まるぞう備忘録

無題のドキュメント

地震雲目撃情報の共有。続編。

2018-06-20 09:23:12 | 防災情報。
防災カレンダー
本日は半月上弦。地震への注意観察日。
静止軌道衛星上の電子束が急変しています。明日午後注意。


地震雲情報
■東北

6月19日夕方頃 青森湾から北海道東部方面

■関東

6月19日15時頃 埼玉県東松山から東南方向


6月17日18:30頃 神奈川県川崎市高津区から西方向

■中部

6月18日18時頃 岐阜県から養老(南西)方面

■北陸

6月19日 石川県能登


6月19日 北陸

(写真なし)
6月18日午前11時頃 福井県丸岡

■近畿

6月18日夕方頃 大阪北部から京都(東)方面


6月18日18時頃 奈良県より東方面

出典:読者からの投稿および伊勢白ペディア投稿写真より





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東大地震研は予知できていた!?

 昨日はたくさんの地震雲情報をお寄せ頂きました。大阪地震の直後ということもありたくさんお寄せ頂きました。今後とも引き続きよろしくお願いいたします。

 大阪の読者の方から地震の時の様子もいくつかコメント頂きました。やはり日本の中で安全な場所はない。どこに住んでいても防災の備えは必要であることを改めて感じました。

 また静岡の読者の方々からも。静岡は子供の頃から防災に対する教育を受けておられるのですね。人々が注視し防災の備えをすると地震が起きにくくなる。人々が注視すると観察された事象は発生しづらくなる。という量子力学の理論の実践編であるように思います。

 ただこの理論は正しいことを証明するのはとても難しい。もし人々が注視すると「起きやすい」のであれば、証明は簡単です。「起きれば」いいのですから。「起きないこと」は、仮説が正しくて起きなかったのか、仮説そのものが間違いで起きなかったのか。区別することができないからです。

 たとえば東大の地震研などはお気の毒かもしれません。莫大な国家予算を投じながら、全然予知があたらないじゃないか。東海地震は来る来ると言いながら全然来ないじゃないか。そのように非難されます。

 しかし量子力学の理論では、実は地震研の東海地震の予知発表こそが、何十年もこの地域での大地震を抑えていたのかもしれません。

 このブログの地震雲注視実験も、仮説が正しいとするなら、ここでアップされる地域では、本来起きたかもしれない地震が避けられる。そういう理論となります。
 あれ地震雲だ。だけど地震雲は当たったことないんだよな〜。という人がその地域に多ければ、写真を撮ったりわざわざ投稿する方がいなければ、残念ながらそれも縁でありますが、やはりその地域で地震が発生する確率はグンと高まる。そういう仮説となります。今回の大阪北部地震のように。事前に地震雲を目撃された方が少なからずいらっしゃっただけに、やはり残念であります。
「注視」が私達の運命を築いていくのであれば、挑戦して行きたいですね。



人生を自分の意志に沿って運転する方法。

 この注視すると起こらないという現象。これは私達の生活の幸せにも応用ができます。非常に重要な「しあわせの原理」であるとも言えます。

 私達は自分の生活で起きてほしくないことはたくさんあります。健康面であり、金銭面であり、親族に関する問題など。しかし私達はそれらの「起きてほしくないこと」については考えないようにする癖があります。意識して「注視しない」ようにしてしまうのです。

 するとそれは非常に起きやすい。私達が無意識に見ないようにしているわけですから。

 しかしもし「それが起きたら」と真剣に考え想定し、そして頭の中でシミュレーションを何度もするのであれば、それは比例して発生しづらくなるのです。

 また逆に私達は叶って欲しい願い事も山程あります。もう日常の頭の中はその叶って欲しい願い事でいつもいっぱいかもしれません。
 私達は自分の願いごとにいつも注視しています。いつ叶うかな。いつ叶うかな。しかし私達が注視すればするほど、その願い事は叶いにくくなるのです。うむ〜。

 幸運なことは、忘れたころに思わぬところから転がりこんで来る。そういうことを私達は経験的に知っています。

 ということは叶って欲しいことは、敢えて「想わない」方が良いと言えます。世の中には「願い事が叶う」という類の本やらグッズやらパワースポットやら、とにかくそのような願望を注視する方法論に満ちています。人々はその方法に従って、自分の願望を強く注視すればするほど、その願望は自分の人生では起きにくくなるのです。うむ〜。

