まるぞう備忘録

無題のドキュメント

口論議論がなくなる理由。前編。

2017-09-16 14:01:23 | まるぞう経営学


一昨日書いた記事について、追補考察であります。ただし追補内容につきましては、私の本当に個人的な感じ方であり、多くの人に対する普遍性を持つものではありませんので、ご了承ください。


前回記載したのは
・相手と意見が違った時、「相手が正しい。間違っているのは自分だ。」
という実験についてでありました。


この表現について、「自分を抑える」というように取られて方がいらっしゃったかもしれません。しかし実際はそのようなことはありません。

自分が正しいのに、それを抑えて相手が正しい。と意見を曲げるという意味ではないのです。

誤解を生む表現かもしれませんが、敢えて言うのであれば、「自分が正しい場合は、口論にはならない」ということであります。
自分が思っていること、感じていること、どうあるべきと思うか。これらを相手に伝えると、相手は共感してくれます。

もし、私の意見に共感してもらえることなく、それが「議論や口論」になるのであれば、それは「私が間違っており、相手が正しい」ということであります。



では会話のシミュレーション。とあるファミレスにて。
「お、まるぞう、何頼むの」
「う〜ん。いつものようにトマトのパスタかな。」
「何だいそれ、ここならやはり目玉焼きハンバーグだろ。お前
わかってねーな。」

さてこのようなやりとりの場合、口論に発展するでしょうか。それぞれの好みについてです。人はそれぞれの人生でそれぞれの主役であります。ですからモノの好みや価値判断は人それぞれであります。

ですから私は、個人的には目玉焼きハンバーグは頼まないと思いますが、別に相手に「トマトパスタの素晴らしさ」を説得するつもりもないです。それぞれが好きなものを頼めばいいのです。

現象1:個人の好みや生き方は人それぞれなので、それについて相手を説得することはありません。

多くの大人は、政治と宗教については話題にしないことがエチケットであることを知っています。これらの話題は、人それぞれの生き方の問題であるため、相手に干渉しないことが大切です。
逆に相手がこちらに干渉してきた場合は、多くの大人は「さあ、どうでしょう。」「う〜ん。あまり興味ないかな。」などサラリと受け流すことでしょう。

南の窓から入った風が、そのまま北の窓から出ていくように、部屋の中に何もとどまらせず、引っかかることなく外に出ていきます。



次のシミュレーションです。相手は更につっかかってくる場合もあります。

「おまえ、何パスタなんか頼んでんだよ。ほんとにお前味わかんね〜やつだな。」

人によってはこのように否定から入ることもあるかもしれません。
しかし人から否定される時は、だいたいの場合貴重なメッセージです。とくに心の中でカチンと来るような場合は、「それは重要だよん」というしるしであります。

今までの私の経験では、私というのは非常に傲慢になる性質を持っているので、それを常に補正するようにする必要があります。しかし自分自身の姿というのは、本当に最後までわからないのです。
そこで頼りになるのが、カチンと来る相手からの否定の言葉です。その言葉の底流には、ほとんどの場合、一番自分が認めたくない、しかし一番自分が認めなければならない警告が含まれています。

若い頃の私は、つまらないプライドがありましたので、カチンという相手の言葉の裏に隠された警告を見破ることができませんでした。
しかしさすがにいろいろな失敗経験を積み重ねることで、カチンという相手の言葉には180度真逆の警告が含まれていることを知ったのでした。

そのカチンの警告は、その場すぐには意味がわからないこともあります。ですからその場合は、「う〜む。そうかなあ。」という返事だけしておき反論することはありません。2日ほどは熟成する期間が必要です。

その期間の中で、その警告の意味がわかることもあります。でありますから、その場で反論することはなくなりました。

現象2:相手が自分を否定しカチンと来る言葉は、貴重な警告なのでその場では反論することはありません。警告の内容を理解するには2日ほどその警告を熟成する必要があります。



ちなみに「味がわかんね〜やつだな」と言われた時の私の気持ちとしては、「自分は人並みの舌しかないので、そう思われても当然かもね。でも今日はパスタの気分だからな〜」と思うかもしれませんし、「そんなに目玉焼きハンバーグが美味しいというのなら、騙された気持ちでトライしてみようかな。食べてみようかな」と思うかもしれません。
あるいは2日のうちに、相手は「俺のこともっと興味をもって褒めてよ」という意味だったのかもしれないな〜。と思い至るかもしれません。

いずれにせよ、個人を否定されることはあるでしょうが、特に相手に反論することはないです。この現象に関しても反論は何の意味を持たないからです。


あと3つほどの現象があるのですが、つづきは明日考察してみたいと思います。



 ありがとうございます。





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