たか爺のワンダースクール通信

「センス・オブ・ワンダー」をキーワードにした野遊び教室「自然体感塾ワンダースクール」の活動記録とお花中心のブログです。

空とぶ種の模型作り-2

2013年11月29日 | 光が丘公園

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 11月20日(水)と21日(木)のワンダーキッズは光が丘公園。「空とぶ種の模型作り」です。まずは「種と知恵くらべ」で、子どもたちに折紙・クリップ・はさみを渡して、マツやカエデのように回転する種の模型を作ってみてもらいました。
 水曜は5人中4人が合格。木曜の1年生2人もあっという間に合格です。なかなか優秀ですね。ご覧のように形はいろいろでも、みんなちゃんと回ってしまうところがおもしろいんですよねぇ~。

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 マツやカエデの種の模型とばしです。

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 マツやカエデの種とは違う回り方をする、ニワウルシとラワンの両面折紙バージョン。

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  アルソミトラの模型はメイトウサイエンス製です。

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 最後はやっぱりロケットラワン! 国立科学博物館製の改悪手抜きバージョンを改良したものですね…。当然盛りあがるのはいいんだけれども、どうしてラワンの種が回転するようになったのか、わかってくれたかな?
 とりあえずはこれで、今年の「空とぶ魔法のフシギダネ」も終了です。同じ「空とぶ魔法のフシギダネ」でも、木の種類によって種のつくりや飛び方もいろいろだったこと、わかってもらえたでしょうか?


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「葉っぱでアート」の季節です

2013年11月26日 | ネイチャー=アート

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 11月18日(月)は、午前9時から和光市総合体育館へ。3階のパークギャラリーへ「葉っぱでアート展」の展示に行ってきました。とはいっても、ご挨拶・2012年の10作品・2011年の8作品のA3パネル10枚だけなのですぐに終了です。できれば毎年展示させてもらいたいところですが、3年ぶりになりますね。今年傑作ぞろいだったら、来年も展示できるんだけれどもな!?

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 たか爺のお気に入り、和光樹林公園のメグスリノキです。葉っぱは小葉3枚の複葉ですがカエデの仲間なので、紅葉もとってもきれい! 28日までもってくれるといいのですが…。名前の通り樹皮が「目薬」で、煎じて飲んだり目を洗ったりして使うようですね。
 11時からはリハビリの日だったのでゆっくりできなかったけれども、ユリノキ、ヤマモミジ、シナマンサク、モミジバスズカケノキなど、「葉っぱでアート」にはちょうどいい感じでした。リハビリのほうは、首と腰の牽引と電気各10分ずつで正味40分。上を向くことが多い「空とぶ魔法のフシギダネ」の季節には、てきめん首の調子が悪くなります。でも、先生のマッサージでとりあえず楽になってよかったなぁ…。

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 今年の「葉っぱでアート」は、翌19日(火)のワンダーキッズからスタート。和光樹林公園です。まずはメグスリノキとヤマモミジの落葉集めですよねぇ~。
 シナマンサクは種も落ちていて、拾っている子もいました。作品づくり使っていた子もいましたね。

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 モミジバスズカケノキやユリノキの大きな葉っぱも、まだきれいなものが落ちていました。サクラ、ケヤキ、カツラなどの葉っぱも拾ってから、パークギャラリーへ。

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 光が丘公園でのねりま遊遊スクールやサタデースクールは外のテーブル利用ですが、平日放課後のワンダーキッズはパークギャラリーが使えるようになって大助かりです。本当は土日にも使えるといいのですが、イベント利用は不可となっております…。
 昔はこれ、毎年外でやっていたんだものなぁ…。夕方は寒くなるし、すぐ暗くなっちゃうし、集めた葉っぱも風でとばされちゃったりして…。この日は温室状態で暑いぐらいでした。

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 この日の子どもたちの作品です。小学生らしい作品がそろって、たか爺はほっとしました。昨年の傑作は幼児たちが中心だったからなぁ…。なんとなく、今年は傑作10点を選ぶのに苦労しそうなうれしい予感もします。

