我想一個人映画美的blog

新作映画レビュー&温泉&ゴシップ+コスメ+旅行記&日記。
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リリーのすべて/THE DANISH GIRL

2016-03-27 00:36:03 | 劇場&試写★6以上

 

 

世界で初めて女性への性転換手術を受けたデンマークの画家リリーエルベの実話を

英国王のスピーチ」ではアカデミー賞監督賞受賞レ・ミゼラブル」などのトム・フーパーが映画化

 

名作を数本生み出してるけどまだ43歳。

 

 原作は、デヴィッド・エバーショフの「世界で初めて女性に変身した男と、その妻の愛の物語」

 

 原題の「The Danish Girl」とはデンマークの女性。の意。

 

 

デンマーク人であるリリー・エルベ(アイナー・ヴェイナー)には、

博士と彼女のセオリー」でアカデミー賞主演男優賞受賞!イギリス人である、エディ・レッドメイン。

トム・フーパー監督とは「エリザベス1世~愛と陰謀の王宮」、「レ・ミゼラブル」に続き三度目タッグ。

元々、妻より売れてる画家だったアイナー。

妻のモデルをしたことがきっかけで、目覚めてしまう。

左は実際の写真。

エディくんとにかく素晴らしかった

 

10年前だったら、キリアン・マーフィが演じたかも。

(参照 「プルートで朝食を

 

 

 

アリシア・ヴィカンダーは夫の変化に苦悩する画家の妻、ゲルダ・ヴェイナーを熱演。

こちらも本当に素晴らしかった。

スウェーデン生まれで「アンナ・カレーニナ」や「コードU.N.C.L.E」に出演。

ゴールデン・グローブ賞においてそれぞれ助演と主演でノミネート

先日のアカデミー賞ではアリシア・ヴィカンダーは見事、助演女優賞受賞。

顔は可愛いけど、気も信念も強く芯の強い、優しいだけじゃない女性を見事に体現。



他に、友人のバレリーナに ジョニー・デップ現役妻のアンバー・ハード。

この人、ほんと綺麗。


脇の男性陣も素晴らしく。

近年活躍目覚ましい、ベン・ウィショー。

実際も、同性愛者であります。


アイナーの幼なじみで、子供のころにあまりに可愛いアイナーにキスをしたところ

父親に見つかり、それ以来引き離されて会っていない独身貴族の画商、ハンス。

プーチンをハンサムにした風貌。ヴィトンのモデルを務めた過去を持つ

なかなか渋い男です、優しくて、見守ってくれる存在。いい感じ~。今後も注目。





今から80年以上も前のこと。世界で初めて性別適合手術を受けた、といっても簡単な話しではなく

今でこそ、おかまちゃん、ニューハーフ、おネエなんて言って存在自体珍しくもないし

自分が望めば、手術を受けられるし どんな格好で外を歩こうと(特に都会では)人それぞれ勝手であるし

個性として認められる時代になったと思う

が、当時は男が女性の格好などしようものなら、頭がおかしいと精神科行きにされたり、

どこか具合がおかしい、異常者であると見なされていた。



9/10(97点)




今のところ、今年No1

キャストも映像も音楽も全てが美しく、素晴らしかった

アイナーとリリーという二つの性を演じたエディ・レッドメインに魅了される

はじめは男性だけど段々と、女性としての何かが芽生えてからは、女性らしい所作はもちろんのこと

表情や仕草、目線に至るまでもが美しく、しなやかで

妻のためにアイナーでいたいという思いよりも、

女性でありたいという欲望が強くなっていき苦悩する姿にはどんどん切なくて、苦しくて、愛おしくなる。

二年連続のオスカー受賞にしてもいいんじゃない?(今回はレオがいたからね、、、)

ってくらい、素晴らしく。

ここで書いていた絵画は

 この作品。


大人になってから気づくという例も少なくないようだけど、幼少期から何かしらの傾向がある場合が多いのかな。

アイナーの場合も、全くなかったのが突然というわけではなかったようで。

持って生まれた性は、作中では「神様が間違えたという意識」として解釈している。

ある日、女装してみたら思いのほか可愛くて 俺ってけっこうイケちゃうかも。

なーんて 自分に酔ってしまったり。ということにもなれば

誰でもなりえるのかも?少なくとも気持ちとしては。


「トランスジェンダー」は主に『心と体の性別に差がある人』のことを指しているという。


妻を演じたアリシアも、とても素晴らしい!

夫に頼るだけではない凛とした自分を持つ女性。強さがまた魅力的で。

自分の愛する夫アイナーの存在が消えかける悲しみ。

夫に対し、「自分のことばかり」といいながらも結局は受け入れ、側で支える強い妻。

少しはアイナーでいる努力をして。という気持ちもわかるけど、

心の底から愛しているからこそ、認めてあげることが出来るんだろう。


リリーを認める=最愛の夫を失うこと。 だから。


これは、二人のラブストーリーでもあるけれど、どこまで己を受け入れて愛することが出来るか

という物語でもある。



実話ベースであるけど作品としてはやはり結構脚色されているらしく、

ラストでは、手術をして間もなく死を迎えてしまうアイナーだったけど

実際では何と5回も手術を行なったそうであんな風に妻の側でぱたりとなくなってしまったわけではないのね。

映画らしさのある作風になっていて、この世界に魅入ってしまった。 

アールデコの世界。

全てが素晴らしくて美しい。

ラストシーンに涙が止まらなかった。



1926年、デンマーク。風景画家のアイナー・ヴェイナーは、肖像画家の妻ゲルダと共に公私とも充実した日々を送っていた。ある日、ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、アイナーは自分の内側に潜んでいた女性の存在に気づく。それ以来、“リリー”という名の女性として過ごす時 間が増えていったアイナーは、心と身体が一致しない自分に困惑と苦悩を深めていく。一方のゲルダも、夫が夫でなくなっていく事態に戸惑うが、いつしかリリーこそがアイナーの本質なのだと理解するように。移住先のパリで問題解決の道を模索するふたり。やがてその前にひとりの婦人科医が現れる―。