 起きてほしくないことこそ、脳内でシミュレーションし「それはいつ起きるんだ」と注視し観察することがしあわせのコツでありました。

 多くの人は「起こって欲しくないことは考えないようにし」「起きて欲しい願望は、いつ叶ういつ叶うと注視し続ける」そういう生き方をしております。が、これは不幸は起きやすく、幸せは起きにくい。自分が生きたい生き方の正反対の人生を惹きつけておりました。

 人生はどの切り口で切っても、陰陽は逆である。という真理を発見することができます。表に見えることと裏に因子として存在することはいつも陰陽同量です。
 陰陽道のシンボルである太極図。この図形。中心点を通る直線は、どこを切っても陰陽同じ面積になります。







私達の人生も然り。その視点が中心を通る限り、表に見える事象と、見えない裏に存在している潜在因子は陰陽正反対で、同じ面積です。

私達は目に見える事象ばかりを追いかけます。が本当に大切なのは目に見えない因子の蓄積であります。

毎日の生活の中で「嫌だなあ」と思うことは誰にでもたくさんあります。目に見える事象で「嫌だなあ」と避けているうちはそれは消えることはありません。正反対の意識。「起こって当然。喜んで受け入れる。さあ来いカモン。ウエルカム。」と腹を括った瞬間に起きなくなる。

このように量子力学の陰陽理論(注視理論)は私達の生活の中でも簡単に実験することができます。ね。





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地震雲(飛行機雲のように短時間で消えない立ち上がる雲)を目撃された方は、雲の御写真と目撃情報を下記のメールアドレスにお送り頂ければ幸いです。
ohisama.maruzo@gmail.com
御写真とともに送って頂きたい情報
・目撃された日時(何日何時頃など)
・目撃された場所(県名や地名など)
・目撃された方向(可能なら)
(個人情報は厳重に管理し、私以外の第三者に投稿者のメールアドレスなどの個人情報を開示することはありません。またお送り頂いた御写真と目撃情報は伊勢白ペディア投稿写真にも掲載させて頂くことがあります。)




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地震雲目撃情報の共有。

2018-06-19 11:40:12 | 防災情報。

 昨日の大阪での地震は犠牲者が発生しました。ご冥福と被害に遭われた方々のお見舞いを申し上げます。
 大阪地震の前日、立ち上がる雲をご覧になった方は何人もおられたようでした。


6月17日15時頃 京都動物園

また読者の方のコメントより
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今朝、大阪で久々に大きな地震がありました。
まるぞうさんと同じく、油断していました。
大阪に住んでいる私としては、反省させられました。
実は昨日、金剛山へ山登りに行きましたが、富田林駅に向かう電車の中から、まるぞうさんのブログで何度も見た地震雲がはっきり見えました。写真がなく、申し訳ありません。
昨日の午前中は快晴で、雲は縦に伸びていて、もうそれは一目見てまるぞうさんのブログの写真と同じだ、地震が来るかも…と思いました。また、下方には横一直線の雲も見ました。
ただ、昨日は群馬が揺れており、あの雲はそのことだったのかな…それにしては遠いな…などと甘い気持ちを昨晩思いながら眠りにつきました。そして今朝、大きな揺れがやって来られ、あぁ、あの雲はこのことだったんだ!と、確信しました。


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昨日の夕方に梅田にて、太く立ち上る雲を確認していて、みなさんと共有しようとして、画像投稿の掲示板を探したんですけど、どこだかわからず...投稿できませんでした...

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地震雲の情報を多数の人の視点と共有する実験。

 地震雲が地震の予知と関連があるというのは科学的には立証されておりません。また多くの人が注視するとその出来事は発生しづらくなる。というのも量子力学の理論としての仮説であり、これもまた科学的に立証されているものではありません。

 しかしこのブログでは「地震雲(飛行機雲ではない立ち上る雲)を大勢の人が注視することにより、その場所での地震の発生が抑制される」という仮説を実験しています。

 地震の一つの原因は地殻のひずみの解消です。どのポイントでひずみが解消されるのか。多くの人が「地震が起きるかも」と注視しているポイントでは起こりづらく、人が注視していない場所(人がほとんど住んでいない地域や多くの人が油断している地域)では起こりやすい。そのように思います。

