我想一個人映画美的blog

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パージ/パージ アナーキー THE PURGE&THE PURGE ANARCHY

2016-02-26 11:26:02 |  DVD,CS,Netfilix,機内鑑賞

 

 

 

単館でちょっとだけの上映で劇場で見逃したイーサンのパージ。

ほぼ同時期にリリースした続編もまとめてレビュー。

 

ハイ、今日は12時間 どんな犯罪しちゃってもオッケーです、捕まりませんから皆さんドーゾ

 

1日だけ、全ての犯罪が合法となった近未来が舞台。

イーサン演じるジェームズは、セキュリティーシステムのやり手営業マン。

ご近所にも高いモン売りつけ儲けているという印象を持たれている。

 

家族は真面目な妻と、おバカな息子と、ティーンエイジャーの多感な娘。

 

監督は「ニューヨーク、狼たちの野望」のジェームズ・デモナコ。

 

パージ 意味は 追放する、浄化する、一掃する、消去する。

劇中では、「浄化する」という意味合いで使われる。

 

国民はこの夜に1年の間に溜まった「怒り、憎しみ、恨み」を解き放ち、

ある者は殺しや強盗に手を染め、そしてある者は逃げ惑い、家に籠ってその夜をやり過ごす。

題材的には面白い。

 

ツッコミどころ多くて違った意味で楽しんだけど。

 

5/10(58点)

 

 

いや~、実に規模のちっちゃい、みみっちい話になっちゃってたことにびっくり

全ての犯罪OK!!ってなったからには、大騒ぎ 街中がまずスーパー襲いまくりだろうし、それに対する攻防とかあるわけだし

殺人起るからには当然家に引きこもろうという護りに入る人も大勢いるだろうし、

そのヘンを描くのかと思いきや、イーサンがパージ・デーを生き延びるための堅牢防犯システムを売りさばいて金持ちになった設定で、豪邸に住んでもちろんこの防犯システムを導入してるんだけど、

その機能っていうのがかなりショボくて、窓やドアに鉄製のシャッター下ろして豪邸の周囲に防犯カメラを付けて家の中で監視するだけ

そんなのどこの豪邸だって、パージの日がなくたってやってるっつーに。

 

結局描かれてるのは、パージを楽しんで黒人の一人を追いつめ殺そうとしていた男女の暴行グループ。

その逃げる黒人をモニターで家の中から見ていたイーサン家の息子がこっそりセキュリティー解除して

イーサン家に入れてしまったことから始まる。

そのグループが「引き渡さないと家に押し入って襲う」と宣告。

当然パパイーサンは「バカ!何で入れちゃったんだよ」と息子を叱るが、隠れてしまったその黒人が

どこにいるのか簡単にはいかない。

 

その前に、パパが交際を反対してる娘の年上の彼氏が忍び込み、イーサンは襲われ反射的に殺してしまう

そのせいで娘はショックで閉じこもるという一件がありつつ、

さっさと探して黒人を突き出せば家族は助かるということでイーサンは必死。

とうとう見つけて縛り上げ、妻に身体を刺すよう命じ、痛めつけて奴らの前に出そうとするも、

急に奥さんは旦那イーサンの人間性を非難しだし、もうムリ。といいだす。

そんなこんなで、でっかいチェーン?つけたブルドーザーで家のシャッターごと力ずくで破壊し

踏み込んでくる奴ら。

フツウに刃物や銃を持って殺しにきたので戦うママとイーサンパパ。

 

話しがちっちゃ

一般主婦の奥さん、一人で家の中で戦うとかムリだろー

イーサン、守ってやれ。

 

そのうちに助けがキタと思ったら、仲良くしてたご近所さんたちがイーサンから高いセキュリティーシステム買わされて

自分らは豪邸に住んでと恨みをかっていて「実はアンタが憎かった!」ってな感じに

ドアが開いたことでここぞとばかりに襲ってくる。

話しちっちゃ

 

黒人は結局自分をかくまってくれたことに感謝して家族を助け、奴らのボスに簡単にやられてしまったイーサンはやられる。

このところアタリ作品が多い、イーサン作品として期待してたけど

これはもうちょっと何とかならなかったのか脚本がダメだね。

いくらでもハチャメチャに出来るだろうしグロくもエグくも出来るだろうけど

こういう題材だったらスペイン映画がやっぱりうまいかもね。

ハリウッドものじゃもうダメだね。イーサンも何か内容に口出せば良かったのに 笑

 

社会安定のための過激な特効薬として、1年に1晩だけ殺人を含むすべての犯罪が合法となる制度が導入された近未来のアメリカを舞台に、図らずも残忍な殺人 集団の標的になってしまった一家の決死のサバイバルの行方を描くバイオレンス・スリラー。

 

 映画「パージ」予告編

 

 

 

続いて、

続編のパージ アナーキーの方。

 

あらゆる犯罪オッケーのパージの日を年に1回制定したおかげで、無駄なニンゲンは減り国家安泰してると思っている近未来のアメリカ。

 

殺人の無法地帯

今年もそのお祭りがやってきた!

息子を事故死させた犯人に復讐のため、武装してパージ下の街に繰り出す男、

襲撃者の影に怯えながら自宅アパートに閉じこもる母娘、

謎の覆面バイカー集団に追い回されるハメになったカップルたちの運命が交わる。

5人で協力してなんとか生き延びようというのがメイン。


果たして、彼らは生き延びるコトができるのだろうか??

