります。強いて言うと、手前の枕がパグ犬モモのベットです。小さいころは、この枕にすっぽり収まっていましたが、今はあごをのせて眠ります。

 もう一つ、気分を変えたいときは、 ベットの横にあるスツールにのって休みます。これだって、小さいころはゆっくりとスペースがあったのに、今ではキチキチ。

 シドニーに行ってしまったパグのまんじゅうちゃんが、我が家にお泊まりにくるときは、まんじゅうちゃん専用のベットを持ってきました。夜はベットで、まんじゅうちゃん、パグ犬モモ、私の3人で寝るのですが、昼間は、みんな好きなところで寝ています。

 まんじゅうちゃんが我が家にきている間は、ソファーに座る私の両側にパグがべったりとくっついていました。その上、両方とも眠るといびきです。

 あるとき、まんじゅうちゃんと私がソファーにいるのに、パグ犬モモがやってきません。

探してみると、 アレレ、まんじゅうちゃんのベットに寝ているではありませんか。紫のフレームにブルーのフリルの付いたマット。まんじゅうちゃんが寝ていると様になるのですが、ちょっと大きいパグ犬モモ、なんだか無理して横になっています。まんじゅうちゃんが、このベットに寝ているのを見て、まねをしたかったのかもしれません。まんじゅうちゃんが向こうに行った隙に、ちょっと拝借。


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時期遅れの

2011年05月28日 06時21分05秒 | 菓子

晴れ、25度、81%

 

 和菓子を一つ二つ作る訳にはいきません。家人と二人なので、食べきれません。お客があるとき、人が集まるときならと思い、時期遅れの花の上生菓子を作りました。

  白あんに求肥の種を混ぜて、練りきりを作ります。蒸したり大変な作業を、電子レンジでやってみました。色付けも、ブレンダーでできますが、ピンクの色具合はとても難しくて様子を見ながら進めます。

  芯の黄色は、練りきりを黄色に色付けして、茶こしでぎゅっと押さえると出来上がり。

 見栄えはよくありませんが、「私が作りました。」の一言に喜んでくださいます。

 そろそろ、日本では青かえでの練りきりや紫陽花のきんとんが、出始めるころでしょうか。季節感の乏しい香港にいると、日本の何気ない日常が恋しくなります。

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サグ パンニール ほうれん草のカレー

2011年05月27日 07時37分50秒 | 料理

晴れ、23度、81%

 

 ほうれん草のカレーがあることを知ったのは、20年ほど前です。実際に食べたのは、香港にきてからのことです。香港は、インド料理によらず、各国の料理がそのままの味で出されます。日本だと幾分日本人向けになるところですが。

 ほうれん草のカレー、インドのチーズパンニールが使われます。パンイールは家でも作ることができます。味はカッテージチーズに似ていてしっかりと固めです。香港では、昨年あたりからパンニールの冷凍物がインドの食材店で手に入るようになりました。このチーズを作る手間だけは省けます。タイカレーのようにペースとなんてないので、ずいぶんと時間がかかるカレー作りです。

  

 ちょっと濃厚になりますが、クリームチーズで代用できます。

ほうれん草の緑がきれいなカレーですから、火の通し方には気をつけて、そして、コリアンダーやターメリックも控えめに入れます。そうなると味をきめてくれるのは、

 クミンシードです。これを、よく油で炒めると香りばかりかかんだときは口の中にカレーの味が広がります。ホウレンソウをゆでて、ミキサーでドロドロにします。かなりの量のほうれん草を使います。

 タイカレーは、ココナッツミルクで、インドのカレーは、ギー、ヨーグルト、チーズなどで辛みと対極にあるまろやかさをプラスしていると思います。

 インドでこのパンニールを、大きな氷の固まりの上にのせ、ガラスの箱に入れて売っているのを見ました。ほうれん草は道端のござの上で売られていました。

 そんな光景を思い浮かべて、このカレーを一口口にします。これがカレーなの?と思う不思議な味です。プラオライス、軽いチャーハンのようなご飯が合うように思います。先日、日本に帰ったとき、このサグパンニールのレトルトが売られていました。

 


 

 

 