 ウィルソンの霧箱という化学の実験装置があります。
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箱のピストンを引いて空気を膨張させると、箱の中の温度が下がる。そのため、空気中に含むことのできる蒸気量が少なくなり、箱の中が一時的に過飽和の状態となる。この時に放射線が入射すると飛跡が見える。
(Wikiペディア「霧箱」より)

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 地震が発生する直前、ラドンなどによる放射線が地下から放射されると考えられます。この地下から吹き出る放射線に沿って、ウィルソンの霧箱のように、立ち上る雲が形成されるのかもしれません。
 そういえば立ち上る雲の多くは、地中から何かが垂直に吹き出ているように見えます。地下10キロの深い奥底で起きている異常。地震雲とは、地中奥底からラドンなどによる放射線が大気に噴出している様子なのかもしれません。もちろん大地は呼吸するように動いておりますし、また大気も水蒸気が過飽和の状態でないと霧箱現象は起きません。このため地震雲が発生しても、数時間後には消えてしまうのでしょう。

 しかしたまたま偶然でも立ち上る雲をご覧になられた方は、その写真を送って頂きたいと思います。
・撮影した日時
・目撃した場所
・見えた方向
 などの情報があれば、多くの読者の方の「注視」に役に立ちます。

 私が地震雲の写真に参考にしているのは「伊勢白ペディア」というサイトですが、こちらのサイトの投稿アドレスがわからない方は、私にお送りくださっても結構です。
メール: ohisama.maruzo@gmail.com
 このメールアドレスは毎日の記事の一番下に記載しますので、そちらをご参照ください。
(個人情報は厳重に管理し、私以外の第三者に投稿者のメールアドレスなどの個人情報を開示することはありません。)

 写真が撮れなかったよ。という方でもこのブログのコメント欄に
・目撃された日時(何時頃など)
・目撃された場所(県名や地名など)
・目撃された方向(可能なら)
を送って頂ければと思います。

 多くの人がその地域での地震雲現象を知れば、その地域で発生したかもしれない地震が軽減されるかもしれません。そこで起きたはずの地震が、違う場所(人が住んでいない地域など)での発生に変わるというように。



太陽からの電子束が地殻地場に与える影響。

 このブログの記事の下に毎日掲載している人工衛星静止軌道上の電子束の計測グラフ。太陽からの電子束が急に乱れると、約20時間後に地震が起きやすい。そのような仮説もあります。地球自身が大きな磁石ですから、太陽から大量の電子束が直撃することで、地場地殻に大きな力が働きます。電流と磁束に直行した方向に力が発生するのはフレミングの法則という名前で学校で習いました。あれです。




 現時点での電子束グラフです。大きく乱れていますね。このグラフの横軸は日本と9時間時差のあるグリニッジ時間です。から、時差を考慮して、だいたい30時間を足した時間が、日本時間で、地球のどこかで地殻が動いて地震が発生する可能性がある。と考えられます。
(もちろん地殻が動くのは太陽電子束だけでなく、月の重力や小惑星の通過などの重力の影響が原因となることも多いと考えられます。)



 この「どこかで地震が起きる」という時。もちろん地球上で地震が起きやすい場所は決まっております。


出典:https://thepage.jp/detail/20150523-00000005-wordleaf

 この中でも、人が地震に注視している場所には起きにくい。カムチャッカや南太平洋など人がほとんど住んでいない地域や、あるいは多くの人が地震に油断している地域に起きると考えられます。うむ。

 人が多く住む場所は、確率的に地震雲を目撃される方も多いと思われます。一つの地域で複数の地震雲の目撃投稿がある時が要注意です。



家具転倒防止突っ張り棒の取り付け方。

 今回の地震の犠牲になられた方により、日本中の多くの人がブロック塀の危険性と、そして改めて家内の家具の転倒について対策を認識したと思います。
 これは先日の朝日新聞の記事です。
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あの日から買い続けた少年ジャンプ 津波で失った息子へ
2018年6月13日10時32分

 350冊の「週刊少年ジャンプ」が、新しい部屋の壁一面を埋めている。震災から7年3カ月。宮城県名取市閖上を襲った津波で亡くなった息子のため、母親が毎週買い続けてきた。



https://www.asahi.com/articles/ASL6C3H52L6CUNHB002.html

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 悲しい話ですが、今回この記事を取り上げた理由はこちらです。



 突っ張り棒の取り付け方が間違っています。この突っ張り棒はこのように取り付けないと意味がないのです。


出典:アイリスオーヤマ公式サイト

 地震による津波で大切なお子様を亡くされた。そのお子様の部屋の本棚。地震対策としての突っ張り棒をされておりますが、その付け方では効果が半減なのです。そちらの向きでは「突っ張らない」のです。

