我想一個人映画美的blog

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厭な映画、バッドエンディング映画のススメ♪

2015-09-15 01:28:33 | Recommend Movie

 

 

嫌な映画ではなく、厭な映画。

 

バッドエンドの映画が好き。

たいていの健全な人はハッピーエンドが好き。単純に幸せな気分になるしね。

ハッピーエンドもいいけど、観終わってからずしんと心が重くなったり

これはなんだったんだ。というようなバッドエンディング映画も大好物。

バッドエンドな映画は嫌う人が多いよね。

 

スプラッターや人が大量に殺されちゃうとか残忍とかでの刺激、

ではなく

考えさせられるような、単になんだこの映画はというような心に精神的に刺激やショックとして突き刺さってくるような。

そこまで大げさじゃなくても 期待を裏切るオチ、重み。とか。

 「悪魔のいけにえ」ファミリーの表紙が最高。

先日、映画秘宝別冊の「厭な映画」というテーマでの本が出て あちらはかなりマニアックに

古い作品とか掘り下げてライターの方々が書いて読み応えあるような本になってたけど

自分が欲しいものは違ったの、皆におすすめしたいのは(もう映画ファンなら観てるのも多いだろうけど)

もう少しポピュラーで、でも一般ウケは決してするとは思えないけど良作。

単なるホラーとかではない、厭な映画ではあるが、観て欲しいな~と思った作品を集めた特集を残したくて

今回はまとめました

レビューを書いてる作品はタイトルクリックでレビューへ。

(順不同)

 

 

1.ミヒャエル・ハネケ作品

 

ハネケ作品は、ほんとに観る者を圧倒させ、考えさせてずっしりと心にくる作品が多い。

その筆頭はデビュー作の「セブンスコンチネント」 

絶望。そして破滅へ向かう一家。

 セブンスコンチネント

デビュー作でこんなの撮っちゃうんだからやはりハネケは天才。

その後も、 少年の悪を描く「ベニーズ・ビデオ」や

 ベニーズビデオ

 

 

過去の過ち。罪の意識。良心の呵責。を深く描ききる。

 隠された記憶

これもほんっとにすごい作品でした~ とにかく観て欲しい。そして語り合いたくなる。

 

少年犯罪についての作品も多い。上に挙げた「ベニーズビデオ」もそうだけど

 白いリボン 

 

 

誰もが観た後のものすごい気分の悪さをよく言われるのがこちら。

これもハネケ作。

 USA版と比較→ ファニーゲーム

幸せな一家に突然襲いかかる、不条理。(主演の男は「ベニーズビデオ」の彼)

 

アメリカ版もハネケ自身が監督脚本でキャストを変えてわざわざリメイク。

 ファニーゲーム USA

ナオミ・ワッツとティム・ロス夫婦とその息子に襲いかかる災難。

カット割りほか全て演出も一緒。

ハネケが言う、

「なぜ人々がこの映画に憤慨するのかはハッキリしています。憤慨させる為に作ったのですから...。
暴力は撲滅できないものであり、痛みと他人への冒涜であることを伝えたい。
だから、暴力を単なる見せ物ではなく見終わった後に暴力の意味を再認識するものとして描かなければならない。
また、今やハリウッドでは暴力が快楽を求める手っ取り早い方法となりつつあり、ユーモアとして処理されている」

ということであえてハリウッドを製作したらしい。

 

「自分の映画は気晴らしの為の娯楽ではない。
しかし、映画に気晴らしと娯楽だけを求めてる人たちが
面と向かって向き合わされたくないものと向き合わされるのはいいことだ。」

とのこと。

 

ハネケ作品はこのくらいにして。

 

 

 

2.マーターズ

 マーターズ

ダリオ・アルジェント監督に、「これはホラーの新しい形」と言わしめた傑作カルト映画。

二人の少女が主演。前半後半で主演がそれぞれ入れ替わり、

作品のテイストもすっかり変わる珍しい作品。

初めは殺された家族の復讐を描く話だったのが、それだけに終わらずすごい展開に!!

タイトルの「マーターズ」とは、殉教者、犠牲者。の意味。

心臓が強い人におすすめ。

 

 

 

3.フェノミナ

 フェノミナ

わたしが一番怖かったホラーなのに、残念ながらレビュー書いてなかった

ダリオ・アルジェントの1984年作品で主演は少女の頃のジェニファー・コネリー。

1995年に日本で発売されたTVゲーム「クロックタワー」は本作の影響で作られた。

昔ハマってこのゲーム攻略したけど、ゲームの方もほんとに怖かったな~。

虫も出て来て気持ち悪さと不快感が残る、けど名作。

ちなみに、幽霊も映ってると噂になりほんとに映ってたよ

 

 

4.ナイト・オブ・ザ・リビングデッド

 ナイト・オブ・ザ・リビングデッド

それこそ今や色んなゾンビものが出ているけど

ゾンビの誕生はこの1本から。

生みの親、ジョージAロメロの描き出した傑作。

制作費はわずかで低予算で作ったと見て取れる、モノクロで映像自体お金もかかっていなさそう

だけど、この映画のオチは本当にやるせない。

びっくりするバッドエンドが待ち構えていて、まさかこうなるとは。

シンプルなのに多くを語る傑作。

 

 


5.セブン

セブン

デヴィッド・フィンチャーの1995年の名作。

ブラピ主演なので、当時話題にもなったし映画ファンならハズせない1本で

バッドエンディングの代表とも言える作品。

7つの大罪、猟奇殺人が犯した罪。

恐ろしい結末は予測不能。

ケヴィン・スペイシーの気味悪さは「ユージュアル・サスペクツ」に続き評価された。

フィンチャーはサスペンスではなく、ホラーだと言ってるらしい。ま、確かにホラーな展開だね。

 


6.隣の家の少女

 隣の家の少女 

ジャック・ケッチャム原作を映画化。ハリウッドリメイクもされてる。

田舎町で過ごした時代を振り返る男性の回想ナレーションから入り

かつて隣人が、少女に対して行った悪夢そのものの虐待を見せつける。

隣の少女というか、加害者のばばあ(口悪いの失敬)が強烈すぎ

ヤラレっぱなしは気持ちのもっていきどころがなく非常に気持ちの悪い後味。

 

「少なくともこの20年間で最も本質的に恐ろしい、
ショッキングなアメリカ映画だ。
まさに「スタンド・バイ・ミー」と表裏一体をなす作品といえるだろう」
 とは、スティーヴン・キングのお言葉。

 

 

 

7.ミスト

 ミスト

こちらはスティーブン・キングの原作を「ショーシャンクの空に」のフランク・ダラボンが監督映像化。

フランク・ダラボンといえば、全米で大ヒット中「ウォーキングデッド」の製作も彼。

だからウォーキングデッドに出てる俳優が何人か本作に出演。

こちらも最悪の結末、バッドエンディングで有名。

こちらも、やるせなさの残る重みあるラスト。

 

 

 

 

8.ダンサー・イン・ザ・ダーク

ダンサー・イン・ザ・ダーク

ラース・フォン・トリアー監督、ミュージシャンのビヨーク主演。

こちらも救いのないオチで有名。

哀しい結末ととるか本人にとっては幸せととるかは人それぞれだけど

何ともラストに重みのある1本。ビヨークの熱演と音楽も素晴らしい。

 

 

 

 

9.レクイエム・フォー・ドリーム

 レクイエム・フォー・ドリーム

クスリによって堕ちて行く、それぞれの人生。

ダメ。ゼッタイ。

クスリの怖さのリアリティ。

ジャレッド・レト、ジェニファー・コネリー。そして母親役のエレン・バースティンの恐ろしい変わり様がリアルな恐怖。

「ブラック・スワン」などのダーレン・アロノフスキー監督の監督第2作目。

 