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犬 猫 年寄り

2011年05月26日 05時58分32秒 | 日々のこと

曇り、23度、71%

 

 ずいぶん以前のことです。家人が、私に言いました。

 「犬、猫、年寄りにしか好かれないんだから。」

 どんな話をしていたか、もうすっかり忘れています。確かに、兄弟もいない一人っ子で、犬猫を兄弟みたいに思っていました。おじいちゃん、おばあちゃんたちには、なぜか信頼され可愛がってもらいます。でも、ちょっと寂しく思いました。その頃親しくしていた年上の友人にその話をしたら、

 「すごい特技ね。」と。

 「そうか、私の特技なんだ。」

       

 それ以来、私、心の中で自分の特技は、犬猫、お年寄りに好かれることだと、しっかり思っています。とはいっても、ずいぶんお年寄りに近づいてきた私です。

 猫を代表して、香港セントラルにあるシャツ屋さんの看板猫さん。このシャツ屋は、私が香港に来たときに既にありました。セントラルなのに、店作りも古く、売っているシャツも地味なものばかりです。お客さんがいるのを見かけません。お店の人が3人もいます。そして、この猫以外にもう2匹、かなり重量級の猫さんがいます。今日は、裏にいるよ。とお店の人。

 犬を代表して、当然我が家のパグ犬モモです。

 

 

 


 

 


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パネン ヌア  タイのカレー

2011年05月25日 06時22分12秒 | 日々のこと

 小雨、21度、90%

 

 香港セントラルの市場に、タイの食材を売る店があります。小さい店で、薄暗く、雑然と調味料から生のハーブを売っています。店の奥には、簡単なテーブルと椅子がおいてあり、麺類などを食べさせてくれます。愛想のないタイ人のおばさんがキャッシャーに座っています。

 こぶみかんの葉っぱや小さなタイなすを買ったり、カレーのペースト、ココナッツミルクを買うために、よく立ち寄ります。タイのカレー、幾度か、ペーストを作るのを試みましたが、うまく味が出ません。結局、カレーのペーストを使っています。ペーストを使うと、これはまるでお手軽料理で、料理などと言えるものではありません。グリーン、イエロー、レッド、どのカレーもペーストを炒めて、ココナッツミルクを加え、肉、野菜を煮込めば出来上がり。

 この、3つのペーストの横に、最近カレーと書かれた別のパッケージがぶら下がっていました。

  裏を読むと、ほかのペーストと同じ作り方、早速試してみることに。

 家にあった牛肉の薄切りとジャガイモで作ってみました。ペーストの色は、レッドカレーのそれよりも、ちょっと暗い赤です。ココナッツミルクじゃなくて、家にあったココナッツクリームで作りました。ココナッツクリームは、ミルクの白いトロトロの部分だけのものです。

 煮込んでいる間の香りは、どちらかと言うとグリーンカレーに近いように思います。煮込むと言っても、20分ほど。野菜、肉に火が通れば出来上がりです。

  辛みは、グリーンが一番強く、レッド、イエローと辛みが少なくなりますが、このパネン ヌア イエローくらいの辛さです。口に、ふわっと甘みが広がります。原料をみると、パームシュガーが入っていました。関税がかからない香港、パネン ヌアのペースト、日本円で60円ぐらいです。グリーンカレーがだめな人も、これなら食べやすいように思います。我が家のタイ人のお手伝いさん、料理があまりうまくありません。彼女に、パネン ヌアのことを聞いたら、タイ中部のカレーだそうです。原材料を詳しく知りたかったのですが、残念ながら知らないとのことでした。しばらく、私グリーンカレーよりパネン ヌアに病みつきそうです。


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しっぽ  パグ犬モモ

2011年05月24日 06時14分13秒 | もも

雨、20度、88%

 

 パグ犬モモのしっぽは16センチほどです。きっと、このぐらいの大きさの犬にしては長いと思います。それで、いつもグルグルとしっかり巻いています。

 パグ犬モモ2年前に、後ろ足を両方とも傷めたことがありました。

  こんな椅子があります。編み目に、パグ犬モモいつもこうして、おやつを隠したつもりです。編み目に犬のおやつが刺さっているのが見えます。隠して下りるとき、足が編み目に引っかかったのしょう。現場をみていないので、ほんとの原因はわかりません。

