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秋篠宮皇嗣殿下、済生会病院とオンラインでやり取り

2021-01-26 11:31:03 | 秋篠宮
秋篠宮さまがオンライン視察 済生会3病院、コロナ患者受け入れ
時事通信社1/25(月) 16:32配信

秋篠宮さまは25日午前、新型コロナウイルスの患者を受け入れている恩賜財団済生会の病院3カ所を、お住まいの宮邸からオンラインで視察された。  秋篠宮さまは済生会の総裁を務めている。  視察したのは埼玉県、大阪府、福岡県の各病院。最初に済生会本部の炭谷茂理事長がコロナへの対応状況を述べた後、それぞれの病院長が患者の受け入れ長期化の現状などを説明。秋篠宮さまは人材が限られる中で、今後もコロナへの対応を続けていくための方策などを尋ねたという。

秋篠宮殿下が済生会病院の幹部とオンラインでやり取りされたことを各紙が報じているが、見出しが報道社によって「視察」「交流」と違うところが興味深い。
時事通信社は「視察」。

秋篠宮側からの写真。






済生会病院側の写真

済生会本部で説明する炭谷理事長(右)と松原理事

対応するように出された済生会病院HPの記事
2021.01.25
秋篠宮皇嗣殿下にコロナの対応状況をご説明
済生会は1月25日、総裁・秋篠宮皇嗣殿下に新型コロナウイルス感染症への対応状況をテレビ電話で説明しました。秋篠宮皇嗣殿下へのご説明は昨年5月に続いて2度目です。

 ご説明は東京都港区の秋篠宮邸と済生会本部事務局及び本会の3病院を結んで行なわれ、本部事務局から炭谷茂理事長と松原了理事、〈埼玉〉川口総合病院の佐藤雅彦院長、〈大阪〉中津病院の川嶋成乃亮院長、〈福岡〉八幡総合病院の北村昌之院長が出席しました。

 炭谷理事長は済生会病院の受け入れ状況、昨年策定した済生会の新型コロナへの対応方針、個人や企業・団体から寄せられた寄付などをご説明。佐藤院長は、「入院患者の重症度が上がっていることから職員は今まで以上ない緊張感で張り詰めた環境下で業務にあたっている。息をつく場もなく疲弊感が強く漂っておりモチベーションの維持に苦労している」と述べました。

 川嶋院長は、「大きな課題は高齢者の感染。重症化しやすいだけでなく、身体介助をしながらの診察には多くの人員を要する。治療後のリハビリ施設への転院についても、介護士などに対する感染管理の指導や教育が必要」と訴えました。北村院長は、「数少ない職員の中で重点医療機関としての役割を果たすため人員配置に苦慮している。感染拡大によって再び感染防護具が不足しないか危惧している」と話しました。

 秋篠宮皇嗣殿下は各院長からの報告について、病院の対応を詳しくお聞きになるとともに、長期にわたり継続的に対応していくための体制維持の方策、病院では感染症に対する情報をどのように入手し職員へ周知しているのか、病院の経営状況などについて質問されました。
 最後に「全国の済生会の職員には、このような状況下、苦労されていることも多いことでしょう。くれぐれもお体をお大事に。また、平素のご尽力を労いたく思います。」と激励されました。
広報室

視察する側、視察される側 の記事を比べてみるのも興味深い。

済生会病院は社会福祉法人恩賜財団済生会(おんしざいだんさいせいかい) が運営する病院です。
歴史
1911年(明治44年)
2月11日 - 明治天皇の『済生勅語』によって、皇室よりの下付金150万円(21世紀では150億円相当)と朝野の寄付金を合わせて創設される。天皇の意向により、「恩賜」と「財団」は1行に書かずに、済生会よりも小さい文字で2行に組み文字にすることとなっている。
<中略>
1952年(昭和27年) - 社会福祉法人として認可。現在は、2001年(平成13年)1月の中央省庁再編により、統合して誕生した厚生労働省が所轄している。

皇族が総裁を務められているのは、創設に明治天皇が関わっていたという歴史があるからですね。
今回のコロナにも、この病院はその初期から積極に対応してきたように記憶しています。
社会保障制度が発達していなかった時代には必要であった生活困窮者への医療提供という役割は健康保険制度や福祉制度へ移行したが、設立当初の医療の理念を実践し示して行く役割はまだある。
公務先としては相応しく好ましいと思います。
それでも「医療の視察は済生会で決まりで事たれり。」ではなく、もっと広い視野での医療現場のご視察もよろしくお願いいたします。

「裁可は単なる形式」のようです。

2021-01-26 09:55:02 | 皇室
1月21日(木)7時5分 NEWSポストセブンの記事 には、もう一つ気になる記載があった。

「2017年、上皇陛下が天皇在位中、眞子さまのご結婚の『裁可』を与えられました。眞子さまは小室さんを伴って参内し、上皇陛下に挨拶されて裁可されたのです。それが婚約の内定を意味しました」(別の皇室ジャーナリスト )
ただ、あくまで裁可は皇室の伝統に則ったもので、実際の結婚に影響はないという。それならば、現在の天皇陛下が再び小室さんの挨拶を受け、裁可されることにはなんら問題はないだろう。だが、このような状況であえてそうする必要もない。

今上が小室の挨拶を受けるかどうか、に言及する中で出てきたコメントです。
なるほど、「そうするのが伝統だから裁可しただけで、必要な要件を満たしているか精査熟考した上で認可したというのとはちょっと違う。」と言いたいのでしょうか。
あんなに「天皇が一度出した裁可を取り消すことはできない。そのくらい天皇の裁可には重みがあるのだ。」とマスコミやネットで大騒ぎしていたのが阿呆みたいですね。
上皇今上を小室の件から無謬にしておくために、このようなことを書くのでしょうが、それではかえって「天皇という存在」への信頼を失わせることになりませんでしょうか。

それはともかく、「裁可は実際の結婚には影響を与えない」というのなら、破談にしていただきたい。今ならまだかろうじて間に合います。