 

5/10(56点)

 

今度は、無法地帯となった街全体が舞台になったけど

正直途中で眠くなった。

何度か巻き戻してみたので集中力も途切れる中で観終えたけど

あまり印象に残らない感じだった。ちゃんと観たらまぁまぁなんだろうけど引込まれるほど面白くはない。

イーサンの出てた前作のほうが、映画としてはあまい作りで逆にツッコミながら

楽しめたけど、こちら観てるうちに誰が生き残ろうがどうでもよくなってきた (←ソレ言っちゃおしまい)

その日は、1年に1度のパージ日。パージ開始まであと数時間と迫っていた。病気の父を抱え、娘のカリとともに低所得者が集まる地域に暮すシングルマザーの エヴァ。まともな防犯設備もない自宅で不安な夜を迎えようとしていた。別居に向けた話し合いが進む夫婦シェーンとリズ。買い物を終え、家に向かう途中で車が故障してしまう。亡くなった息子の仇をとるため、この日を待ちわびていた男レオ。完全武装し、装甲仕様の車で街へと繰り出すが…。

 

 

 

映画『パージ』『パージ:アナーキー』予告編

 

  公式サイト

THE PURGE        2013年    アメリカ      85min

THE PURGE:ANARCHY   2014年    アメリカ     103min

DVD&Blulayリリース中

 

 

 

 


マギー/MAGGIE

2016-02-20 23:54:00 | 劇場&試写★4 以下

 

あのシュワちゃんがなんと低予算ゾンビ映画に

とはいっても、ゾンビ役ではなく。

 

 

コメディからシリアスまでほーんと、ゾンビ映画が昨今かなり増えました。もう、ルールもバラバラ。

何でもあり状態。

それでも、「頭を撃つ(破壊する)」と死ぬのはどれでも共通ルール。

 

 

こちらゾンビパニック映画ではなく、娘がゾンビに噛まれてあとはゾンビになるのを待つだけ状態。

そのとき、父親は、、、、。

というのがテーマ。

 

 

そもそもわたしがゾンビ映画が好きな理由は

以前も何かのレビューに書いたけど、ぐちゃぐちゃのおぞましいのが好きなわけじゃなく、

恋人でも親でも兄弟でも、愛する人がゾンビになってしまったら、

もうソレは人間ではなく愛するその人とは別の生きもの、になっちゃってるから

殺さなきゃいけない。という、なんとも悲しい運命が胸をうつというところ。

 

そこをうまくテーマにした、2011年に日本でも公開した低予算の「コリン」。

ゾンビ視点で、身内がゾンビになってしまった、という悲しみを描いた。

 

それからどんどん

1.恋人がゾンビになったり。

2.ゾンビになってゆく過程を描いたり。

この流れをくんだ作品は増えて来て ほんとに色んな視点、タイプのゾンビ映画がでてきた。

何が言いたいかというと 本作のような視点からの作品は珍しくないってこと。

 

 

シュワちゃんが徐々にゾンビ化していく最愛の娘を守ろうと苦闘する父親を演じる。

 ちょっと肥ったシュワちゃん、珍しく、静かで無力なフツウの父親役。

 

娘、マギーにはアビゲイル・ブレスリン。

こちらもどしたの?ってくらい太っちゃって。

 

 

監督は本作が長編デビューのヘンリー・ホブソン。 

脚本もこれがデビューのジョン・スコット三世。(←誰)

 

 

感染するとゾンビ化してしまう恐ろしいウイルスが蔓延する近未来。ある日、アメリカの田舎町に暮らす16歳のマギーも感染してしまい、感染者を隔離する特別病棟に収容される。しかし父のウェイドはマギーを捜し出し、我が家へと連れ帰る。マギーのゾンビ化がゆっくりと進行する中、彼女を隔離しようとやって来た地元警察とも激しく衝突するウェイドだったが…。



 

4/10(40点)

 

 

これだったら、ゾンビになっていく過程を面白くきっちり描いた

「スリーデイズボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間」(レビューまだ書いてない)の方が面白い。

 

やたら展開も遅ければ、ゾンビになるまでもやたらと遅いからじれったい。

フツウはゾンビになるまで数時間、2~3時間でなってしまう場合も多いのに、

これは、6週間から8週間とかいって時間かかりすぎー!

しかも、自宅に戻ることが許されたら 他の人が襲われて被害は瞬く間に拡大するだろう。

 

キツネが罠に捕まったのを見つけて肉食欲が抑えられずに食べちゃうのに、

もう見た目が完全にゾンビなのに 父親を目の前にして抑えられたり、

そもそも、ゾンビにかじられてゾンビになるまでの過程で、みるみるうちに変貌してきたら

フツウは頭の回転も弱まってどんどん喋れなくなるし、思考回路もままならなくなる、

言動だっておかしくなるはずなのにいつまでもフツウに人間として喋ってるのもヘン。

 

目の色素が薄くなり、見えなくなってくるはずが、目薬入れたらちゃんと黒目に戻ってるとか

どんな目薬だよ!とか。

 

家族がもし感染したら、そりゃ姿がゾンビだとしても実際簡単に殺すのは出来ないだろうし

ゾンビに変わってしまっても監禁しておいてでも、この世から守ろうとするのが情だろうし愛であるけど

苦しまないように、変化したらすぐに頭を撃ってあっちの世界に逝かせてあげるのもひとつの愛情だったり。

本作では、ゾンビに変わる過程でもいつまでも人間の心があって、

最後の最後まで父親に襲いかかったりしないし、また父親も最後まで娘を自らの手でという方向にはならない。

結局、屋根の上から、、、、自らの命を絶つゾンビなんて、あまりに人間らしさが残りすぎてる。

 

シュワちゃんが肉っぽいもの焼いてあげて食べてるんだけど、

こんなにゾンビになりかけてるんじゃそんなものより人の肉を速攻求めるだろう~と突っ込まずにいられない。

 

=それはゾンビじゃないんだよね。そんなんじゃ。

と思えてしまった。

本作はあまりゾンビ映画を観てない人や、ゾンビ映画ファンではない人の方が良いのかも、、、。

 

 

珍しく、シュワちゃんがフツウの無力な一人の父親。

愛する娘を失うという悲しみを抱えたシリアスなシュワちゃんも悪くなかったけどね。

 

ゾンビになってしまった知り合いは殺すけどニンゲンは殺しませんからね☆

 

何度も言うけど話がそれだけで、つまらなすぎたー。え?これで終わり???って感じ。

こりゃDVDでもかなり十分、そりゃ日本公開ないはずだわ。

 