 


 

10.冷たい熱帯魚

 冷たい熱帯魚

園子温監督作。

実際の事件を基にして書かれた脚本で高橋ヨシキ氏が共同監督。

抑圧された教育が間違った人格形成を生む。

ちょっとコメディチックなところも多くわたしは笑ったけど、画的にはグロさ強烈で

後味悪いバッドエンド作品。

 

 

 

11.少年は残酷な弓を射る

少年は残酷な弓を射る

ロンドン映画祭で作品賞受賞、英国インディペンデント映画賞で多数ノミニー&監督賞受賞ほか、

主演のティルダの演技も絶賛されていくつかの賞を受賞

この息子、生まれながらに反抗期

このときまだTVドラマ出身の新人で本作で映画デビューしたエズラ・ミラーの存在感が最高。

母親を陥れる息子が怖い。愛なのか、それとも憎しみか。

 

 

 

 

12.偽りなき者

  偽りなき者

少女の仕返しからはじまった小さいけれど重い、嘘。

 小さな村で幼稚園の教師として働くルーカスは離婚を乗り越え、息子と過ごすクリスマスを心待ちにしながら、

仲間たちと狩猟を楽しむ穏やかな日々を送っていた。

ある日、ルーカスにプレゼントを受け取ってもらえなかった園児クララが、

軽い仕返しのつもりで発した嘘が彼の人生を狂わせる

 

 

 

 

 13.隣人は静かに笑う

隣人は静かに笑う

 大学でテロリズムの歴史を教えているマイケルはワシントン郊外で幼い息子と暮らしていた。ある日、花火で大やけどを負った少年を助けた。それが最近隣に引っ越してきたラング家の子供だった。両親のオリバーとシリル夫妻は彼に感謝し、両家の交際がはじまる。が、マイケルはオリバー宛の同窓会案内から疑念を抱く。彼の学歴詐称の調査をするうち、彼らがなにか企みを持った集団の一員であることに気付き始める。

これも怖いよ~。DVD昔から持ってて(今廃盤でまだ正方形のプラスティックケースの時の)

いつかレビューしたいと思いつつそのまんま。

ティム・ロビンスとジェフ・ブリッジス対決!

 

 

 

 

 14.縞模様のパジャマの少年

 縞模様のパジャマの少年

ホロコーストの悲劇を無邪気な少年の視点から綴ったジョン・ボインの世界的ベストセラーを「ブラス!」のマーク・ハーマン監督が映画化した重いドラマ。強制収容所で働くナチス将校を父に持つ少年が、収容所の実情を知らぬまま、偶然出会った同い年のユダヤ人少年と禁じられたフェンス越しの友情を築くが、、、。

子供の純粋な気持ちが生んだ、取り戻せない悲劇。

 

 

 

ほか、色々と最悪なもやもやするエンディングを集めてみましたが

ラストでスカっとする映画もいいけど、たまにはこんな、うわー!!となるトラウマ系もいかがでしょう

涼しくなって来た秋の夜長に、ね

 

 


インターンシップ/THE INTERNSHIP

2015-04-22 02:11:09 | Recommend Movie

 

 

 

オーウェン・ウィルソン&ヴィンス・ボーンの「ウェディング・クラッシャー」コンビ復活

饒舌トークで敏腕営業マンだったネットに疎いデジタル世代の旧式コンビ。

ある日営業に行った先で自分の会社の倒産を知らされ職なしに。

 

Googleのインターンシップを受けることを思いつき

通販の大学に登録申請して、PCでの面接を図書館で受けて見事通過!

難問奇問で有名らしいグーグル社の中から

「あなたは、10円玉の大きさに小さくされミキサーの中に入れられました。

ミキサーの刃は動き出します。さて、どうしますか?」というもの。

そんな質問に得意のトークでかわした二人は何とかクリアしてめでたくインターンシップに!

 

 

ちなみに、AppleやGoogle社で実際にあった大企業の難問はこちら

 

オッサン二人が、若くて優秀なインターン生たちに混ざりながら

たった1チーム、5%の正式採用を競うバトル?に参加

さて、どーなる!?

 

この怪物くん帽+タケコプターな帽子、インターンシップの人が実際かぶるんだって。

ただの目印ではなくてちゃんと意味があるらしい。知りたい方はググってね。笑

 

グーグル社、全面協力ってことで

Googleの、食べ物飲み物タダ!フィットネスやジム、ビリヤード室、カプセル式ベッド、

階段代わりに滑り台、会議室はエッグ型。気分転換に専用自転車。

遊び心たっぷりで福利厚生整って最高の会社

これもyueが先に観てて 日本でもちゃんと公開して欲しい!と思ってた1本

やっぱりDVDスルー

 

監督は、「ジャストマリッジ」、「ナイトミュージアム」シリーズや「リアル・スティール」の

ショーン・レヴィ。 主演のヴィンスは脚本と製作にも関わってる。

ヴィンスとオーウェン以外のほか主なキャストは

前半に、日本ではノークレジットでウィル・フェレル。ベッド屋のいやらしい店長。笑。

 

Googleの社員にローズ・バーン。この人ほんと最近ちょこちょこみるわー

ジェームズワンのホラーもやったしコメディも多い。出演作にハズレなし。

 

元祖、出演作にハズれなし男。ジョン・グッドマン。

営業時代の社長。

二人を推す、入社4年目23歳のオタクな社員にジョシュ・ブレナー。

この人、良かった。

右、コメディでよくみるアーシフ・マンドヴィ。

 

オッサンふたりと組むことになるひねたイケメンくん。

ディラン・オブライエン。この人、これから公開の「メイズ・ランナー」にも出演要チェック★


まずは自ら大勢の中からチームを組んで、様々な課題をチームで競う。

社員かと思い、媚を売ろうと話しかけて来たインターンシップ生に

故、アンソニー・ミンゲラ監督の息子、マックス・ミンゲラ。

眉毛すご。 ヤなヤツぴったり。

ラドクリフ主演のホラー、「ホーンズ 容疑者と告白の角」にも出るからこちらもチェック。

 悪どい敵チーム。


あぶれちゃった人たち&オッサンで作られたメンバー。

最初は無知なオッサンらを足手まといに感じやる気なしの彼らも

ヴィンス演じるビリーの口達者とリーダーシップにより、団結していく。


個性的、一見ダメでも多様性溢れるチームは、希望もある。

チーム対抗で競うのは、

1.バグの原因を見つけ出そう。

2.人気のアプリを作ろう!

3.ほうきに乗ってボールシュートのスポーツ!(何ていうゲームだ?)

4.電話での問い合わせ対応。トラブルシューティングっていうの

5.広告営業!

てな感じ。

ネットばかりの仲間に途中、息抜きにクラブ行ったり。

 

果たして見事社員になれるのか

 

 

 

8(80点)

 

好き好きこーゆーの

オーウェンがまた、ほんとかわいいーんだ♡

(ウェディングクラッシャーズ)の時も同じ事書いてた 笑

相棒、ヴィンスのいうこと聞くし。

こういうチーム対抗ものは、キャラがそれぞれたってなきゃね。

爽快サクセスストーリーとしても王道だし、中身はまぁありきたりといえば

ありきたりな展開だけど、

それぞれのキャラクターと、キャスト、映画ファンなら楽しめる映画ネタがちりばめられ

とくにX-MENとかフラッシュダンスとか。

あとはもちろん本物のグーグル社でロケしてるのでそこはお楽しみ。

ITに疎いわたしはオッサンたち同様、チンプンカンプンなセリフもあるけど

それでも楽しい。 いつものオーウェンとベン(スティラー)の仲良しコンビもいいけど

ヴィンスの持ち前のマシンガントークが活きた、営業で才能発揮でパソコンは疎いって

そのまんまイメージで オンラインをオンザラインってしつこいの笑える。

 

そしてラストの採用者チーム発表の時には、えーーって声出しちゃうサプライズが!

