我想一個人映画美的blog

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ブラック・クランズマン/BLACKKKLANSMAN

2019-03-28 17:52:46 | 劇場&試写★6以上

 

 今年のアカデミー賞作品賞にもノミネートされて大注目作品。

韓国映画「オールド・ボーイハリウッドリメイク版がひどい出来だったスパイク・リー最新作は

1970年代にあった驚きの実話を基に、コロラドスプリングス警察署初の黒人刑事となった

ロン・ストールワースと相棒のユダヤ人刑事が、白人至上主義団体KKKに対して行った潜入捜査を映画化


制作に携わったのは、同じく黒人でゲットアウトが評価されアカデミー賞で脚本賞を受賞したジョーダン・ピール。

 

主演のロン・ストールワースを演じたこの方、観たことない顔だなと思ってたらあのデンゼル・ワシントンの息子だって。(右)

ジョン・デヴィッドワシントン。 いつの間にこんな大きな息子が。しかも俳優。 笑

相棒のユダヤ人警部フリップには、メジャー作品からミニシアター系まで出演作続々、近年大注目のアダム・ドライヴァー。

 

一番疑ってかかるメンバーに、フィンランドの俳優、ヤスペル・ベーコネン。

 

KKKのお偉いさんにトファー・グレイス。

 

ところでこの後ろにいる潜入捜査のミーティングの際にいるめが飛び出たオッサン、

なんかブシェミに似てるな〜でも違うなぁと思って見てたんだけど

ブシェミ(スティーヴ)の弟らしい!ことが判明。 弟いたのね!?しかも役者。笑

 

 

KKKのメンバー加入の広告を見ていきなり電話。

饒舌なロンは黒人やユダヤ人に関する猛烈批判をしたことで電話にでた支部長に気に入られ会うことに。

自身は黒人なのでもちろんバレバレになるため、電話ではロンが、実際に会うのは同僚のフリップ警部が担当することになり

極秘捜査が進められていく。

 

 

6/10

 

 

オープニングからなんとわたしの大好きな「風と共に去りぬ」のモノクロのワンシーンからスタート。

その後も、「風と共に去りぬ」でオスカーをとった黒人俳優のことが劇中に出てきたりと当時から「白人至上主義映画」とも

言われていた(アカデミー賞では作品賞受賞)この映画を遠回しに避難している面も。

(わたしは単純に、女性が逆境にも負けずに生きる逞しさと絡めた一人の女の愛と人生として好きな映画だけど)

 

電話での場合と実際会うときとで別人が、っていう設定が面白いけど

ふつーこんなうまいこといかないよーって思うんだけど フリップの存在自体が映画の脚色らしい 

やっぱりねー、流石に。何もかもうまくいきすぎだし。

(なるほど、それでアカデミー賞で脚色賞受賞なのね)

劇中でも言ってたけど、黒人の方って独特な言い回しや発音があるし、

全然似たような声でもない人が実際に会ったら声違うしその時点でバレバレでしょって思いながら観てたし

だけどすんなり騙されてるKKKの奴ら。

 

そして、KKKの中に一人だけ疑り深い奴がいるからこそ面白いんだけど、

新人として入ってきたのに上の人にやたら気に入られてるし、入るときに色々調べないか普通

ユダヤ人じゃないのか?とズバリ指摘されて嘘発見器にかけられるも、ロンが石を窓にぶつけて逃げ、

(古典的 笑)その後の取り調べはうやむやに。

こんなタイミングで石投げてくるんだから仲間がやったとか思わないとこもすごい。

この辺は映画的にも随分とゆるいなー設定って思えちゃう。

だけど、KKKの団員証がなかなか届かずに自ら電話をかけると最高幹部のカリスマ的男が出て、

早めに手配してくれるというエピソードは本当にあったことらしい。

 

スレスレな感じで潜入捜査は進む中、KKKの大集会が行われる。

そこに、ロンは黒人なのにKKKのその集会で最高幹部の警護をするというそんなん、あり得るんかい!

と突っ込みしまくりです。笑

そんな突っ込み入れたくなりながら面白く観られたので中盤からはOK。

 

エンドロール近くでは、抗議デモ隊と衝突になり死者まで出た、2017年8月の

シャーロッツビルラリーという白人至上主義者の集会の映像とそれに対するトランプ(大統領)の声明も出てきて

今のアメリカの現状が映し出される。

それと本編では「風と共に去りぬ」の他にも、KKKを正義の救世主として描き名作と言われる「國民の創世」という映画の上映がなされ

わいわいと黒人たちを殺していくシーンでKKKの白人たちは盛り上がりを見せる。

 

この後半場面で人種差別的な言論を講じる男を演じているのは、

近年トランプのモノマネでもはや有名になっちゃったアレック・ボールドウィンが。

現在のアメリカのトップになってしまったトランプのアメリカ至上主義、黒人差別だけではなくユダヤをはじめとする、とにかくあらゆる「人種」に対する「差別」が、

それ自体がなくなってくるどころか、よりまた偏見や差別社会を生み出している怖さ。

 