 公式サイト

MAGGIE         2015年    アメリカ      95min

2月6日より、ヒューマントラストシネマ渋谷 未体験ゾーンの映画たちにて上映

 

映画「マギー」予告編

 

 

 

 


ゾンビスクール!/COOTIES

2016-02-19 16:40:01 | 劇場&試写★5

 

 

次々出てくるゾンビ映画。

こちら、ナゲット食べたらゾンビになっちゃった

 

 ソウ」(主演&脚本)「インシディアス」(3で監督&脚本&出演)の脚本家、リー・ワネルが

脚本と製作総指揮ということで楽しみだったゾンビコメディー。

原題「Cooties」の意味はバイ菌。

本人も、コミュニケーション障害の理科教師という役所で、もしかしたら一番おいしいキャラを担当。


元々は、本格的ホラーでの依頼に

タイトルは「バイ菌」だよ?!ってことで「glee/グリー」など学園ドラマに携わるイアン・ブレナンを共同脚本として呼んだらしい。

自己中な教頭役で登場。


ん?そんな最強タッグにも関わらず、内容はフツウすぎた~。

これは予告編がうますぎるのか?

内容が、予告編でみたそれ以上でもそれ以下でもなく。

監督したのは、これがデビューのコンビ、ジョナサン・マイロット&キャリー・マーニオン。

んー、これは脚本がリー・ワネルにしちゃあありきたりすぎだし。

監督の力量も足りない感じ。




主演のイライジャ・ウッドも製作総指揮を務める。

イライジャはNYに来て小説家を書いてるが、パッとせず

臨時教員として呼ばれて田舎に帰る。

アリソン・ビルはヒロインってわけではないけど幼なじみの教師役。

もうちょっと魅力的な女優ほしかったところ。


そのアリソン演じるルーシーの彼ですぐキレる体育教師にレイン・ウィルソン。



ほか、オネエ系教師や

神経質な女教師がいたりするところは良かったんだけど

それぞれのキャラがほとんど活かされてこないし、唯一面白いキャラだった教頭はすぐヤラレちゃう。

 

オープニング、養鶏場で加工されてチキンナゲットになる行程が流れ

一見、食べ物系ドキュメンタリー風。出だしは良かった。


小説家の夢破れニューヨークから故郷に舞い戻ったクリント。母校の小学校で臨時教員となるが、給食のチキンナゲットを食べた女子生徒が、なんとゾンビになってしまった。そして彼女に襲われた生徒たちが次々とゾンビ化し、集団で大人たちも襲い始めたのだった。クリントはじめわずかに生き残った教師たちは自らの生存を懸け、獰猛なキッズゾンビたちに戦いを挑むのだったが…。


5/10(50点)



正体不明のウイルスが人里離れた小学校を襲撃。
感染し凶暴化した生徒を相手に教師たちがバトルを繰り広げるホラーコメディ。


本当にそれだけ。 笑 何にもひねりがない。


以下、ちょこっとネタバレ

せっかく出演の、「LOST」のハーリー(ホルヘ・ガルシア)=ヤク中の警備員。

マッシュルームをやってるため、幻覚かと思ったらリアルな現場を目撃しちゃう。

車にいるだけでなんともったいない役どころか

このキャラをもっと活かせ


おかしいな~。リー・ワネルの脚本ならもっと面白いはずなのに、どうしちゃったんだ?

途中眠気がきちゃった。

最大の見せ場はやっぱり子供ゾンビたちが襲ってくるってことで、立ち向かうオトナたち、

なんだけど、それだけじゃお話になんない。

イライジャは昔「パラサイト」っていうロバート・ロドリゲスの監督作で感染系のに

出たことがあるけど、「遊星からの物体X」みたいに、仲間内で本当は誰が感染してる?ってなる面白さが

あったけど本作では、学校から脱出を試みたり、体育教師が活躍し火を放ち大量に焼いたり(けっこう残虐)

お迎えに来る母親たちの助けを待つがいずれも自分の子供にやられという展開があるものの

とくに面白い展開にならなすぎる。

せっかく黒人の子供だけは無事だったのに、それを利用した展開などもなし。

これじゃあ誰でも考えられる脚本、その先になにか強烈な展開や面白い事が待ってるかと思いきやそのまま終わっちゃった感じ。

リー・ワネルの役ももっと面白くてもよかったのになー。

 相変わらずイケメンですけどね☆

肝心のイライジャの個性もないし。


子供の怖さを描いた映画は昔からいくつかあって、

こちらも違わず、「ザ・チャイルド」を意識したといってるけどまだまだ。

特殊メイクはなかなかなんだけどね。


ゾンビランドを超えた!って

超えてないし。ぜんぜん。

期待していただけに、うーん、ザンネン

全国公開を前にわざわざ池袋の先行で観たけど、DVDで十分でした~。



映画『ゾンビスクール!』予告編(2月20日公開)


特別メイキング映像 リー・ワネル生誕記念



 公式サイト

Cooties         2014年   アメリカ     88min

2月13日より、池袋サンシャインにて公開、20日より全国ロードショー




イライジャくん、ホラーも積極的に出てるけどね~

リー・ワネルの初監督作「インシディアス3」(「インシディアス 序章」)はおすすめです

(2/24にもうDVDリリース決定!)

未体験ゾーンでもリー・ワネル脚本作あったんだけど、見逃しちゃったのでまたそちらはDVDにて!