映画『リリーのすべて』予告編


エディ・レッドメイン主演 映画『リリーのすべて』特別映像

 公式サイト

THE DANISH GIRL         2015年     イギリス=ドイツ=アメリカ  120min

3月18日より、公開中~



 プレミアにて

 

男装した妻を撮りにきたジョニーさん

 

エディ・レッドメイン主演「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」が11月23日に日本公開


そして、アリシア・ヴィカンダー主演のずっと気になってたSF「エクスマキナ」6月11日、日本公開決定

そちらも楽しみ




ロブスター/The Lobster

2016-03-23 10:18:48 | 劇場&試写★5

 

第68回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作。

カンヌ映画祭で評価された風変わりな映画、基本合わないわたし。(ハネケ作品は例外)

今回は設定に惹かれて観たけど、わたしはやっぱりいまいちだった。

 

カンヌ国際映画祭 ある視点部門グランプリ受賞の「籠の中の乙女」(09)で評価された、

ギリシャのヨルゴス・ランティモス監督が独特の世界観で描く、ファンタジードラマ。

 

「籠の中の乙女」も変わってておかしな映画で(ツウ好みと思わせたいような)

DVDリリース直後にすぐ観たけど、結局レビューも書かずじまい。

 

今回はハリウッドデビュー作となるため

キャストは主役級のメジャー俳優揃えてて、内容地味なのに豪華。

 

“独身者”は、身柄を確保されホテルに送られる。そこで45日以内にパートナーを見つけなければ、

予め自ら選んだ動物に変えられ、森に放たれる。

 

 

 

すっごい中年太りで、妻を亡くした悲しみをたたえるフツウの男デヴィッドを演じたのはコリン・ファレル。

兄は既に犬に変えられている。

自分がダメだった場合、タイトルでもある「ロブスター」になりたいと答えるデヴィッド。

性の能力が永久にあるし、なにしろ寿命がなく永遠に生きられるということかららしい。

へぇ~。

わたしなら永遠の命はいらないな。

何がいいだろう。

と思わず誰もが考えちゃうね。

 

 

レイチェル・ワイズ 

こちらは森の中にいる人。

一見地味なこの人 今や、ダニエル・クレイグの妻だものな~。

 

独り身になったデヴィッドもホテルに送られ、パートナーを探すことになる。しかしそこには狂気の日常が潜んでいた。

 

 

同じ独身強制ホテルで婚活大作戦に参加中の仲間に

「滑舌の悪い男」であるジョン・Cライリーと「足の悪い男」ベン・ウィショー。

ジョンCはふつーのオッサン感満載でいいな♪

ベン・ウィショーは自己紹介の際に、足の悪いのをアピール。

カップルになる時に、どこか共通点が必要というルールがある。

鼻血がしょっちょう出る女の子に目星をつけ、自分で鼻血を演出するというのは面白い。

 

もう一つルールがあって、

ホテルという名の強制施設に確保された独身者たちは、逃亡して森に暮らす独身者たちを麻酔銃で撃ち確保すれば、

1人につき1日の猶予が動物に変えられてしまう期限に対して付与される。

だから森へ出かけて行っては狩りをするのも日課。

 

めでたくカップルになると、皆の前で表彰?され、次の段階(ホテルの部屋がひとつになる)に進むことが出来るが、

期限内に見つからなければ、あっけなく動物に。

 

鼻血の女の子はベン・ウィショーとカップルになるけど、その親友の子が

ブロンドの美人ですぐ出来そうなのにアウトになり、動物に変えられる直前の親友との交流

手紙を読んでもらうシーンがいちばん面白かった。

 

 

様々な特徴の女たちを一応物色してみてから

「感情を持たない女」に狙いを決め、しばらく一緒にいるが

この女が、またかなり風変わりでめちゃくちゃ面倒なタイプで

(気になる方は映画本編をどうぞ。)

デヴィッドの兄である犬を、、、、、!

 

 

そのうちデヴィッドは“独身者” が暮らす森へと逃げ出す。

そこで彼は「近眼の女」と恋に落ちるが、それはここでの「独身者たちの」ルールに反することだった―。

 

その森でのルールを決め、リーダーとなって仕切ってるのが

レア・セドゥ。

目の下にクマ作ってる感じで、リーダー、ハマってます。

 

 

5/10(52点)

 

 

前作同様にこれはかなり好みに分かれるね。

ブラックコメディであるっていう意識で挑んだから、あまりに笑えないのと

独身者は動物に変えられる。というので、その変わるシーンが観られるかと思いきや

そういう話しではないから あれ。って思ってしまう。

もうちょっと哲学的というか、やってることはふざけた感じなんだけど

実は現在の人間社会における自身の存在、アイデンティティや交流に関してを問いかける。

という暗いテーマを内包していたりして。

わたしは単純に面白いものを画としてみせられる、または展開する。というのを期待していたので

全然違う感じだったということで、つまらなく感じちゃった。

 

わたしだったら何になりたいかなぁ。

いや、やっぱりニンゲン以外は遠慮しとく。

この世界だったら、やっぱり森に逃げるでしょうね。

そしてルールには従わない。 だって、人間だから本能には逆らえないでしょう。

誰にもどうにもできないもの。

 

 

尚、監督としてはこういうことを言いたいようで。

 

