トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

トンボ池1,2のカサスゲ抜去

2024-05-18 | 水辺環境の保全

 二日掛かりでのカサスゲとアシの抜去が終わった。カサスゲの抜去は一株毎に抜き取っている時は足・腰・肩が辛かったけれど四本鍬を打ち込みユサユサと遊動させつつ根茎を緩ませてから岸まで曳きずるやり方に変えて少しは楽になった。けれども長靴は泥の中で一歩一歩移動するのは結構気を使う。急げば長靴が抜けずオットット!になりかねないし鍬を株元に打ち込む際は泥水の飛沫を浴びなければならないし、で時間を置かず体前面は泥まみれだ。まずはトンボ池2から着手したのだが、ここはヤナギの大木の直下と言う事もありヤナギからの吸水細根が座布団のように池の中に広がって来る。これはこれで水生生物の棲み処になり易いマット質の塊だけれど貴重な水資源を奪う存在でもあるから水際で鋸切除する。

 ➡  トンボ池2はヤナギの落葉や枯れ枝の堆積が多い

 トンボ池1は底が基盤層で固めだから移動し易いと言っても泥の層はしっかりとあってトンボ池2のように多量なヤナギの落葉が溜まる環境でも無いのでカサスゲは根茎を基盤層に入れ込んでおり四本鍬を打ち込んでも動いてくれない。結局はスコップを押し込み基盤層の結合を壊してからになるのでどっちにしても手間は必要だった。その上にアシの繁茂が続くのでこの抜去も手間がいる。まあ、抜いても抜いても地下茎の一部は残るので、おっつけ再生するのだがアシも抜去しておかないと繁茂席巻する植物だし、何より漏水の起因にもなる根茎を走らせるので水田百姓にとっては「親の仇」みたいな存在でもある。

      ➡  トンボ池1はアシの侵食が盛ん


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