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 子どもたち同士の他薦では「チョウチョ」に4票、「ふたごのネコ」に2票。現時点ではあと何点か傑作10点に入りそうですね。逆に、不評だったのは「秋」に5票、「ほっぺちゃん」に1票でした…。たか爺も早く何か作りたいなぁ~。


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空とぶ魔法のフシギダネ

2013年11月25日 | ねりま遊遊スクール

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 11月17日(日)は、練馬区教育委員会委託講座「ねりま遊遊スクール」で光が丘公園。駐車場脇のトチノキとイチョウ並木の黄葉です。毎年恒例の「空とぶ魔法のフシギダネ」ですが、定員20名のところ8家族23名でちょうどいい感じかなと思っていたら、2家族8名がキャンセルとなり、参加者は6家族15名となりました。
 先日の「練馬区教育委員会委託講座全体交流会」でも話題になっていましたが、親子参加の講座で定員20名の場合、キャンセルが多いと実際困っちゃいますよねぇ…。ワンダースクールの場合、普段はキッズ1名でもファミリー1家族でも開催して、そんな日はたか爺もじっくりと楽しませてもらうことにしています。でも、「ねりま遊遊スクール」として開催する場合には、たか爺のほかにスタッフ2名は必須で、参加申込が10名未満だと原則中止、当日キャンセルが出て10名未満になると委託費は半額となります…。
 交流会では、たまたまお料理関係の方たちといっしょでしたが、食材がからむともっと大変ですよねぇ…。そんな場合は、キャンセル料をしっかりといただくとか、参加費を事前に振り込んでもらって受付完了とし、キャンセルでも返金はしないとかするしかないのかな。
 でも、幼児の親子が急増中のワンダースクールの場合は、そう簡単にはいきません。子どもは小さければ小さいほど、急に体調が悪くなったりしちゃいます。絶対に無理をさせてはいけません。たか爺の孫たちも、ついこのあいだ上の子が水疱瘡にかかったかと思ったら、今度は下の子がRSウィルスによる肺炎でただいま入院中…。こればっかりはどうしようもありませんよねぇ…。

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 「空とぶ魔法のフシギダネ」恒例のガガイモの種とばしです。画像はたか爺が撮ったものとなつが撮ったもの。この日はあきらとなつがアシスタントに来てくれたので、なつにもカメラを預けました。風のない日でちょっと残念…。

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 クマシデの果穂と種落し。前半の空とぶ魔法の種探しでは、アオギリ⇒(トウカエデ)⇒クマシデ⇒スズカケノキ⇒ケヤキ⇒ムクゲ⇒アキニレ⇒トウカエデ⇒アカシデ⇒イロハモミジと回って、マツとヒマラヤスギ、ユリノキなどはテーブルに着いてから見てもらいました。

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 トウカエデの種拾いと、誰かが見つけてくれたコブシの実の話をしているところかな。コブシは風ではなく、鳥が運んでくれる種ですね。

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 イロハモミジの種探しです。今回は8名の子どもたちの内6名が幼児だったので、歩くコースをもう少し短くしたほうがよかったかもしれません。当日の案内を出すぎりぎりまで迷ったんだけれども、来年はユリノキ広場周辺でもいいかもしれませんね。
 後半は、芝生広場のテーブルで空とぶ種の模型作りです。

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 今年も「種と知恵くらべ」はパスして、まずはマツとニワウルシの両面折紙バージョンから。取りのアルソミトラと大取りのラワンは、本物を見てもらってから模型作りです。ロケットラワンは改良しておいてよかったですね。幼児たち用には手提げフックも用意しておいて大正解。3歳の女の子でも飛ばすことができました! このアイデアはほうせいだったかな。感謝です。

 最後に参加者の方たちのアンケートから。

・種がくるくるまわるのがおもしろかった。
・すごく楽しかったです。大人も楽しめました。
・新しい発見があり、とても楽しかったです。また同様の講座に参加したいです。
・たのしかった。とくにわゴムをつかってとばすあそびがたのしかったです。
・公園を歩きながらいろいろな木々を種からの視点で観察できておもしろかった。
・身近な公園でいろいろな木や種を見る事ができて勉強になりました。公園の見方が変わりました。
・今まで種に興味を持った事がありませんでしたが、「空とぶ種」面白かったです。今後も色々見つけていきたいです。

