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第91回アカデミー賞受賞結果!!(速報)2019THE ACADEMY AWARDS

2019-02-25 10:36:20 | セレブ&ハリウッドgossip★NEWS

 

今年もいよいよ始まった年に一度の映画の祭典!!

レッドカーペットに参加してから早くも2年。

作品または個人に受賞後に星を付けていきます。随時更新(終了)

 鑑賞済み作品はタイトルからレビューに飛びます。(観た作品全部にはリンクしてません)

画像はあとで追記。

 

 

第91回アカデミー賞

作品賞

 今年は作品賞は8作品ノミネート中、5作観ていました。upしたばかりの「グリーンブック」推し!!

 

見事、受賞おめでとうございます嬉しいな。

グリーンブック 

 日本では3/1〜公開です、ぜひ!!また観たい❤️

 

ROMA ローマ 

 現在、Netflixにて観れます。

 

ボヘミアン・ラプソディ 

 こちらは去年の個人的ベスト3位。

 

 

アリー スター誕生 

 ブラッドリー初監督作。ノミニーだけでもすごいよ。

 

 

女王陛下のお気に入り 

 公開中、面白いです。

 

ブラック・クランズマン 

 えっといつ日本公開かな、追記します。

 

ブラックパンサー 

 観てないわ(近日観ます)

 

バイス

 早く観たい〜サムロック❤️日本いつだったかな(調べます)

 

 

監督賞

アルフォンソ・キュアロン『ROMA/ローマ』

ヨルゴス・ランティモス『女王陛下のお気に入り』

アダム・マッケイ『バイス』

スパイク・リー『ブラック・クランズマン』

パヴェウ・パヴリコフスキ『COLD WAR あの歌、2つの心』

 

 

主演男優賞

 

クリスチャン・ベール『バイス』

ブラッドリー・クーパー『アリー/ スター誕生』

ラミ・マレック『ボヘミアン・ラプソディ』

ヴィゴ・モーテンセン『グリーンブック』

ウィレム・デフォー『永遠の門 ゴッホの見た未来』

 

まさかのラミ!おめでとう〜。

ヴィゴ(そんなでもなかったけど)とデフォー様(観てないけど)逃しちゃった

 

助演男優賞

 

マハーシャラ・アリ『グリーンブック』

アダム・ドライバー『ブラック・クランズマン』

サム・エリオット『アリー/ スター誕生』

リチャード・E・グラント『ある女流作家の罪と罰』

サム・ロックウェル『バイス』

 

アリ、二度目すごい〜

 

主演女優賞

オリヴィア・コールマン『女王陛下のお気に入り』

グレン・クローズ『天才作家の妻 40年目の真実』

レディー・ガガ『アリー/ スター誕生』

メリッサ・マッカーシー『ある女流作家の罪と罰』

ヤリッツァ・アパリシオ『ROMA/ローマ』

 

オリビア・コールマン、素晴らしかったから納得。

 

助演女優賞

エイミー・アダムス『バイス』

マリナ・デ・タヴィラ『ROMA/ローマ』

レジーナ・キング『ビール・ストリートの恋人たち』

エマ・ストーン『女王陛下のお気に入り』

レイチェル・ワイズ『女王陛下のお気に入り』

 

 

脚本賞

デボラ・デイヴィス&トニー・マクナマラ『女王陛下のお気に入り』

ポール・シュレイダー『魂のゆくえ』

アダム・マッケイ『バイス』

アルフォンソ・キュアロン『ROMA/ローマ』

ニック・バレロンガほか『グリーンブック』

 

 

嬉しい〜

 

撮影賞

アルフォンソ・キュアロン『ROMA/ローマ』

マシュー・リバティーク『アリー/ スター誕生』

ロビー・ライアン『女王陛下のお気に入り』

キャレブ・デシャネル『Never Look Away(原題)』

ウカシュ・ジャル『COLD WAR あの歌、2つの心』

 

脚色賞

エリック・ロスほか『アリー/ スター誕生』

コーエン兄弟『バスターのバラード』

スパイク・リーほか『ブラック・クランズマン』

ニコール・ホロフセナー&ジェフ・ウィッティ『ある女流作家の罪と罰』

バリー・ジェンキンス『ビール・ストリートの恋人たち』

 

視覚効果賞

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』

『ファースト・マン』

『レディ・プレイヤー1』

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』

『プーと大人になった僕』

 

 

美術賞

ハナー・ビーチラー『ブラックパンサー』

フィオナ・クロンビー『女王陛下のお気に入り』

ネイサン・クロウリー『ファースト・マン』

ジョン・マイヤー『メリー・ポピンズ リターンズ』

エウジェニオ・カバイェロ『ROMA/ローマ』

 

録音賞

『ブラックパンサー』

『アリー/ スター誕生』

『ボヘミアン・ラプソディ』

『ファースト・マン』

『ROMA/ローマ』

 

メーキャップ&ヘアスタイリング賞

『Border(原題)』

『バイス』

『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』

 

主題歌賞

「All The Stars」from『ブラックパンサー』

「I’ll Fight」from『RBG 最強の85才』

「The Place Where Lost Things Go」from『メリー・ポピンズ リターンズ』

「Shallow」from『アリー/ スター誕生』

「When A Cowboy Trades His Spurs For Wings」from『バスターのバラード』

ガガ様おめでとう。

 

編集賞

ヨルゴス・マヴロプサリディス『女王陛下のお気に入り』

ハンク・コーウィン『バイス』

ジョン・オットマン『ボヘミアン・ラプソディ』

バリー・アレクサンダー・ブラウン『ブラック・クランズマン』

パトリック・J・ドン・ヴィト『グリーンブック』

 

