マイペースで行こう

東村山市内のキリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、18年目に入りました。

「しばらく」と「永遠」

2016-09-24 01:56:37 | 神学校・講座
前期の期末を迎えています。
来週は授業での発表や課題提出、試験も控えています。
これまで学んできたことを整理したり、文章にまとめたりという作業が続きます。

時間や体力という条件もあるので、工夫や踏ん張りも必要なところです。
大変なことですが、じっくり学ぶことでいろいろな気付きも与えられて理解も深まります。


ところで、今期の新約釈義の授業では、ペテロの手紙第一を読んできました。
一世紀、小アジヤの地方の苦難の中にあるキリスト者たちに書き送られた手紙です。
今度の発表のためにレポートを準備しながら、聖書のことばに励まされています。

「あらゆる恵みに満ちた神、すなわち、あなたがたをキリストにあってその永遠の栄光の中に招き入れてくださった神ご自身が、あなたがたをしばらくの苦しみのあとで完全にし、堅く立たせ、強くし、不動の者としてくださいます。」
ペテロの手紙 第一 5:10

「しばらく」と「永遠」という対比を意識して、思い巡らしていました。


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行き着くところ

2016-09-19 23:59:34 | 教会の風景
昨日は、K先生をお迎えしての礼拝でした。
私たちの小さな群れのことも覚えて、訪ねてくださっています。

昨日は、コリント人への手紙第二から『パウロの肉体のとげ〜願望と祈りの違い』と題してお話しくださいました。
主のみことばに、改めて教えられ、励まされました。

(2コリント12:8~10)
「このことについては、これを私から去らせてくださるようにと、三度も主に願いました。しかし、主は、『わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現れるからである』と言われたのです。ですから、私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう。ですから、私は、キリストのために、弱さ、侮辱、苦痛、迫害、困難に甘んじています。なぜなら、私が弱いときにこそ、私は強いからです。」

このところ、信仰者の経験する苦難ということを考えさせられているところでしたので、私自身の中でつながって腑に落ちていくような感覚でした。
主のみこころがなるようにとの祈りの心を大切にしていたいものです。



こちらは、Kさんが持ってきてくださったお花。

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知られている

2016-09-08 00:49:07 | 教会の風景
今日は祈祷会のため教会へ。
少し早めに寮を出て向かいました。
到着してまずは換気。




今晩の祈祷会の通読箇所は、ヨハネの黙示録2章のスミルナにある教会への主のメッセージ。
教会に「わたしは知っている」と語る主。

(2:9)
わたしは、あなたの苦しみと貧しさとを知っている。――しかしあなたは実際は富んでいる――またユダヤ人だと自称しているが、実はそうでなく、かえってサタンの会衆である人たちから、ののしられていることも知っている。

今晩も、集まった方々と祈りとみことばのひとときを持つことができて感謝でした。



さて、礼拝説教のあらすじ(旧約聖書の講解分)も掲載しておきます。

2016年6月 ヨシュア記9-10章
 聖書は、信仰者の生涯を霊的戦いにたとえている。誤解のないように言うならば、私たちの思想や信条、価値観という領域でのことと言えば良いだろうか。信者であろうと、聖書の示す真理よりも世俗の価値観や流行の思想に従っている場合がある。この時、イスラエルの民を迎え撃つ、カナンの先住民たちは一致団結して抵抗しようとしていた。(9:1,2)その一方、ギブオンの町の住民は計略を用いた(9:3-5)。彼らの使者は遠方の民を装い、イスラエルと条約を結ぶことで滅亡を免れようとした。肝心な局面でありながら、ヨシュアと民の指導者たちは『主の指示をあおがなかった』と伝えている(9:14)。結局、イスラエルは異邦のギブオンの住民と条約を結び、将来の世代への信仰上のリスクを負うことになった。主に尋ねることを疎かにすれば、自ずと主観に頼らざるをえない。
 ギブオンがイスラエルと条約を結んだことで、カナンの他の地域の先住民たちは動揺した(10:1,2)。そして、彼らの攻撃目標をイスラエルではなくギブオンに絞った(10:4,5)。ギブオンからヨシュアのところに救援の要請が届き、ヨシュアは援軍を率いてギブオンに向かった。主は再びヨシュアに『恐れてはならない』と励ましの言葉をかけた(10:8)。主はこの時、ヨシュアに「わたしが彼らをあなたの手に渡した」と語り、恐れなくて良い理由も示した。主のことばに力を得たヨシュアは、約30㎞の距離を「夜通し」の行軍で進み、敵の連合軍を打ち破った。その勝利は「主が彼らをイスラエルの前でかき乱したので」とされる(10:10)。主は圧倒的な勝利をもたらし、ヨシュア率いるイスラエルは快進撃を果たした。信者の霊的戦いで恐れは危険だ。私たちの霊的戦いは福音の宣教によって果たされる。宣教には困難が伴うとしても、恐れる必要はない。勝利の主に導かれ、勇気を失わずに福音の宣教に励んでいきたい。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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計画

2016-09-05 22:41:09 | 神学校・講座
授業が再開して二週目を迎えます。
前期の期末を控えて、課題の取り組みも進めているところです。

このところ、新約神学のレポートのテーマを考えていたのですが、「神の計画」を取り上げることにしました。
ちょうど、自主研究で取り組んでいることとも関連性があって、調べておきたいと思っていたところでした。

こうした学びは、私にとって単に学問的なものにとどまらず、信仰上必要な訓練だと思っています。
また、実際に教会での奉仕の場面、牧会上必ず意味のあることだと確信を深めています。
みことばによる丁寧な吟味を欠いてしまえば、自ずと世俗の価値観や方策に流れていってしまうからです。
聖書が教えている神の計画のすばらしさを思い巡らし、味わいつつ、理解も整理していきたいと思います。


ローマ人への手紙8章28節
神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。


寮の部屋の窓際に置いている、観賞用のストロベリーの鉢植えです。
朝日を浴びて、葉の緑色がとても鮮やかできれいです。
すっかり元気になりました。


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