我想一個人映画美的blog

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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う/DEMOLITION

2017-03-31 10:30:01 | 劇場&試写★6以上

 

 

 

相変わらずジェイクの演技が素晴らしすぎる

ダラス・バイヤーズクラブ」でマコ様とジャレッド・レトをそれぞれアカデミー賞主演男優賞、助演男優賞に、

次作「わたしに会うまでの1600キロ」でリース・ウィザースプーンとローラ・ダーンをアカデミー賞にノミネートに導いた

作品も演出力も高い評価を受けるジャン=マルク・ヴァレ監督の最新作

 

 

 

妻の事故死の後、病院の自販機の故障でM&Mチョコレートが出てこない。

その会社へのクレームの手紙のやり取りから成り行きで交流が始まった、母子とのやりを通じて

ディヴィスの心の内が解体されていく。

 

演じるジェイク・ギレンホールは、2011年の「ミッション:8ミニッツ」あたりからの出演作が特にどれも

軒並み素晴らしい演技で

正式には英国アカデミー賞での助演男優賞しかとっていないのが不思議なくらい。

そろそろアカデミー賞受賞してもいいでしょう!(いつも同じ顔ぶればかりノミニー)

 

 

 

自動販売機の会社でクレームを受けたシングルマザー、カレン・モレノにナオミ・ワッツ。

このクレーム担当した女性が夜中に電話などかけてくるというありえない行動などから

だんだんと不思議な関係に。


その一人息子クリスを演じるジュダ・ルイスくん。

なかなか将来有望な演技とルックスでとても良かった。

前半はカレントのつながりを描いて、後半ではこのクリスとの交流を主軸に

行動が自由に子供にかえったように変化していくデイヴィス。自然と心がほぐれていく。





妻の父親で、ディヴィスの会社の社長でもあるフィルにクリス・クーパー。

「壊れたものを修復するには、一度全て分解することだ。」と教えた張本人でもある。

 

 

原題は「デモリション」=破壊。  

妻を亡くして、悲しみも湧いてこなかった男が

それをきっかけに、何も気づかない=興味を持っていなかった事柄にも全て気になるようになる。

 


8/10(80点)

 

ミニシアター公開のみなのが残念。

地味なドラマだけどじんわりと、くる良作。

会話と行動が面白く、ちょっと一筋縄で理解できないような感覚もあるので

こうあるべき、と枠にとらわれる感覚の人、普段常識的な人などは理解できないようなところもあるかな。

好みに分かれそうな作品だけどわたしは好き。

邦題がかっこいいんだけど、これは劇中、妻が残したポストイットのメモに書いてあった言葉。

お客さんを呼ぶにはいい邦題だけど直接的な作品の中身とは関係ないよね。

物質的なものを破壊することで逆に心が形成されていくのを表す原題はストレートだけど伝わる。

 

 

妻を愛していなかったと言いきっていたディビスが、

物を破壊する、という行為によって自己解放できたことで悲しみも受け止め、最終的には愛にも気づく。

金持ちの娘と結婚して、その親の会社にコネで入社。

学校の試験はハッパを渡して友達にやらせた過去を持つ、妻から何か言われても繰り返すだけで

気にも留めないし、冷蔵庫の水漏れにも気づかない。気づいてても他人事なのか何もしようとしない。

何事にも無関心で、虚無感漂うデイヴィス。

妻の死後、ちょっとしたクレームを書いたことから

いつもうるさい会社のトイレの個室のドア、古い柱時計、妻が再三言ってた冷蔵庫の故障、

整いすぎて綺麗すぎる部屋、あらゆるものが見えてくる。

 

 

気づかなかったものが見えてくることで行動も変わり解放されていき

自由になることで本当の自分になれる。

解放された、ジェイクのダンス、最高。

 

こういう人って、現代にも多いと思う。

壊すことでセラピーになるというのも一種の考え方で、鬱になっている人への治療法とかそういうのとは

また違うけれど、あくまで何の不自由もなく、普通に暮らしていた人が

ある日、気づいてしまう。

人を変えるのは、自分の気持ちも大事だし、人とのつながりも大事。

出会うはずのなかった人と出会ったことで運命が、自分自身が変わっていく。

カレンとの関わりも、寝てしまう。とかそういう描写がないところが良かったし。

 

 

すごく興味深い面白い作品でした

気になっている方はもう直ぐ公開終わっちゃうと思うので是非!

 

 

ソフィア・コッポラの「ヴァージン・スーサイズ」でも起用されてたけど

ハートの「crazy on you」とか、Mr.Big「フリー」とか、選曲が素晴らしい。

 

エリート銀行員のデイヴィスは、いつものように妻の運転する車で会社へ向かう途中で事故に遭い、自分は助かったものの、妻を失ってしまう。しかし彼は涙が出ないどころか、悲しみすら感じていない自分に気づいてしまう。彼女を本当に愛していたのか分からなくなってしまったデイヴィス。やがて“心の修理も車の修理も同じだ、まず分解して隅々まで点検し、再び組み立て直せ”との義父の言葉が引き金となり、彼は身の回りのあらゆる物を破壊し始める。一方で、自動販売機から商品が出てこなかったと苦情の手紙を会社に送ったことがきっかけで、苦情処理係のシングルマザー、カレンと知り合い、彼女と息子のクリスと交流を持つようになるデイヴィスだったが…。

公式サイト

DEMOLITON      2015年  アメリカ      101min

2月18日より、公開中〜

 

 

トロント映画祭にて

 

 

ナオミさん、シワもそのままに整形とか注入とか無縁で綺麗に歳を重ねてて素敵。

 

 妻役、ヘザー・リンドはほとんど回想シーンのみ。

将来イケメンくんになるかな?

 

 

 

 


パッセンジャー/PASSENGERS

2017-03-28 22:44:08 | 劇場&試写★6以上

 

 

 キアヌとサンドラの傑作「スピード」のラストでは、「異常な状況下で生まれた恋はうまくいかない」

なんて言ってるけど、人間の心理ではこういう状況は「吊り橋の心理」と言って、

同じ恐怖体験や感覚を共にすると共感しあって親近感と共鳴で恋と勘違いしやすい。という。

こんな宇宙船で見知らぬ男と二人。よほど気持ち悪い男じゃなければ(?)

同じ年頃の男女、どうなるかなんてわからない。(いや離れててもアリか?)

いや逆に、ここで男性が女性はたった一人の自分に対してちょっと素敵なことしてくれたら

すぐにオチちゃうかもね?(そりゃあたしだけ?)