音響編集賞

『クワイエット・プレイス』

『ブラックパンサー』

『ボヘミアン・ラプソディ』

『ファースト・マン』

『ROMA/ローマ』

 

作曲賞

テレンス・ブランチャード『ブラック・クランズマン』

ルドウィグ・ゴランソン『ブラックパンサー』

ニコラス・ブリテル『ビール・ストリートの恋人たち』

アレクサンドル・デスプラ『犬ヶ島』

マーク・シャイマン『メリー・ポピンズ リターンズ』

 

衣装デザイン賞

ルース・E・カーター『ブラックパンサー』

 

サンディ・パウエル『女王陛下のお気に入り』

サンディ・パウエル『メリー・ポピンズ リターンズ』

アレクサンドラ・バーン『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』

メアリー・ゾフレス『バスターのバラード』

 

外国語映画賞

『Capernaum(原題)』(レバノン)

『COLD WAR あの歌、2つの心』(ポーランド)

ROMA/ローマ』(メキシコ)

『万引き家族』(日本)

『Never Look Away(原題)』(ドイツ)

 

 

長編ドキュメンタリー部門作品

『Free Solo(原題)』

『Hale County This Morning, This Evening(原題)』

『Minding The Gap(原題)』

『父から息子へ 〜戦火の国より〜』

『RBG 最強の85才』

 

短編ドキュメンタリー賞

『Black Sheep(原題)』

『エンド・ゲーム:最期のあり方』

『Lifeboat(原題)』

『ピリオド -羽ばたく女性たち-』

『A Night At The Garden(原題)』

 

長編アニメーション部門

『インクレディブル・ファミリー』

『犬ヶ島』

『未来のミライ』

『シュガー・ラッシュ:オンライン』

『スパイダーマン:スパイダーバース』

 

短編アニメーション部門

『Bao』

『冲破天際 One Small Step(原題)』

『Weekends(原題)』

『Animal Behaviour(原題)』

『Late Afternoon(原題)』

 

 

短編実写映画賞

『Detainment(原題)』

『野獣』

『マルグリット』

『Mother(原題)』

『Skin(原題)』

 

 

 

 


グリーンブック/GREEN BOOK

2019-02-24 23:47:45 | 劇場&試写★6以上

 

 オスカーはこれでキマリ

トロント映画祭にて観客賞(最高賞)受賞ゴールデングローブ賞でも作品賞(コメディ/ミュージカル)を受賞

本年度アカデミー賞最有力というか、今回個人的にもノミネート作品の中で一推し

ファレリー兄弟(ピーター・ファレリー)監督作。

 

というか、「メリーに首ったけ!「愛しのローズマリー」やなんか、おバカラブコメ多くて好きだけど

今回、兄弟で監督してないとすっかりアク抜けしてて?ファレリーっぽさがほとんどない!

真面目にいいのを撮ったら撮れるんだねー(何様)

ヴィゴ様演じたトニー・リップ(本名トニー・バレロンガ)の実の息子さん、

ニック・バレロンガが製作・脚本を手がけ、父とドクター・シャーリーの友情物語を、最近ほんと多いけどこちらも実話ベースで映画化。

試写にて鑑賞。アカデミー賞発表前に観れて良かった〜

 

タイトルの「グリーンブック」というのは、1936年から1966年までに毎年出版されていた、

黒人を受け入れてくれるビジネスやサービス機関のリストが記載された旅行ガイドブックのこと。

 

 

荒っぽく、ガサツだけど頼れる心ある男、ニューヨークの高級クラブで用心棒として働くトニー・リップに

渋いいい男、ヴィゴ・モーテンセン(アカデミー賞ほか主演男優賞ノミネート)

南部でコンサートツアーを計画する黒人ジャズピアニストのドクター・シャーリーに

ムーンライト」で評価され出演作目白押しのマハーシャラ・アリ。

 

トニー・リップの妻、ドロレスにはリンダ・カーデリーニ。

妻への愛もしっかり描かれているのはさすが息子さんが脚本に携わっただけのことある。

 

性格も国籍も職業も全く違う二人が、黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに、車で旅に出る。

 

一見マフィアにも見えるイタリア系?強面おじさん✖️黒人ということで差別を受ける時代に生きる黒人天才ピアニスト

一緒に過ごす時間の中で芽生えてくる暖かな友情。

って言っちゃうとよくあるなーって印象だけど、これはもう言葉云々じゃなく作品観て観なもらわないとわからない良さがある。

 

 

 

 

8/10

 

 

何と言ってもラストが一番好き。

ラストのそれぞれの笑顔が忘れられない。

舞台になっている1962年といえば、マリリン・モンローが亡くなった年で

かつてマリリンの旦那でもあった、ジョー・ディマジオも活躍していた直後くらいで劇中名前も出てた。

 

ドライブって打ち解けるには最適。(これはドライブではないが)

あのね、ケンタッキーがめっちゃ食べたくなります。

 

 

ケンタッキーうまかったなぁ。(違)

アカデミー賞はもち、俺たちだよな。

 

黒人がお洒落なスーツ着て、白人の運転手を雇い、なんていうのは同じ黒人の目から見ても奇異に見られる時代。

黒人は、レストランだってトイレだって白人のいる通常の場所ではできなくて

どんなことにも耐えなきゃいけなかった時代。

ピアニストとして成功していた黒人である彼ですら、そのくだらない社会的ルールに従わなきゃいけないという

本当に馬鹿げた話だなぁと当時を描いた映画を観るたびに呆れながらも哀しくなる。

社会的地位や、国籍、性格の違いを超えてお互いに不足しているところを教え合い、補っていきながら

自分にはなかったところ、お互いのいいところを見つめ、理解し合い、尊重しあって作られていく絆。

それは何にも代え難い友情という宝物になる。

 