 ご協力、ありがとうございました。これからも親子でもっともっと身近な自然を楽しんでくださいね。


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野菜の収穫体験とジュズダマのアクセサリー作り

2013年11月21日 | ネイチャー=アート

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 遊休農地を復元して、無農薬で野菜を作っているNPO法人むさしの里山研究会のコミュニティファームの一部です。ガードレールの向こう側が田んぼ生きもの公園ですね。
 11月16日(土)は、里山体験プログラム「野菜の収穫体験」で寄居。年間予約では13家族41名+キャンセル待ち10家族34名までいきましたが、実際はねぇ…。秋は学校や幼稚園の行事も多く、お稽古ごとの発表会や七五三等もありますからね。キャンセル待ちもなくなり42名の予定がキャンセル続出で、参加者はキッズ1名+6家族で19名となりました。親子でお出かけ情報ページでビジター募集もしておけばよかったなぁ…。関越道も事故渋滞で、川越から東松山までは下道利用です…。

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 いきなり、嫌いな人にはごめんなさいですが…。
 この子が見つけてくれたのは、エビガラスズメの幼虫です。作業のため軍手をしていますが、この子は素手でもぜんぜん平気な子ですね。もちろんこの芋虫は素手で触っても、スズメガの仲間特有の尾角も毒針というわけではないので指でツンツンしても、特に問題はありません。
 まあ、虫には本来「害虫」も「益虫」もないんだけれども、エビガラスズメはサツマイモが食草なので、野菜作りをする人たちにとっては駆除の対象にはなってしまいますよね…。

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 サツマイモ、里芋、ネギ、春菊、水菜など、収穫した野菜は新井さんが用意してくれたレジ袋に、1名につき1袋分だけおみやげにできます。ネギは下仁田ネギかな?

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 「害虫」にやられて蒔きなおしたためまだ小さかった大根抜きや、ヤーコン掘りも体験させていただきました。

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 田んぼ生きもの公園のジュズダマと、ノアにいたハラビロカマキリです。
 ノアに戻ってお弁当を食べたあとは、フリータイム。いつものことですがご家族ごとに、虫探しでも池や用水路の生きもの探しでもジュズダマのアクセサリー作りでも、自由に遊んでいってもらえればいいですね。

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 今回は、ジュズダマのアクセサリー作りに挑戦していたご家族が多かったかな。ミニドリルでジュズダマに穴をあける作業はけっこう大変ですが、みんな頑張っていましたね。

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 あとはビーズも組み合わせて、指輪でもブレスレットでもネックレスでも、お好きにどうぞ。

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 なんとシジミの貝殻付きの作品まで登場しました。たか爺はどんぐりや鹿の角をトップにもってきたりするけど、これは斬新! 

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 この子はひたすら水遊びでしたが、なんだか黙々ととても大切な時間を過ごしているような感じでした。
 大人にとっては大変な小豆の選別作業も、子どもたちにとっては遊び感覚で楽しめちゃうのかな。とりあえずは何でも、まずは思う存分やってみてくださいね。


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空とぶ魔法の種さがし-2

2013年11月20日 | 光が丘公園

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 11月13日(水)のワンダーキッズは、1週遅れで「空とぶ魔法の種さがし」。光が丘公園です。イチョウ並木もかなり色づいてきました。

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 池のオナガガモたちは、子どもたちにはやはりオスとメスではなく、2種類のカモに見えるようです。2羽のカルガモの逆立ちは子どもたちにうけていましたが、頑張ってお食事中なんだからね。水底に沈んだ植物や水生昆虫あたりを食べているのでしょうか。

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 オオモミジの園芸種、オオサカズキの大きな翼果と種とばしです。このあと、ムクゲの実と種を見てもらいました。

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 チカラシバの「ウニぃ~!」は、やっぱりこの時期の定番ですね。
 クマシデの種を落としてひと騒ぎしたら、ケヤキの種探しです。