 

クリス・プラットとジェニファー・ローレンスのロマンスなんて興味ないしダメ臭してたのでパスしようと思ってたけど

舞台はSFだし、監督がノルウェーの「ヘッドハンター

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」のモルテン・ティルドゥムと知って観たくなった

 

脚本は「プロメテウスのジョン・スペイツ。

目覚めたのが、技術師と作家だったのがうまくできてる。

 

近未来。

豪華宇宙船は5000人の乗客を乗せて地球を旅立ち、遠く離れた移住地に向かって航行していた。

乗客は目的地に到着するまでの120年間を冬眠装置の中で安全に眠り続けるはずだった。

航行中のアクシデントが原因で不具合を起こし、エンジニアのジムだけが目覚めてしまう

あと90年も先。ここで死を迎えるしかないのか

 

 

 

セス・マクファーレンかと思ったら、アンドロイドのアーサー役のこの人、マイケル・シーン。

この人の元カノはライアンと別れた後のレイチェル・マクアダムスだし

元妻はケイト・ベッキンセール、現妻はサラ・シルバーマン。過去の役どころも濃くて、「トワイライト サーガ」でヴァンパイアのボス。

 

今回のアンドロイド、よかった。

このバーカウンター、位置と距離感と雰囲気、どこかで見たことあるなと思ったら

「シャイニング」の!監督はオマージュでそっくりのにしたらしい。

 

 

 

ローレンス・フィッシュバーンもどういう風に関わってくるのか、観てない人はお楽しみに。

 

しかし、アンディ・ガルシアの出番はあんなんでいいの?!

クレジットされてるのに最後の5秒だけの出演て こんな役、誰でもいいじゃん!

しかもセリフないよいくらもらってるんだ?と余計なこと考えてたら

こんなの出てきた。

キアヌは当初予定されてた主演だったらしい。(キアヌじゃなくて正解)

 

対する、ジェニファー・ローレンス。過去にキャストのギャラに関して男女差別があると訴えてたけど

今回はかなりもらったらしい。(ま、下世話なギャラの話はいいとして)

起こせば、赤の他人の人生を奪うことになり、殺すも同然。

そんなことが許されるのか。

 

まず自分だけ起きちゃってここで一生を一人で(アンドロイドは一人いるが)

生きなきゃいけないとなったら間違いなく気が狂うね。

 

観る前は、男女一人づつが目覚めちゃったのかと思ってて、ずいぶん美男美女(ま、この程度の二人ならあちらでは二人とも普通レベルだけど)

ちょうどよくバランス良く恋愛対象になりそうな人持ってきたな。と思ってたけど。

 

ところが違ったのが面白かった。

破壊するのも試みたり、退屈しのぎに出来るあらゆることをやって1年。

孤独に耐えられなくなって死のうとも思った矢先、

なんと、乗客が眠るポッドを見ていたら好みの女性発見一目惚れをしたジム。

すぐに彼女のことを調べるうちにどんどん惹かれて、眠れる美女へのストーカー男?と化した。

彼女を事故に見せかけて起こせば、退屈じゃなくなる上、たった二人きりで生きて行くという運命になる。

でもそれは、人としてやってはいけないこと。

その日から、ジムの心の葛藤が始まる。

 

そしてついに起こしてしまう。もちろん、自分が起こしたことは彼女には内緒。

散々彼女のことを話してたアンドロイドにも念押し。

宇宙船と、彼らの運命はいかに

 
 

7/10(73点)

 

 

 

期待してないせいもあってか面白かった〜。

これ、上にも書いた通り女性に勝手に目をつけてポッド破壊して目覚めさせちゃうから面白いところ。

あなたならこの状況、どうする?って普通、簡単に壊せないからさーこんなの。

技術者だからこその設定。   笑

しかも、女性にそれがバレた時、自分の人生ぶち壊されたと憤慨するのは当たり前。

あれこれ女性が喜ぶようなキザなことしたり、優しいところ見せたり、

だんだん惹かれてくように仕向けるなんてあざとい。

自分がいくら孤独で死にそうだったからって、見知らぬ人の命。

そして手をこまねいて自分と恋に落ちるように持って行くまでの過程が、男ってこんな状況はやっぱりこうなるよね。

という感じで面白かった。

ピアノ弾き語り

 こんなところで見つけた薔薇差し出す

 こんな状況下でも映画デート。

他にもあり。

 

ジェニファー・ローレンスは知性もあり、そうとも知らずに恋人同士になった後、真実を知って憤慨。

その天国から地獄のような世界の変わりようと、強い女のキャラが

やっぱりハマっていて、どんな若手よりも説得力ある演技はさすが。

正直、あまり好きな女優ではないんだけど、やっぱりうまいと思うしこの役は彼女で正解だな。

リアルなキャラで今までで一番魅力的に見えた

 

 

残りの数十年間の一生をこの中で終えなくちゃいけないという、拷問のような状況の中、

(ただし、食べ物や衣服、なんでもある)

たった独りでは人は生きる気力はなくなり、それが愛する人と一緒だと

日々は満たされて、二人きりの世界に逆に浸ることもできるからバラ色の世界にも変わりうる。

たとえそこで二人で息絶えることになろうとも。

それが、嘘だとわかったとき。全く嫌悪感しか抱かない相手といなくちゃいけない

運命の明暗がくっきり描かれてたのがいい。

そして、キーとなる他の人物が生きていたことで希望が生まれる。

宇宙船は各所で故障とトラブルが相次ぎ、命がけで故障の原因を突き止めることとなる。

 

宇宙の果てまで追いかけるシーンは嘘でしょ、とか

あの状況で生きてるわけないってツッコミたくなったし

あれで生きてたらそんな話の展開やだと思ったら ちゃっかりやっぱりすぐ蘇生したけど   笑

 

それでも見てるうち楽しかったのでわたしは好きだな。

変な宇宙人とか出てくる展開にならなくてよかった 笑

 

 

20XX年――新たなる居住地を目指し、5000人の乗客<パッセンジャー>を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号が地球を後にした。目的地の惑星到着まで120年。冬眠装置で眠る乗客の中で、なぜか2人の男女だけが早く目覚めてしまった。90年も早く――。エンジニアのジムと作家のオーロラは絶望的状況の中でお互いに惹かれ合っていく。なんとか生きる術を見つけようとするが、予期せぬ出来事が2人の運命を狂わせていく。
     

 公式サイト

PASSENGERS           2016年      アメリカ    116min

3月24日より、公開中〜

 

L.Aプレミアにて

 

クリス・プラットは奥様がコメディ女優(が板についてる)アンナ・ファリス。

妻帯者とのキスはジェニファーにとっては抵抗あったんだとか。

確かに燃える熱々の妻いる人とキスしてもなー笑

 

それ知ってると観てる方もなんだかなってなる ま、しょうがないけど(日本の俳優も同じくそう

 

 

 

 


哭声 コクソン/THE WAILING

2017-03-26 22:52:07 | 劇場&試写★6以上

 

 

 THE WAILING 声をあげて泣く、泣き叫ぶ。

チェイサー哀しき獣」などのナ・ホンジン監督作品。

 

 ってことで、楽しみにしてた本作。

監督をしている弟の翔はこの作品が今のところ、今年のナンバーワンだそうで。

初日だったかな、に観たんだけどわたしもかなり好みで、早くレビュー書きたかったのだけど今になっちゃった

 

 

もうとにかく、異国人である(日本人役)の國村隼さんの、

語らない顔だけ(表情)の演技の説得力と怖さがすごい

 

國村さんといえば、園子温監督作などでも認識あるけど一番最初は「キルビル」でルーシーリューに首飛ばされる人!