こういう風に、ある一つの実話が映画化し、観ることで得る映画としての宝物

こんな映画に出会うことは、自分が体験するのと同価値ともなりうる得難いもの。

そんな気持ちにさせてくれる心通った素敵な1本。

ぜひ公開後には劇場で 

わたしも公開したらまた観ちゃおう。

 

明日、アカデミー賞発表だけど作品賞も主演男優賞も助演男優賞も脚本賞もぜーんぶかっさらって盛大に受賞してほしいなー

 

あ、音楽も良かったよき映画にはよき音楽がやっぱり必要

 

1962年、アメリカ。ニューヨークの一流ナイトクラブで用心棒を務めるトニー・リップは、ガサツで無教養だが家族思いのイタリア系男。店の改修で仕事がなくなり、バイトを探していた彼のもとに運転手の仕事が舞い込む。雇い主はカーネギーホールに住む天才黒人ピアニスト、ドクター・シャーリー。黒人差別が色濃く残る南部での演奏ツアーを計画していて、腕っぷしの強い運転手兼ボディガードを求めていた。こうして2人は、黒人が利用できる施設を記した旅行ガイドブック“グリーンブック”を手に、どんな厄介事が待ち受けているか分からない南部へ向けて旅立つのだったが…。

 

 公式サイト 

GREEN BOOK            2018年      アメリカ      130min

3月1日より、ロードショー

 

トロント映画祭にて

 

 

プレミアにて。

 

 

こうなったらファレリー兄弟としての次回作品がプレッシャーですな。笑 楽しみ〜。

 

 


ROMA/ローマ

2019-02-21 01:00:24 | 劇場&試写★5

 

 

アルフォンソ・キュアロン作品、数本観てるけどやっぱり苦手かも。

言い訳から入りますが(そして敬語)時代背景を踏まえ、いい話なのはわかりますが、面白くはないんです

(というか、盛り上がりもなくつまんなかった)

映画として淡々としているのと、そこまで絶賛するほどの話かなぁって思ってしまう。

ヴェチア映画祭、ゴールデングローブ賞で監督賞、外国語映画賞ほか数々の映画祭で受賞。

本年度アカデミー賞作品賞、最有力候補と言われる本作は、ノミネートでは異例の劇場公開はなくNetflixの配信作品

 

東京国際映画祭で去年、上映するも即完売だったそうで。

Netflixで観れる作品賞ノミニー作ってことで、友達とお家鑑賞。

 

 メキシコシティで育ったキュアロンの半自伝的な物語であり、とある中流家庭とその家政婦の日常が描かれている

ローマというタイトルは、「ローマ」が舞台なのかと思いきや、

メキシコシティのローマという地区で中流階級の家庭に奉公する若い家政婦、クレオを中心に話が進む。

演じたのはヤリツァ・アパリシオという、演技経験のない一般女性。

 

 

5/10

 

淡々とした感じでラストまで、120分超えは長すぎだーーー!

前編、モノクロでしかも、映画には音楽重要と思ってるけど音楽もないし

作品としての良し悪しではなく、好きかどうか楽しめたかに重きを置いてるので(言い訳ごめんなさい)

観てるときつまらなかったな〜。 小さなペペちゃん(子供)は可愛くて癒されたけど

 

自分を育ててくれた女性たちへの想いを込めて撮ったというパーソナルな作品らしいんだけど、

なるほど、人間賛歌というよりはどっちかというと女性賛歌的な作品だったのもそれを聞いたら納得。

 

この先ちょこっとネタバレあり。

しかし観ている間じゅう淡々と日常が描かれ、恋する男からに妊娠を告げると逃げられ、

それでも産むが、死産してしまう。

その後、海に溺れそうになる子供たちを助けるも、「本当は赤ちゃんを産みたくなかった」と告白するクレオ。

もちろんこの続きはあるけど、それは映画のほぼ最後の方でのセリフ。

女性たちは今日もまた、元気にたくましく生きていくのです。

 

めっちゃざっくりとあらすじかいつまんじゃったけど、話の展開でいうとそこ以外は本当に淡々と描かれる日常すぎて。

経済格差が社会問題になっていた70年代初め、あの時代だからこその話でもあり

普遍的な、格差社会において奢ることなく使用人の存在を一人の人間として尊重して同じ家族として受け入れる

ということの大切さ、みたいなところを描き評価されているのだと思う。

ポスター起用のシーンは一番美しく、感動的なシーンではあるけれど。

淡々とした映画がお好きな方、キュアロン監督作品がお好きな方には是非とも観ていただきたい。

さぁ25日、オスカーとるでしょうか!?監督賞取りそうだなー

今日、対抗馬「グリーンブック」を試写で一足早く観てきたけどわたしは断然そちらを推します

レビューは後日。

 

1970年代前半の政治的混乱が続くメキシコの社会情勢を背景に、中流家庭で働くひとりの若い家政婦とその雇い主家族が織りなす人間模様を、美しくかつスケール感溢れるモノクロ映像で綴る。

 

 Netflix ROMA公式サイト

ROMA        2018年    メキシコ     135min

 

 


女王陛下のお気に入り/THE FAVOURITE

2019-02-19 23:22:36 | 劇場&試写★6以上

 

女同士のバトルって、恐ろしくも滑稽。だから面白い。

他人事ならね 

ここからのレビューは、今年ももうすぐ開催される米国アカデミー賞の作品賞ノミネート作を続けて数本up予定

去年、個人的に好きでベスト10に入れた「聖なる鹿殺し」を撮り、

才能があると認めざるを得ない、独特なセンスもまた侮れない、と再確認したヨルゴス・ランティモス監督作

オリヴィア・コールマン、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ

3人のメインキャストが全員アカデミー賞の主演、助演女優賞にノミネートされるという快挙を成し遂げた

 