ちゃんと伏線もありました~

ちょこちょこ笑えるコメディ、 やっぱり最高。

 

どんなにインターネットが普及しても、大事なものは忘れちゃだめ。

チームワークの大切さ、人との繋がりの大切さ。

そんな当たり前のことを描くという教訓めいたものではないけど

笑いの中にもちゃんと訴えてくるものがある。

さすが、ショーン・レヴィ作品。よく出来たコメディ

 

 

4/3より、DVD&Blu-rayリリース

 『インターンシップ』2015.3.18 先行レンタル配信/4.3ブルーレイ&DVDリリース

 The Internship Trailer 2013 Owen Wilson & Vince Vaughn Movie - Official [HD]

 


俺たちスーパーマジシャン/ THE INCREDIBLE BURT WONDERSTONE

2014-08-10 18:36:04 | Recommend Movie

 

 

だから「俺たち~」シリーズはウィル・フェレル出演作関連にしてって

常々言ってますが~。 

すっごく楽しみにしてたDVDスルー作品。

今回そのジャケからは想像できないが、わたしのお気に入り俳優が二人もメインで出てる

 

 

ぜんぜん「俺たち」って感じじゃないから邦題テキトーすぎてあたまにくるけど

(まぁ原題もありきたりなんだけど)

面白かった

弟がプロマジシャンということもあって、マジックは身近ですが

マジシャンものに、ハズレなし 

 

 

主演は、制作も兼ねてるスティーヴ・カレル。

この方、日本ではまったく人気ないけどあちらでは大人気のコメディ俳優だね。

世界的に有名なトップマジシャン、バート・ワンダーストーン。

ド派手なステージ衣装と、囲んで入れたアイライン&ロン毛で誰かと思ったけど

そうでもしなきゃサラリーマンに見えちゃう人だからね。

 

小学生の頃からの唯一の友達でマジックの相棒、アントンには

スティーヴ・ブシェミ ここ最近ではアダム(サンドラー)主演作にちらっと出るか、

声優ばかりだったから今回まともに出演でみれて嬉しい

 スティーヴコンビ☆

 

冒頭の小学生時代から時代が変わって有名マジシャンになった二人は誰だよって感じ

CGか?若い!

            

 

さらに10年後。

ショーが微妙に古くさくて笑える

 ショーのポスター

 

現場スタッフからいきなりアシスタント役に抜擢のジェーンには

最近、見る映画見る映画(DVDのも含め)に出て来てなんだか好きになって来た

オリビア・ワイルド。

 

 

そして突然現れた異端の新星マジシャン、スティーブ・グレイに

ジム・キャリー。「キックアス2」でもちょこっとだし最近パッとしなかったから嬉しい

ロン毛でキモいところがまた最高☆ 笑  ぜったいマジシャンに見えないし!

路上パフォーマンスで自らを傷つけるなどのイタいパフォーマンスが得意

それマジックじゃなくただのパフォーマンス 

 

 「ザ・ソプラノズ」のジェームズ・ガンドルフィーニはホテルオーナー。

 

 

 引退した世界的マジシャン、ランス・ホロウェイにアラン・アーキン。

 

この方いいよね~

 

監督はドン・スカーディノ

誰だろと思ったら、そんなに代表作もない知らない人でした~

 

 

8/10(82点)

 

キャストで惹かれたけどくだらないB級系を覚悟してたけどいやいや、

期待以上に面白かった

 

 

全員がハマり役でキャラもたってて素晴らしい

わがままな自己中男になってしまった人気マジシャンと、コンビの相棒。

喧嘩別れ、現れる宿敵! その道に入ったきっかけとなった憧れの人との出会い。

話の展開は王道だけど、このキャストだしミニシアターで劇場公開しても良かったんじゃない

ってくらいちゃんとした作品

 ジム・キャリーとブシェミが笑えるキャラで出てるってだけでも既にポイント高いけど

単なるおバカな作品だけに終わってないところがいい。

拾いもの的DVDスルー作品。

DVDもう増やしたくないんだけど Amazonで1000円だからこれも買っちゃおうかな

いちいちけっこうやってることが細かいところもお気に入り。

何度も笑っちゃった

 

ジム・キャリーはおしっこ数日我慢とか、まばたき数日しない、とか

炭火の上に一晩寝るとかもはや我慢大会じゃっていう

その身を削ってのバカパフォーマンスがくだらなすぎ!!

 

マジック映画は映画のなかでマジックを楽しめるのも面白さのひとつ、

実はこの作品、ちゃーんとデイビッド・カッパーフィールド、ランス・バートン等の協力を得て製作された

というから劇中で披露されるマジックもなかなかの見応え。

 

 ラストの競技ではかなりのズルい大技だったけど、

おバカな大仕掛けのマジックで最後まで楽しませてくれた♪

どうやってやったかの種あかしはエンドロールで。笑。

 そうそう、音楽もいいよ♪

サントラ スコアあった~ こちら 

 サントラないのかな。

 

可愛いブシェミが久しぶりに観れるのでブシェミファンは必見です

 

 俺たちスーパーマジシャン(字幕版) (予告編)

 

 

ラスベガスの花形イリュージョニストとして絶大な人気を誇ったバートとアントンは、いまやすっかり落ち目のマジシャンで最近はケンカばかり。そんな2人の 前に、神出鬼没のストリートマジシャンで大人気のスティーブという強力なライバルが出現!果たして彼らに逆転のチャンスは訪れるのか!?

 

 TRAILER

 officialsite

 右上のジェイ・モーアはポスターにいらないと思う、日本版正解

 

プレミアにて

 

 スティーヴン繋がり!?

エアロのタイラーまで

 

ジム・キャリー、今後も主演作で活躍して欲しい~

 

 

まだまだupしてないDVDで観た作品がいーっぱいある

今月は出来るだけ次々にupしたいんだけど、、、、既にもう10日

 

 

 

 


チャイルド・プレイ 誕生の秘密/ Curse of Chucky チャイルドプレイ6

2013-12-26 00:34:30 | Recommend Movie

 

 

 

25年かけて いよいよ、本命を狙う

ずいぶんかかったな

 

おかえりチャッキー

 

大好きなチャイルドプレイシリーズ。まちに待った、チャイルドプレイ6

いつの間にかDVDスルーでリリース!レンタル先行。発売は2014年2月5日。

 

2004年に公開され、日本でも渋谷イメージフォーラムで公開した5作目「チャッキーの種

以来の正式な続編で

なんと9年振り 待ってたよチャッキー

 

4、5作とだんだんとコメディ路線にずれてきたこのシリーズ

ここで、方向を元に戻しかなりシリアスホラーになり、残虐なゴアシーンもあり☆

 

 

これまで全シリーズの脚本を手がけて来た、ドン・マンシーニが 前作同様、監督&脚本。

チャッキーの呪いのもとである男、レイ・チャールズ演じるブラッド・ドゥーリフも出て来て復帰。

20年以上経つのに、その変わらない雰囲気がすごい。

 

車椅子で襲われるヒロイン、ニカを演じる

フィオナ・ドゥーリフは、ブラッド・ドゥーリフの実の娘。

 