 

平和な田舎の村に現れて、村民を混乱させる不気味な“よそ者”

 「第37回青龍映画賞」で、外国人俳優では初めてとなる男優助演賞と人気スター賞をダブルで受賞

 

 

ダメダメ警察官だけど、娘のためなら頑張れるジョングにクァク・ドウォン。

 

娘のヒョジンにキム・ファニ。娘がいるという設定だけでどうなるか予測つく。

すごいうまかった。可愛くないところがいいね。(ゴメン)

 

 

目撃者?怪しい女に、チョン・ウヒ。

遠くから石投げたり、突然消えたり、逃げたりと、そりゃ疑うでしょう。

最初から正体言ってくれれば。 (それだとおもしろくない)

 

 

 

祈祷師、イルグァンに、ファン・ジョンミン。  この人出てきて結構笑えた

   

 

ジャンルにとらわれない面白さ

 

 

8/10(89点)

 

猟奇殺人的ミステリーかと思いきや、コメディホラーになったり、ゾンビになったり、オカルトになったり

いややっぱりオカルトでした

 

シネマート新宿の一番大きい劇場でほぼ満席。

同じ列で観てた見知らぬ女性が、終わった後で「見なきゃよかった」と言ってた 

まぁ、韓国の映画は描写がグロいからね。それに期待してたのと違ってたようで。

常識で言うところの普通は目に見えないものが出てきたりすると

拒否反応する人もいるものだから、これはそういう意味では人を選ぶ映画。

 

 

完全ではない一部ネタバレあり

 

誰が善で誰が悪か。

真の犯人の目的は、、、、?!

 

主人公の警官周りで起こる謎の死の事件が多発する。

彼はあくまで一番一般的な人間で、ただの父親。

彼を軸に、謎の日本人、見知らぬおかしな女、祈祷師を名乗る男の存在を一つづつフォーカスしていく。

だんだんと、きっと黒幕はあいつ。あいつがあいつに操られえてて、あいつはただ意志なく動かされている。

とか次々に頭の中で見方が変わっていくのが面白い。

結局、やっぱりあの女が操っていたのか、と思わせて

祈祷師の失敗、私が間違えて杭を打っていた発言から、誰を信じればいいのかわからない状況に

クァク・ドウォン演じるジョングと観客は引っ張られていく。

 

言葉もわからないからセリフもほとんどなく

余計に不気味さを醸し出すその圧倒的な存在感が、この映画のキモ。

 

 

霊がとりついてるだの、悪魔だのって日本ではやらない設定の方に話が動き出す。

オカルト物は大好きなので個人的には、そっちきたか!という展開に歓喜しつつ

やっぱりこう言うジャンルって日本人は馴染めない人が多いよね。ホラー嫌いな人も多いし。

ナ・ホンジン監督はクリスチャンなんだそうで。納得。

 

呪われるかもしれないのによく不法侵入したな、と感心するワンシーン。(神父見習いのカタコト日本語通訳付き)

 

警官の娘の存在もすごく良くて、展開は察しがつくものの

娘のために頑張る父親、もしかしたらよそものの日本人に自分の娘がやられたのではないか

という怒りで、悪魔払いのためやむなく呼んだ祈祷師がこれまた、、、、

この人の登場で、また空気が変わってよかった。

 

この祈祷バトルシーンはもう笑いそうにもなったけど、あの踊りすごいよ

 

あっという間の二時間半 面白い映画は時間を感じさせない。

これぞ、ほんとの「悪魔を見た」 だ(過去にあった韓国映画)

 

 

ラストにかけての終盤が特に最高。

ある者とある者、

別の場所ではまたある者とある者、

対峙ではまた素晴らしいゾッとする怖さのあるラストシーンに。

 

信じる者は、救われる。    のか?!

 

あとは是非、その目でお確かめを

 

 

 

 

のどかな田舎の村。いつの頃からか、山の中の一軒家に一人の日本人が住み着き、村人たちの間にこのよそ者に対する不気味な噂が広まり始めていた。そんな中、村人が自分の家族を惨殺する謎の猟奇事件が連続して発生する。いずれの事件でも、犯人の村人は体中を奇妙な湿疹に覆われ、正気を失った状態で現場に残っていた。気のいい村の警察官ジョングは、よそ者の日本人が関係していると睨んで捜査を進めるが、ある日自分の幼い娘ヒョジンにも犯人と同じ湿疹を発見する。娘だけは何としても守らなければと、祈祷師のイルグァンを村に呼び寄せるジョングだったが…。

 

 

 公式サイト

哭声/コクソン           2016年    韓国    156min

3月11日より、公開中〜


カンヌ国際映画祭にて。



 

 

 


ムーンライト/MOONLIGHT

2017-03-23 10:38:02 | 劇場&試写★5

 

 

 

ラ・ラ・ランド」と取り違えるという前代未聞のミスがあった今年のアカデミー賞作品賞の受賞作。

エクス・マキナ」や「AMY/エイミー」などの配給でヒットを飛ばした映画会社A24と、

ブラピの制作会社であるプランBが製作した低予算で作られたインディペンデント作品。


タレル・アルヴィン・マクレイニーによる "In Moonlight Black Boys Look Blue" が原案

監督・脚本のバリー・ジェンキンスはまだ36歳、本作が長編第2作で受賞という快挙。

 

アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚色賞、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)、

助演女優賞(ナオミ・ハリス)、編集賞、撮影賞、作曲賞と8部門でノミネートされて

作品賞、脚色賞、助演男優賞合計3部門を受賞

 

受賞を受けて、全国公開に拡大して公開日まで前倒しに。作品賞受賞の力はすごいね。

試写にて鑑賞。

 

 

