マイペースで行こう

東村山市内のキリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、18年目に入りました。

バランスが大切

2009-11-03 15:02:19 | 教会の風景
11月に入りました。
先月の礼拝説教のあらすじをアップします。

イスラエルの民が共同体として平和と秩序を保つための基準として与えられた規定。
殺人事件や傷害事件の扱い。
加害者の処罰は「必ず殺されなければならない」(21:12,14,15,16,17)という厳粛な命令(もちろん不慮の事故に関しては免責の規定もあるが)。
罪の重さをあいまいにはしない神の「公正」なるご性質。
罪に対する処罰の原則は、「目には目。歯には歯。手には手。足には足。」(24)というもの。
ただし、イスラエルのその後の歴史では真意が曲解されてしまったようだ。
被害者側の報復の権利を主張する根拠として考えられたようだ。
主イエスの山上の説教(マタイ5:38-)ではこの規定を引き合いに出して、むしろ復讐心からの積極的な解放を教えている。
そのことからすると、本来はこの規定に加害者側の家族や財産を不当な報復から守る歯止めの一面もあったと考えられる。
これらの規定は底なしの報復の連鎖を防ぎ、民に対する神の慈しみとも調和する。

続く盗難事件に関する規定でも、神の「公正(2)」が表されている。
「償わなければならない」(22:1,3,4,5,6,7,9,12,14)と被害者への相応の補償を命じている。
神は、このようにして民の間に起こりうる諸問題への適切な対処のための基準を授けられた。

続く諸規定の中には、カナンの異教的習慣との対決(22:18-20)、共同体の中の社会的弱者の保護(22:21-27)、神との関係(22:29-31)、コミュニティにおける正義(23:1-9)などが定められている。
公正なる神は、民の中の弱い立場にある者の「叫びを聞かれる神」であり、情け深い方でもある。
神は不当な扱いにうめく者の叫びを聞き入れ、正しく裁きを下すことを示している。
教会という神の共同体に属する私たちの互いの間にも、ふさわしい公正と憐みが保たれるように求めていくべきであろう。

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多摩湖

2009-11-03 14:40:49 | ちょっと息抜き
少々寒さはありますが、気持ちの良い天気です。
妻と二人で多摩湖へ散歩してきました。
散歩やジョギング、サイクリングを楽しむ人がたくさんいました。


多摩湖の堤防です。
この上に遊歩道があります。

今日は空気も澄んでいて、富士山も見えました。
写真だと分かりにくいかもしれませんが
写真の中央辺りです。

この前の夕暮れの景色も良かったですが、今日の景色もまた良かったです

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