 

今回は、シリーズ3のあとって設定。

チャッキーがなぜ人形に乗り移ることになったかを

あのおもちゃ屋に逃げ込む当時のシーンがちょこっと挿入されて描かれる。

チャイルドプレイ 前日譚というか、ゼロみたいな部分も。

 

ピンポーン。 

幸せなある一家のもとに、謎のでかい箱が届く。

 

 もちろん中身は。

 

 何にも知らずに可愛い人形が届いたと

女の子に与えられ、早速友達に。

 

しかし、もちろん一家は次々とチャッキーに狙われる。

 

こんなちっちゃい人形、蹴飛ばせばなんとかなるじゃん

っていつも思っちゃうけど、ナイフ仕込んで今回も暴れまくり!(笑)

高給で雇ってるベビーシッター、妻と浮気☆

この奥さん、ヒロイン、ニカの姐。なかなかいい味で

整形した顔かマネキンみたいで恐怖の表情(かお)が素晴らしい。

 

これまでに見せなかった表情も見せるチャッキー。

けっこう実物のレイチャールズ(ブラッド・ドゥーリフ)に似せてるのね。

その剥がれそうな顔の皮膚をめくっていくと出て来たのはあのお馴染みの顔!

 

 ヒロインは車椅子。

逃げ切れるのか?!

 押してる押してる 

 

何故、この一家の前に現れたのか?

それにはもちろん理由があって。

あ、因にレイというのがチャッキーの人形に乗り移った男で昔、湖畔の絞殺魔(Lakeshore Strangler)

として恐れられた殺人鬼であり、ニカの母親と過去にあった色々が25年経った今回明かされる。

 

 

 

 7/10(73点)

 

特に脚本が変わってるとか面白いってわけじゃないけど

ファンには満足出来るレベルで、さすが最初からずっと脚本を通してる

ジョン・マンシーニが監督だけあって(というか前回の「チャッキーの種」はいまいちだったけど)

しっかり原点回帰。

ふざけないで真面目に殺人やってるチャッキーがI 'm backと ばかりに包丁振り回す。

 

 ラストでは郵便局に箱を持込む女。

これが、ジェニファー・ティリーなのは嬉しいサプライズ。

(シリーズ4作目を観ましょう)

 

チャッキー人形を狙った家に送りつけることをこれまでもしていたらしい。

届いた先は、両親をなくした、ニカの姪っ子で引取先に送りつけてチャッキーと女の子は再会。

 

結局、次回また続編が作られるらしい

ようし、楽しみにまた待ってるぞぃ!

 

 

 

Curse of Chucky    2013年   アメリカ   97min 

 

もちろん1から順番に、全部観てるほど楽しめます

 

『チャイルド・プレイ/誕生の秘密』予告編  

 

ブルーレイには未公開シーン、NGシーン、そしてチャッキーの撮影現場の様子が見られるメイキング映像を収録

CG全盛の現代であるにもかかわらず、

本作のチャッキーの撮影にはほぼCGを使わず、人形とアニマトロニクスを駆使しているとのこと。


チャッキーの今昔

ずいぶん、小顔になったのねー

そうそう、左の、80年代風。これが怖いのよねやっぱり。

 

1作目のアンディ坊や(右)もちょこっと出てたようで

どこに??!って思ったら、USとUKのUnrated版のエンドロール後のおまけに

でてくるよう。

こりゃそっちもなんとかして観なきゃ☆

 

 

4作目レビュー 「チャイルドプレイ チャッキーの花嫁

5作目レビュー 「チャイルドプレイ チャッキーの種

 

 

 

 

 

 


 


キラー・スナイパー/KILLER JOE

2013-09-30 23:23:22 | Recommend Movie

 

 

 

 クールなスナイパーの早撃ちアクション映画かと思いきや(思ってない)

いやいやこれ、エロスとバイオレンスも程よく混ざった

よく出来たブラック・コメディ 笑

テキサスの一家が保険金目当てに母親殺しを計画するというロクでもないお話。

 

会話劇主体で、そのセリフが面白い。

メガホンをとったのは伊達じゃない!

ホラーの大御所「エクソシスト」のウィリアム・フリードキン監督の

「BUG/バグ」以来,6年振りの新作で、御歳78歳

 

ここ数年最近、ラブコメから足を洗ってからというもの?

かなりいい味で続々いろんなのに出ている、マコ様ことマシュー・マコノヒー主演

表の顔は、警察。裏の顔は、依頼を受けたらどんなヤツでも。殺し屋ジョー。

こーんなカッコ良くキメてるが、実は、、、

 

またまた全裸でちょこっと美尻出してます♪

※アレしてるわけではない。

 

 

 

いや~これ、面白かった♪ 

元々「BUG/バグ」と同じ、舞台劇らしく、実はほとんど密室劇のようなもので成り立ってる。

原作者で脚本家のトレイシー・レッツと再び組んだ作品。

この原作を約20年前に執筆したそうだが、内容があまりにも過激だったため、

今になってようやく日の目を見ることになったとのこと。

 

こういうのをちゃんと劇場公開しないかなぁ? 一般ウケはしないのか?

DVDでも夜な夜な観ているんだけどどれも書いてるヒマないのでスルーしてるけど

これは、というものはちゃんと紹介して書き留めて置きたい☆

 

ところで、どこにもスナイパーなんて出てないのに

てきとーな邦題でDVDスルーヤメて欲しいほんと

そのまま「キラージョー」でいいじゃん

 

 

家を飛び出してきた息子、クリスはヤクの売り買いをしてるしょーもない若者。

ポスト・ディカプリオとも期待された、

イン・トゥ・ザ・ワイルド」「ミルク」のエミール・ハーシュ。こういうキャラ、ハマる

 

 

冒頭から何にも履いてない姿で玄関に出て来て

「そんな格好すんな、親父のオンナの茂みなんてみたくねぇんだよ!」

「くたばりな!」とかそんな掛け合いからスタート。

一瞬ジーナ・ガーションに似てるなと思うも、いやさすがに違うか、と思って観てたら

やっぱりそうだった、かなり肥えててびっくりこっちもまたしょーもない、義理の母役シャーラ。

まぁ、もともと下がってたけど 口角の下がり具合がソフィア・ローレンにもみえる

 

クリスのちょっと頭の弱い妹ドッティに、「ミスター・ノーバディ」で

初々しいアンナ役だった、ジュノー・テンプル。

ほんとにおバカちゃんみたいで巧いキャスティング。

「シンシティ」続編にも出演予定。

初々しさを残しながらの色気ある雰囲気が魅力 イイぞ

 

これまたしょーもない、クリスの親父には、コメディに良く出る

トーマス・へイデン・チャーチ。

 

金返済のために企んだ、しょうもない素人が殺し屋に依頼した自分の母親の殺害計画から

どんどん危うい方向へ。

想像もつかない意外な展開が待ち受ける

これは、ブラックサスペンスコメディ

 

 

 

博打のせいで多額の借金を抱えるクリスは、実の父とその再婚相手である義母に、保険金目当ての実母殺害計画を打ち明ける。別れた母親の保険金は、父親に引き取られた頭の弱い妹ドッティが受取人になっており、それを横取りしようというのだ。現職の刑事でありながら、金のために殺人を請け負う“キラー”ジョー・ クーパーに母の殺害を持ちかけるが、彼は報酬を前金で受け取ると言い出した。トレイラーハウス暮らしのクリスたちにはそんな金などない。するとジョーは、 前金の代わりとしてドティを要求してくるのだった…。

 

 8/10(80点)

 

 

バカと変態。ヘンな映画で面白かった♪

 