やっぱり作品賞受賞ということで、今年の頂点に立ったということで期待が高まるわけだけど

アカデミー賞会員が選ぶのはやはり「ラ・ラ・ランド」みたいな華やかな夢と希望を描いた

切なくも楽しい作品よりも、

メッセージ性というか、社会派の今の時代こそな、地味でもじんわり伝えるこのような作品を好むんだよな

と思ったな。

それぞれの時代の主人公シャロンを3人の俳優が演じる。

リトル=アレックス・ヒバート

 

アシュトン・サンダース

 

ブラック=トレヴァンテ・ローズ

 

麻薬常習者の母親、ポーラにナオミ・ハリス。

 

 

近所の麻薬ディーラーのホアンに、マハーシャラ・アリ。

 

その妻には、R&Bシンガーでもある、ジャネール・モネイ。

 

 

友人、ケビンも少年期と大人になってからを二人が演じる。

少年期=ジェイデン・パイナー。

大人になってからは舞台俳優でベテランのアンドレ・ホランド。

 

 

黒人の少年、シャロンのアイデンティティとの葛藤を描く。

 

ラストちょっとネタバレあり

 

5/10(50点)

 

 

作品としての理解はできても、個人的に感情の共感が無理でした。

うーん、個人的にはやっぱりオスカーは「ラ・ラ・ランド」にとってもらいたかったけど

そんなこと言っても仕方ない。笑

 

ところどころ全て唐突で、映画として「作った感」がどこかあったなー。

リアルじゃないというか。

学生時代にイジメをするドレッドヘアの男が、突然 自分の唯一信頼する、ときめいた男の子に

「俺が一人選ぶから、メタメタに殴れよ」と言われて指示通りに殴る。

そのことから、キレて仕返しに殴りに行き自分を見つめるきっかけになり肉体改善含めて変わろうとする。

 

イジメや育児放棄、父親不在の中での、父親代わり、ダメな母親に代わる二人の心を許せる人と

唯一、自分を認めて触れてくれた存在。

同性愛を自分の中で認めながら、それをそのまま殻に閉じ込め成長した少年は。

 

これまでの作品賞受賞作品とは違って、一人の少年の成長を3人の人物で描いたパーソナルな作品。

オバマが支持された時期は短くも終わりを迎え、黒人がノミネートされていない、受賞はできないと批判された去年の

ホワイトアカデミーの反動とも思えたかな、、、、

まさに今だから受賞した作品とも言えるような。

深く書けば色々とあるけど、見た後でもちょっと語りたくなるような内容だったな。

日本ではきっとあまり受けは良くない気がする。

 

直接的な性的シーンはないにしろ、海辺でキスしちゃうシーンや、大人になってから

電話がかかってきて、彼を想像してしまってベッドでアレとか

あと、びっくりだったのがラスト。

再会した彼は女性と結婚するも別れ、子持ちの彼の家に泊まることになり

部屋でもたれかかって、寄り添う姿でラストシーン。

 

あの時の君にしか触れられてない、ってまさかの爆弾発言。

えー

イケイケの麻薬ディーラーに変貌して高級車に乗って、総金歯までつけててそりゃないよ今までチェリーボーイ?

ありえんでしょって思っちゃった。

 

いや、だからこそ、そこまで誰とも接することも親しくなることもしないできだと言うところの深刻さを描いてるとおもうけど、 生活してきた環境とか、親とか自分周りの成長過程の問題が大きいと思う。

いろいろな黒人社会の背景含めて描きながらも根本的に伝えたいベースは

純愛。

そして、全編通してすごくベタ。


純粋なボーイズラブ(今風にいうなら)

 

再会してからの彼は素敵な人になってて、役者が良かったな、魅力的で惹かれるのはわかる。

あのダイナーでのシーンは良かった。

でもそこでかける曲の歌詞がストレート過ぎて赤面。ベタベタだわ〜。笑

 

これまでのオスカー受賞作とは違って、じっくり描くというより全て唐突。

淡々としながらシンプルに描いてはいるんだけど、伝えたいこともわかるけど、、、という感じ。

 

お母さんもほんと、親代わりによくしてくれてる人からのお小遣い

子供から巻き上げて、かなりのろくでなしで腹が立ってたキャラだけど、

最後は施設に入って「人の役に立ってる今が幸せだ」みたいなことで自分の居場所を見つける。

好きだった彼も、コックとして働き男手ひとつで子供を育ててるけど

「稼いでもちょっとにしかならないけど、バカやってた昔よりもいい」と言い、今に満足をしてる。

 

自分の中の気持ちを抑えてきた彼が、自分らしさと安らぎを再確認して

解放していくのはきっとこのあとからなんだろうね。

 

 

学校では“チビ”というあだ名でいじめられ、麻薬常習者の母親からは育児放棄をされているシャロンはマイアミの貧困地域で暮らしている、内気な性格の男の子。生活の中で行き場を失ったシャロンだったが、彼にとっての唯一の救いは、自分の親代わりになってくれる、近所に住む麻薬のディーラーの男・ホアンとその妻、そしてたった一人の男友達のケビンだった。そんな日々の中、シャロンは、ケビンに惹かれている自分に気づく。しかし、このコミュニティではこの感情は受け入れてもらえないと幼いながらも勘づいていたシャロンは誰にも、もちろんケビンに対してもそのことを伝えられずにいた、、、。

 

 

 

 公式サイト

Moonlight           2016年       アメリカ      111min

3月31日より、公開〜

 

 

 


お嬢さん/아가씨 /THE HANDMAIDEN

2017-03-21 16:21:46 | 劇場&試写★6以上

 

 

パク・チャヌクの最新作は、流暢じゃないカタコト日本語満載

「オールド・ボーイ」「渇き」などのパク・チャヌク作品は毎回作品が楽しみな大好きな監督の一人。

 

今回は、イギリスの作家サラ・ウォーターズの小説「荊の城」が原案。

舞台をヴィクトリア時代のロンドから日本統治下の朝鮮半島に移して、パク・チャヌク脚本で映画化

日本統治下にあった1930年代の韓国を舞台に、「伯爵」と呼ばれる詐欺師にスカウトされ、

莫大な財産の相続権を持つ令嬢・ヒデコのメイドとなった孤児の少女・スッキの関係性を

キワドイところをじわじわ突く感じが不思議心地いい奇妙な面白さ

 

 

カンヌ映画祭で芸術貢献賞に輝いた華麗な美術がまた素晴らしく全体の雰囲気を高める

この和室もすごいよ

 

 

キャスト

令嬢、秀子=お嬢さん にキム・ミニ。

 

綺麗すぎないとこがいいのか。

 とてもフツーっぽいお嬢さん。

実質、金持ちで、「お嬢さん」っていうよりお嬢様。

原題は「侍女」(メイド)の意味の方だけど、邦題では逆で、なぜかお嬢さんの方がメインタイトル。

 

 