 なぜ突っ張り棒が 工 という形になっているのか。そして地震が起きた時に、家具が倒れるのはどちらの方向なのか。きちんと突っ張り棒のパッケージには取り付け方の注意が書いてあります。

 今回の地震で家具転倒の防止を見直される方は、突っ張り棒は単純に天井と家具に挟めばいいというものではない。家具の転倒方向に対して、突っ張り棒が突っ張る向きに設置されているかどうか。も改めてご確認頂きたいと思います。





首相官邸へのご意見
https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html

安倍首相のFacebook
https://www.facebook.com/abeshinzo
(Facebookの仕組み上、コメント投稿時は投稿者の名前も公開されます)

自民党への安倍首相応援コメント
https://ssl.jimin.jp/m/contacts?_ga=2.247766276.2038314964.1501028960-2110744341.1501028960




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サラダ油が認知症を進行させる?後編。

2018-06-01 09:04:32 | まるぞうレシピ

6月1日午前6時頃 徳島県南部から東北方向


6月1日午前8時半頃 埼玉県中央から富士山方向




油の製造過程で本当にヒドロは生成されるのか?

 昨日はヒドロキシノネナールについて考察しました。この記事では略称ヒドロ。リノール酸を高温に晒すと発生します。200℃で5分。185℃で30分。このヒドロがアルツハイマーの原因になる。そのように言われております。

 まず通常の調理では油を200℃以上に加熱することはまずありません。揚げ物は180℃くらいですから。
 そしてもう一つの可能性は溶剤抽出過程です。200℃以上の高温になると言う人がおります。本当でしょうか。

 製油で使われる溶剤はノルマルヘキサンと言います。機械的圧搾では絞りきれなかった滓(かす)でも、このヘキサンに浸すとあら不思議。油成分が滲み出てくるのでありました。その比率99%。
 しかしこのままだと食用になりません。ヘキサンは石油から生まれたベンジンのような薬品ですから。そこでヘキサンを蒸発させる(脱溶剤)必要があります。この時に200℃以上に高温に晒されるというのです。

 しかしヘキサンの沸点は68℃です。つまり油を68℃以上に加熱すると沸騰して気体になるのです。そしてこの過程では効率よくするため減圧して行われるため、実際は68℃以下で気化します。本当に200℃以上まで加熱するのでしょうか。



蒸留は90℃〜130℃(ヒドロが出来ない)らしい。

 では実際の製造過程では何℃くらいの温度で処理されるのでしょうか。ここの数字は各食品メーカーのノウハウでしょうから、なかなか公開されておりません。一つ参考になるのは特許文献です。

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鉄鍋に原料なたね8kgを張り込み、攪拌しつつ直火で加熱し品温を220℃に30分間保つ。

放冷後この焙煎なたねをローラーにより圧扁粉砕したのち、ステンレス製ソックスレー型大型抽出機でn-ヘキサンにより4時間抽出し、ミセラを蒸留缶にとり、大部分のn-ヘキサンを留去し、さらに減圧下に90~100℃で脱溶剤し、粗油3.5kgを得た

特開昭56-32596「食用油脂の製造法」より
https://aburano-hanashi.kuni-naka.com/265

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 この文献だと100℃以下ですね。参考になります。この条件であればヒドロは生成されません。
 また次のような文献もあります。これは食油工場で起きた火災事故のレポートです。
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脱脂大豆製造工程において、脱溶剤機内でノルマルヘキサンが爆発

 この災害は、脱脂大豆製造工程において、脱溶剤機内で爆発が発生したものである。
 大豆油の抽出は、油抽出機内に仕込まれた大豆フレークの中にノルマルヘキサンを拡散させることによって行われていた。油が抽出されたノルマルヘキサンを含んだ大豆滓は、脱脂大豆製造工程の蒸気(10kg/cm2 180℃)により間接加熱されている脱溶剤機内の9層のトレイに送られ、上層から下層に下りて機外に出るが、各トレイでは回転羽で攪拌し、中間層では直接蒸気(5kg/cm2 130℃)が吹き込まれてノルマルヘキサンが除去されていた。

出典:職場のあんぜんサイト
http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen_pg/SAI_DET.aspx?joho_no=100706