鬼畜で変態という意味では、ポール・バーホーベンと似たような。

ちょっとヘンな映画観たい人には是非おすすめ♪

 

マコ様、いいわ~

ラブコメでモテ男とかやるよりずっと魅力的 笑

正統派?のクールな殺し屋かと思いきや、ロリコン変態野郎なのがハマりすぎ

 

 

 

エミール・ハーシュとお父さん、トーマス・へイデン・チャーチ以外はみんな脱がされてる。

不思議なエロを含んでいて、観ていてアブナいキワドい

フライドチキンでアレするシーン、ドキドキもの完全、イっちゃってる。

マコ様の変態節炸裂

 

 

 

兄とこの男、ジョー。 ドッティは

どっちを愛してるのか、どっちを信頼してるのか。

 

 

 

 KILLER JOE     2011年   アメリカ    102min

劇場未公開 DVDリリース中~

 

 

 

 

真ん中、ジーナ・ガーション。右、ワイフのカミラさん

 カウボーイハットがこれほど似合うのはマコ様とウッディ・ハレルソンだけ

 

 

 

 

 スコセッシの新作では、ディカプリオとジョナ・ヒルと共演の

ウルフ・オブ・ウォールストリート」は日本で今年12月20日公開決定

 

マコ様、激痩せで挑んだ新作

Dallas Buyers Club」 はいつ公開かなぁ?

左)マジック・マイク時 右)この新作

ちなみに共演のジャレッド・レトもこの激痩せしかも女装

 

 楽しみ

 

 

 

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オールド・ボーイ /OLD BOY

2013-02-08 14:35:08 | Recommend Movie

 

 

 

本国、韓国での公開から10年。リメイクも今年公開予定。(いらない)

日本公開から9年。 タランティーノ審査員のカンヌ映画祭でグランプリ受賞

タラちゃんを「グレイト素晴らしい本当はパルムドールをあげたかった」

と唸らせた1本

当時、劇場で観て そうくるかぁ~!とオチに驚愕。

 

そのオチを忘れた頃にまたDVDで観ようと、ずっとあたためて?きたこの作品。

しかしあまりにも内容が強烈すぎて、忘れるにもずっと覚えててーーー。笑

 

ここのレコメンドに入れたく、オチを知ってての状態で9年振りで観た。

当時は2004年のベスト4位で8にしてたけど

今観直しても更に楽しめてもっとポイント上がっちゃった。

 

監督/脚本は大好きな、パク・チャヌクで 前年の「復讐者に憐れみを」「親切なクムジャさん

共に、復讐三部作の2作目となる。(話は全部別もの)

原作は土屋ガロンの 日本の漫画。

 

これは読んでないけどあとからこの原作との違いを比べたら、

ラストの方がもう全く違うのね。

ラストがまた恐ろしい復讐へと繋げてるところがパクチャヌクの脚本の凄いところ。

 

 妻と一人娘を持つ平凡なサラリーマン、オ・デス。

ある日突然何者かに誘拐され、小さな部屋に監禁されてしまう。

まさかそれが15年間もだとは、はじめは知る由もなかった、、、。

 

何のため、誰かの復讐なのか?

毎日同じ食事。出される中華料理のギョーザだけを食べ、

散髪や部屋の掃除は定期的に誰かが入って来てやってくれる。

7,5畳の狭い一室でTVを見るしかない。

ある時、自分の妻が殺され自分が犯人として指名手配されていることを知る。

怒りがこみあげるも、死ぬ事も許されない。

いつかの復讐のため、身体を鍛え、脱出するため数年かけて金属の箸で部屋の壁を掘り続けた、、、、

 

 まさに穴が外に繋がった時、何者かによって外に解放される。

それは拉致されて15年後のことだった。

 

道を歩いていると突然知らない男が、携帯と金の入った財布を渡して来た。

そこにある日本料理屋に入ったオ・デスは、そこで美しい女ミドと出逢い

家に住まわせてもらいながら、監禁時飽きる程食べたギョーザの中から出て来た

店名「青龍」の文字を手がかりに、その中華料理屋を探しー

ついに監禁されていた場所を突き止める。

そこは何と、監禁がビジネスになっていた。

 

ついに対面した時。男が死のゲームを提案する。

監禁された理由を5日以内に明らかにすれば自分が死ぬ。

出来なければその時はお前とミドを殺す。と。

 

なぜ15年も監禁したのか?

なぜ、15年経って解放したのか?

 

 

主演の監禁される男、オ・デスを演じるのは、名優 チェ・ミンシク。

 

 「シュリ」で有名になったけど

セシリア・チャンとの「パイラン」も良かったし、その後も「親切なクムジャさん」にも出演、

イ・ビョンホンとの「悪魔を見た」では強烈な悪人を熱演した。

 

監禁した相手、ウジンには最近では監督業もしている ユ・ジテ。

 悪人役のイメージはないけど、勝手な恨みを抱えて苦悩し

陰湿に復讐する姿、ハマってます。

 

謎の娘、ミドにはこれがデビュー作のカン・へジョン

当時はオファー殺到とか言われ「南極日誌」や「親切なクムジャさん」など

その後いくつか出てるけど最近はあまりパッとしないのかな、清楚な魅力の可愛い子。

 

監禁ビジネスの元締め、暴力団のボスには オ・ダルス。

こんなとこに出てたんかぁ~って思ったらこれがデビュー作だったのね。

青い塩」で、映画ブロガー仲間のまっつあんさんにそっくりご本人含め皆でいってたけど

これほんとウリふたつでびっくり。写真、右。 笑った~

 

 

10/10

 

 

改めて観てやっぱりこりゃ傑作だな。

いやぁ~もう9年後観直しても映像も覚えてるところ多いくらい

衝撃で強烈だったけど それでもやっぱり楽しめた。

こんな残酷物語を面白いというとマゾかと思われそうですが

120分、まったくぐいぐい惹き込まれるし

途中までの予測つかない展開に目が離せない!

 

あと、何がいいって音楽!!サントラも出てる。

 

 

壮絶な復讐の仕掛けのための伏線、謎の催眠術師、

気付かぬうちに恨まれていたこの恐怖。

近親相姦。

 

目には目を、じゃないけど

何十年も前にやられたことを恨み、思いもしなかった方法で仕返しする。

あっと言う間にいいなり。

自分が知ってしまった事実よりも、それを知らせたくない。

世間にも、愛するあの娘にも。

次第に謎が解けていく面白さ。

生タコの踊り食いシーンスゴいよ!

 

ちょこっとネタバレ感想 

もうこの映画観てる人だけドウゾ☆

 

漫画の原作との違いは

ウジンが主人公を監禁した理由は、

  • 映画:学生時代、首謀者の姉が主人公の流した「姉弟に男女の関係があった」という噂によって自殺してしまったため。
  • 漫画:学生時代、同級生である主人公に自分の内に秘めていた寂しさを感じ取られたことを、ウジンは屈辱と感じた。大人になってからも孤独から抜け出ることができず、平凡に暮らしている主人公を逆恨みしたため。

 

ということで、原作だとなまぬるい理由になっててそれで恨むのはおかしいけど

パク・チャヌクの脚本の映画版は遥かに映画の方が衝撃度が高く、面白い設定になってる。

 

しかし近親相姦だけは気持ち悪くてムリ、、、という衝撃だったのだけど、

ウジンは学生時代、姉との近親相姦シーンを覗かれ、それを周りに言いふらされて

姉が死んだ事を根に持っていた。

姉が死ぬ間際、弟であるウジンは手を握り、「起こった事は後悔していない」と姉が言ったのを

ずっと胸に秘めながら綿密な計画をして事を進めて来た。

憎むべき相手を拉致して15年もお金払って監禁、いろいろと金持ちだからこそ

出来た復讐ともいえる。

顔が知られていないとき途中、自らが現れて肩を貸したり、

愛し合って寝てる2人の横にガスマスク着けて横たわり、ミドの身体を触ったりと

ギリギリなシーンも面白い。

 

 

ウジンのペントハウスでの最終決着で回想シーンが入り

徐々に全ては明らかに。

紫の箱を開けた時のショックは「セブン」のラストで箱を開けた時の衝撃に近いものがある。

そこには娘との記憶が記された写真。愛したミドは実の娘だった。

 

 

同じ様に、ミドの元にもその箱があり、今にも開ける状況になっている。

どうしても知られたくないオ・デスはウジンに許してくれと懇願する。

15年監禁され妻を殺された恨みも全て吹っ飛び、

自分は犬になり今後一生何でもして仕える、と犬の真似をし靴を舐める

そして最終的には、噂を広めた悪い口、自分の舌にハサミを、、、、!!