「この映画のアイデアはある議論から生まれた。常に人間関係の中にいなければならないとしたら、人はどう感じるか。人間関係を作れない人を他の人はどんな ふうに見るか。誰かと一緒にいることができなければ落第者と見なされるのか。誰かと一緒にいるために費やされる期間。恐れ。パートナーになろうとするとついてくる、そのようなありとあらゆることについて話し合った」

-ヨルゴス・ランティモス

 

 

ふうん、、、、。

 

という感じでした~。

 

気になる方はぜひ。

でも、DVDでもいいかな。

 

 映画『ロブスター』予告編

 

 公式サイト 

THE LOBSTER           2015年     アイルランド/イギリス/ギリシャ/フランス/オランダ/アメリカ

3月5日より、公開中~

 

 

カンヌにて。

 

ベン・ウィショー、最近ものすごい活躍っぷり。

 

 

ジョンC可愛い♡    笑

 


幸せをつかむ歌/Ricki and The Flash

2016-03-16 23:43:01 | 劇場&試写★6以上

 

メリル・ストリープがロックミュージシャンに

と聞いてずっと楽しみだった本作

監督は「羊たちの沈黙」「フィラデルフィア」(どっちも古いけど名作だよね)

近年だと、アン・ハサウェイの「レイチェルの結婚」(2009年日本公開)のジョナサン・デミ。

 

メリル大好きなので、今回もハズせません♡

そして、脚本は「JUNO/ジュノ」「ヤングアダルト」どっちものディアブロ・コディ。

なので、きっちり手堅く描かれる、バラバラになった家族の再生物語。

 

 

夢を追って家族を捨てた売れないミュージシャンのリッキーに、メリル・ストリープ。

これまでも数々の作品で歌声を披露し、元々歌唱力はお墨付きだけど、今回はきっちりとギターの特訓を受けて挑んだメリル。

革の黒のぱつんぱつんのパンツにライダース、アイライン濃いめでなかなかサマになってるんだけど、

ロッカーってこんなにぽっちゃりしてないけどね??(皆動くし食べないから細っそいし)

でも超売れっ子ミュージシャンではなく、スーパーでのバイト掛け持ち、破産するほど売れてない役だから

まぁ、多少太めでもアリか  笑。

このザ・フラッシュという架空のバンドメンバーが実はほんとのミュージシャン起用で原題にもなってる。

 

名ギタリスト、リック・スプリングフィールドがメリルのBFで同じバンドのギタリスト、グレッグを演じる。

 

すごいいい人役だったけど実際もなかなか渋いイケメン風。

 

ベーシストには、リック・ローザス。

なんとこの後、亡くなってしまい(死因は公表されてない)本作の最後は リックに捧げる、、、とクレジットされている。

 

ところで、メリルのロッカー姿と歌の他にこの映画の見どころの一つでもあるのが

実の母娘競演。

メリルと彫刻家の夫との娘(長女で女優)メイミー・ガマーがまた巧いの!

この子、ジョニーさんの妻アンバー・ハードの主演でジョン・カーペンター監督の

ザ・ウォード 監禁病棟」にも出てて注目してたんだけど、今回も素晴らしかった。

離婚のショックで自殺未遂後の脱力感、のっけからノーメイクで死人みたいな顔で登場。

 でもちゃんとメイクするときちんとそれなりで、目は近くメリルより細いけど、全体的に似てる。

ワシっ鼻っぽいとこもそっくり。演技派なのは母親譲り。血は争えない。

 

ケビン・クラインが元夫役。こちらも真面目な父親役ぴったり。

ワンちゃんが可愛くて♡

 

他の兄弟役たち。

 

ピッチパーフェクト」シリーズのベン・プラットもバーテンでちょこっと出演。

 

 

ミュージシャンでの成功を夢みて3人の子どもと夫を捨てたリッキー。今は売れないバンド“リッキー&ザ・フラッシュ”のギター兼ボーカルとして、小さなライブハウスのステージに立つ日々。そんなある日、元夫ピートから娘のジュリーが離婚して実家に戻ってきて以来、憔悴したままだと連絡を受ける。なんとか飛行機代を工面し、ジュリーの元に駆けつけたリッキー。しかし20年ぶりの再会にも、ジュリーは自分を捨てた母を許すことができない。そんな中、ピートから連絡を受けた2人の息子たちも戻ってきて、久々に家族が全員顔を揃えるのだったが…。

 

 

離れていても、疎遠にしていても血のつながりは強い。

愛と素敵な音楽があれば、どんなときだって強くなれる

 

 

6/10(68点)

 

 

想像通りふつうによかった。

母娘ものってぐっときちゃうんだけど、メリルの本当の母娘で演じたからリアル。

ただ、母と娘の話に集中してくれたらもっと良かった。

他の兄弟も出て来て、兄貴の結婚というのをラストのメインの見せ場に持って来てるから

兄二人の話はそんなに出てこず、家族でレストランでディナーする時とパーティのシーンで

出て来ただけだけど、話が分散されちゃった感じも。

 

昔子供の頃、自分たちを捨てた母親は、今でも好き勝手に遠く離れたところで

夢を追い続けていた。娘は、自分の結婚式にも来なかった勝手な母親を許せずにいたけれど、

離婚するとなったら飛んできた母親をやっぱりすぐには受け入れられない。

最初は罵倒するも、けっこうあっさりと受け入れて、すぐに母親のおかげで

着っぱなしだったTシャツとパジャマを脱いで、洗ってなかった髪も綺麗にしてもらいに母親と外出。

 

三人で夜中にハッパをやり昔の家族写真を見つけて懐かしむ。

 