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 おお。知りたかった情報が記載されております。こちらは130℃で蒸留されています。ヘキサンは233℃で発火しますから、あまり高温に出来ないのではないのでしょう。
 もちろん中には200℃以上で蒸留しているメーカーもあるかもしれません。が現時点では全部の溶剤抽出油がヒドロで危険とは断言できないということです。

 このため山崎先生の言うように「サラダ油=アルツハイマー」「植物油脂=アルツハイマー」というのは極論に思えます。ですから即サラダ油をゴミ箱に。というのはもうちょっと待って頂きたいと思います。
 


問題はリノール酸油の摂りすぎ。

 今後、各油脂製品におけるヒドロの油脂成分などが公開されればまた考察を行いたいと思います。が、それでも家庭では「抱っこゴメン(大豆油・コーン油・胡麻油・綿実油)」は出来るだけ控えたいと思います。胡麻油は風味付けの調味料としては良いと思いますが、大量の揚げ油としては。。。

 その理由は現代人は大量のリノール酸を摂取しすぎるのが問題だからであります。大量のリノール酸は体内の炎症を悪化させると言われています。
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リノール酸の過度の摂取はアレルギーを悪化させたり、大腸癌などのリスクを高める。
最近の研究結果では、日常で摂取する飽和脂肪酸の一部(15%程度)をリノール酸に置き換えた場合、全死因死亡、心血管死亡、冠疾患死亡リスクが上昇する可能性が指摘されている[4]。
(Wikipedia「リノール酸」より)

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 現代日本人が摂取するリノール酸は年4kgと言われています。だいたいこの半分くらいが良いバランスと言われています。

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(現在の日本の食環境では)摂取脂肪酸中のリノール酸の占める 割合は米国よりはるかに大きい。これら各種脂肪酸の摂 取量の差と起炎性因子(ウィルス,菌,アスベスト油脂の微量有害因子など)の差が、臓器別癌死亡率の日米の差に影響している主要な因子になっていると考える.。
現在の日本の n - 3 系脂肪酸の摂取量を維持しながらリノール酸の摂取を半減することが,米国型癌を始めアレ ルギー過敏症,心臓・脳血管系疾患を予防する上でも,きわめて重要である。

出典:リノール酸摂りすぎによる炎症性疾患としての癌(名古屋市立大学薬学研究科 奥山 治美 )
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jems/25/2/25_2_147/_pdf

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 とにかく日本人はリノール酸摂りすぎ。 n - 3 系脂肪酸(オメガ3のこと。亜麻仁油や荏胡麻油)は今のまま維持して、リノール酸の摂取量を半分にすることが望ましい。この論文ではそう述べられています。

 外食や、あるいはマヨネーズを含む加工食品にはこのリノール酸がたっぷり含まれているでしょう。から、せめて家庭の料理においては、リノール酸を控えたいと思うのであります。



体内のコレステロールは認知症予防や老化防止のはたらきをする。

 ではなぜ日本人がこんなにリノール酸好きになったのでしょうか。それはコレステロール対策という健康神話のためであります。
 油の摂りすぎは身体に悪い。コレステロールが増えて血液ドロドロになる。そのように信じている人は多いことでしょう。
 このコレステロールを低減するリノール酸。身体に良い油としてリノール酸が脚光を浴びたのでした。

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コレステロールはなぜ「悪」から「必須」になったのか

コレステロールの取り過ぎが健康に悪いと言われたのは、1960年ぐらいだからすでに50年以上が経っている。当時はコレステロールという名前自体が珍しかったが、食事が洋風になり、動物性の油を採るようになったので、注意が必要だというまことしやかな話が始まり、脂身の肉、コレステロールを多く含む卵などを注意するようになった。

それ以後、多くの家庭では脂身の多い豚肉は避け、鶏肉を食べるときには「ヘルシーなササミをどう調理したら美味しく食べられるか」などを工夫し始めた。ちょっと油の多いトンカツやサーロインステーキなどを食べようとすると「コレステロールが増えるからダメ」と言われたものだ。

一方、コレステロールの研究が進んでくると、1990年頃から、それまで血管に血栓などを作ると考えられていたコレステロールが、実は損傷した血管を修復することがわかり、2種類のコレステロールを「善玉、悪玉」(NHKの造語といわれている)に分けて報道や説明が行われた。