犬のシーンはやり過ぎだとか笑えるだとか当時言われたみたいだけど私は違和感なく観れた。

それほどにミドに知られたくなかったのだから。

 

それにしてもこの催眠術師の技は凄い。 

そして仕組まれて出逢い、愛し合ってしまった父娘。

娘だと知った途端にその愛情は 娘へとしての愛に変わるのか。

本当に一人の女として愛し続けるのは出来ないんじゃないかな。

最後の願いで記憶を消して欲しいと催眠術師に頼み

雪の中 現れたミド。抱きしめ合って囁いた言葉は「おじさん、愛してる。」

 

映像も素晴らしいし、ただし暴力的な痛いシーンもありなので

そういうのがダメな人にはキツイかもだけど

まだ観てない人にはぜひ観て欲しい1本

 

 オールド・ボーイ 日本語予告

2003年    韓国     120min

 

 

ハリウッドリメイク

だいぶ前からハリウッドリメイクも決定していて

色々監督が変更したりしながら、最終的に去年の秋発表によると

監督はスパイク・リー。(ピンとこないなぁ、、、)

主演はジョシュ・ブローリン、

共演はサミュエル・Lジャクソン(←えーーー?暴力団のボス役だな)

ウジン役には「第9地区のシャールト・コプリー。

 

へぇ。

そしてヒロインは「マーサ、あるいはマーシー・メイ」で主演で話題のオルセン姉妹の妹、

エリザベス・オルセンで、今年の10/11からの全米公開が決定。

 

はじめ、リメイク決まったときウィルとか候補にあがってたらしいけど

ぜったいナイな これだけは  

怖いどころか笑っちゃうよ。

 

 

 

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映画秘宝 2012年 ベストムービー&HIHOはくさいアワード+読者選出★

2013-01-23 16:22:52 | Recommend Movie

 

 

ことしも発売されました~映画秘宝ベスト&ワースト

(選出した映画フリーク100人超えによるベスト10選出で集計)

今年も詳しく載せてるとこがないので、一応 載せておきます~。

(観た作品でベスト10とわたしのベスト1のみにタイトルクリックでレビューへリンク

 ※記事の無断転載禁止

 

 

映画秘宝選出 ベスト10

 

1位 「ザ・レイド」

 

映画『ザ・レイド』予告編



わたしは気にも留めてなかったインドネシアのアクションがまさかの1位

こういう「ほかとは違うんだぜ」感みたいなのを押すのがやっぱり秘宝的なのか??



2位 「ドライヴ

3位 「007スカイフォール
4位 「アベンジャーズ
5位 「桐島、部活やめるってよ
6位 「アルゴ
7位 「哀しき獣
8位 「ダークナイト・ライジング
9位 「裏切りのサーカス
10位 「サニー永遠の仲間たち」

 

11位 「プロメテウス」

12位 「エクスペンダブルズ2」

13位 「ドラゴンタトゥーの女」

14位 「ホビット 思いがけない冒険」

15位  「アイアン・スカイ」

16位 「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」

17位 「るろうに剣心」

18位 「カリフォルニアドールズ」

19位 「この空の花 長岡花火物語」

20位 「DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る」

21位 「ヒューゴの不思議な発明」

22位 「バトルシップ」

23位 「ロボット」

24位 「Chronicle」

25位 「私が、生きる肌

26位 「アウトレイジビヨンド」

27位 「アタック・ザ・ブロック」

28位 「ムカデ人間2」

29位 「ジョン・カーター」

30位 「へんげ」

 

 

 

 

今年は、わたしはそうでもなかったもの、観てないものが多く選ばれてた

ベスト10にかぶってたのは「アルゴ」のみ。

これはほんとに映画ブロガーの皆様にも高評価だったし、まだの人は必見♪

ほか、わたしは未見だった「桐島~」もベストに挙げた人多かったし、面白いんだろうね~。

2位のライアン主演「ドライブ」はブロガーさんにも賛否あったけど

これはまぁ万人受けというよりツウ好みな映画という感じ。2位は意外過ぎ。

「裏切りのサーカス」ベスト入りも意外だなー。

トップ10圏外では、わたしの1位が今年も入選「私が、生きる肌」は25位となかなかの健闘!

そんなに評価良かったっけ?っていうようなのも入ってるね 笑。

わたしの3位、「ロボット」が23位に入ってたのは嬉しいチッティ

 しかし「ムカデ人間2」がベスト30位入りとは、さすが映画秘宝だね。

わたしはワースト。

 

 

 

秘宝読者選出2012年ベスト

 こちらは読者投票による、ベスト&ワースト

 

1位「エクスペンダブルズ2」

2位「アベンジャーズ」

3位「ザ・レイド」

4位「ドライブ」

5位「プロメテウス」

6位「ダークナイト ライジング」

7位「サニー 永遠の仲間たち」

8位「アルゴ」

9位「007 スカイフォール」

10位「アウトレイジ ビヨンド」

 

巷で人気だったアレやコレは入ってない。

 

 

秘宝読者選出 トホホ(ワースト)映画

1位「アメージング・スパイダーマン」

2位「ダークナイト ライジング」

3位「プロメテウス」

4位「トータル・リコール」

5位「ボーン・レガシー」

6位「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」

7位「ハンガー・ゲーム」

8位「バトルシップ」

9位「るろうに剣心」

10位「ツナグ」



 

2012年最もトホホなサイテー映画はこれだ! 