こういう、貴族ものって観る気がしないというお方も多いでしょう。

わたしも、え?こんな作品がオスカーにノミネート?と思ってた。観る前までは。

観た後も、確実にこれはとるかもよ?っていうような面白い名作か?と言われたらわかんないんだけど、笑

とりあえずこのタイトルとポスターで、観る気がしないという印象ならそれはちょっと思ってるのと違うよ、って言いたい。

 

「籠の中の乙女」「ロブスター」の監督でもあるこのヨルゴスさん、ほんとフツーの映画は撮りません。

独特な感性が炸裂。一筋縄でいかない作品が多い。

けど、本作実在の人物と史実を描くということでどこまで本当にあったかはさておき、

この監督にやらせたら、どの人物もアク強めにさせちゃうような キャラ味の強い3人の思惑が入り乱れて面白い。

 

アン女王に、とても女王に見えないというか、召使いのおばちゃんの方が似合ってる感じのオリヴィア・コールマン(失礼)

ヨルゴス監督の「ロブスター」にも出てたのね、(覚えてない)

子供のようにワガママで、泣いたり欲求が露わなのがすごい

でもそこは孤独からくるもので誰より愛されたい人であったことも哀しくもあり。

 

幼なじみで女官長、レディ・サラにレイチェル・ワイズ。 こちらも同じく「ロブスター」に出演。

 

没落貴族のアビゲイルには、2年前に見事「ララランド」で主演女優賞をとったエマ・ストーン。

この、没落というのがポイント。

もう大女優の貫禄演技です(元々うまいけど)

 

そして、モコモコ貴族ヘアのカツラつけて登場、ニコラス・ホルトくん。

 

 

孤独な女王の寵愛をめぐる、二人の側近の蹴落としバトル

可笑しくも笑えない、宮廷喜劇。

 

 7/10

 

予備知識なく観たんだけど、いつもながら普通ではない描かれ方に興味惹かれる展開と演出。

側近の幼なじみの方が立場上みたいな感じの言いなりだったり、ワガママだったりで

王女ってよりフツーのおばちゃんに見えるんだけど、そこ含め可笑しいやら哀しいやら。

愛を求めるも、手に入れることができない王女の悲しみと絶望と諦め、

本当にそれは果たして愛だったのか、それとも負けられないプライドの高さゆえ、本当に手にしたいのは権力だったのか。

そして、アビゲイルは何に対し負けたくなかったのか、彼女は地位を取り戻すことだけで満足なのか。

 

まず、王女と側近であるその幼なじみとが、愛し合ってるという関係性で描かれるのが面白い。

もちろん秘密の関係。(バレるでしょというツッコミはさておき)

歯にもの着せずにズバズバと本音をぶつけるサラ、

一方、対照的に自分をおだてまくってくれて居心地のいい思いをさせてくれるアビゲイル。

あらゆるものを利用しながら、サラに変わるように着々と女王の寵愛を得て、

サラと敵対する存在になっていく過程が面白い。

 

王女の孤独の理由も明らかになっていくと、このワガママな王女がかわいそうにも思えてくる。

その象徴として、失った子供と重ねて出てくるのが部屋で飼う17匹の「うさぎ」

 

ここからネタバレ

一瞬よくわからないけど、何か意図があるんだろうと考えさせられるラストカット。

部屋でいつものように王女の付き添いで静かに本を読んでいたアビゲイル。

足元にまとわりつく王女の子供たちとして可愛がるうさぎを足で途中まで踏みつけるところを見てしまった王女。

信用していたアビゲイルの本性がついに露呈された途端、失ったものに気づき絶望と諦めが入り混じった感情。

そして足を揉むように命じ、仕方ないというような顔でさするアビゲイル。

フェードアウトしつつ、二人の顔とそこにいるうさぎたちの群れが重なる。

 

 

うさぎは寂しいと死んじゃうっていうのがあるけど、あれは嘘らしい。(一つ屋根の下の影響ね)

あと、うさぎは唯一人間と同じ、生涯発情期が続く生き物で動物の中で一番生欲が強いとされるのも

うさぎらしいんだけど、それは関係ないのかな?

なんの象徴として捉えるかは観る人次第ということかな。

 

 どんな状況も権威で変わる恐ろしさと哀しさ。

音楽も良いし、ゴージャスな調度品などの美術や、煌びやかな衣装など目にも美しいのでそちらも堪能できる作品

 

 

18世紀初頭、フランスと交戦中のイングランド。宮廷では、アン女王の幼なじみの女官長レディ・サラが、病弱で気まぐれなアン女王を巧みに操り、絶大な権力を握っていた。ある日、サラの従妹だと名乗る没落貴族のアビゲイルが宮廷を訪れる。サラの計らいで召使いとして雇われたアビゲイルは、その働きぶりにより、侍女に昇格する。戦争の継続か、フランスとの講和かで揺れる議会に、女王の代理としてサラが出席している間、女王の遊び相手を命じられたアビゲイルに、女王は徐々に心を開いていく。

 

 

 公式サイト 

THE FAVOURITE      2018年      アイルランド=アメリカ=イギリス   120min

2019年2月15日より公開中〜

 

 

プレミアにて

 

 

観てから見るとこの女王陛下が愛おしくなる、かも。

 

 

 


アクアマン/AQUAMAN

2019-02-18 23:24:24 | 劇場&試写★6以上

 

 

ジェームズ・ワン作品にハズレなし

 

 「ジャスティス・リーグ」に登場したジェイソン・モモア扮したDCコミックス原作、

スーパーヒーロー“アクアマン”のスピンオフ。アクション・アドベンチャー。

しかし、アクアマンなんてあちらでいうとダサくないのか?? 水という意味のラテン語ですからね、 水男。笑

 

 あまり興味なかったんだけど、ジェームズ・ワンが監督というので観てきました〜(「ソウ」の時からジェームズ・ワン信者

 

アクアマン=アーサー(地上名)には、全米のセクシーな男ナンバーワンにも輝いたワイルド系ロン毛セクシー、ジェイソン・モモア。

特殊能力は、水陸両棲・テレパシーの他に、時速160キロで泳ぎ、怪力と耐久力に秀でている。

日本でもファン増やしたかな?