スティーブ・ジョブズ/STEVE JOBS

2016-02-17 23:51:11 | 劇場&試写★4 以下

 

 

 

 ダニー・ボイル監督がメガホンを取り、故スティーブ・ジョブズの半生に迫る伝記ドラマ。

ウォルター・アイザックソンのベストセラー評伝を基に、アーロン・ソーキンが脚本を手がけた。

ということで楽しみにしてた本作。

 

わたしも、Apple製品のシンプルなのに可愛い洗練されたデザインと機能性に惹かれて

20年前からPCはApple🍎だし、もちろん携帯はiPhoneを持つひとり。

だけど、スティーブ・ジョブズその人については興味はさほどない。


ジョブズの生涯の最も波乱に満ちた時期の3大製品

1984年のマッキントッシュ、アップルを追われて作った1988年のNeXT Cube、

そしてアップルに復帰して発表した1998年のiMacの新作発表にフォーカスを当て、

それぞれの本番直前の舞台裏を描く形をとっている。

そこに、嫁や娘との確執にかなり時間配分を費やした感じ。



そっくりである必要性よりも、立ち居振る舞いや動きででジョブズを体現したマイケル・ファスベンダー。


以前やったアシュトン・カッチャー版、スティーブ・ジョブズも、実は若い頃はけっこう似てる。

アシュトン版スティーブ・ジョブズ レビュー


仕事上の妻ともいうべき、ジョブズの片腕ジョアンナに、ケイト・ウィンスレット。

登場して30秒はこれがケイトって気づかなかったけど。笑

本作で色々な助演女優賞などノミニーや受賞してるがいつものケイトでそこまですごいと思わなかったが。



ジョン・スカリー。元、アップルCEOであり、元ペプシコーラ      ジェフ・ダニエルズ。

ジョブズが彼を引き抜く際「このまま一生、砂糖水を売りつづけるのか、それとも私と共に世界を変えるチャンスをつかみたいか。

と言い放ったのは有名。

(←ジョブズ&ジョン・スカリー)



アップルを創ったもう一人であり、ジョブズの元親友。スティーブ・ウォズニアックに、セス・ローゲン。

この方は、AppleとApple2をほぼ独力で開発。

セスはコメディのイメージ強い人多いかもだけど、「50/50」(レビュー消えた)や「ティク・ディス・ワルツ」(どっちも)などもいいよ♡

今回も切ない感情伝わり素晴らしかった


ジェサベル」「プリデスティネーション」(どっちも)のサラ・スヌークも出演。



ジョブズの人生よりも、アップルで成し遂げた功績や商品開発に至るまでの過程などの方が興味深かったのだけどな。

よほどのジョブズファンかAppleファンじゃなきゃついてこれないような内容にがっかり。



1984年。Macintosh発表会の40分前。“ハロー”と挨拶するはずのマシンが何も言わず、激高するジョブズ。マーケティング担当のジョアンナ は、そんなジョブズにいつも振り回されてばかり。するとそこに、ジョブズの元恋人クリスアンが娘のリサを連れて現われる。いまや公然の秘密である娘の認知を頑なに拒絶するジョブズだったが…。



4/10(48点)



ダニー・ボイル作品好きだし、楽しみだったけど正直、期待はずれ。

おおまかなジョブズのAppleにおいての立場や経緯などは

アシュトン・カッチャーがジョブズを演じたアシュトン版で観ていたので知ってたけど、

マックオタクでないと分からない専門用語をばんばん使った会話や、かつての友人(親友含む)たちとの言い合い

シーンが多くて、はじめは見入っていたけど、マニアックな感じの内容に段々と置いてけぼりになり、眠くなってくる。

なんかとにかく、口論というか、言い合いというか揉めてるシーン多い。

ジョブズの功績、Appleが成功を収めるまで、や商品開発の裏話的なものはなく。

ジョブズの人生や人となりを知りたいわけではなく、単にApple製品が好きなわたしみたいな人が観るには、期待はずれすぎ。

内容が随分とシリアスすぎるというか、商品に関しての話よりジョブズその人に関しての内容で、

娘との関係とか、別にジョブズのファンでないわたしにはどうでもいい事で。

そこにオスカー狙いなのか知らないけど、感動とか、親子の関係を描かれても退屈というもの。

ファスベンダーのファンにとっては楽しめるのかな。


これまでのダニー・ボイル作品は観る者を楽しませようとするエンタメ性に優れてたけど

本作はこれがダニー・ボイル作品?って思えちゃうほどなんか違う。

出来不出来という意味ではなく、面白いかという点だけで言うと過去作品全部観ているけどこれまでで一番つまんなかったな。

キャストはもちろん、皆さんよかったけど。

それにしても上に立つ人ってやはりワンマンで強気でっていうのはわかるけど

ジョブズってこんなに頑固で頑で、そして子供すら絶対認知せずに相手から恨まれるほど満足に養育費なども出さないような

男だったんだなって。ウォズがあんなに頼んでるんだから一言くらい発表会の時に言ってやれよと思ったり。

コレ観たらなんか凄いイメージ悪くなったけど


しかし、亡くなって4年でもう2本もハリウッド映画化したなんて。

ご本人が観たら本作どう感じてたかな。


ダニー・ボイル監督 映画『スティーブ・ジョブズ』予告編

 公式サイト

STEVE JOBS        2015年     アメリカ     122min

2月12日より、公開中~



素敵

 

 

 

NYフィルムフェスティバルにて。

 

サラ・スヌーク(左)出演シーンわずかだけどこの人ほんと、存在感あり。

 

 


ヨコハマ・フットボール映画祭2016☆片岡翔監督作「1/11 じゅういちぶんのいち」上映

2016-02-10 21:07:24 | 片岡翔 映画,小説,TVドラマ関連告知

 

 

色々なところで、いくつかの作品の上映があったのですが

久しぶりのここでの告知。来て下さった方ありがとうございました

 

 ヨコハマフットボール映画祭2016

このたび、2月11日から14日まで横浜ブリリアシアターにて開催される ヨコハマ・フットボール映画祭にて

片岡翔の監督デビュー作「1/11 じゅういちぶんのいち」が上映されます

 

 

今年上映されるのは、2014年W杯を制したドイツ代表の優勝までの道のりに迫ったドキュメント「ディーマンシャフト」や、メッシに密着したドキュメント「MESSI/メッシ 頂点への軌跡」、クリスティアーノロナウドのドキュメント「RONALD/ロナウド」、ブラインドサッカー日本代表をテーマにした「盲目のストライカー 世界へ ~ブラインドサッカー日本代表 闘いの軌跡~」、サッカーマンガを実写化した「1/11 じゅういちぶんのいち」などの11作品。

