我想一個人映画美的blog

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ノイズ /noise

2022-02-03 21:53:30 | 劇場&試写★6以上

 

藤原竜也さん✖️松山ケンイチさん✖️神木隆之介さん共演サスペンス。

弟、片岡翔の脚本作。早速土曜日観てきました〜。

監督は廣木隆一さん。翔と脚本監督で組むのは「きいろいゾウ」「夏美のホタル」に続く3作目。

原作は、海外でも多くの賞を獲得している、筒井哲也さんのサスペンス漫画ですが

脚本は原作とは内容を主に後半に向け変えてあるとのこと。

(最終的には監督の判断により、演出など含めて原作とは違ってます)

ネタバレ感想は下の方で。注意書きあり

 

キャストは「デスノート」以来の共演と言われている

いずみ農園で黒いちぢくを栽培する島の救世主、泉圭太に藤原竜也。

猟師の田辺純に松山ケンイチ

新米駐在員として久々に島に戻ってきた守谷真一郎に神木隆之介

3人は幼馴染み。

ある日、とんでもない男が島にやってきて。

はずみで殺してしまったからさー大変

「こんな島まで誰も探しに来ない」

3人は島の未来と大切な家族の未来を守るため、殺人の隠蔽を決意する。

が、そんな3人の思惑に反して、小御坂の足取りを追って警察が押し寄せてくる。実は小御坂は元受刑者だった。

警察の執拗な捜査が進むうちに島の平和な日常が崩れていき、雪だるま式に第2・第3の死体が増えていく。

 

町ぐるみで皆、顔見知りのような孤島の島が舞台で

「地方創生推進特別交付金」で国から5億貰えるという話が絡んでくるところも前半のポイント。

 

お金が絡むと人は本性というか、人間性が出たり、ろくなことにならないようになるよね

だからわたしは人にお金借りないし貸さない 金の切れ目が縁の切れ目(笑)

いやまぁそんな「お金」の話ではないけど。

 

絶海の孤島に突然現れた不気味な男。誰も名を知らないその男に家族を狙われた泉圭太は、親友の田辺純、新米警察官の守屋真一郎と共に、誤ってその男を殺してしまう。
それは、圭太が生産した”黒イチジク”が人気となり、国からの交付金5億円が内定、過疎に苦しむ島に明るい未来が見えた矢先のことだった。

 

 

渡辺大知さん、「ギャングース」や「全裸監督」とか色々観てるけどうまいよねぇ。

憎らしさ極まりない。

 

永瀬正敏さん渋い一匹狼的警察。

 

黒木華さんはただの妻役にはもったいない感じはする。

 

余さん、自分勝手な町長ハマってる。

ボケた爺ちゃん役の柄本さんとのシーンはコメディで笑える。

 

  • 愛知県警の刑事・青木千尋:伊藤歩
  • 圭太と加奈の娘・泉恵里奈:飯島梨央
  • 凶悪犯・小御坂睦雄:渡辺大知
  • 猪狩島の住人で庄吉の息子・横田昭一:酒向芳
  • 猪狩島町長の部下・野毛二郎:迫田孝也
  • 真一郎の母・守屋仁美:鶴田真由
  • 地方創生委員・酒井義昭:波岡一喜
  • 真一郎の先輩・岡崎正:寺島進
  • 猪狩島町長・庄司華江:余貴美子
  • 昭一の父・横田庄吉:柄本明

 

7/10

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ノイズ 2022年1月28日(金)より公開中〜

 ノイズ 公式HP

 

ネタバレあり感想

これから観る方は読まないで、または自己判断でお願いします

原作コミックは未見だけど、解説文は読んでます。舞台は村から島へとかちょこちょこ違う。

原作を変えた脚本なのだから賛否あるのは当たり前。

わたしは普通に引き込まれたし、面白かった〜

雪だるま式に悪い方に転がって罪が大きくなっていく本作。

人口の少ない小さな島というコミュニティならではの、団結力とか保護精神みたいなものや

排他的な社会というか、実は抱えてた個々の思い、などが徐々に見えてくる怖さ。

良かれと思ってしたことが裏目に出ていって歯車が狂い、全て悪い方に進んでいくという。

 

どんでん返とかウリ文句とか宣伝にしすぎて観てる方はあてにいっちゃうからね。

途中でヒントになる映像があったりするから最終的に、殺した犯人をリークしたのは誰だ。

となった時にわかってしまいがちになるのだけど、

それよりも。原作にはないらしい神木くん演じた真一郎が、

素直で正直な故にとうとう嘘をついているのが苦しくて突き通せず

自分で罪を被って自害するシーンは、丁寧にビニールシートを部屋全部と

母親からもらったお花にもかけて血で汚れないようにして

という準備含め、母親にプレゼントする約束を守れなかったことへの謝罪とともに

彼の性格も顕れてて鶴田真由さんが号泣のシーンは泣けた、、、、

 

愛する妻と娘という家族を持ち、島の皆からも期待されている男を

いつも横で見ながら育っていた純。恨みがいつの間にか募っていって。

ちょっとしたキッカケから、友情も崩れていくものなんだね。

やっぱりマツケンの目がいいよねー、そうなるかーというのもわかるけど

ラストはうーん、一緒に観た4人中わたしだけが銃声を2度聞いたので

2回目のその音を聞いたかのように、娘の紙芝居を暗唱していた拘置所の圭太が

涙しながら一瞬窓を見ていたのは、純が2度目の音で自殺したからかなと思えたんだけど

猟銃では簡単に自分を殺せないかな??

ちょっと考えさせられるラストシーンだったな〜。

 

そんなこんなで「デスノート」以来の藤原竜也&松ケンの共演、楽しめました。

黒木華が何かありそうだと思った読みはハズレました 笑。

ドライフルーツでもいちぢく大好きなので早速買ってきちゃった。

 

舞台挨拶にて。