まるぞう備忘録

無題のドキュメント

津波の備え。

2016-09-29 10:42:31 | 防災情報。

==========
歴史を紐解く! 韓国地震の次はいよいよM8南海トラフか

・・・
武蔵野学院大特任教授の島村英紀氏が言う。
 「ここへ来て、何百年に一度という直下型の大地震がイタリアで発生したばかりです。プレートに乗っているわけですから、まったく発生しないということはありませんからね。隣国の韓国でも、この種の地震は何度となく繰り返された。1945年前後には、多数の死者を出した東南海地震、南海地震が発生していますが、こうした海洋型の巨大地震の前には、必ず直下型地震が起きている。鳥取地震、北但馬地震などがそうです。韓国の地震も、そうした西日本の地震活動の一つと考えた方がいいかもしれません」
・・・
 ともあれ、日韓連動の過去の事例からも、南海トラフ地震を心配する声が多いようなのだ。
 「南海トラフ地震の記録は数多く残されています。その記録を年代順に並べてみると、おおよそ100〜150年の周期で発生しているが、安政大地震と昭和南海地震は間隔が90年だった。しかも、1854年には、安政東海地震と安政南海地震が立て続けに発生している。周期にはばらつきがあるものの、海上保安庁が設置した観測機器からは、強ひずみ域が想定東海地震の震源域から広がりを見せ、M8.0だった1946年の南海地震の震源域からさらに南西側に広がっていることも判明しているのです」(前出・サイエンスライター)

 ひずみが解放される時期は、刻一刻と迫りつつある。韓国の大地震は日本の大地震にリーチが掛かった証拠。それに備えるのは地震大国日本の宿命なのだ。

http://netallica.yahoo.co.jp/news/20160928-06848304-jitsuwa
==========

 南海トラフが発生した時に、自分が住んでいる地域の震度と津波の達成時間はこちらで調査することができます。是非読者の皆様もご自分の住んでいる地域の震度と津波の予想をご確認頂ければと思います。

http://www.asahi.com/sp/special/nankai_trough/

 たとえば高知県土佐清水市は34mの津波が地震の直後4分で来ることになります。どうやって避難したら良いのでしょうか。


 都市部の場合は、高いビルはたいてい近くにあります。津波の可能性があるかどうかは地震の直後の発表でわかりますから、津波の可能性がある場合は、なるべく建築が新しそうなビルの屋内非常階段(たいてい防火扉あり)を4階以上登ることが大切と思います。


 ただ四国や紀伊半島および東海地方の太平洋沿岸の田舎ですと、高いビルなど稀でありましょう。また高台まで移動するのも車で10分20分かかるところも多いことでしょう。高齢者などはそんなにすぐに高台に移動できない可能性も高いでしょう。
 以前ご紹介した水に浮く車があると良いのですが、まだ日本では発売されておりません。(私が自動車メーカー幹部なら軽自動車を全部浮くようにしたいところですが)


 苦肉の策として、各自がライフジャケットを家族分用意することが良いのではないかと思います。ライフジェケットは3,000〜10,000円くらいです。安全ヘルメットも2,000〜3,000円です。これらを家族分を購入して玄関に吊るしておくとか、車のトランクに常備して置くのが良いのではないでしょうか。


 311で津波で亡くなった方の死因のトップが打撲でした。溺死ではないのです。もの凄い津波の濁流に呑み込まれると身体は水中に沈められます。そして大量の瓦礫とともに流される過程で身体を強く打ち付けられるのです。
 しかし、もし救命胴衣着用で少なくとも身体が水上に浮いてさえいれば、濁流で水中に引き釣りこまれなくさえなれば、生き残れる可能性は高まると考えられます。また水上に浮いていても激流ですので建物に身体が衝突する可能性はあるため、やはり最低でもヘルメットなどで頭を保護する必要はあると思います。
 でありますから、南海・東南海地方に住んでいる方は、短期間で大きな津波が来る可能性がある地域の方は、とにかく強い揺れが来たらまずライフジェケットを着用してきちっとファスナーと紐を締めること。そして安全ヘルメットを着用することが重要ではないかと思います。それから高台に避難するとか、自宅の二階など少しでも高い所に避難する。


 車に乗っている人も車内でライフジェケットを着用し高台に向かって運転することになるでしょう。しかし渋滞などで、万が一、車が津波に追いつかれたら、道路に水が見えたらすぐ車から降りる。車が津波に呑み込まれると水圧でドアが内側から開かなくなりますから。津波に追いつかれたら、すぐに社外に出て、車の屋根に登るなど少しでも高い所に上がります。


 不幸にして、身体が津波に巻き込まれたら、抵抗せずに流されるしかないです。多分。しかし、とにかく頭さえ瓦礫や家屋に打たなければ、そして濁流で身体が水中さえ引き込まれなければ、ライフジャケットでプカプカさえ浮いていることさえできれば、津波の引きで太平洋まで運ばれたとしても、そこから発見され救助される可能性は充分あります。
 ライフジャケットを装着していれば、浮くのに体力を消耗しませんから、助かる確率はぐっと高まります。


 ライフジェケットはきちんと装着さえすればほぼ100%助かるというデータがあります。ライフジェケット着用で死亡した例は、紐がきちんと縛ってなかったりファスナーを上まで上げず、途中で脱げていったケースです。
http://www.mlit.go.jp/jtsb/kai/bunseki/bunsekikohosiryo/no3_pleasure/p2-6.pdf


 本当は南海・東南海トラフ地域の地方自治体が、ライフジェケットとヘルメットを各家庭に配布するべきと思いますが、そうでない場合は、各自用意する必要があるのではないかと思います。



ライフジャケット通販例
https://goo.gl/H7LVEz

安全ヘルメット通販例
https://goo.gl/mSm1ia



 ありがとうございます。
※本日は中潮で新月週間ですね。



下記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら

本ブログは引用元をあきらかにしていただければ、ブログやSNSでの拡散は許可いたします。