そして、母親の作った歌に安堵を覚えて少しづつ心が癒される。

このシーン素敵だった。 じーん

メリルの歌、クラブで歌ってる時はハスキー系でのどやられてるみたいな感じがリアルに出てるけど

このシーンではいつもの綺麗な優しい声で歌う。

 

元旦那と新しい恋人をレストランで偶然見かけた時に、二人揃って直接文句を言いにいくところが

やっぱり娘思いの両親。

 

結婚する息子もすぐには母親には結婚も伝えてなかったり、

 

育ての親でもある、後妻との口論があったり

 

その辺、丁寧に描いてるところがやっぱりあとあとジーンとくる。

ラストの結婚式でのスピーチで歌を歌い、最初しらけてるも段々皆がノリノリになってくる。

っていうのはお決まりパターンでかなり読めちゃう展開だったけどね

 

メリルが歌うシーンはオープニングから。

トータルで弾き語り入れて7曲くらいは歌ってたんじゃないかな?

昔のロックのカバーばっかりだったけど。笑  

個人的にはストーンズの曲とか、お祝いに選んだのがブルーススプリングスティーンで嬉しい。

 

同じバンドのBFも自由を選んだために父親として、認められなくも頑張ってる。

「娘の大変な時にすぐに駆けつける君はいい母親だよ」そういって応援してくれる。

そんな彼がいるのはお金がなくても心強い。

 

傷ついた過去があっても、優しい愛がいっぱい。幸せな気持ちになれる作品でした~

 

気になる方はぜひ劇場で

 

映画『幸せをつかむ歌』本編映像

 

 公式サイト

Ricki and The Flash       2015年    アメリカ     101min

3月5日より、公開中~

 

『幸せをつかむ歌』予告編

 

 

NYプレミアにて

 また共演みたいな。

 

 

 

 ボクもよろ。

 

 

 

 

 


ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー/THE NIGHT BEFORE

2016-03-13 23:43:13 | 劇場&試写★6以上

 

 

「50/50 フィフティフィフティ」(←レビュー消えたウォームボディーズ」の

ジョナサン・レヴィン監督×ジョセフ・ゴードン=レヴィット×セス・ローゲン再結集のコメディ

 

+アンソニー・マッキー

 

 

イーサン、アイザック、クリスの3人は強い絆で結ばれた幼なじみの悪友トリオ。

ちゃんと昔のシーンではダサいヘア。

 

今や、一人はアスリートになり有名セレブ。セス演じるアイザックはパパになる。

ジョセフ演じるイーサンは、彼女とも別れ独り身の寂しさかみしめる。

 

三人は、噂に聞くニューヨークでの憧れのすごいパーティに出る事を夢見て毎年探してた。

 

あるとき、バイト先で預かった客のコートから、そのチケットを見つけたイーサンはすかさずネコババする。

 

セスはコメディでのいつも通りのキャラで

またコカインとかマッシュルームとかでイっちゃう。 

それも、妻からクリスマスプレゼントにもらった色んな種類のドラッグ詰め合わせ  笑

この妻もなかなか良かった✨

 

セスお得意の、幻覚シーンは爆笑。 誰に話かけてんだょ!

 

 

謎の男に、マイケル・シャノンが

 

ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日を監督した

セス・ローゲン&エヴァン・ゴールドバーグが製作コンビ

 

これ、まさかと思ったけど、もろクリスマス映画でした

出来ればクリスマスに上映間に合わせてもらいたかったね~。

 

今回もカメオ出演が何人か。

日本では依然として劇場公開なし,DVDすら出てない幻の、北朝鮮のアノ人暗殺コメディ「ザ・インタビュー

(わたしは運良くノルウェーで去年鑑賞)で、金正恩を演じたアノ人も。(この映画もセスとエヴァンの監督コンビ)

 

とくれば!!

ときっとアノ人でしょう!と思ってたら、、、、

Jさん、期待通り出てきましたよ


 

フフフ。

 

あと、この方。

マイリー・サイラス。

初めて歌まともに聴いたけどうまいのね、 笑。

この二人、ミッキーマウスクラブ繋がりか。

 

 

6/10(68点)

 

 

ちょこちょこ笑えたし、お決まりのセスの笑いで良かったけど

最後の3人でのクリスマスの思い出づくりの為に、悪友トリオが大ハッスル

っていうのは楽しいけど、ほんとにそれだけ。

もうちょっとめちゃくちゃ笑える見せ場とか、盛り上がりが欲しいかな~という感じ。

90年代のニューヨークが舞台のコメディのオマージュみたいなとこあったけど、

とりわけホームアローンなシーンは3回ほど。

 

「ビック」再現とか。今はなき、おもちゃ屋さんのシュワルツで。

 

マイケル・シャノン演じたキャラも、謎めいてるんだけどだいたい想像した通りの存在で。

どんだけセス好きなん?っていうジェームズのキャラ設定も今回も良かったけど

カメオだけあってちょこっとだけの登場なのが残念。

もっと観たかったな。

 

でも、舞台がクリスマスのニューヨークということもあるし、

マンハッタンの有名な場所だけじゃなく、ブルックリンなども出て来たのがフツウっぽくて良かったな。

地下鉄のホームや階段のとこなんかも、いかにもロケした風じゃなくてリアルな感じだったし。

 

ジョセフ演じたイーサンは、振られた元カノに突然のプロポーズ。

うまくいくかと思いきや、、、、

 

って恋も絡め。

まさに気分はクリスマス

DVDがもうすぐ出るので気になる方は寒いうち?!に~

 

三人が歌い踊り出すシーン、お気に入り♡

 

10数年前、両親を亡くし天涯孤独となったイーサンを励まそうと、クリスマス・イヴは毎年3人で一緒に過ごしてきた。しかし今やクリスはアメフトのスター選手 で、アイザックももうすぐ父親に。ついに3人で過ごすクリスマス・イヴは今年が最後になろうとしていた。そこで3人は、最高の思い出をつくろうと、ニュー ヨークで一番のクリスマス・パーティに繰り出すのだったが…。

 

 

 

公式サイト

THE NIGHT BEFORE    2015年   アメリカ    101min

『ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー』 2.27~3.11まで新宿シネマカリテにて限定公開!

