昨日は、フォーラムからの帰りに、電車に間に合わせるために
猛ダッシュしたせいで、久しぶりの筋肉痛、
おまけに夜から頭痛と、若くないことを今更
自覚しています。
それなのに、東京フォーラムのジュリーの若々しかった事！
張りと艶と甘さのある歌声は、幾つになろうと健在で
さらに若返った超人的な喉の強さに驚嘆しました。
ジュリーも昔のように猛ダッシュはやらないものの、
2時間以上もステージの上にいるのに
足取りも軽く、とうていそこらの73歳とは思えない。
そのジュリーに依知川さん、高見さん、カズさんらの
ギター陣が積極的に前に出たり、ズンズンステージを歩きながら
演奏したり、ジュリーとステージ前で体を寄せ合って
絡む様は、カラフルなライトの色合いと相まって
刺激的なほどにカッコ良く素敵でした！
カズさんのギター1本の二人きりのライブは、
剥き出しになった音が、観客の前に差し出され
ジュリーもカズさんも、同じく観客も、
時には試されているかのような緊張感が
有りました。
それが今回のバンドの熱い音がある
祝祭感にみちた、華やかな幕開けには
ただただ、心が躍りました！！
本当に、ジュリーも観客も厚い音に護られている・・
ジュリーは再び、華やかな衣をまとって
王子さまは、生き生きと輝きだした。
そんな気がしました。
もう古稀からの4年間の実験は十分です。
終了でいいんじゃないでしょうか。
そんな中、大ヒット曲のひとつである
LOVE 抱きしめたい、のジュリーの声は
どうして そんなに優しい声が出るの？
今まで聞いたことが無いと思うような
もう47年もジュリーのコンサートに通っている
そんな私が、今までこんなジュリーの声を
聞いたことがあっただろうか？
心細いような優しさと、透明な美しさのある、
ジュリーの気持ちが震えているような、その声は・・
次第にジュリーの気持ちが感極まっていっているのだと
わかりました。
何がジュリーをそうさせたのか
ジュリーの心の内を知りたいけれど
教えてはくれないんでしょうね。
ジュリーはデビュー当時から今まで
ずーっと、ミステリアスです。