 

 

「1/11 じゅういちぶんのいち」

チケット及び、ターンテーブル  こちら

 

2月13日(土) 19時20分~

トークゲスト 片岡翔監督

1/11 じゅういちぶんのいち

 

 
Cast 池岡亮介、竹富聖花、阿久津愼太郎、工藤阿須加、上野優華ほか。
監督 片岡翔 日本/ドラマ/80分
 
 
 
会場   

ブリリア ショートショート シアター
神奈川県横浜市西区みなとみらい5-3-1 フィルミー2F

みなとみらい線「新高島駅」徒歩5分、「みなとみらい駅」徒歩6分

 

シングル券

前売券:1300円
当日券:1500円
学生・障害者:500円


1日券

前売券:3500円
当日券:4000円

 

 
※11時半より整理券を配布。
入場は各上映開始の10分前より整理番号順にご入場いただきます。
 
 
 
『1/11 じゅういちぶんのいち』予告編【池岡亮介Ver.】

 

  1. 池岡亮介さん初主演映画 「じゅういちぶんのいち」 片岡翔監督がゲスト登壇!

  2.   是非見に来てください! 2/13 19:20~ ⇒

 

 

 ご都合の合う方はぜひ、行かれてみてください

 

 


残穢 ざんえ ‐住んではいけない部屋‐

2016-02-10 10:56:11 | 劇場&試写★6以上

 

 

小野不由美による第26回山本周五郎賞受賞の同名ホラー小説を

「予告犯」「白ゆき姫殺人事件」の中村義洋監督が映画化。

 

部屋でする、着物をひきづるような音。それは、はじまりにすぎなかった。

 

小説家の「私」に、読者である 女子大生の久保さんから届いた一通の手紙。

「住んでいる部屋で奇妙な音がする」とい書かれたその手紙に、好奇心から「私」と久保さんが調査を開始する。

そこで明らかとなったのは、その部屋の過去の住人たちが転居先で自殺や無理心中、殺人などさまざまな事件を引き起こしたという事実だった。

彼らは、なぜその部屋ではなく、さまざまな別の場所で不幸に遭ったのか。

「私」たちは、ある真相にたどり着き、さらなる事件に巻き込まれることとなる。

 

 

残穢とは。

そこに残った怨念や穢れ。(汚れ)仏教や神道の観念で不潔・不浄等の清浄でない、汚れた悪しき状態を言う。

 

小説家で、読者の実体験を基に書く、ホラー小説の連載を持つ「私」に 竹内結子。

 

恐怖体験を投稿した久保さんに橋本愛。

 

他に、小説家で佐々木蔵之介。

 

心霊マニアに坂口健太郎。

 

 

竹内結子の夫に、滝藤賢一。

 

住んではいけない部屋 っていうか、マンション(結局はその土地)だけどね

 

ある怪奇現象から辿って、素人二人が過去に遡って事件の解明を進めていく。

残酷描写や主要キャストが死ぬ、脅かしの演出が一切なく

その現象を突き止めるまでとくに何も起きないのに

何か、過去の怨念や呪いから一連の出来事に連鎖していると想像させる怖さがリアル。

 

でも、映像的にもホラーというより謎解きミステリーに近い感じ。

 

小説家である私のもとに、読者の久保という女子大生から、住んでいる部屋で奇妙な音がすると記された手紙が届く。好奇心から彼女とともに調査に乗り出したと ころ、かつて住んでいた人たちがこのマンションから引っ越していった後、自殺や心中、殺人といった事件を引き起こしていたことがわかる。やがて恐ろしい真相にたどり着いた二人もまた事件に巻き込まれてしまう……。

 

 

 

7/10(70点)

 

 

部屋(や家)に何かいる系、映画が好きなわたしは見逃す事が出来なかった、久々のJホラーってことで、

予告編をだいぶ前に観て、(観る時はもうすっかりどんなのか忘れてたけど)楽しみにしてました~。

評判よくなかったらスルーだったけど、なかなか良かったぽいので怖いかなーと。

同じ日、これの前に観た「オデッセイ」は途中眠くなったけど、こちらの方が引込まれた。

基は小説というだけあって、しっかりした脚本によってなかなか無駄もなく進行する。

小説家で、読者の心理体験を基にホラー小説の連載記事を執筆している「私」の語りで始まる。

先にも書いた通り、音とかでびっくり脅かす系ではなく、かといってグロかったり、残酷シーンで

怖さを煽るというものではなく、静かに進行して行く中で、

ほんとにありえそうだな、と思わせる展開になっていくところが巧いし、怖い。

 

観た後とか、正直 Jホラー的な怖さを感じて面白かった!っていうより

怪談話を映像付きで丁寧にみせてもらった、という感覚。

 

 

霊の表現として、CGで作られた黒い影とか、その動きなどそこはまったく怖くないし、

(人によってはもちろん怖いだろうけど)

ちょっと安っぽさも感じて冷めちゃうから好きじゃなかったところだけど、

新居に越して、廊下にある、人に反応して明るくなるセンサーが感知して明るくなり、

全員が部屋にいるのに、、、って気づいたシーンや

諸悪の根源となった昔の家、そこの中のお札を壁一面に貼り付けた部屋とか、

床をすする衣づれの音、昔の人の写真、、、、。小物と想像させる演出によってだしている雰囲気が怖い。

 

わたしは霊感とか全くないし、恐怖体験もゼロだからこういう映画ぜんぜん平気だし、

ホラーもオカルトも大歓迎だけど、部屋に存在する霊とか、実際ありえるだろうなとよく思ってるのでこういう話って興味深く。

同じ部屋、家に、いや土地に、過去何十人、何百人と住んでたかと思うと、

そこにはそのいろいろな人の人生があり、もういないひとの哀しみも苦しみも、そこに残っているかもしれない。

そういう意味で、そこで望まない死を迎えた人の怨念が あとあと生きてる人間の前に現れても不思議じゃないなと。

 