 

 

いつDVDになるかわからないからムリに劇場行ったけど、

限定公開終わった途端にDVD予定出た~ ずるい

ま、劇場で観れてよかったけど。

 

 

 

 

L.Aプレミアにて

怖っ!

 

ジェームズ・マースデンとのJコンビ。

またセスとよろしく!

 

セスは愛妻と。

 

 

マイケルシャノン、服

いや~こりゃ憎めない人だね いつも悪役だけどこれみたら嫌いになんてなれないでしょ。

 

 

 

ちなみに、ジョセフ演じたイーサンが用意したこの三人のダサニット、ほんとに売ってます ココ

次のクリスマスにいかが? 笑

 

女性用もちゃんとアリ

 

 


マネー・ショート 華麗なる大逆転/THE BIG SHORT

2016-03-09 11:43:54 | 劇場&試写★6以上

 

 

 

「マネーボール」の原作者マイケル・ルイスのベストセラー『世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち』を

ウィル・フェレルの「俺たち」シリーズのアダム・マッケイ監督で映画化

 

この監督の映画好き

「俺たちニュースキャスター」「タラテガナイト」「俺たちステップブラザーズ」「アザーガイズ」など

殆どの監督作にウィル・フェレルが出てる。(今回出てなくて残念)

 

先に言っておくと、アメリカの金融や住宅や、株に関しての知識など殆ど持たないわたしなので、

観る前に軽く調べてお勉強した上で観ました(読んで基本を頭に入れた程度)

その方がぜったいに楽しめるはず

 

真面目な実話ベースの社会派金融ドラマだけど、このコメディお得意の監督なので

当時の写真、音楽、映像、時代を表わす映画などをサブリミナル的に取り込んで、

小難しい説明も、入浴中のセクシー女優、マーゴット・ロビーや有名シェフ、

カジノで賭けをするセレーナ・ゴメスなどを使って説明させるために登場させるなど、

予期しない方法で楽しく魅せるので飽きずに楽しめる

 

 

キャストは全て実在の人物で、クリスチャン・ベイル演じるマイケル・バーリは

目の付け所が早いトレーダー。

以降の写真、左が実在の本人だけど似てるかどうかは関係ない。

 片目は義眼、目の焦点がずれた感じを巧く演じてる。

オフィスでヘビメタをガンガンかけながら返済見込みのない住宅ローンの膨大な資料を分析する。

巷で大量に販売されている住宅ローンの今後の大暴落を予想し、

暴落した場合、巨額の保険金を手にするCDSというものを結ぶ。

 

ナレーションも務めるのはライアン・ゴズリング♡

ジャレッド・ベネットは銀行家。そのマイケルの動きを知り、「空売り」にいち早く賛同。

言葉も巧みに、住宅市場の崩壊を説明しCDSの購入をマークたちに勧める。

 

 

ヘッジファンドマネージャーであるマークを演じるのはスティーヴ・カレル。

最近はコメディから抜け出してその実力を評価されてる。

とても過去に「40歳の童貞男」の主演したとは思えない。笑(アレ観たの、ちょうど10年前か~)

欲まみれの金融業界に嫌気がさしながら怒りと悲しみを抱く熱い男。

常に悲しんでるか怒ってる 笑。

その暖かく見守る妻に、マリサ・トメイ。

ほんと男を優しく見守ってるような女神みたいな役多いよね、それか、脱ぐ役。 笑

出演シーンはココ↑と、ココ→のみ。

 

 

あ、書いてて気づいたけどライアンとスティーヴ・カレルとマリサ・トメイの三人て、「ラブ・アゲインのメンツだ

話は戻り、このマークは仲間と共に、本当にジャレッドが勧めるCDSが買いなのか、

見極めるために、色々な関係者に会ったり調査するなどして

住宅ローンの異常な実態、格付け会社の裏を知り自分の儲けのためというよりは

汚れたウォール街の革命のため、真実を突き止めようと躍起になる。

もちろん騙されたくはないので、そこは皆慎重。

 

宣伝では、4人のトレーダーが。ということで クリスチャン・ベイル、ライアン、カレル、ブラピがメインのようになってるけど

実はこの二人組がブラピに相談している形。

(右)ジョン・マガロもなかなかイイ。

 

そして、製作も務めるブラピ(本作、ブラピの製作会社、プランBが手がける)

このウォール街の状況を一歩引いた立ち位置で冷静に分析するベン。

伝説の銀行家で、今は自家栽培でオーガニック野菜を作るエコ派。

 

 

他に、カレン・ギラン など。

 

 

リーマンショックとか、サブプライムローンと聞いてすぐにわかる人は多分楽しめるだろうし、

それらを知らない、アメリカの金融について詳しくない、

という人(わたしも)は少しだけそれを調べてから観る事をおすすめ。

分かりやすく説明してくれるだけに出てくるセレブ  が登場するけど基本は押さえておきたい

 

劇中よく出てくる、原題にもなってる「ショート」という言葉。

金融取引の「買い」「売り」がある中で、

投資の世界でそれぞれを「ロング」、「ショート」という。

例) ある企業の株が下がると予想→投資家は証券会社から株を借りて売却、株が下がったら買い戻して利益を得る。

 

