マイペースで行こう

東村山市内のキリスト教会の牧師のブログです。更新も内容もマイペースですが、18年目に入りました。

どのような人が

2012-06-15 13:12:55 | 最近の読書
本を紹介して頂きました。

「小さき者からの光」 ジャン・バニエ 著 あめんどう
この本を読んでいて、私の心に留まった部分を記録しておきたいと思います。

「現代の社会では、父性的な側面以外に、牧者という役割を再発見することも非常に重要です。ここで言う牧者とは、私たちが弱いときに配慮してくれ、支えてくれる人、また私たちの内面を深く探り、私たちのもてる力を洞察し、より成長できるように励ましてくれる人のことです。もし、そこにダブル・メッセージがなければ、そのような牧者や父親に、私たちは自発的に従っていくでしょう。逆に、もしそこにダブル・メッセージが見られるなら、すべては偽善となり、不毛の関係に終わるでしょう。
どのような人が良い牧者になれるのでしょうか。やはり、他者からよくケアされることを心得ている者のみが、良い牧者になれると私は考えます。つまり、自分自身も助けられ、援助を受け入れることのできる人だけが、他者をよく助けることができると思うのです。」60ページ


以前の牧会学のクラスで、「牧会における一貫性の大切さ」を教えて頂いたこととも重なりました。
また、ことばの重みや大切さという点では、聖書解釈のクラスで考えさせられていることにも通じます。

まだきちんとした自分の文章にまとめることができていませんが、今の私にとって牧会を考える一助となっています。
良き理解者の存在や援助者の助けという恩恵を受けて今の自分があるということを忘れずに、自分自身の内面と他者に向き合おうと思います。


さて、今日も写真を添えておきます。
道路に面している側の教会の庭の紫陽花も色づきました。





鉢植えのラベンダーとエリゲロンも元気です。





レモンバームも伸びています。


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