それにしてもその土地に住んでた人への聞き込み調査をしていて

皆よく昔のこと、何十年も前の他人の事情詳しく覚えてるなーと突っ込みたくなったけどそこは仕方ないか。笑

 

いちばんありがちで怖かったのは 部屋からする 床を擦る音。

しかも、みてると聞こえないのに、背中を向けてる時に聞こえるとかいうのが多いから怖い。

帰りの夜道歩いてても全然怖くないわたしだけど、これを書く前日 眠れないときに

アノ音が聞こえてきやしないかと早く眠りに落ちたくてちょっと怖くはなりました 笑。

あと、やはり男の人が自◯する前に、大家サンの家に訪れて

予知夢みたいになり、翌朝部屋に行くと死んでた、というシーンもなかなか怖くて面白い。

大家サン役は「川の底からこんにちはでもいい味だしてたおばちゃん♡良かった。

 

それにしても普通は主演周りの友人とか親族系がどんどんやられていくのに

誰も死なない、最後の方になってもぜんぜん関係ないそれまで出てこなかった編集部の社員だとか

隣に住んでた人が死ぬとかで、一番最後までそれを見せずに 「私」をはじめ、身の回りに死が迫ってきた

ことを予感させる終わり方で終わるのが、ちょっとあまりないパターンかな。

アノ家に入った4人は一番最初に祟られるだろう!普通。と思うんだけどね!

 

引っ越ししても無駄で、その霊?は必ず本人に付いてくる。

洋画のホラーではお約束なので、引越したって無駄だよーって観ながら思ってたんだけど、

これっていうのは世界共通お約束なのね。 笑

 

 

エンドロールで、ちょっとしたことが明かされて最後まで見逃せません!

 

『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』予告編

 

 公式サイト 

残穢  ざんえ 住んではいけない部屋       2015年    日本    107min

1月30日より、公開中~

 

 

 

 

 

 

 


オデッセイ/THE MARTIAN

2016-02-08 23:16:20 | 劇場&試写★6以上

 

 

リドリー・スコット×マット・デイモン初タッグ

原作は、新人作家アンディ・ウィアーによる驚異的なベストセラー小説『火星の人』 



脚本は「クローバーフィールド」「キャビン」「ワールドウォーZ」の脚本家、ドリュー・ゴダード。

この人のって「キャビン」(←監督も務めてる)以外はダメだったわたし。



マーク・ワトニーにはマット・デイモン。ちゃんとげっそり痩せました。

 

 

ジェシカ・チャステイン。メリッサ役。

 

マイケル・ベーニャ。

 

キウェテル・イジョフォー。

この濃い顔だれだっけ~って観ながら思ってた

 

ジェフ・ダニエルズ、クリステン・ウィグ。

 

ルーニー・マーラの妹、ケイト・マーラ。 姉に似てない。

 

 

 

 

人類による3度目の有人火星探査ミッションは、猛烈な嵐が吹き荒れたため中止に追い込まれた。撤収の最中、マーク・ワトニーに突風で吹き飛ばされた通信アンテナが直撃。彼は遥か彼方に飛ばされ嵐のなかへ姿を消した。ワトニーは死亡したと判断され、ルイス船長らクルー5人は宇宙船ヘルメス号で地球への帰途につき、NASAのサンダース長官も記者会見でワトニーの死を発表した。ところが、奇跡的にワトニーは生きていた。かろうじて砂漠からハブ(人工居住施設)に戻った彼は、絶望的な現実を思い知らされる。しかし、科学的知識と持ち前のポジティブ思考によって、ハードルを一つ一つ乗り越えいく。一方、NASAでは、火星の衛星画像に動く物体が映り、ワトニーの無事が確認される。やがて火星とNASAとの通信が可能になるが、救出作戦は思いがけないトラブルに見舞われ、火星のワトニーも再び絶望的な状況に―

 

 

 

果たして生き延びられるか

 

人口居住施設(ハブ)には31日分の食料しかない

次の探査ミッションのクルーが火星にやってくるのは4年後

それまで生き抜くためには、酸素や水を作り出すところから始めなければならない。

 地道に。

たまたま植物学者でメカニカル・エンジニアのワトニーは芋を育てることに成功

 

 

ゾンビの世界になった極限状態とか、サバイバルの世界ではやっぱり頭のいい人が生き残ると毎度思う。

ちゃんと酸素だって水だって創りだしちゃう。

しかも、ハブが近くになかったら死んでたね。

絶望の中、こんなに素直に喜ぶことが出来るだろうか?

ポジティブ志向はこんなとき大事。


 


ワトニーのサバイバルと並行し、不眠不休であらゆる手段を尽くしてワトニー救出の可能性を探るNASA科学者たち。

仲間の生存を知り、無謀とも思える作戦に身を投じていく宇宙船のクルーたちの物語が描かれる。


6/10(60点)



つまらなかったわけではないけど正直、これがアカデミー賞作品賞ノミネート?という感じ。

前半、怪我を自分で治したり、芋作りをしてるところまでは面白く観てたけど、

同じ画ばかり見せられるし2時間半が長い。

 

後半はうとうとしてしまった。

マットは本作でオスカーノミニーのほか、ゴールデングローブ賞で作品賞と主演男優賞両方で(ミュージカル・コメディ部門)に輝いた。

というか、どこがミュージカルコメディ部門なんじゃ!