しかし、21世紀に入ると、コレステロールは体内でほとんど合成し(体内合成率は70%といわれ、特に長期の場合は食事とは無関係)、食事の種類を変えても体内のコレステロールは変化がないこと、コレステロールが減るとがんや認知症になる可能性が示唆され、「コレステロールは悪」から「コレステロールは必須」に変わっていった。

この背景には、第1に欧米の検査結果やレベルの低い動物実験の結果を鵜呑みにした、最初のコレステロール排斥が間違っていたのではないかと疑われ、第2に、それが薬の販売の利権とつながっていること、さらには高齢化に伴い認知症などの増大が懸念され、その1つの原因として「低コレステロール」があるのではないかとも考えられ始めたことなどがあげられる。

出典:武田邦彦メールマガジン『テレビが伝えない真実』
http://www.mag2.com/p/news/18596/2

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 コレステロールが認知症の予防に役に立つ。これが最近の研究でわかってきたことです。

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コレステロール値を気にしすぎない

もうひとつ、肉食がよい効果をもたらす理由は、前章でも少し述べたように、人にとって大切な男性ホルモン、女性ホルモンの原料が肉に含まれるコレステロールであることです。

男性ホルモンのテストステロン、女性ホルモンのエストロゲンはコレステロールから作られます。エストロゲンは骨粗鬆症の予防になり、またアルツハイマー型認知症の予防にも役立ちそうだということがわかっています。
・・・
それになにしろ、コレステロールは細胞膜の原料でもあるので、これが不足すると細胞の再生がうまくいかなくなり、老化が促進されたり、免疫機能が衰えたりします。
・・・
何事も過ぎたるは及ばざるがごとしで、実はコレステロール値もものすごく高くなければ心筋梗塞などのリスクを高めないのだという調査研究もあります。
東京都小金井市で行われた70歳老人の生存率の追跡調査では、コレステロール値がやや高め(男性190~219㎎/dl、女性229~249㎎/dl)とされる人が最も生存曲線が良好で、低かった人(男性169㎎/dl、女性194㎎/dl以下)が最も生存曲線が悪いという結果が出ました。低い人よりやや高い人のほうが長生きしているのです。

これらの研究結果から、日本動脈硬化学会も1997年から高コレステロール血症の基準値を変更し、「220㎎/dl以上」から「240㎎/dl以上」に引き上げています。

出典:コレステロールはアルツハイマー型認知症の予防にも有効 和田秀樹
https://mainichigahakken.net/health/article/post-303.php

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 コレステロール値240㎎/dl以上の人はお医者さんの判断が必要です。がそれ以下であれば、コレステロールはむしろ認知症予防、老化防止の役に立つのです。そういえば最近の元気な高齢者は本当に良くお肉を食べてます。

 ほとんどの人はコレステロールは無理に減らす必要はなかった。なのにコレステロールを減らしましょう。といってアメリカ人の倍のリノール酸油を摂る。その結果体内の対炎症抵抗を弱めて癌やアレルギーにかかりやすくなる。ということになっているのです。

 ふうむ。



現時点でのまとめ。

・市販の溶剤抽出リノール酸油にどのくらいのヒドロが含まれているかは今後の研究や情報開示を待つ。

・ただ日本人はリノール酸油を摂りすぎ。半分に減らすぐらいで丁度良い。(ただし調味料としての胡麻油は許容範囲と考えます)

・240㎎/dl以下であればコレステロールは減らす必要は全くない。逆に認知症予防や老化防止に必要。


そして昨日の記事から

・キャノーラ油の危険性もまだこれからの研究待ち。だが家庭で使うのは控えた方がいいかも。どうせ外食揚げ物などで大量に摂らされるであろうから。バランスの意味で。

・パーム油の危険性も明確に主張できる材料は現在はない。市販の加工食品全てに疑心暗鬼になる方がかえって身体に悪いかも。家庭ではできるだけ安全な食材で調理は心がけるとしても、現代ではある程度加工食品に頼るのも仕方ないと思います。


そして特に記事には書きませんでしたが、

・トランス脂肪酸を多く含むマーガリンやショートニングそしてその加工食品は避けること。あのジャンキー食文化(失礼)のアメリカ人でさえ危険と言っているぐらいなんだから本当に身体に悪いのだろうと思います。

・オメガ3(亜麻仁油や荏胡麻油)は本当に身体に良いらしい。お値段は高いですができるだけ摂取したいです。




以上このシリーズ終わり。私もいろいろ勉強になりました。



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