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 トウカエデ、アカシデのあとは、ユリノキ広場と「ねりまの名木」アメリカスズカケノキはパスして別ルート。水曜は10月に寄っていますからね。
 伐採されたばかりの木が何本か転がっていましたが、トチノキかな? 子どもたちは当然飛びのります。まあ、バランス遊びもいいけれども、落ちるときは木から離れた場所へ飛び降りてくれないと、自分の足を木に踏まれて痛い思いをしちゃいますよ。

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 ちびっこ広場ではメタセコイアの木の実拾いです。モミジバスズカケノキの実もけっこう落ちていましたが、みんな爆発しちゃいそうだなぁ…。

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 11月14日(木)は神保町まで。たか爺も学生時代はよくうろついておりましたが、今回は古本ではなく、第7回「世界の木の実と雑貨」&ふるぽんの木の実がお目当てです。今年ようやく手に入れたラワンの入手先の軽井沢のジャム屋さんが、「木の実の露天商」として出店!? 練馬より都心方向へは滅多に出かけることがないたか爺ですが、これはもう行くしかありません。 

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 たか爺が今回購入した木の実はこれだけね。小袋の中にはサービスしてくれた薄い翼付きの種が入っています。実物を見てみたかった「アフリカンフラワー」は売切れで残念でしたが、なんだか恐ろしい名前のくっつきむし「ライオンゴロシ」は、初めて実物を見ることができましたね。でも、レジ袋に入れて持ち帰るのはちょっとなぁ…、という感じで今回はパス。そのうち送ってもらう予定でいます。
 世界最大の種子「フタゴヤシ」は、目の保養になりましたね!? これ以上はコメントしないほうがよさそうなので、あとは
セーシェルの秘宝が、神保町にやってくるをご覧ください。


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空とぶ種の模型作り

2013年11月17日 | 光が丘公園

 11月11日(月)は、くん爺のいつもの薬をもらいにコジマ動物病院へ。光が丘公園にも行こうかと思っていたら、午後には突然雨になり、木枯らし1号も吹きました。で、あとはおこもりと決めこんで、「空とぶ魔法のフシギダネ」の準備です。
 たか爺は、自然教育園のマツ・ニワウルシ・ラワンの紙模型を参考にして、折紙に合わせて無駄が出ないようにサイズを変更。さらに、両面折紙を使うことによってよりきれいに飛ぶようにも変更して使っています。カッターでひたすら折紙切りですね。
 何年か前から、小学校の国語のお勉強は出来ても、なぜか日本語が通じない子どもたちが年々増えていくばかりなので、マツの模型に関してはさらにひと手間加えます。10年前には、長方形に切った折紙だけを用意して、たか爺が実際にやって見せながら話をするだけで、みんな作れたんだけれどもねぇ…。
 ①「片側だけ真ん中で折って、しるしを付けます。」
 ②「折ってしるしがついたところと、折っていない反対側の角を結ぶ線で折ります。」
 実物を見せながらやっても、これができない子が多くなってきているので、事前に線までひっぱっておくことにしました。今回は大サービスで、実際に折ってみて折り目までつけておきましたが、それでもダメだった子もいましたねぇ…。でも、どうして? たか爺にはよくわかりません…。毎年悩んでしまうところです。
 取りのアルソミトラの模型は、以前は国立科学博物館から購入していましたが、バラ売りしなくなってしまいました。飛ばしてもきれいじゃないからたか爺バージョンに変更した、他の紙模型とのセット売りのみになってしまいましたね…。余っていたものはおみやげ用にして、今年からメイトウサイエンス製のものを購入して使うことにしました。まあ、自分で作っちゃってもいいんだけれども、大量に作るとなると時間がねぇ…。
 大取りのロケットラワンの模型は、今年も国立科学博物館から購入しました。でも、改悪手抜きバージョンとなってしまったので、家にあった製本テープを使って、子どもたちでも作りやすくもっと高く飛ぶように改良しておきました。確かに手間はかかりますが、全然違いますからね。
 あとは1セットずつ、実際に作ってもらうときに使うものとおみやげ用とにわけて、袋に入れれば準備完了です。