 

海底に沈む、アトランティス王国に住むメラ。

実生活では不倫略奪でアンジーからジョニー・デップを奪った上、DV問題とか色々で話題になって果ては離婚したので

イメージ悪いアンバー・ハード。バービー系の美女だけど性格キツそう。(←ファンの方ごめんなさい)

10年前ならアンバー・ハードじゃなくてスカちゃん(スカーレット・ヨハンソン)やってたであろうキャラ。

赤毛にグリーンの衣装というとわたしの中ではバットマンのポイズンアイビーなんだけどな。(ユマ・サーマン)

 

そして敵対する腹違いの弟には、ジェームズワン作品常連のパトリック・ウィルソン。

加工したのか?若く見えてイケメン登場と思ったらパトリックでした(いや、イケメンですけど)

いつものサラリーマン風?ヘアスタイルよりひっつめ髪お似合い。

 

華やかにジェームズ・ワン監督作デビューしたのはニコール様(海底人であるアクアマンの母)と、

まさかのデフォー様(嬉しい)

アクアマンの師匠でもあり子供の頃から爺やみたいな存在。

 

海底帝国アトランティスの女王と人間の血を引くアクアマンが、

地上征服を目論むアトランティスの野望を阻止すべく海中を舞台に繰り広げる壮絶なバトルの行方。

 

 

6/10

 

 

ハズレなし!って最初に叫んだ割には6ですか?と言われそうですが 笑

6はフツーよりもいい方です。(6以上はオススメはできるレベル)

マイティソーでも親への愛憎、妬みなど兄弟確執あったけど、そもそも原作の話がワンパターン。

めっちゃ面白いってほどではないかなー、あとちょっと長すぎ。

途中の地上でメラとアーサーが追いかけられたり、

地球を堪能するシーンが長かったそもそもこの手の物語って戦いメインでそこにあまりのめり込めないたちなので仕方ないのだけど、

でもさすがジェームズ・ワン作品、やっぱり最終的に愛をきちんと描くそこが好き。

妻をずっと待ってるお父さんと海底人であるニコールとの愛にはうるっと泣かされる。(実際は泣いてない)

 

海底での撮影は、実際は水がない中での演技と演出ということと

映像的には海底が特に美しいので大画面での鑑賞をオススメ。

 

海底には知られざる巨大な帝国アトランティスがあった。ある日、アトランティス王国の女王アトランナと灯台守が出会い、やがて2人の間に、海の生物すべてと意思疎通できるアクアマンが誕生する。2つの世界をひとつにまとめる使命を託され、たくましく成長したアクアマン。そんな彼の前に、海底国ゼベルの王女メラが現われ、アクアマンの異父弟でありアトランティス王国の若き王オームが、海を汚し続ける人類に怒り地上征服に乗り出したと告げる。オームの暴走を止めてほしいというメラに懇願され、渋々ながらも過酷な戦いに身を投じていくアクアマンだったが…。

 

 公式サイト

AQUAMAN         2018年     アメリカ     143min

 2019年2月8日より、公開中〜

 

 

プレミアにて

 左・ジェームズ・ワン監督

 

両手に華

 

笑うと可愛いおちゃめさん

 

 こりゃ間違いなくいい人だ

トロント映画祭にて。

憎めません

 

 


七つの会議

2019-02-14 17:30:18 | 劇場&試写★6以上

 

名優オッサンたちの顔芸対決が後引く面白さこれは立派な大人向けエンターテインメント作品。

 

原作は半沢直樹シリーズ、「陸王」「下町ロケット」などの池井戸潤の同名小説「七つの会議」。

結果がすべてという考え方が今なお続く中堅メーカー東京建電を舞台に、

あるパワハラ事件に端を発して浮き上がる会社の“闇”を通し誰しもが経験するサラリーマンとしての戦いと葛藤を描く。

監督は「半沢直樹」シリーズの福澤 克雄。

 

キャストがこれまた豪華で、劇場予告を観た時から、そのオッサンたちの顔芸のやりとりが面白くて

楽しみにしてました〜。原作もその他の池井戸ドラマも未見。

 

 

いや近いっしょ

 

野村萬斎、香川照之、及川光博、片岡愛之助、音尾琢真、立川談春、北大路欣也池井戸作品常連キャストらしい、

だったら滝藤賢一さんもここで見たかったな。大御所や曲者俳優がこの相関図以外にもずらり出演。

八角民夫(野村萬斎)
東京建電の万年係長。苗字はヤスミと読むが実際にはハッカクさんと呼ばれるぐうたら社員、通称“居眠りハッカク”。

北川誠(香川照之)
東京建電営業部長。結果第一主義のいわゆるモーレツ社員タイプ。

原島万二(及川光博)
東京建電営業二課課長、名前の通り常に二番手の男。

坂戸宣彦(片岡愛之助)
東京建電営業一課課長、エースと呼ばれる男だったが…。

浜本優衣(朝倉あき)
営業一課の課員。寿退社を控えている。

三沢逸郎(音尾琢真)
4代続く町工場ネジ六の社長。東京建電に契約を切られた過去が。

江木恒彦(立川談春)
東京建電の下請け、トーメイテックの社長

村西京助(世良公則)
親会社ゼノックスから出向している東京建電副社長

梨田元就(鹿賀丈史)
ゼノックス常務、東京建電に出向していた時は北川・ハッカクの上司

宮野和広(橋爪功)
東京建電社長、たたき上げで社長に上り詰めた

徳山郁夫(北大路欣也)
ゼノックス社長。彼が出席する会議は御前会議と呼ばれる

 