これを、株の空売り=ショートと呼ぶ。

 

そして、本作では、住宅市場の大暴落を予測し、

それが現実になると莫大な利益の出るクレジットデフォルトスワップ(CDS)という保険に巨額資金を投入。

世紀の空売りの大勝負に出た。というもの。

 

 

7/10(73点) (個人的にはおすすめ)

 

 

映画ファンでなくても知名度あるブラピほかの豪華?キャストだからって、デートムービーにすると退屈になっちゃうかも。

大バクチに出た4人(宣伝で言われてるうちの一人であるブラピはアドバイスするだけ)正確には

メインの3人と2人組。の一発逆転金融ゲーム的なエンタメというより、

実話ベースなので、上にも少し書いた通り、実際に破綻するまでの背景を 過去の映像、音楽や有名人などを

盛り込みながら見せてくるのでお勉強映画として楽しむタイプ。

わたしは普段アメリカ経済も金融も住宅に関する事も感心もとくに持たずにいたけど、

実際にあったこの大不況の引き金となった、リーマンショックによって世界経済には多大な影響を及ぼし

日本にももちろん不況という名の事態に陥った歴史として知るべきだと思うし、

それを簡単にではあるけどこの映画によっても知る事が出来るという意味でも興味深く楽しみながら観る事が出来た。

他国の出来事ではなく、全て繋がってるんだよね。歴史は。

 

そんなことを思いながら、大事なことは自分の興味の矛先以外にも沢山あるから

映画が導入であってもいい、少しづつ知るのは大切だなぁって。

それをこの全員ハマりのキャストで、エンタメとして今みせてくれることに感謝

 

 

 

2005年。風変わりな金融トレーダーのマイケルは、格付けの高い不動産抵当証券に信用力が低いはずのサブプライム・ローンが組み込まれていることに気づき、破綻は時間の問題だと見抜く。だが、好景気に沸くウォール街で彼の予測に真剣に耳を傾ける者など一人もいなかった。そこでマイケルは、“クレジット・ デフォルト・スワップ(CDS)”という金融取引で、バブル崩壊の際に巨額の保険金が入る契約を投資銀行と結ぶ。同じ頃、若き銀行家ジャレッドやヘッジファンド・マネージャーのマーク、引退した伝説のベンもまた、バブル崩壊の足音を敏感に察知し、ウォール街を出し抜くべく行動を開始するが…。

 

 

 公式サイト

 THE BIG SHORT           2015年     アメリカ      130min

3月4日より公開中~

 

『マネー・ショート 華麗なる大逆転』予告編

 

 

プレミアにて

ライアン、マリサトメイしっかり抱いちゃって 笑

 

このブラピ渋い

 

 

 

 


3月公開☆新作映画リスト

2016-03-03 13:40:20 | 月別観たい映画リスト

 

 

 

早すぎる(もう毎度のセリフ)

こないだクリスマスだったのにあっという間に年明けて、もうすぐ桜咲いちゃうよ~

またまた末からはお花見の季節。

仕事でも一泊あったりでバタバタの今月もあっという間に過ぎ去りそう。

今月母がノルウェー行って、来月はいよいよyue家族が甥っ子、ルイをつれてやってくるのでこの春が待ち遠しい

 

それでは早速。

月初め恒例 3月公開、観たい&観た映画のチェックリスト

 

今月都内で公開されるなかから気になる10数本ピックアップ。
いつものように、タイトルクリックでレビューか公式サイトへリンク(ほぼ観たい順)
3月公開作品全てではなく、個人的に気になってる東京で上映予定の映画リスト



観た作品

 なし。



観たい&気になる作品

今月一番はコレ

 バットマンVSスーパーマン  ジャスティスの誕生       3/25~

大好きなバットマンにベンがというだけでも楽しみなのに、そのベンと、悪役のジェシーの競演がとにかく楽しみ

スーパーマンなんてわたしには実はどうでもいいオマケ。

しかし貞子と伽倻子にしてもそうだけど何でバットマンとスーパーマンが戦わなきゃいけないんだ 笑。

監督には「300」のザック・スナイダー。

他の共演にはエイミー・アダムス、ヘンリー・カヴィル、ローレンス・フィッシュバーンなど。

 

 

 

 マネーショート  華麗なる大逆転      3/4~

先日発表さてたアカデミー賞で、脚色賞受賞。

クリスチャン・ベイル、ブラピ、ライアン・ゴズリング、スティーブ・カレル。

「マネーボール」の原作者の「世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち」を映画化した社会派金融群像ドラマ。

小難しそうに思えるけど、監督があのウィルの「俺たち~」シリーズのアダム・マッケイなのでかなり期待!

サブプライム・ローンの破綻を引き金としたリーマンショックの舞台裏で繰り広げられた驚きの実話を基に、デタラメな錬金システムを編み出し、バブルに浮かれるウォール街を尻目に、いち早くその矛盾を見抜きバブルの崩壊に賭ける世紀の大バクチを打つ4人の戦いをスリリングに描く。

 

 

 

 

 ロブスター     3/5~

これもかなり楽しみ♪

カンヌ映画祭で審査員賞に輝いた異色のラブコメ。

とあるホテルに集められ、45日以内にパートナーを見つけなければ動物にすると言い渡された者たちを待ち受ける運命は

DVDで観たけど未レビューの「籠の中の乙女」が世界的に注目を集めたギリシャの奇才ヨルゴス・ランティモス監督作!