 ベットに上がれなくなりました。散歩に出たときに、しゃがみ込んで動かなくなりました。一日様子を見ましたが、改善しません。いよいよ、お医者さんへ。

 レントゲン検査で、関節がずれていることがわかりました。両足ともです。

 坂道、階段ののぼり、ジャンプは厳禁です。我家は、坂の途中に建っているマンションです。出れば、坂道、階段は必ず使います。パグ犬モモが完治するまでの約5ヶ月、坂、階段、ベット、ソファーにあげるのが、私の仕事でした。

 そして、足を痛めて以来、パグ犬モモのしっぽは、垂れてしまいました。後ろ足が痛いので、しっぽを巻く力がなくなったのでしょう。

  暑いとこうして道で休むパグ犬モモです。16センチのしっぽは、まるで3本足のように見えます。このしっぽが垂れていると、大きな犬でないので、ほんとに惨めな様子でした。

 そんなとき、パグ犬モモの友達、シドニーに行ってしまったマンちゃんが、遊びにきてくれると、マンちゃんのママから電話の後、「マンちゃんが来るよ。」と言ったときのパグ犬モモの表情を忘れません。元気がなかった目が、キラキラして、垂れたしっぽを少しだけ巻き上げ、小さく振りました。

 しっぽは、健康、感情を表現すると言います。もちろん今は、しっかりと巻き上げています。ひとつおかしな話が。パグ犬モモ、足が悪く痛みがあるときでも、食欲だけは落ちませんでした。いつものように、すごい早さで、ご飯を食べていました。

 今日は、しっぽばかり、ちょっとお顔も。

 

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2011年05月23日 05時33分09秒 | 日々のこと

小雨、24度、95%

 

 昨日は雨の日曜日。久しぶりに棗を取り出しました。

 

     福井 鯖江の山本隆博さんの潤み色の棗です。この写真、少し明るく映っています。何の装飾もなく、手の中の感触、丸みの柔らかさが優しい棗です。

 茶入れに仕覆は当たり前ですが、この棗にも仕覆を作ってやろうと思っています。

 くたくたに疲れてしまった古い帯。

 この蝶の柄も捨てがたく、模様が仕覆にしては大きいかとも思いますが、大事な棗を好きな帯で包んでやるつもりです。

  仕覆を作るには、つがり糸、真綿などがいります。もちろん、香港では手に入りません。この帯地に合うつがり糸の色を考えたりして、雨の日曜日を送りました。日本でも、つがり糸や真綿を扱っているところは少なく、ゆっくりと買い物に日本に帰りたいと、贅沢なことを思ってみたり。

 この帯を解けば、ずいぶん生地が取れそうです。お重箱にも仕覆を作ろうかとも思っています。まだまだ、時間がかかること。

 雨の日は、落ち着いて考え事ができます。

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曲げわっぱ

2011年05月22日 05時35分59秒 | 日々のこと

小雨、25度、97%

 

 草餅をちょっと入れておこうと、わっぱのお弁当箱を出してきました。

  流しのすぐ上の、小さい私でもすぐ届くところに、3つわっぱのお弁当箱がおいてあります。秋田大館の秋田杉で作られる、曲げわっぱ。木目の美しさ、軽さ、そして香りの良さが好きで、一つまた一つと求めたものです。

  一番大きい小判型は、息子が中学のときのお弁当箱です。ですからもう20年は経ちます。

  和菓子を作るようになって、手土産にするとき、ちょっと入れるものと思い、次に求めたのが、この優しい形の2段型。これには、パグ犬モモのおせちも入れます。

  4年前に求めた、長方形の2段型。きっちりと詰めたいときに使っています。

 小判型に、草餅を詰めようと蓋を取りました。20年経っているのに、かすかに杉のさわやかなにおいです。ひとつひとつ摩ってやると、木肌の感触が3つとも違います。並べてみると、色つやが全く違います。木の器は、ほんとに時間が美しく育ててくれるのですね。

 このわっぱのお弁当箱、蓋を取るときも、閉めるときも空気を包み込むような、優しい音がします。

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