それ、おかしいだろッ。(確かリドリースコット監督本人もその発言してた)

 

注目すべき、評価されたのは

人間の開拓精神や将来への希望を一人の男が体現した

 

ということでしょうね。

 

というわけで、全体的に映画としての面白さはわたしはあまり感じられず。(期待し過ぎた)

ちなみに「アポロ13」は好き。

マットの演技は今回に限らずとも毎回巧いから特別にこれで賞あげるほどなの?という感じでした~

 

良かったのは音楽。

80年代の懐かしの名曲たち

 

VICKI SUE ROBINSON ; TURN THE BEAT AROUND

Donna Summer- Hot Stuff

Hues Corporation – Rock the Boat

Don’t Leave Me This Way-Thelma Houston Lyrics

David Bowie – Starman (2012 40th Anniversary Mix)

Abba – Waterloo

The O’Jays Love Train

Gloria Gaynor – I Will Survive (Official Video)

 

わたしって最近どうもお金のかかった大作がそれほど(世間でヒットしてるほど)ハマらないな~。

 

映画『オデッセイ 』予告編

 公式サイト 

THE MARTIAN        2015年  アメリカ    142min

2月5日より、公開中~



プレミアにて


妻のルシアナさんとはずっと仲良し♡





マーターズ/MARTYRS(2015 リメイク)

2016-02-06 12:02:01 | 劇場&試写★4 以下

 


2007年製作、カルト映画となったパスカル・ロジェ監督のフレンチバイオレンスホラー

マーターズ一部の人にのハリウッドリメイク版



とにかくオリジナルが強烈すぎだったので、リメイクなんてやる必要ないじゃん

あれより凄いはずはない!と思いつつ 

わたしが観なきゃ、誰が観るって勢いでどう違うのが観て来たよー。

こういうのやってくれるのはもうここしかないね、

未体験ゾーンの映画たち 2016にて。


幼いころに監禁されて惨い虐待を受けた女性による復讐劇が思わぬ方向に



「デッド/エンド」などのケヴィン・ゴーツ&マイケル・ゴーツが監督。


前半はじめの、養護施設に入った二人の女の子のシーンはオリジナルにはない。

話のベースはもちろん同じ。

でも、前半と後半では主役が入れ替わる。という面白さがなく(二人とも最後まで出てくる)

まぁオリジナルのネタバレになるからあまり先の方では言えないけど

映像と雰囲気はリメイクでなければそこそこのレベルなのだけど、

どうしてもオリジナルが凄すぎるので比較しちゃうといまひとつ。

ビジュアル的に凄い、アレと存在と、後半の強烈なあのシーンはほぼ省かれちゃって

全体的にさら~っと話は進み、オリジナルのダイジェスト版を観させられた感じ。


名前は二人ともオリジナル同様、ルーシーとアンナ。



TVドラマ「プリティ・リトル・ライアーズ」シリーズのトローヤン・ベリサリオ。

ノオミ・ラパス似。

冒頭、監禁されていた悪夢の場所から幼少時に逃げ出せたルーシーは

10年後、復讐を果たすため、ある一軒家に押し入る。



こちらもTVドラマ「スキャンダル 託された秘密」シリーズなどのケイト・バートン。

ナタリー・ポートマン似。

唯一心を開く親友のアンナは、その現場にやって来て、今までルーシーに聞かされていた話が

事実だったと知るが、そこにはまだ想像もつかない秘密が隠されていて。



人里離れた倉庫で監禁され、むごたらしい虐待を受け続けた10歳の少女ルーシーは、命からがら逃げ出すも心身共に深い傷を負う。児童養護施設に収容された 彼女は同い年の少女アンナにだけは心を開くが、悪夢に悩まされ続けていた。それから10年後、かつて自分をひどい目に遭わせた一家を見つけたルーシーは、彼らにリベンジを試みる。



4/10(44)



ネタバレあり

そもそもオリジナルが面白いから忠実にやれば面白いに決まってるんだけど、

それじゃリメイクの意味がないからというのもあるのか

衝撃度が俄然、弱まっててただの表面をなぞった、恐怖感と緊張感の足りないリメイクになっていた。


そもそも、この話

どんな拷問や精神的苦痛や肉体的痛みにも耐えられた者だけを選び抜き、

実験台としてさらに究極の痛みを味わわせる事で、

神の領域に近づくため、死の間際に見る物がいったい何なのかを知る。

という目的で集まった宗教みたいな団体と、ただの興味で見る事を望んでいる悪趣味な人間たちの集い。

そこで、あちらの世界に行く前に(要するに死ぬ直前)目にしたものを

喋ってくれるんだけどそれが何なのかは観てるものにもわからない。




そんなに知りたきゃ自分でやれといいたいところだが、

結局、オリジナルでは友人のアンナが捕まって生皮(皮膚)剥がされる拷問の末、

何かをみてささやくのだけど、 リメイクのほうではルーシーがそのまま引き戻された形で

最後の拷問まで受け持ち、友人のアンナがその前に監禁された少女とともに逃げ出そうとするが結局捕まり

(少女だけは逃げるも、トラクターの男に助けを求めるシーンはあるものの、結局皆グルだからおそらくこれも引き戻される)


ラストはルーシーとアンナのアップであっちの世界にイッちゃってる目をし、

過去の幼少期のフラッシュバックがかぶって二人の愛が強調される、、、、。


という話になっちゃってました。

強烈さや衝撃を好まない人向け。 笑

ハリウッドだと規定が色々あるからこの程度なのかね。

だったらやる意味ないじゃない。


と思ってよくみたら、脚本が、残念ホラーモーテル」などのマーク・L・スミス。

脚本は大事。


こんなんじゃオリジナルみろって話です!



まだ観てなくて気になる方は、ぜひオリジナル版を。

もう既に観ていてリメイク気になる方だけ、ぜひどうぞ。



マーターズ(2015) (『未体験ゾーンの映画たち2016』)



 公式サイト

MARTYRS           2015年    アメリカ     83min

1月26日より、公開中~









2月公開☆新作映画リスト

2016-02-05 00:45:52 | 月別観たい映画リスト

 

 

 

こないだ年明けしたかと思えばもう1ヶ月。

今月もバタバタ、試写の日も仕事が重なり行けず

そんな中、今月はかなり前から楽しみにしてたアレがいよいよ公開

 

 

月初め恒例 2月公開、観たい&観た映画のチェックリスト

 

今月都内で公開されるなかから気になる10数本ピックアップ。
いつものように、タイトルクリックでレビューか公式サイトへリンク(ほぼ観たい順)
2月公開作品全てではなく、個人的に気になってる東京で上映予定の映画リスト



観た作品

あ、、、なしでした。

 

 

観たい&気になる作品

 今月一番楽しみなのは、、、、もちろんこれ

待ちに待った、タラの新作ついに日本公開

  ヘイトフル・エイト      2/27~

観る前から今年のベスト3入り候補 笑

今度のタラ作は、ウエスタン仕立ての密室ミステリー。

見知らぬ男女8人が閉じ込められた、雪嵐の山小屋で起きた殺人事件の意外な真相とは!