映画秘宝「HIHOはくさいアワード」

映画秘宝トホホベスト(ワースト作品)
1位『ダークナイト ライジング』

ベスト8にも選ばれたのに両方制覇! 笑。


2位『プロメテウス

わたしはベスト9位ですけど。いや色んな意味で面白いよ


3位『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』

みんな大好きエヴァがワーストに。わたしは観てません。


3位『ハンガー・ゲーム』
5位『ボーン・レガシー』
6位『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』
7位『映画 ひみつのアッコちゃん』
7位『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
7位『ヘルタースケルター』
9位『アメイジング・スパイダーマン』
11位『貞子3D』『ロボジー』『バトルシップ』

 

1、2、7位のしか観てない。

「ものすごく~」はアカデミー賞作品賞にもノミニーされたのにここではワーストでした

 

 参考までに、

 mig的2012年 ベスト&ワースト映画  こちら 

 

ちなみに、blogで長い事お世話になっているaq99さんが今年も集計やってくれました

映画秘宝よりも参考になる 87名のリアル映画ブロガーが選ぶ2012年ベスト。

 

本当に面白い映画はきっとこっちだゾ

  2012年 映画ブロガーが選んだ映画ベスト10 

 

 

 

とりあえず今年は、タランティーノの新作

3/1公開、映画秘宝の今月号表紙でもある、「ジャンゴ 繋がれざる者たち」が本当に楽しみ

さて、今日はこれからあの人の新作、観て来ます♪

 

 

 

 

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ヘッドハンター /hodejegerne jo nesbø /Hodejegerne

2012-11-22 13:22:32 | Recommend Movie

 

 

クリスチャン・スレイター主演のほうではありません

 

こちら、トロント映画祭でも上映され 本国公開前に既にハリウッドでリメイクが決定した

(すぐそれ

ノルウェーで人気の小説家ジョー・ネスボによるベストセラー小説を映画化した

ノルウェー産のサバイバルサスペンス。

 

 夏にミニシアター公開して気になってたのになかなか行けず、、、

と思ってたらあっという間にレンタルDVDリリースされた

レンタルできるのはツタヤだけのシリーズで。

 

 

ノルウェー国内で最も成功したヘッドハンターで

モデルのような美女を妻にし、最高級の暮らしをしているロジャー・ブラウンは、

身長が低い所を除けば全てを手に入れた男だ。

しかし、彼にはその暮らしを維持するために名画の窃盗犯という秘密があった。

ある日、妻の紹介で、高価な絵画を所有している軍隊の元エリートのクラス・グレブに出会い…。

 シンプルな北欧暮らし。生活もセレブです

 

という不倫&強盗モノかと思いきや

 

 妻の横には絶えず男の影。

 

 

このアクセル・へニー演じる 主人公ロジャー。

愛する妻を手離したくないし高価なものを買ってあげるため

窃盗をしてるけど相棒への分配もあるし、盗めども盗めども暮らしは楽にならず

ってのも面白い。

 

このロジャーがなかなかのサバイバーで、次々とアブナい目に遭うが

予想外の展開になりながらもうまい具合に切り抜けてく様が面白い。

 

いつの間にか贋作用意してたり、そんなカンタンにいくか!

とツッコミたくもなるが、、、、 笑

 

肥だめ(うんち)まみれになったり

思わぬ人を撃っちゃったり、ワンちゃんがあんなことになったりと

ユーモアとテンポある驚きの展開に目が離せません♪

 

ヘッドハンターが狙いつけた名画を持つこのクラスという男演じる

ニコライ・コスター=ワルドーさんが頭キレそうなワイルド系のイイ男

わたしが好きな「LOST」のジョシュ・ホロウェイにちょい似でカッコイイ~

デンマークの俳優さんで「ブラックホーク・ダウン」にも出たみたい。

 

果たして妻は、敵か味方か。

ほんとうに愛してるのは?

 

 

7/10(75点)

 

 

伏線になる女の存在の使い方や、ちょっと笑っちゃうような展開、うまい。

役者もいいけど

とにかくよく練られた脚本がうまい!!

 

ヤラれた~!ってオチではないけど 最初から最後まで無駄なく素直に楽しめる1本

リメイクいらないからこれ観とけ!って感じ 笑

ハリウッドだとまたマット・デイモンとかマーク・ウォールバーグあたり主人公やりそう。

そんな想像のつくありきたりなのはいらない

 

最近の北欧、とくにノルウェー映画ときたら油断ならない

トロール・ハンターにしろ「孤島の王」にしろ本作にしろ

こういう面白い作品がきちんと日本でも公開されることはありがたいな。

今後もどんどん紹介します~

気になる方はぜひ

 

映画『ヘッドハンター』予告編

 

 公式サイト 

 hodejegerne jo nesbø        2011年   ノルウェー=ドイツ    100min

監督  モルテン・ティルダム

11/21~TSUTAYAのみでDVDレンタルリリース中~ 

セル 2013年1月25日

 

 

 

 

 

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キャリー/carrie

2012-09-17 01:30:17 | Recommend Movie

 

 

 

夏に面白い(怖い)ホラーがなかったので

ちょこちょこ時間出来ては過去のホラー観直したり、DVDスルーになったの観てるの

 

こちらは御存知、スティーヴン・キング原作で1976年にブライアン・デ・パルマ監督によって映画化した

有名なホラー

内気な女子高生キャリーと、彼女を厳格に育てる狂信的な母、そして彼女を疎外する高校の同級生たちをめぐる物語。

 

なぜ今更これかというと、こんな昔の名作ホラーまでリメイクすることが決定したので

それならば、オリジナルをもっと観て欲しいと思って。

レビューするにあたって数年ぶりに観直してみた。

 

チアガールたちがグラウンドで体操?してるシーンからはじまり、とてもホラーの香りがしない。

その後、カメラはホラー映画には珍しいオープニングで話題となった

女子高生の更衣室で着替える女子高生たちの下着やヌードのスローで入る

 

暗くて孤独な主人公、キャリーには今でも女優として活躍するシシー・スペイセク。

原作を読んでいてどうしてもキャリーがやりたくて

自らオーディションに臨んだらしいけど、顔がそもそも怖いからホラー向き。

オープニングすぐ、シャワーシーンでヌード。というかそんな美しいものじゃなく

お尻から血が流れ、初潮もしらなかったからびっくり仰天思わず叫ぶ、の図。

 

クラスメイト(女子)たちからははやしたてられ恥ずかしい思いをするキャリー。

特にこの件でキャリーが憎らしくてたまらないのはこのリーダー格のクリス。

自分の彼氏を使って、キャリーにイタズラを企む。

その彼氏には忘れてたけどなんと、トラさんこと、ジョン・トラボルタ★

いや~古臭いわ さすがに(笑)

 

これだもん。

でも髪量が豊富なだけで変わってない。

 

先生は、キャリーの味方。相談にものってあげていた。

今後キャリーをいじめるとプロムに出席させないと生徒たちに告げ、

同情した近所に住むクラスメイトのスーは自分の彼トミーに「キャリーをプロムに誘ってあげて」と言う。

(誰もが楽しみなプロムなのにそんなバカな)

このカレがなかなかのイケメンで、

DVDにはキャストが大人(おじさん&おばさん)になった姿での

当時を振り返ったインタビューが入ってたんだけど、このウィリアム・カットさん

すごくカッコイイおじさんになってた。

 

キャリーは、母1人子1人の家庭で厳格に育てられた。

母親は狂信的な正統キリスト教信者で、性を罪悪視、愚かな行為だと信じている人間。

 

親子仲はうまくいっていない。

誘われたプロムに行きたいが、親が許してくれるはずはなく。

意地でも反抗して 素敵なドレスを身に着けて、行く事に。

プロムのカップル投票で、八百長によって優勝したキャリーは祝福され、

初めての幸せの絶頂

と、ここまでは学園モノ映画?みたいな感じで、これのどこがホラー?