コリン・ファレル、レイチェル・ワイズ、ジョン・C・ライリー、ベン・ウィショー、レア・セドゥの豪華キャスト

 

 

 

 

 

幸せをつかむ歌      3/5~

メリルがロックスター

かつてロックスターになる夢を追って家族を捨てた女性が、離婚した娘との再会をきっかけに、 疎遠になっていた家族との絆を取り戻そうとする人間ドラマ。

監督は「羊たちの沈黙」などのジョナサン・デミ、脚本は「JUNO/ジュノ」のディアブ ロ・コディ。

主演はメリル・ストリープと実の娘、メイミー・ガマーとの初共演も楽しみ♪

 

 

 

 

 リリーのすべて        3/18~

本作で今年もまたアカデミー賞男優賞でノミネートとなった、エディ・レッドメイン主演作。

世界初の性別適合手術を受けたデンマーク人画家リリー・エルベと、その妻ゲルダとの愛を描い た伝記ドラマ。

監督は、アカデミー賞作品賞ほか受賞の「英国王のスピーチ」のトム・フーパー。

興味深いので必ず観る☆

 

 

 

 

オートマタ       3/5~

バンデラス主演のSFサスペンス。

人間に代わる労働力として人工知能搭載ロボットが使われている近未来を舞台に、ロボットたちの異変に気付いた男、、、。

監督は「シャッター ラビリンス」のガベ・イバニェス。

SF好きとしては気になる。

 

 

 

 

 

  マジカルガール     3/12~

サンセバスチャン国際映画祭作品賞と監督賞を受賞したしたドラマ。

白血病に侵されたまな娘の望みをかなえようとする父親の奔走が、思わぬ事態を引き起こす。

監督は、短編を中心に活躍してきた新鋭カルロス・ベルムト。

娘が「魔法少女ユキコ」の大ファンであるという設定で日本の音楽も取り入れててなんとなく風変わり。

気になる。

 

 

 

 

 インサイダーズ 内部者たち    3/11~

イ・ビョンホン主演。韓国で大ヒット。

財閥と政治家とマスコミの強大な癒着による権力争いに迫る社会派ドラマ。

策略家とその右腕と検事らの野望が複雑に絡み合う、世紀のバカしあい。

共演にペク・ユンシク、チョ・スンウ。






以下、たぶん観ない。




来月はオスカー関連の作品目白押し。

今月絶対観るつもりなのは5本、はまだ少ない方かな? 先月の取り残しは2作。タラのは今月もう1回観るつもり




ヘイトフル・エイト/THE HATEFUL EIGHT

2016-03-01 01:04:00 | 劇場&試写★6以上

 

 

やっときました今年のわたしの一番のお楽しみ、タランティーノ最新作

 

アカデミー賞にて、助演女優賞、作曲賞、撮影賞ノミネート

 

仕事帰りに夜中に終わる最終にて無事初日に鑑賞してきた

 

ハイ、今回も、期待裏ぎりません

 

 

舞台は南北戦争から約10年後、雪の降るワイオミング。

賞金稼ぎのジョン・ルースと女囚人のデイジー・ドメルグを乗せた馬車は、デイジーを処刑するためにレッドロックという町に向かっていた。

その道中、連邦軍兵士上がりの悪名高き賞金稼ぎのマーキス・ウォーレンと、

町の新しい保安官だと言う南軍の裏切り者のクリス・マニックスに出会い、馬車は4人を乗せて走り出す。

吹雪にあい、馬車は避難の為ミニーの店に向かいます。

ミニーの店に到着すると、女店主ミニーはいない。

留守番のボブとレッドロックの絞首刑執行人オズワルド・モブレー、

南軍将軍サンフォード・スミサーズ、カウボーイのジョー・ゲージの4人がいた。

吹雪が激しさを増す中、ロッジに集まった訳アリの8人の男女。

偶然集まったように見えた8人の過去がつながりはじめ、予想もできないようなことが起こりはじめる、、、!

 

キャスト

1. マーキス・ウォーレン  サミュエル・Lジャクソン

元騎兵隊の悪名高き賞金稼ぎ(バウンティハンター)

 

2.ジョン・ルース カート・ラッセル。

絞首刑にさせるのがお得意の賞金稼ぎ。

 

 

3.サンディ・スミザーズ  ブルース・ダーン。

南軍の元将軍。

 

 

4.クリス・マニックス  ウォルトン・ゴギンズ。

自称、レッドロックの新任保安官。

 

 

5.ボブ  デミアン・ビチル。

店番を頼まれたメキシコ人。

 

 

6.オズワルド・モブレー ティム・ロス。

絞首刑執行人。

 

 

7.ジョー・ゲージ   マイケル・マドセン。

母親とクリスマスを過ごす予定のカウボーイ。

 

 

8.デイジー・ドメルグ、別名「囚人」  ジェニファー・ジェイソンリー。

手錠をはめられた賞金首の女。

 

 

そして、、、、

「キルビル」でユマのスタントやってからタラ作品にはほぼ毎回顔出す、ゾーイ・ベルや

チャニング・テイタムも。(役柄は観てのお楽しみ♪ または、ネタバレありレビューの中で)


 

 

監督&脚本 タランティーノ。

キルビルに続いて、日本の種田陽平氏が美術監督を務めた。

 

 

またタラ好みの西部劇??って思いきや、西部風あまり感じないので

西部劇苦手な方もぜひどーぞ、の

タランティーノ初の、本格密室劇

 

 9/10(92点)

 

 

今年のN0.1 今のところ。

予告編で、ジェニファー・ジェイソン・リーが皆の前で紹介されて

絞首刑になるって言われて手を挙げながら舌をダラっと出すシーンでもう「これは期待できる♡」と確信した

ジェニファー・ジェイソン・リーはお得意の仏頂面で、紅一点だけど女として扱われない賞金首。

その女をかけて、まわりに居合わせた男たち。

生きたままでも死体でもいいから差し出せば、大金が手に入るというから

誰がソレを狙って、撃ち合い始めてもおかしくない状況。

 