金持ち秀子との結婚詐欺を企む藤原伯爵に「チェイサー」のハ・ジョンウ。

さすがこの人出るとハクがつくというか、詐欺師も似合う♡

 

その叔父、上月にチョ・ジヌン。

 

 

侍女、スッキにはオーディションで選ばれた新人、キム・テリ。

 

 

ここで注目の子役チェック

子役の子を昔からすかさず男女限らずチェックしちゃうわたくしですが

今回、めっちゃ可愛い子、後半にちょっと出てます

美少女

全然似ても似つかないけど、秀子(お嬢さん)の幼少期を演じた

今回映画デビューの子役、ソウンヒョンちゃん。まだ11歳

ドラマ歴

2013年 대왕의 꿈(大王の夢)
2013年 굿 닥터(グッド ドクター)
2014年 유나의 거리(ユナの街)
2014年 빛나거나 미치거나(輝くか、狂うか)
2014年 신의 선물-14일(神様がくれた14日間)
2015年 도대체 무슨 일이야(いったい何事!?)

 

 

 

8/10(89点)

 

 

さすがパクチャヌク監督作、期待を裏切らない

騙し騙されの二転三転が面白く、眠気をも吹き飛ばす面白さに目を見張り

時間を感じさせずに引き込まれるあっという間の2時間超え

 

 

詳細は書かないので何も知らずに観た方が断然面白いはず。

とにかく全編で流れる雰囲気にのまれ、すっかりこの世界にはまっていく。

小説は読んでないけど、パクチャヌク監督の解釈で幸せになってほしいという願いで

原作と着地点を変えたんだとか。

わたしもこちらのラストで良かったと感じたし、

二転三転は意外というほどではないけど、

その揺らいでいく心理戦がとにかく面白く、さすがの演出力と

やっぱりハ・ジョンウの悪い奴もハマってて、良い役者だなーと改めて。

 

お嬢さんと、スッキに関してはちょっとスッキが子供っぽく見えるので

二人のバランスが、、、と思ったけど、純粋そうに見えてしたたかなスッキを演じた

キム・テリちゃんも良かった。

 

二人のきわどい、危うい関係も、どきどき。

口の中を洗ってあげるシーン、めっちゃエロいです。

 

監督の狙いだったという、卑猥な言葉や昔の言葉(日本語)をあえて

言葉に出して真面目に喋るシーンとか、韓国映画ならではだと思ったし、(ハ・ジョンウ、下手すぎ!笑 わざと?)

たどたどしい日本語に関しては、逆にまぁこの完璧じゃない感じが面白かったし、

少しやっぱりユーモア含みあるのが見てて良かった。

とにかくなんとも言えないこの雰囲気、世界にのまれた。

後半の屋敷での朗読シーンがまた必見!!

 

意外と本作、DVDで小さな画面で観るよりやっぱり大画面で堪能するべきだと。

気になる方は是非お早めに劇場で

 

 

 

 

 

1939年の朝鮮半島。貧民街で泥棒一家に拾われ、スリの腕を磨いて育った孤児の少女スッキ。ある日、“伯爵”と呼ばれる詐欺師にスカウトされ、彼の計画を手伝うことに。ターゲットは、支配的な叔父・上月のもとで孤独に暮らす華族の令嬢・秀子。彼女は、結婚した暁には莫大な遺産を相続することになっていた。そこで伯爵が秀子を誘惑して結婚し、財産をまるまる奪い取ってしまおうというのだった。スッキの役割は、メイドとして屋敷に入り込み、純真で世間知らずな秀子を巧みに操り、彼女を確実に結婚へと誘導していくというものだったが…。

 

 

 

 公式サイト

아가씨               2016年     韓国     145min

3月3日より、公開中〜

 

 

 

カンヌ国際映画祭にて

中央、パク・チャヌク監督。

 

あら、お嬢さん役のこ(左)目がぱっちり二重にプチ整形?

 

ハ・ジョンウ、リーゼント

 

 

 

 


L.A弾丸3泊5日⭐️2017⭐️後編

2017-03-19 00:56:18 | Weblog

 

 

 

さて翌日は、7時半には起きてホテルの朝食を食べて早速出発

最初はバスを待ってたんだけど

アカデミー賞前日で色々と遠回りだかこちらの方に来ないとかで、地下鉄もなんだか調べるのも面倒だなと思い。

歩くの大好きだから、だったら歩いちゃえってことに。

途中でお店に入ったり、住宅街でお家見たり、景色写真撮ったりできるので

バスや電車、車よりも歩くのが好き。自転車でもいいんだけど返却と借り方よくわからなかった次回の課題。

快晴で気持ちいいし

この日、日中はTシャツの人もいるくらい。25日は暖かな日。日中18〜20度くらいかな。

 

偶然にも、トムちんの星、みっけ!

 

そして、現在来日中、サミュエル爺のとその上にジョニーさんまでいた

 

NYと違ってやっぱりL.Aって本当に車社会、歩くのは大変

タクシーはNYや日本みたいに普通に走ってないし、たまに走っててもぼったくり多いから怖いし。

と思い、やっぱりUber(ウーバー)使おうか、(友達に事前に紹介してもらったタクシー見つけるアプリ)

予め引き落としの登録も済んでたのに4桁の暗証番号が来ず、

結局はやっぱりビバリーセンターまでグーグルマップと地図頼りに自力で歩くことに

これがまた相当な距離で、道行く人にたまに聞くとそんなとこまで歩くの無理だよー

ウーバー使わないの?とか言われたほど。

L.A知ってる人に話すとあんなとこまで歩いたのと驚かれた 笑

 

 

お分かりになるだろうか。(夏の心霊特集風)

中央あたりに、遠くに白いハリウッドサインがあるのが。

ハリウッド&ハイランドのあっちの方角(北)から歩いてきてるので

そこを背に、しばらくとりあえず南に下りて行けばいい(なんてアバウト)

すると、、、、、

とりあえずの目的地、行列ができる人気のホットドック店、PINK’sが見えてきた

 

ここだ

ここはシンプルな座席で、三箇所席がある。

ホテルの朝食をいっぱい食べてそんなに経ってなかったので残したけど

一番人気のホットドックを頬張り、(ブログに載せるつもりなかったので肝心の写真忘れた

食べに来たここのお店のファンのスターの写真。この倍くらいの有名人の写真がずらり。

 

ここから15分くらい歩くと、いろんなお店が並ぶメルローズ。

サンリオショップもあって、土曜の昼間っから並んでた。(なぜ?)