ぜったい今回もハズさないわタラ。面白いはず!!!なるべく前知識なく観るつもり!!


 

 

 

 ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー   2/27~3/11までの限定公開

セス・ローゲン×ジョセフ・ゴードン=レヴィッド×アンソニー・マッキー。

「50/50 フィフティフィフティ」のジョナサン・レビン監督作。

日本公開待ってたこりゃ見逃せない

 

 

 

 

 オデッセイ    2/5~

アカデミー賞作品賞ほかノミネート。

リドリー・スコット監督×マット・デイモン。

火星に取り残された一人の男を描く、SFもの。共演に、ジェシカ・チャステイン、クリステン・ウィグ。

 

 

 

 

 ゾンビスクール!      2/20~

イライジャ・ウッドが主演、製作総指揮×「ソウ」の脚本、リー・ワネルが出演&脚本!

子供VS教師 ナゲット食べたらゾンビになっちゃった

待ってました、面白可笑しいゾンビコメディ。

絶対観る。楽しみ

 

 

 

 

 

マギー      2/5~

ゾンビ続きます~

これだいぶ前にyueからおすすめされてた、シュワちゃんが、ゾンビになりつつあるムスメを、、、、!

ゾンビになりゆく娘には、アビゲイル・ブレスリンちゃん。

これもハズせない。 未体験ゾーンでの上映。

 

 

 

 ブレイキング・ゴッド    2/2~

「ソウ」のリー・ワネルこちらも出演と脚本。

&俳優アンガス・サンプソンが共同脚本を手がけ、サンプソン自ら共同監督・主演。

初めて麻薬の運び屋を引き受けたマヌケな男と捜査官たちの攻防を、実話を基にしたオーストラリア製クライムサスペンス。

こちらも未体験ゾーンでの上映なのですぐにDVD化するはずだけど観たい、、、

 

 

 

 

ディーパンの戦い     2/12~

「預言者」のフランスの鬼才、ジャック・オーディアール監督作。

内戦中のスリランカからフランスにたどり着いた他人同士の3人が、偽装家族として見知らぬ土地で新しい第一歩を踏み出す。

カンヌ映画祭でパルムドール(最高賞)受賞。

これは観たい。

 

 

 

 

  スティーブ・ジョブズ     2/12~

アシュトン主演のがあったけど、こちらの方が評論家ウケ良し、の

ダニー・ボイル監督最新作。

ジョブズを演じた、マイケル・ファスベンダーやケイト・ウィンスレットなどキャストはオスカーノミニー。

ウォルター・アイザックソンのベストセラー評伝を基に、希代の天才の知られざる素顔を描く伝記もの。

翔が先に観てて、かなりマジメに作られてるっぽいからどうかな~。

もちろん観るけど。

 

 

 

 グランド・ジョー    公開中~

ラリー・ブラウンの小説を基に、昔犯罪に手を染めた男と、父親からDVを受けつつも家族を支える少年の交流をつづる人間ドラマ。

「スモーキング・ハイ」などのデヴィッド・ゴードン・グリーン監督。

久々にニコの新作を劇場で

「未体験ゾーンの映画たち」にて。

 

 

 

 

 ライチ★光クラブ     2/13~

醜い大人になることを拒む14歳の少年たちの愛憎と裏切りを描いた、古屋兎丸のコミックを実写映画化。

黒々とした煙と油にまみれた町・蛍光町を舞台に、美しい9人の少年たちが廃工場で結成した秘密基地「光クラブ」が舞台。

翔の脚本作にも出演している、古川雄輝くんが好演。

ほか、野村周平、間宮祥太朗、池田純矢松田凌監督は、「先生を流産させる会」などの内藤瑛亮さん。


 

 

 

  コインロッカーの女     2/16~

キム・ゴウンと、「観相師−かんそうし−」などのキム・ヘスが主演の衝撃のサスペンスドラマ。

気になるので時間があえば。こちらも、未体験ゾーンにて上映。

 

 

 

 

 クーパー家の晩餐会     2/19~

 ダイアン・キートン、ジョン・グッドマン、アマンダ・セイフライド、アラン・アーキン、マリサ・トメイ、オリビア・ワイルド

など豪華キャストで綴る家族の物語。

監督は「I am Sam アイ・アム・サム」のジェシー・ネルソン。

ちょっと気になる、時間があえば。

 

 

 

 

 虹蛇と眠る女     2/27~

砂漠地帯にある小さな街へと越してきた一家が、先住民族アボリジニに伝わる神話が絡んだ子供たちの失踪事件に翻弄される。

というサスペンス。

監督は、TVドキュメンタリーや短編で活躍してきた新鋭キム・ファラント。

共演には久々、ジョセフ・ファインズ。

なんか、微妙かも。どうしようかなぁ。

 

 

 

 キャロル       2/11~

既にアカデミー賞からは漏れてますがチラシにでかでかと候補の文字がサムイ。

「太陽がいっぱい」の作家パトリシア・ハイスミスの小説を基にしたラブストーリー。

同性ながらも強く惹かれ合う女性たちに待ち受ける運命とは。

メガホンを取るのは『エデンより彼方に』などのトッド・ヘインズ。

ケイト・ブランシェット×ルーニー・マーラ。

このふたりの恋愛べつにあまりみたくない気もするが、、、、



 

 

 

 

以下、たぶん観ない。

 

 

 

 

観れるか?こんなに~。