怖いのダメな人もOKでしょ。って感じなのだがー。

 

 

そんな最高のお姫様気分もすぐに崩れ落ちる事件がこのあとすぐ発生

 あの有名な、豚の血を全身浴びる惨劇に見舞われる。

あの意地悪な女生徒と、その彼氏、トラさんが豚の血の入ったバケツが落ちるよう、下で糸をひいてたのだ。

なんて残酷 天国から一瞬にして悪夢へと舞台は変わる

 

キャリーは、実は念力で物を動かせる超能力があった。

キャリーが抑圧していた怒りが爆発

 学校は血の海となり、、、、、、

 

その後、血だらけでくたくたになり家に帰ったキャリーを待ち受けていたものは、、、、

 この母親役には、パイパー・ローリー。

天使みたいな柔らかい雰囲気なのにキチガ◯じみてるギャップがいい。

 

この後、ラストの展開は想像がつくけど、オチがちゃんとついている。

 

8/10(83点)

 

ネタバレあり

上に書いた様に、途中までは普通の学園モノっぽいのに

突然ガラリとトーンが変わる様がやっぱり秀逸。

異常な形で神を信じるおかしな母親に縛られたフツウの女の子(のはずだった)が、

異常な能力を身につけていて、自分は他の人と違うけど

それを受け入れてもらいつつ、人並みに幸せを願うのにうまくいかない悲しみ。

単純なホラーというよりもその悲しさが描かれている所がポイント。

そして、ラストでは母親と対峙することになり、娘である自分に刃物を持って

向かってくる母親に自らのパワーで逆に殺してしまう。

 

おまけのラストがいい。

殆どの生徒が爆発事件で被害者となったけど残されたスーがベッドで寝ている。

呪われたかの様に夢に出てくるキャリーにうなされて終わるラストが何とも気持ち悪さを残す。

そしてやっぱり、アカデミー賞主演女優賞受賞したシシー・スペイセクの名演と

同じく、助演女優賞を受賞のハイパー・ローリーの素晴らしい存在感があったからこそかなと。

 

 

だけどなんと今撮影がほとんど終わったリメイク版の「キャリー」では

キャリー役に「キックアス」のヒットガールや、「ぼくのエリリメイク、

モールス」のクロエ・モレッツ&母親はジュリアン・ムーア。

公開は全米で2013年3月15日、日本公開は5月だって。

クロエはこの役やるには可愛すぎだと思うし

ジュリアンさんだとふつーのお母さんにみえるわ 

監督は「ボーイズ・ドント・クライ」で評価されたキンバリー・ピアース。

 

このキャストじゃ期待できないな。

っていうかリメイクすんなー

 

 

 もうひとつ、このDVDの特典映像のインタビューが良かった

「キャリー」は、「スター・ウォーズ」と合同オーディションだったらしく、

ジョージ・ルーカス監督とデ・パルマ監督が一緒に役者を探していた。

 ジョージ・ルーカスは始終質問しまくりで、ブライアン・デ・パルマはずっと黙っているという対照的だったということ、

プロムにキャリーを誘うトミー役のウィリアム・カット氏が当時を振り返る。

「僕はルークになれなかったんだ。その代わりにトミーになったんだけどね」

その他、

「まるでデ・パルマ監督は、ルーカス監督のおこぼれを拾うようにオーディション会場にいた」

という裏話が面白かった。

昔ビデオで観るのとはまたひと味違う、DVDで観直してみるとこういう特典も観れるから

なかなかいいものだね


Carrie       1976年   アメリカ   98min

映画「キャリー」予告編 -CARRIE

 

 

 

 

 


マリリン、50周忌☆七年目の浮気/THE SEVEN YEAR ITCH

2012-08-05 14:25:15 | Recommend Movie

 

 

 

50th Anniversary of Marilyn Monroe's Death

 

 

今日は、1962年にマリリン・モンローが他界してちょうど半世紀 50年。

 

写真集や、マリリンバービー、マリリンのDVDやCDはほとんど持っているわたし

これまでもちょこちょことマリリン出演作を紹介してきたけど

まだだったこの有名な作品を今日はご紹介

先月久しぶりにまた観たんだけど、この作品は夏の季節が舞台ってこともあり、

特に暑い夏のシーンが出てくるわけじゃないけど夏になると観たくなる映画のひとつなの。

 

「七年目の浮気/ THE SEVEN YEAR ITCH」

 

監督は、「お熱いのがお好きや「アパートの鍵貸します」「麗しのサブリナ」

など、名作だらけの巨匠ビリー・ワイルダー。

ジョージ・アクセルロッドの同名ブロードウェイ舞台劇をアクセルロッド自らの脚色

(ビリー・ワイルダーとの共同脚本)で映画化。

 

地下鉄の通風口の風で舞い上がる白いドレスのシーンは

映画を観てない人でも知ってるくらい有名な名シーン

このシーンに、当時のマリリンの夫、ジョー・ディマジオが激怒して

2週間後に離婚が発表されたことはファンの間では有名な話。

 

 

「ナイアガラ」や「ショウほど素敵な商売はない」「帰らざる河」で人気を得た次の作品がこれ。

ゴールデングローブ賞で「世界で最も人気のある女優」に選ばれた1955年、マリリン29歳の時の作品。

本編は105分のラブコメディ。

 

舞台版でも主演を努めた、トム・イーウェルが演じる家族持ちで雑誌社に努める平凡な男リチャードが主役。

結婚7年目。浮気もせずまじめに仕事一筋でやってきた男。

ある暑い夏、妻や子供たちはバカンスで避暑地や実家へ帰る。

 

妻に止められてるタバコもこっそり吸えるし、気ままに過ごせる数日間に、内心わくわく。

そこへ、二階の部屋に魅力的で可愛らしい美女がやってくる。

元々妄想癖が激しいクセがあったリチャードは、さっそく色んな妄想が始まって止まらない。

ベランダで本を読んでると突然植木が落ちて来た。

マリリン・モンロー演じる娘が誤って落としたと言って部屋にやってきて、、、、、

 

というお話。

 

相変わらずの、マリリンのとぼけた可愛らしさでチャーミングな魅力が炸裂

 

ところでこのタイトル、実はあまりしられてないけど原題は七年目の浮気ではない。

直訳すると”7年目のかゆみ”で、結婚して7年目に現れる かゆい=むずむずする、

みたいな感じ。それを「浮気」にしている。

 

10/10

 

 男の軽い浮気心をコミカルに描いた作品。

モノクロの写真が多いけどカラー。

 

浮気はダメ、タバコもダメダメ!と自分に言い聞かせながら 上にいる美女のことが気になって

本も音楽もてにつかない。

ちょっとだけ、と自分にいいながら娘を家に招き入れるリチャード。

 

とぼけた美人、マリリン演じる娘はテレビCMにも出たモデル。

「自分の部屋はクーラーがないので暑くて眠れない」といい、

下の男の家が自分の部屋より涼しいのをいいことに誘いにのる。

ピアノでラフマニノフを一緒に歌いながら連弾したり

お酒を飲んだりして楽しい時間を過ごすうち、次第に娘に惹かれるリチャード。

 

その反面、もし妻が帰って来たら?妻は避暑地で旧知の仲の男といちゃいちゃしてるのでは?

などと余計な心配をしだす、、、、

この男が異常なほどの妄想癖というのがまず面白い。

加えてマリリンの天真爛漫な魅力。

こんな風に部屋にこられたら誰だってノックアウトされちゃうよ、ってくらい可愛い♡

 

外に出るシーンは映画に行くときのこのシーンくらい。

よく全体的な写真がグッズやポストカードとして売られてるけど

実際作品の中では顔だけのシーンと足だけのシーンに分かれてて

浮気の描写も、ちょっとでもキワドいシーンはひっかかって削除されたとか。

 

軽ーく観られるラブコメなので、マリリンの作品初心者でも観やすい1本

観てない方はぜひこの夏観て欲しいな♪

 

 

 

THE SEVEN YEAR ITCH     1955年   アメリカ   105min

監督/脚本/脚色        ビリー・ワイルダー

原作/脚色          ジョージ・アクセルロッド

娘             マリリン・モンロー

リチャード・シャーマン   トム・イーウェル

ヘレン・シャーマン     イブリン・キーズ

 

 

というわけで、今夜はマリリンに浸りたいと思います~

 

 マリリン、永遠に、、、、、

 

 

 

 

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