 

これ、壁画なの。

 

 

奥はスタバ。

 

この後、無事にビバリーセンターに辿り着き、Maycy'sのMacとかでお買い物。

そして、NYとカナダ行ったら絶対行くホールフーズを探し、また歩いてチーズや生ハムなどをゲットしてきたのでした〜。

 

ここはエルム街。

 

 

 

 

動物たちがいっぱいいて、なにここ???と思ったら保育園でした 可愛い

 

アメリカンアパレル。

サタデーナイトなので皆さんフィーバーしてた

 

前日行ったシネコンはここ。

本当は、このめっちゃ歩いた日にシャマランの新作「スプリット」が観たかったんだけど

21時近い回だったので時間がちょうどよかった「ラ・ラ・ランド」の日本でに続き二回目を鑑賞

本場、L.Aでみれたのは最高の思い出

  これは破れたんじゃなく、入場の際に半分ちぎってくれる。

これから日本では公開となる、アカデミー賞作品賞ノミネートされた「ヒドゥン・フィギュアズ」で

着用された衣装が展示されてたよ♪

数週間前までは「ラ・ラ・ランド」だったんだよね〜。惜しい。

(というのは昨夜の話で)

 

 

 そんなこんなで、買い物に出かけたこの日、帰りも結局2時間半くらいかかって歩いて合計5時間は歩いたのでした 笑

どんだけー。

 

シャマランはおかげで見れずに心残りだったけど、歩くことで道を聞いたらそこから

日本に行ったことがあるというサラリーマンだったり、タクシー呼んでくれようとしたイケメンのお兄さんとか

みんな親切で、アメリカでは気さくにコミュニケーションとれるのが、こういう一期一会がまた楽しくも嬉しくもあり。

これはこれで楽しかった

 

帰国する朝、10時の飛行機。5時半起きでまだアカデミー賞の解体終わっていなくて道も閉鎖されたりしてるから

遅くなるのを見越して、40分くらいでタクシーで着くところを余裕見たので

結局7時にホテルにリムジンが来てくれて、LAX空港へ。 

トラブルで飛行機に乗れず、変更もしてくれないし自分で取り直すか

新しく買ってもまた次の日の朝10時まで待たないといけないと言われ

どうしても3月1日には仕事にでなきゃだったため、急遽、別の航空会社ANAの夜中12時の便をとりなおして

無事、朝の4時半という時間に帰国して家に戻り、仕事に出たのでした〜 

(クレームも電話で対応ないと言われ、メールで送るしかない。もうこの航空会社は2度と乗らない! )

 

今回、WiFiを羽田でレンタルしておいたのが本当に助かった。

LAの街中も全然電波ないし。

 

帰国の朝。

リムの中からパチリ。あとは撤収待つのみのオスカー像ちゃん。今年も一仕事終え、お疲れさま

飛行場で朝から夜まで待たされたことにより、また楽しい出会いが3つもあって、

一人旅も、なかなか楽しいなぁって実感した今回のL.A旅でした

 

 

自分へのお土産。(※人にあげるものは載せてません)     1ドル 114円      2017年2月末

大好きなMacちゃんたち。

9種類入ってるナインシリーズ、つかえる色ばかりでお気に入り。国内では5千円+Tax。 

アメリカでは安い。特にメイシーズではなぜか免税と同じくらいで32ドルとか。今回

アカデミー賞前日でセールもやっててさらにお得にget!

もう直ぐ廃盤というバイオレット&ピンクのはなんと40パーセント引きで二千円くらい!超ラッキー。

 

日本未発売のミニグロスはお土産にぴったり。数個購入。わたしはヌードベージュカラー買ったら

思いの外よかったので免税店で似た色をget  こちらは16ドル。(下の左)

 

羽田の免税店とLAX空港の免税で。

SK-2のアイクリームはよくてもう3つ目愛用中だけど、二個まとめてだと免税が一番安くて購入。

シャネルの赤インクとココシャインの限定124番。そして新色のネイルは可愛い水色

そしてプレゼントにも購入のcocoシャネルのボディミストと、クロエの日本未発売のボディミスト。

 SK2ではシートマスク一枚と、乳液をボトルでプレゼントしてもらったよ

 

メルローズのロックTシャツのショップでgetしたニルヴァーナとボウイT

 

 あとはチョコとかチーズとか。そんなにお土産は今回は買わなかったのでした〜

あ、NYのお土産記事もまだだった。

また時間作って書きまーす。

記録として。こないだ過去の旅レポ読んでたら懐かしくて買ってきたものも、残しとくと楽しいなーって我ながら思った

 

さぁ映画レビューも観るものもたまってるのでそちらもこなしていかなきゃ

今回のL.Aレポ、読んでコメントくれた方々、ありがとうございまーす

 

 

 


L.A弾丸3泊5日⭐️2017⭐️アカデミー賞直前、ハリウッド&ハイランドの巻

2017-03-14 23:11:51 | Weblog

 

前回のロサンゼルスは、当時yueの住んでたトロントに行く前に寄ったたった2日間で

その時も何年ぶりかだったのだけど今回はその2005年の秋からなんと約12年ぶりとなる通算3回目のL.Aの旅 

西海岸より東海岸派、NY派ですからハイ

 

トップ写真はハリウッドサイン!小さいけど結構よく見える。

前回の2回はダウンタウンにあるホテルに泊まったんだけど(オムニホテルとフィゲロア)

バスの中からハリウッドサインが見えてやっと、L.Aに来たと実感。

当日は快晴 気温は東京のあったかい日くらいで着いた日は16度くらいかな。思ったより普通に寒くて。

 

LAX空港からバスを降りると35分ほどでハリウッドに到着。

電車もあるけどチケットとか買ってなかったのでそのまま歩いて向かうことに。

6、7分ほど歩いたらもう、ウォークオブフェイム。(スターの星形)

やっぱりヤシの木がL.A!って感じ。

ここがアークライトシネマズでL.Aに幾つかある大型シネコンの一つ。ここで夜に1本だけ観たよ。

ハリウッドバイン駅はコダックシアターにある駅から一つめかな。

とにかく星が遠くからずっとあって(前回来た時はマリリンとか有名な人のばかり見てたけど)

知らない往年のスターの名前とかいっぱい続く。下を見て歩いてられないのでたまたま目にした時

知ってるスターだと嬉しかったり 笑

最初に目に留まったのは、この方のでした

 

さて、ホテルに荷物を置いたら早速、散策。

アカデミー賞が翌々日に迫った、コダックシアター前はどうなってるのか即チェック。

ぉおー、着々と進んでる。完全に外から見えないようにし始めてて、でも内側はまだ人が通れる。

前日にはもう封鎖。(これは2日前の24日昼)

反対側の道路からもこんな感じで。

 

 