スパイク・リー作品の音楽は相変わらず良い選曲がされている。

興味ある方は「グリーンブック」と対でどうぞ

 

1970年代前半のアメリカ。コロラド州のコロラドスプリングス警察署初の黒人刑事となったロン・ストールワースは、過激な白人至上主義の秘密結社KKKのメンバー募集の新聞広告を見つけるや自ら電話を掛け、支部代表相手にまんまと黒人差別主義者の白人男性と思い込ませることに成功する。そしていざ面接の段になると、ロンは同僚の白人刑事フリップ・ジマーマンに白羽の矢を立てる。こうして黒人のロンと白人のフリップがコンビを組み、前代未聞の潜入捜査が開始されるのだった。

 

 

 

 

 

 

公式サイト

BLACKKKLANSMAN    2018年   アメリカ    128min

3月22日より、公開中〜

 

 

 


シンプル・フェイバー/A SIMPLE FAVOR

2019-03-13 20:04:44 | 劇場&試写★6以上

 

 

 

 アナ・ケンドリック&ブレイク・ライブリー共演であちらで話題になってた本作、やっと日本公開

監督は「ブライズメイズ」「ゴーストバスターズ」(リメイク)「デンジャラス・バディ」などのポール・フェイグ

原作はダーシー・ベルによる人気小説「ささやかな頼み」。

シングルマザーのステファニーは、息子を同じ学校に通わせているファッション業界で働くエミリーと親しくなる。

ある日、エミリーはステファニーに息子を預けたまま失踪。ステファニーは彼女の行方を追いはじめ、、、、

コメディ得意のポールフェイグ監督らしいどこかコメディ調、シリアスになりすぎないミステリー。

 

ブレイク・ライブリーはモデル風の美女、エミリー。

アナケンは世話好きのブロガーママ、ステファニー。

 

「トムフォードが俺に憧れてるんだ」というセリフで笑わす渋いこの男、(デザイナー役)

久々、ルパート・フレンドだった〜。

 

エミリーの夫には、話題作「クレイジー・リッチ!」でデビューのヘンリー・ゴールディング。

 

 

ゴージャスでミステリアスなママと、お人好しで世話好きママという対照的なふたりが

とても友達として合いそうにないのがまたいい感じ。

徐々に仲良くなっていくが、親友となったママ友の失踪で勝手に捜査を始めるステファニーは

果たして何か企んでいるのか、それとも夫が?誰が何の目的で?

 

 

7/10

 

ちょこっとネタバレあり

 

騙し騙され女同士のうちに秘めたしたたかさと承認欲求。

面白かった〜。 劇中2回ほど出でくるエミリーが作るカクテル、作り方の解説ありで飲みたくなっちゃう。

 

本作はもっとコメディかなと思ったら意外にも脚本がしっかりしたミステリー。

原作があるからそりゃそうか、とも思うけど

登場人物は少ないから犯人を探すことは容易なようで結構二転三転するのと、

誰かと誰かがグルである可能性もあるから意外と読めない。

W主演の一人、早々にブレイク・ライブリー死んじゃったよと思ったらやっぱり死んでませーん。という展開。

しかし実は双子でした〜っていうのはあるあるすぎるな〜もう一つ爽快なオチがあっても良かったけど。

 

ステファニーがブログを更新して情報集めたりアクセス増やしたり。ブログってのが古い感じだけど原作だから仕方ないのか 笑

 

先がわかってからは、その目的も別にありきたりだし面白いってほどではないのだけど

それでもわたしはアナケンもブレイク・ライブリーも好きなのでコロコロ変わる展開と二人の共演、

話題作「ドリーム」でも評価された衣装担当、レネー・アーリック・カルファスが本作で用意したという

50着以上の衣装を含め、楽しめちゃいました

 

それにしてもアナケンはいつ見ても何年経っても変わらず可愛らしく若いのはなぜ??笑

これからも応援します

あ、本作でもアナケンのお歌シーンがちょこっとあって運転中にラップ歌ってるのが可愛い

 

 

 公式サイト

A Simple Favor          2018年    アメリカ=カナダ      117min

3月8日より、公開中〜

 

プレミアにて。

アナケン、ブレイクライブリーとの身長差〜

 

ライアン・レイノルズとはいつでもラブラブ

 

 


2019年3月公開⭐️新作映画リスト

2019-03-04 23:22:15 | 月別観たい映画リスト

 

 

やっぱり2月は、あっというまに過ぎ去り 

まだ雨が多くて寒い日もあるけど、もうすぐ桜が咲いちゃう季節になりました

Netflixにどんどん観たいのや好きなのが入ってくるからそちらメインでいこうかなー

今月も少し観たいの絞っていきましょう

それでは早速。今月都内で公開されるなかから気になる数本をピックアップ。
3月公開作品全てではなく、個人的に気になってる東京で上映予定の映画リスト(ほぼ観たい順)