降りしきる雪の中、馬車は走り抜ける。二人の賞金稼ぎと賞金首を乗せて。

はじめ20分ほど。タラお得意の、長い会話が続く続く。

ミニーの紳士用品店に着いた時に、残りの濃いメンバーたちが待ち受けている。

身元の知れないヤツと1日こもるのは安心できねぇということで、

銃を回収しながら、自己紹介を一人一人にさせるサミュエル。(←おまえ何様だ)

観客は、少しづつ明らかになるメンバーの素性を知っていく楽しさ。

 

今日、オスカー受賞した タラが大好きなエンリオ・モリコーネの曲がまた、いいね~。

欠かさずタラ映画のサントラは映画観る前に購入してるんだけど今回も前日購入。

素晴らしい楽曲たちが映画をまた盛り上げてくれる。

 

コーヒーがまずいというので入れ直すヤツがいたり、

同じ戦場にいた二人の雰囲気が険悪になり、一つの過去の話を語りだすヤツがいたり。

そのシーンで一人淡々と、きよしこの夜をピアノで弾いてるヤツがいたり。

皆で暖をとりながら、シチューを飲んだり。(例になく、タラ映画の食べ物、飲み物はめちゃくちゃ美味しそうなのだこれがまた)

入れ直されたコーヒーに誰かが毒を入れ、それを口にしたヤツが死に。

 

嘘つきは誰だ

それとも、全員が嘘をついてるのか?

 

毒入りコーヒー事件後、サミュエルの予測とともに犯人が絞られて行く

目的は女の首(賞金)狙いかはたまた。

 

ジェイソンリー演じるデイジーがアコギの弾き語りをするシーンも良かった。

もうすぐ死ぬかもしれない身なのにやってることがいちいち余裕あるし、

キモ座ってて、おちゃめ。そして悪態つくから殴られたりしてどんどん血だらけになってくる。

この人には生きててもらわなきゃと思わせちゃう。

ジェニファー、いい仕事しました☆助演女優賞逃して残念だけどノミニーだけでも素晴らしい快挙。

 

毒入りコーヒー飲んで、どばどば血を吐き出すのがいかにもタラの演出。笑っちゃった。

顔ごと吹き飛ばしたり。おもちゃっぽく遊びでグロいのもタラの得意分野。

 

最初にやったシーンをまた違う角度から。

今度は先にミニーの紳士用品店に着いてたメンバーの様子から始まるところでもう

かなりワクワク♪

コレとコレがグルだったとか 

読めない展開が待ち受けていて、少しづつ明らかになっていく真実とその目的

 

下から弾飛んで来たときは、出た~!って感じ。

チャニングでてくることは、最初のタイトルロールに出てたし公開決まったときに知って、

えっ?と思ったけどその後8人のメンバーの中に含まれてなかったから

最終的にダメになったんだろうと思ってたから、登場したときの嬉しさったら。

あとタラお気に入りのおなじみ、ゾーイ・ベルが出て来たのも嬉しい♡

 

疲れもあったけど、全く眠くもならずに引込まれた168分間

いつものように会話が長い けど無駄はない。

 

今回面白かったアイテムは、リンカーンの手紙

リンカーン大統領は実際に多くの国民に宛て、手紙を送っていたそうで。

サミュエルが、その手紙を持ち歩いていたある理由が劇中で明かされるんだけどその理由がまた、

黒人ゆえのもので、それが現代アメリカ社会の状況を反映するものとも言えて面白い。

 

「The Hateful Eight」のタイトルは

日本映画好きタラが「荒野の七人」”The Magnificent Seven”を意識したものとなっていて、

タランティーノ映画の第8作目にもひっかけてます。

ヘイトフルって嫌われって意味もあるけど、「悪党8人」みたいな感じね。

 

ちなみにタラが、ヘイトフル・エイトを観る前に観てくれ!と自ら言ってる映画は

『遊星からの物体X』『ワイルドバンチ』『オリエント急行殺人事件』『太陽の中の対決』『カーツーム』

 知らずに観るもよし、全部それらをチェックしてから観るもよし

 

遊星からの物体X(←面白いのでおすすめ)チックな感じは確かにあった。

あとタラのデビュー作、「レザボアドッグス」が過去のタラ作品だと一番近いかな?

 

語りだすと止まらないタラ映画。 笑

とにかく、タランティーノ作品は観るほどに味が出るスルメのような映画なので

本作もまだ何度も観ていきたいな~。とりあえず近々また映画館いこ♪

次回も面白い映画、頼むよタラちゃん(ずいぶんオデコ広くなったな)

そういえば、本作では本人出てこなかったな?ナレーションだけかな。

 

映画『ヘイトフル・エイト』最新予告映像

 

あ、それと大好きなティム・ロスは今回ほんとヴァルツさんみたいな感じで

言い回しや雰囲気もそっくりで映画詳しくない人が観たらまた間違えられそう。

(左 ヴァルツさん、右 ティム)

双生児役か兄弟かなんかの役設定で次回お願いしますほんとに。

 

あと言いたい事としては、日本のポスターがダサすぎ。

これに決定した配給、GAGAのセンス疑うわ。(トップの画像)

 

 

海外版ポスター、適当に数枚載せときます♡

コレ、うける~ 

公式サイト 

 THE HATEFUL EIGHT      2015年     アメリカ     168min

2月27日より、公開中~

 

 

プレミアにて。

 

 


 

楽しそ

 

こちらはコミコンにて。