紅一点で頑張る朝倉あきさんも良かったし、

粗探しに執着しすぎ徹底的にムカつく経理の男を演じる藤森さんも、及川ミッチーも、

ラブリンこと片岡愛之助さんも、もちろん香川さんも素晴らしいのだけど、

やっぱりこの方、

萬斎さんの演技って初めて見たのだけど

もう独特の世界を確立しちゃってる。

話の面白さもそうだけど、その演技力=魅力にかなーり引き込まれちゃいました

 

8/10

 

 

公開後すぐに観てたのにやっとレビュー。

サラリーマンとしてある企業で生きる中での男たちの奮闘、葛藤、企業そのものの仕組みや

隠蔽に次ぐ隠蔽、明らかになっていくその実態。

誰が悪いのか、そもそもの体制がいけないとか見ていてうんざりする日本企業のあるある、もしくは

考えもしたことのなかった嘘やごまかしが見えてきて純粋にエンタメとして面白い。

これはドラマだと割り切れない、本当に起こりうることだったりするその怖さ。

同じく公開中の「12人の死にたい子どもたち」が今の若手キャストの演技バトルというのに対して

こちらは大人たちの演技バトルが楽しい作品でした

気になる方はぜひ

 

去年公開された「空飛ぶタイヤ」は、「三菱自動車リコール隠し事件」を基にしたと言われている池井戸潤原作の映画

ということらしいのでそちらも機会あったら観て見ようっと。

 

 

都内にある中堅メーカー・東京建電。営業一課の万年係長・八角民夫はどのこの会社にもいる、所謂ぐうたら社員。

トップセールスマンである課長の坂戸からはその怠惰ぶりを叱責されるが、ノルマも最低限しか果たさず、定例の営業会議では傍観しているのみ。
絶対的な存在の営業部長・北川が進める結果主義の方針の元で部員が寝る間を惜しんで働く中、1人飄々と日々を送っていた。

ある日突然、社内で起こったパワハラ騒動。そして、下された異動処分。訴えた当事者は年上の部下、八角だった。北川の信頼も厚いエース・坂戸に対するパワハラ委員会の不可解な裁定に揺れる社員たち。

そんな中、万年二番手に甘んじてきた原島万二が新課長として着任する。会社の顔である一課で、成績を上げられず、場違いにすら感じる原島。
誰しもが経験するサラリーマンとしての戦いと葛藤。だが、そこには想像を絶する秘密と闇が隠されていた。

 

  公式サイト

 2019年2月1日より、公開中〜

 

 

 

 


ファースト・マン/FIRST MAN

2019-02-10 23:13:00 | 劇場&試写★5

 

月に降り立つ。

それは長い間、人類が夢見たロマン。

1969年7月16日。それを最初に成し遂げた宇宙飛行士、ニール・アームストロング。

これまでも月面着陸、アポロ計画をテーマにした映画はすでに数本あってほとんど観てきたけれど、

今回、これまでとは違って一人の男の人生にスポットを当てて描く。

ラ・ラ・ランド以前から映画化を決めていたというデイミアン・チャゼル監督&ライアン・ゴズリングの再タッグ。

 

わかりやすいエンタメ作品というより、実在の人物の歴史上の偉業と知られざるそのプライベートな部分、

家族や彼の側面を中心とした半生についてのストーリーなので

ある程度感情移入して見られかがポイントにもなるかな。

 

 

6/10

 

できる限りアナログにこだわって、60年代に撮ったと言ってもいいような映像に拘ったということらしい。

そして実際にニール・アームストロングの息子さんにもアドバイザーとして協力参加しているため、

彼の家族、月面着陸に関わった人々の苦悩が史実に基づいて描かれているから

その辺りに興味を持てる人ならたまらなく興味深く見られるのかもしれない。

映像的には美しいんだけど、淡々としすぎていて、途中は眠気が襲ってくるし

2時間20時分という二時間超えはさすがに長く感じちゃった

後半はちゃんと見てたけど完全に全部没頭できてないので良さが語れないのが残念だ。

しかし娘ちゃんが亡くなっていたとは、、、

 

ニール・アームストロングには、ライアン。

 

妻、クレア・フォイ。

 

 

That's one small step for a man, one giant leap for mankind.