 


 

観た作品

グリーンブック 3/1〜

良かった〜。文句なしのアカデミー賞作品賞ほか、とっちゃいましたまた観たい。

 

 

 

 観たい&気になる作品

 3/8〜

「シンプル・フェイバー」

久々のアナケンちゃん。海外で公開決まった時からこのコンビの、待ってましたー♪

 

 

 

 

 

 3/22〜

スパイク・リー監督作。オスカーは逃したけどカンヌでグランプリ受賞。

白人至上主義団体「KKK」ことクー・クラックス・クランに潜入捜査した黒人刑事の事件を描く。

アダム・ドライバーも出演で、こちらも楽しみ。

「ブラック・クランズマン」

 

 

 

 

 3/29〜

ティム・バートンの最新作はダンボ。まさかダンボまで実写化するとはー。

コリン・ファレル、エヴァ・グリーン、マイケル・キートン、ダニー・デヴィート。

「ダンボ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 3/8〜

「スパイダーマン スパイダーバース」

アカデミー賞、GG賞にて長編アニメーション受賞。

ビジュアルもめちゃ美しいし、期待できそう

 

 

 

 

 

 

以下、多分観ない。

 

 

 

 

 


アリータ バトル・エンジェル/ALITA BATTLE ANGEL

2019-03-03 14:40:16 | 劇場&試写★6以上

 

 

日本の木城ゆきとの伝説的コミック「銃夢」(知らない)をハリウッド実写映画化したSFアクション大作

ジェームズ・キャメロンの名前が先行してるから監督がそうかと思いきや、R.ロドリゲスが監督でした〜

キャメロンは長年「銃夢」のファンで映画化を熱望してきたということで自ら脚本とプロデュース担当。

 

バトルエンジェルってサブタイトルいらないしょって思ってたんけど、ほんとにバトルメインでした 笑

アカデミー賞などもあったから、観てから結構経ってからのレビューになっちゃった

 

アリータ役は全部がCGかと思ったら、ローサ・サラザールというカナダの女優がパフォーマンスキャプチャーで演じる。

確かにベースの顔は似てる。けど、CG感出すためなのか目が大きすぎて

 

サイバー医師、イドにはクリストフ・ヴァルツ。(ヴァルツさん目当て)

タラの「イングロリアス・バスターズ」でブラピを食う演技と評されブレイクして早10年ちょい

すっかりいい感じのおじいちゃんになってきた

 

 

その元妻で謎の女チレンに、ジェニファー・コネリー。

この存在感!相変わらず濃いわ〜

 

恋に落ちちゃうヒューゴには新人、キーアン・ジョンソン。

 

こんなとこにも出た!「ムーンライト」以後、引っ張りだこ、マハーシャラ・アリ!カッコイイ〜

オスカーとった「グリーンブックも公開中

 

ジャッキー・アール・ヘイリー、若返ってるぞ?

このキャラ良かったな。

 

 

5/10

 

 

アクション好きには良いんだろうけど、、、、

前半はまぁ良かったけどだんだんとめちゃめちゃ長く感じた〜話はふつう。

バトルシーンって結構そもそもあまり興味ないから致命的か しかも主演のアリータが

CGアニメってことで(パフォーマンスキャプチャー)人間がやってもいいんじゃない?って思っちゃった。

上にも書いたけど、目が大きすぎで可愛くないし、感情移入しずらい。そもそもサイボーグって設定だけど

キャラが可愛いと思えないからだめ。(個人的意見)

そしてお話がそもそも面白いってほどの見所がない。(ありがち、、、、)

もう少し話が面白ければ引き込まれるのに、テンポ悪いのか途中中だるみしちゃって退屈なところも。

ロドリゲス作品はこれまでどれも好きだけど、本作はあまりロドリゲステイスト感じずなのも残念なところ。

 

 

 世界が富裕層が暮らす天空都市“ザレム”と、そこから排出された廃棄物が堆積する荒廃したクズ鉄町“アイアンシティ”に二分された未来都市。アイアンシティに暮らすサイバー医師のイドは、クズ鉄の山の中からサイボーグの少女を発見し、拾い上げる。頭部だけになっていた彼女は300年前のサイボーグで、長い休眠状態のために一切の記憶を失っていた。イドはそんな彼女に新たな機械の身体を与えると、“アリータ”と名付けて娘のように大切に育てていく。やがて町へ飛び出したアリータは、ザレムに行くことを夢みる青年ヒューゴと出会い、少しずつ心を通わせていくのだったが…。

 

 

公式サイト

ALITA: BATTLE ANGEL               2018年   アメリカ     122min

2019年2月22日より公開中〜