今回の旅はアカデミー賞レッドカーペットに行くというミッションだったので

ハリウッドハイランドのホテルで、アカデミー賞授賞式現場のコダックシアター真裏で2分で行ける距離。 

ハリウッド&ハイランドはセフォラ(日本からは撤退したけどいろんなブランドのコスメが揃う、いわばコスメの殿堂ショップ)

やビクトリアシークレットや、レストランやその他ショップが入ってるんだけど

以前はなかったけど、ソファが置いてあって、撮影できるスポットが作られてた

ヤシの木の後ろに見えるのがハリウッドサインね。本当はこの上にコートも着てます

 

お腹が空いたのでとりあえず、昔行ったこのハリウッド&ハイランドに入ってたアジアン系の

レストラン(パクチー山盛りの炒飯が美味しかった)を探したけどなくて

その跡地?のイタリアン(ピザとパスタの広〜いレストラン)に入ってみた。

 

パスタはどうしてもトマトソース系が良かったので

担当してくれたかなりのイケメンのお兄ちゃんに聞くと、メニューにないのでもオーダーできるよと言ってくれて

チキンとガーリックとトマトソースでとお願いしたら、見事、食べたかったこれー

ってのが出てきて大興奮。しかも、めっちゃ美味しかった

上に乗ってる大きな塊がチキン。直火焼きで。今回色々おいしいもの食べたけどNo.1だな

また絶対次も食べたい

 

この後、お店を色々見たりチャイニーズシアター(スターのサインがあるところ)は閉鎖中。

いや混んでてやめたんだったかな?

 

アカデミー賞の会場となるコダックシアター入るとこんな感じで、レッドカーペットの上にビニール敷いてた。

(二日前ね)

いたいた。オスカー像もビニールで覆われちゃってる。

 

道にいたキャプテンアメリカと一緒にパチリ。ジェレミー・レナー激似のキャプテンアメリカと💗

って思ったけどよく考えたら、キャプテンアメリカはクリス・エヴァンスじゃんね 笑

違和感なかったわ。

 

 

これはもう、前日夜なんだけど、ホテルが裏にあるから21時半頃に見に行ったら関係者いっぱい。

(そりゃそうか)観光客はほぼゼロに近い。セフォラは21時頃で閉まってちょこっとだけ見れた

突き当りがビクトリアシークレット。

ここでも動画を撮ったのだけど、、、、

ツイッターで数時間だけ載せた、ジョニー・デップのジャックスパロウそっくりさん。

ここにも載せたいけど自分で撮った動画ってgooブログに載せれるのかな?

 

 

当日はもう、この通り、網のとこに黒幕までつけて完全に外から見るのをシャットアウト。

交通機関も止まり、近辺の道路も全部閉鎖。

近隣のお店も全部閉まっちゃうという徹底ぶり。

前日はその代わり夜までお土産ショップやチャイニーズシアター前のZARAも開いてたけどね。

 

あ、たまたまタラの見っけ

 

一度に書いちゃおうと思ったけどやっぱり長くなるので前後編にします

もうちょっとだけ、続く〜 

 

後編 L.A弾丸3泊5日⭐️2017⭐️後編

 

アカデミー賞レッドカーペットレポート 2017

 

 

 


LAアカデミー賞、レッドカーペット観覧レポート2017!

2017-03-10 10:31:32 | セレブ&ハリウッドgossip★NEWS

 

 

 

やっとupできた〜 2月24日から28日まで3泊5日弾丸L.Aアカデミー賞への旅レポ。

帰国が3/1 その日の朝の4時半にANAで帰国、そのままその日から仕事

かなり多忙な日々が続いたためかなり遅くなっちゃったけど、第89回アカデミー賞のレポート、いってみよー

 

毎年、この時期が来るたび、今年もこの時期にロスに行けなかったなとか言ってたんだけど

知人にこの貴重な体験に声をかけてもらい、突如一人で参戦することに。

今回、アカデミー賞レッドカーペットを見るにあたり、本国の事務局 オスカーエクスペリエンスと

連絡を密に取りながら、パスポートや自分のサイン、写真など必要書類をすべてメールで送り

厳重な審査をされてからのOKが出て、参加が決まった。

いろいろと禁止されていることなども事前にメールで送られてきて、

ドレスコードは「カジュアル」。デニムにシースルーワンピを重ね、Tシャツとライダースという出で立ちで参加。


今年のL.Aはとても寒いらしく、普通に東京とあまり変わらないくらい。

朝晩は冷えて、日中はTシャツでもいいくらいの時もあったけどすぐ寒くなる。

 アカデミー賞のレッドカーペットと言っても、行けば、外から誰でも覗けるわけではなく

(外からは一切見れないよう黒幕とフェンスで遮断され、当日は厳しい周囲の交通規制によって

隔離された状態になり、認可された顔つきのパスを首からぶら下げている人のみ

その周辺は立ち入りが許可される。(わたしたちオーディエンスゲストは朝それをもらう)

 

そもそも、この貴重な場所に招待されるのは、前年の9月に抽選申し込みが開始され、すごい倍率の中当選した300名のみ

その特別な中に入れるということで、会場であるコダックシアターの裏で徒歩2、3分の場所に

早々にホテルを予約できて超便利だった電車も封鎖され動いてないし、やはり近いにこしたことない。

 all photo by mig 全ての写真は無断転用禁止

近隣は通行止めで遠回りさせられる。

集合時間は朝10時。前日、大雨予報90パーセントという数字が出ててやっぱり雨女発揮と落胆してたけど

当日は曇りで並んでたらポツポツ降ってきた。透明なレインコート(カッパ)もくれたけど

私は真っ赤なのを持参してたのでそれかぶって中に入った。

さすがに真裏だから早く着いたけど張り切ってる人たちがすでに並んでて50番目くらい。

柵のあっち側から到着したセレブを見るために並んでる人たちも。

まずは自分の名前と写真がついたIDパスカードをもらい、

そこにはAからDブロックまで分けられた数字と自分のシート番号が書かれてる。

(そのIDは最後は記念にもらえたけど写真撮るのもNG)

さて、コダックシアターの前はこんな風。2時までは自由に、ゲストへの各コーナーで遊ぶことができる。

通常はこの階段の上にショップやレストランがあるけど、この日は封鎖。

セフォラやビクトリアシークレットもここにある。

 Oscarと文字の入ったお土産バッグと、自分のサイズを聞かれて

オスカーのロゴ入りTシャツもいただいた 

好きなドリンクと、スタバのホットコーヒー、クリスピークリームドーナツを受け取ってとりあえず席確認。

 