人間にとっては小さな一歩だが、  人類にとっては大きな飛躍である。

 は、あまりに有名な言葉。

ケネディ大統領の当時の演説も、そのまま映像が起用されているけれど、そちらも印象的でした〜。

劇場で観るべき、圧倒的宇宙体験をぜひ

デイミアン監督は、「月面着陸についての話はたくさんありますが、それを成し遂げるまでに何を感じていたのか、月面に立った初めての人間になるのはどんな気持ちだったのかが知りたかったんです。何より重要なのは、これは宇宙旅行を経験しながらも良き父親、良き夫であろうと努力した、一人の男の感動的な物語だという点です。」 

 

公式サイト

 FIRSTMAN          2018年    アメリカ    141min

2019年2月8日より、公開中〜

 

 


笑顔の向こうに

2019-02-09 23:10:02 | 劇場&試写★6以上

 

高杉真宙主演、公益法社団法人日本歯科医師会の全面協力もと制作された歯科医療をテーマとする青春ドラマ。

 

公開を前に行われた、キャストと監督の舞台挨拶付き完成披露上映会に行ってまいりました〜

 

歯科技工士、大地に高杉真宙くん。

幼馴染の新米歯科衛生士、真夏に安田聖愛さん

大地の母親に佐藤藍子さん

患者さんに藤田朋子さん、その父親に丹古母鬼馬二さん、大地のおばあちゃんに松原千恵子さん。

 

(以下、敬称略)辻本祐樹、西方凌、濱田英里、ayanonono、木村祐一、池田鉄洋、聡太郎、阿部祐二、善知鳥いお、

中村昌也、阿部桃子、大出俊、熊切あさ美、大平サブロー、児島美ゆき、中山秀征(友情出演)、秋吉久美子、

監督は同作が初長編作となる榎本二郎さん。

 

 

歯科技工士の大地は美しい義歯を作ると評判で、見た目から「王子」と呼ばれていた。

ある日、新人歯科衛生士として都内の歯科クリニックで勤務し始めた幼馴染の真夏と偶然にも再会する。

クリニックの院長・歯科医たちからは信頼される存在であったが、地元の金沢で歯科技工所を営む父からは、大地はまだまだ「半人前」だと言われてしまう。更に、同じ時期に義歯を提供した患者にも、自分の歯形に合っていないと突き返されてしまう。

厳しい現実の壁にぶつかった大地は、力になってくれようとする真夏にも素直になれず…そんな折、おばあちゃんがいきなりやってきて、、、。

 

6/10

ストーリーはありがちというか、王道な感じで驚きなどはないけど

歯は一生付き合っていくものだから大事に、とか一つの歯、をとってもこういう、歯科技工士という方がいて

一点一点、その人に合わせて作ったもの、

入れ歯だったり差し歯など、患者さんにつけてもらう為の苦労や

ちょっと普段考えないような(普段の生活ではあまり気にしていないような)部分を見ることができる。

入れ歯を必要とする年取った親を介護しながら生活する藤田朋子さん演じる患者さん、

新しい仕事につき、自分なりに必死に頑張っていこうとする新人歯科衛生士、

仕事に打ち込みながら、自分の夢に向かって突き進もうとするも現実の壁に立ちふさがってしまい戸惑う主人公など

それぞれの立場から描かれ繋がっているストーリーは、誰もが誰かに共感できる部分があるような。

幼馴染が偶然再会し、お互いに好きだと気づくも素直に言い出せない関係性は

ラストにいきなりキスとかで終わらず、(笑)淡い恋の始まりを予感させるシーンで終わり、

ラブストーリーではないわけだし、どこか清涼感があって微笑ましい。

タイトルの平凡な感じから受ける印象よりも、なかなか良い作品でした〜

わたしは真宙くん目当てで観たわけだけど、これまで観たクセのある役、トンがった役、真面目、クール、おとなしい、不良など

毎回、様々な顔が見れて新しい発見があって楽しいのだけど、

本作では割と普通の等身大のちょっと嫌味で思いやりのない男の子、という感じがリアルでまた良かった。

 

第16回モナコ映画祭にて最優秀賞である、エンジェルピースアワード受賞。

2019年2月15日より、ロードショー

公式サイト

 

 

舞台挨拶にて

 

緊張のあまり途中で背中をかく(手グセ)真宙くん 笑

にツッこむ(君の瞳に恋してる!)の照代こと藤田さん。ナイス

母親のような目線で突っ込み入れたり、助け舟を出してあげる共演者の藤田朋子さん、優しさが伝わる素敵な人でした〜

そして真宙くん「大地という思いやりのない人間を思いやりを持って演じました」というのが印象的。

ぜひ気になった方は劇場で。

 

どんどん新作の公開が発表される真宙くん

今わたしがハマってる「賭ケグルイ」のドラマのシーズン2が春にスタートし、5月には映画化で出演ってことで

そちらがもう特に楽しみすぎ他にも出演作続々。今年もガンガン応援しております

 

 


サスペリア/SUSPIRIA(2018)

2019-02-07 15:25:03 | 劇場&試写★6以上

 

最近は「え!これまでもリメイクしちゃうの??」って思わず言ってしまうことも多いけど

サスペリアまで?!と思ったのが制作を知った去年のこと。

どちらも好きなダコタ・ジョンソン&ティルダ・スウィントンの再共演ということも決まって楽しみにしてました〜。

 

ホラー映画の巨匠、ダリオ・アルジェントの1977年のホラー映画の金字塔的作品。

リメイク、というか「再構築」をしたのは「君の名前で僕を呼んで」で世界中から評価を得たルカ・グァダニーノ監督。

オリジナルの公開当時に流行った「決してひとりでは見ないでください」というキャッチコピーが今回も使用される。

 

 舞台はドイツが二つに分断されていた時代、1977年のベルリン。

世界的な舞踊団“マルコス・ダンス・カンパニー”で起こる不可解な出来事と失踪事件を描いたホラー。

 

主演のスージーにはダコタ・ジョンソン

おでこ広すぎで、デコ出しよりもぱっつん前髪の方が可愛いんだけどな〜。

 

ルカ監督のお気に入りでもあるティルダ様は今回四度目のタッグ。

ダコタとも「胸騒ぎのシチリア」で共演済み。

ダンス・カンパニーを牽引するカリスマ指導者、マダム・ブラン。

患者でもあった失踪したダンサー、パトリシアの謎を追う心理療法士クレンペラー博士、

そしてもう一人(これまた強烈)、、、という

なんとティルダ様、一人三役!!2回観たのに気づかなかったー

いやおじいさんにまでなってるなんて気づかんわ! 笑

 

その、冒頭から登場のダンサーには、クロエ・グレース・モレッツ!

