マイペースで行こう

東村山市内のキリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、18年目に入りました。

もうすぐ終わります

2010-09-27 17:59:23 | 教会の風景
月報に掲載した9月の礼拝説教(出エジプト記35:1-39:43のあらすじです。

 シナイ山から下りたモーセは、イスラエル人たちに主の命令を伝えた。その最初に記録されているのは、安息日の規定である。すでに十戒(20章)の中で述べられおり、また最初の契約締結の場面(31章)でも告げられている。ここ(35:1-3)で再び記されているのは、神とイスラエルの間で改めて契約が結ばれたことを明確にするためなのだろう。神と人との関係を示す契約のしるし(31:13)が、安息であること、休みであることに注目したい。その上で、幕屋と祭司の衣装に関する命令が来る(35:4-)。それは幕屋と祭司の衣装を造るためのささげものと奉仕に関する命令である。イスラエルは、その呼びかけに対して、『感動して、自発的に』ささげるという態度で応答した(35:21)。そのようにしてささげられた、人々のささげものと奉仕で十分となり、あり余るほどになった(36:7)。

 そのようにしてささげられたイスラエル人らのささげものと奉仕により、幕屋と祭司の衣装は完成する。その備品の詳細が、36-39章に渡って記録されている。内容的には25-30章と重複するようだが、『命じられたとおりに』実行したイスラエルの従順な姿を読み取れるだろう。「主がモーセに命じられたとおり」(39:1,5,7,31,32,42,43)というくり返しのフレーズもそれを示している。こうしたイスラエルのささげものと奉仕の姿から、私たちも学びたい。主の恵みへの感動と自発的応答は、主の語られたことばへの従順をもって完成していくのである。ささげものと奉仕に対しての自らのあり方を顧みておきたい。

出エジプト記からの説教はまもなく終わります。
二年余りかけて、神とイスラエルの民との関係から、救いの御業、神のご性質、神の民の生活などの観点で学びました。
そして、来月からはレビ記に入ります。



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