こーんなロングベンチにギュウギュウ詰めで座る。前後横、本当キツキツ。

スポンサーのPeople誌のロゴ入ったスポンジの座布団?もくれてそれはだいぶお尻痛いの軽減される。

バッグの裏側にはOscarの文字。

持ってると空港とかで、オスカー行ったの??と結構みんなに聞かれるレアアイテム。

チャージできるスペースもあり、簡易トイレにフォトブース、

変装グッズ?があってそれで4ポーズとって動画を作ってくれてメールで届いたり。

 

ヘアチェンジブースもあって

 ブレイドにしてもらいました

まだ会場はこんな風。

 

12時頃になるとさすがに人が増え、マスコミも向かい側に入ってきて、、、

 

 拍手の練習とか、TVでのレポに合わせて歓声の練習とか。

 そして12時半になり、ランチボックスが配給された⭐️

好きなドリンクと、ローストビーフのラップサンド、りんご、ポテトチップス。

アメリカらしい。(笑)このローストビーフサンドがめちゃ美味しかった

 

私は真ん中ブロック、Cの前から4列目の真ん中。結構いい席。お隣は、ロス在住の日本人ご夫婦。

このご夫婦とは最後まで一緒におしゃべりできて、楽しかった

 

さぁ人が多くなってきていよいよ始まります!左の方からセレブがどんどん歩いてくるんだけど

すぐマスコミのインタビュー受けたりするので反対側に行ってしまうからなかなかこちら向いてくれないと写真も撮れない。

 

ウルフギャングステーキの料理長がなにやら運んできて、みんなに振る舞ってた。もちろんオーディエンスにはなし。

見るだけ。

 

さて、いよいよ始まった! すごい人の中から、セレブを探せ的な。

最初に認知したのはなんとガエルくん 

トロント映画祭でもサインをもらったけど、小さいけどかっこいい

今は「モーツァルトインザジャングル」というドラマで主演

 

白いドレスのヘイリー・スタンフェルド。

 えっとこの黒人俳優さん誰だっけな。

  

 大好きなマイケル・J・FOXにここで会えるなんて 横顔でやっと。

 

みんな客席に向かって手を振る人ばかりじゃなくてしれっとスルーしちゃう人も多い。

ヴィゴ・モーテンセン

ヴィゴ様はインタビューで大忙し。やっと少しこっち見てくれた。

作品賞ノミネート、「ライオン」でデヴ・パテル演じた主演の少年時代を演じたサニー・パワールくん。かわいい

 

白いタキシードがデヴくん。

 

 

 

すごい歓声で人気だった、ジャッキー・チェン。

プレスインタビューも引っ張りだこ。

 

ファレル・ウィリアムス。隣の派手なピンクは奥さん??

 

スティングきましたー!! ポリス時代からの大ファン 授賞式でもライブパフォーマンスあり。

 

今回は「ハクソーリッジ」で主演男優賞ノミネート、アンドリュー・ガーフィールド。

 

 

マット・デイモンと奥様

 

サルマ・ハエック。生サルマ姐、すごい綺麗でした

 

 

ジョン・メイヤー。

 

マイケル・シャノンも助演男優賞でノミネート。この人うまいもんね。

 

ニコール・キッドマンの麗しい後ろ姿、ドレスはジョルジオ・アルマーニ・プリヴェ。

夫、キース・アーバンも。

 

 

今度はスカちゃんのスピーチが始まった⭐️

ノミネートじゃなく今回はプレゼンターとして登場なのでこちら側には来ず。

 

次々と大物がやってくるピークの時間は大変

動画も撮らなきゃとか。(動画の載せ方わかったら一つくらい載せたいけど)

 

 

「ラ・ラ・ランド」で主演女優賞受賞、おめでとう!エマ・ストーン

いくのが早すぎて横顔押さえるのでやっと。

監督のディミアン・チャゼル。

 

そして、主演男優賞ノミネート、ライアン・ゴズリング

ライアンと一緒に後ろにいたサミュエルもget

 

ライアン間近で押さえること出来て個人的な任務は完了

 

と思ってたら、主演女優賞ノミネート。大好きなメリル様が

なんとか笑顔1枚いただきました


 

ドゥエイン・ジョンソン。

もう人もまばらになってきて最後かなと思ったらジェフ・ブリッジス夫妻登場

今回は主演した作品賞と主演男優賞でノミネート。

 

スピーチも夫妻で出てくるんだね。

 

 

最後かと思いきや、「ハクソーリッジ」で作品賞と監督賞ノミネートのメル・ギブソン登場

すごい歓声でした(あと、全然撮れなかったけどデンゼル・ワシントンもすごい人気)

これだけすごい声援だからかさすがにオーディエンスにも応えてました

 

待つ時間長かったけど終わってみればあっという間のレッドカーペット。

もちろん、これだけでは終わらず。

このあと、お向かいの大きな円形シアターで授賞式を見るというオプション?付き。

みんなで徒歩で向かいに移動して、席を取ったらお皿にケータリングのお食事をブッフェ式に好きなものを取り

座席でそのまま食べながら鑑賞。ポップコーンとドリンクももらえる。(取らなかったけど)

ラストの作品賞発表ではまさかの事態になり、劇場もブーイングしたけどそれもまた思い出。

作品賞受賞の「ムーンライト」は公開が早まって3・31からになったので楽しみ。

 

授賞式の会場にはもちろん入れなくても、みんなでワイワイ言いながら鑑賞するのも楽しかった

本当に映画が大好きで、その映画の世界のこのような素晴らしい場面にいられることが

夢のような空間で。本当に貴重な体験ができたと思う

何にも代えられない体験。これはもうプライスレスだね

最後に、この素敵な体験をお誘いくださった知人に、お礼をここで

 

そして、

レッドカーペットオーディエンスのお土産中身公開

ノミネートされたスターたちには豪華なスポンサーからの商品のお土産が

旅行など含めすごい金額で一人当たりもらえるのはちょっと有名な話だけど、

ゲストには主にお菓子。笑

スポンサーでもあるPeopleの雑誌最新号と、過去のクロスワードクイズ特別号。

スポンジのクッション、白のミラーサングラス、gogoスクイーズ、クッキーやスナック、

コルゲートの歯間ブラシ、peopleのロゴ入り携帯チャージ、ビーフジャーキーそして、オスカーTシャツ。

それらが入った大きなしっかりしててチャック付きのオスカーバッグ。

 

他に、ここでしか買えないキャップとビーニー帽を早いうちにget

最初、誰かぶるんだ?と思ったけど公式カタログより速攻売り切れだったので買って正解

シンプルな黒だし、キャップは今年流行なので何気に被れるかな?

ビーニーの方は既にかぶっててお気に入り

 

 

 

駆け足で書いたけどこの後、ちょこっとだけLAでのフォトと買ってきたものちょこっとup予定

映画レビューも書かなきゃだけど、時間作ってまた。

 

それでは、また続く