出演は知ってたけどこちらも二度観ても気づかなかった 笑

あ、確かによくみたらクロエ。

 

ダンサー、サラには4月公開「ハイ・ライフ」にも出演のミア・ゴス。シャイア・ラブーフの奥さんだったけど去年離婚。

 

そしてそして、オリジナル版の主演、スージーを演じたジェシカ・ハーパーが

本作にはクレンペラー博士の最愛の妻としてちょこっと出演なのもダリオ版のファンには嬉しいポイントかな。

 

 

 

スージーは世界的な舞踏集団「マルコス・ダンス・カンパニー」への入団オーディションを受ける為アメリカからやってくる。

舞踏集団は振付師マダム・ブランが圧倒的な権力を持ち、ダンサーたちは洗脳され、支配されている。

スージーはマダム・ブランに認められ才能を発揮していく中で重要な演目のセンターを命じられる。

が、集団生活の中で奇妙な出来事が次々と起こり、ダンサーたちは謎の失踪をしていく、、、、。

このラスト近くのベージュの下着と紐のみでのダンスは圧巻。

 

今年のハロウィンはこのメイクでキマリ!! (誰もわからんわ)

 

 

 8/10

 

リメイクのこっちも好きだなー。二時間半も面白いから全然苦にならない。

 

ダリオ・アルジェント版オリジナルの「サスペリア」は人生で二度観たけど

観てからしばらく経ってるし魔女三部作と言われて続いたこのシリーズの第1作目こんなだった??

というくらい覚えてないからまた見直したいんだけど、ルカ監督がサスペリア大ファンで温めていた今回の「再構築」らしい。

それだけに、全く同じことをやっても仕方ないということなのだろうけど

こちらはこちらならではの良さが。

まずダンサーたちの見事なダンスと、遠隔殺人とも言える

離れた場所からのダンスによる狂気の殺人。(それもやってる本人は殺人の自覚なし)

ボキボキ、グキグキと身体があり得ない形に変形しながらねじれていく恐怖。

最高に恐ろしくゾクゾクするシーンとなって観るものを惹きつける。

そして、トム・ヨーク(レディオヘッド)の音楽もこの作品の持つ世界観にピタリとハマる。

 

時代背景は史実に基づいてて、作中では1977年に起こったドイツ赤軍によるルフトハンザ航空のハイジャック事件も話のキーとして使われていて

ラスト近くでは単なる恐怖を描いただけのホラーとは違う、切ない愛の物語としても受け取れる。

ティルダ様のカリスマ性と、ダコタをはじめとするキャストの素晴らしいダンスを堪能できる1本です(また観たい)

いやこの映画は中毒性があるかも。

 

 

 

公式サイト

2019年1月25日より、公開中〜

←ヒグチユウコさんvr. も素敵。

 

LAプレミアにて。

大女優で実祖母、ティッピ・ヘドレン同伴で出席。

 

 素敵ショット

 

 

こちらベネチア映画祭にて。

 

 

二人の絆は強い。ルカ監督次回作にもティルダ様かな?

 

 

 


2019年2月公開⭐️新作映画リスト

2019-02-03 13:58:09 | 月別観たい映画リスト

 

 

インフルエンザも流行ってますが皆さまお元気ですか?

引越無事終えた途端に風邪ひいて長引いております(そろそろ完治)

1月は観たいリストに入れた劇場映画4本制覇、うちレビューまだ1本。なんとかせねば 笑

試写会も仕事で1本逃したし温泉もあまり行けてない昨今ですが

2月は日数少ないのに観たいの意外と多いな〜。

 

それでは早速。今月都内で公開されるなかから気になる数本をピックアップ。
2月公開作品全てではなく、個人的に気になってる東京で上映予定の映画リスト(ほぼ観たい順)

 


 

観た作品

レビューは近日。




 

 観たい&気になる作品

 2/8〜

ライアン&「ラ・ラ・ランド」の監督、デイミアン・チャゼル再タッグ、待ってました〜♪やっと観れる。

「ファーストマン」





 2/8〜

こちらも〜マン。「ソウ」のジェームズ・ワン監督新作!待ってました

主演はジェイソン・モモア。

「アクアマン」





 2/15〜

あまり面白そうでもないんだけど、高杉真宙主演

歯科技工士のお話。

「笑顔の向こうに」





 2/15〜

エマ・ストーン主演。共演にニコラス・ホルトくん、レイチェル・ワイズ。

去年のmyベストに入れた「聖なる鹿殺し」のヨルゴス・ランティモス監督ということで、

毎度お得意の作品に漂うただならぬ感に再度期待。

「女王陛下のお気に入り」





 2/22〜

これ、予告編見てたらジェームズ・キャメロン作品かと思いきや、キャメロンは制作のみ、

監督はロバート・ロドリゲス。原作は日本の木城ゆきと。

ヴァルツさんも出演だし観たい。

「アリータ バトル・エンジェル」




 2/1〜

もう公開中。ヒュー・ジャックマン主演&ヴェラ・ファーミガ共演。

1988年の米国大統領選挙戦で最有力候補(フロントランナー)から一転、

女性スキャンダルで撤退に追い込まれた実在の政治家ゲイリー・ハートを演じる実録政治ドラマ。

ヴェラ出演で監督はジェイソン・ライトマンなので気になる。

「フロントランナー」






以下、多分観ない。