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 で、翌12日(火)のワンダーキッズは光が丘公園。「空とぶ種の模型作り」です。まずは「種と知恵くらべ」ですが、やっぱり今どきの小学生たちには日本語が通じない!?
 クリップを種がわりに、翼には折紙を切ってもらって、マツやカエデのように回転する種の模型を作ってみてもらいますが、切った折紙だけで飛ばしてみている子が5人中2人もいました…。ちゃんと話を聞いていないだけなのかなぁ? 合格者は1名のみで、あとは微妙に△の子が1名のみという結果でしたね。形はいろいろでも、毎年合格者のほうが多かったんだけれどもなぁ…。
 マツの模型は、偉ぁ~い先生が考案したものの両面折紙製サイズ変更バージョンです。うまく折れなかった子の模型も飛んでくれて、よかったですね。でも、動きが激しい子はストロボを使ってもブレブレかぁ…。

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 ニワウルシの模型とばしです。やはり、作るときにちょっと「?」だった子も1人。でも、こんなときに大切なのは、「お・と・も・だ・ち」ですよね!? みんなそろって合格です。ほうせい考案のもうひと手間バージョンは、やっぱりきれいに飛んでくれますよねぇ~。
「月の形してるね。」
 これは取りのアルソミトラ。もちろん、まずは本物を見てもらってから模型作りです。模型のほうはなかなかうまく写真に写りこんでくれませんが…。

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 ラワンも今年からようやく、本物を見てもらってから模型作りができるようになりました。「レイチェル・カーソン日本協会」の方から入手先は教えてもらったものの、昨年は売切れ…。ようやく手に入りました! 子どもたちにはやっぱり、写真ではなく本物を見ておいてもらいたいですからね。
 まずは紙ラワン。次にロケットラワンの手投げ。最後は大取りのロケットラワンで、大騒ぎですよねぇ~。めずらしく上昇中のものも含めて、空中に3つ写りこんでくれてよかったぁ~。
 ロケットラワンでも、人差指と親指に輪ゴムをかけてキープできない小学生が最近増えていますが、この日は全員すんなりといきました。「種と知恵くらべ」の段階ではどうなることやらと心配しておりましたが、みんな普通の小学生になれてよかったですね!?


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木の実草の実フシギダネ

2013年11月15日 | 秋ヶ瀬公園

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 11月8日(金)は、「木の実草の実フシギダネ」の事前調査で子供の森。黄葉しはじめたラクウショウとユリノキです。ラクウショウは黄葉というよりも、レンガ色ですけれどもね。『葉っぱのフレディ』の木、モミジバフウも色づきはじめていました。
 この日はさち婆も同行。毎日夜遅くまで仕事で大忙しのさち婆ですが、少しは気分転換になったでしょうか。本当は、孫たちとディズニーランドへ行く予定でお休みをとっていたようですが、肝心の孫たちが水疱瘡にかかっちゃいましたからねぇ…。

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 11月9日(土)は、オギの穂集めで彩湖道満グリーンパークです。駐車場のケヤキの紅葉がとてもきれいでした。紅葉の名所は息をのむほどきれいなんだろうけれども、たか爺はお隣さんちのカキの木や、普段見慣れた木々たちの紅葉が大好きです。1枚の落葉に、ほれぼれとしちゃうこともよくありますからねぇ~。紅葉の名所の絶景なんて見たら、卒倒しちゃうかもしれません!?
 左奥に見える建物は彩湖自然学習センター。オギの穂のほうはちょっと短いものが多かったけれども、大きなトトロやフクロウはあまり作らないつもりなので問題はありません。でも、空模様があやしくなってきたので、2時間半ぐらいで切り上げました。

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 浄化施設の原っぱのススキとオギです。ススキはこんなふうに株立ちしますが、オギは地下茎で広がって生えます。これでどちらなのかだいたい見当はつくと思いますよ。
 大人でもススキだと思っている人が意外と多いけれども、浄化施設の原っぱはほとんどがオギ。次にヨシで、ススキが一番少ない感じです。子どもたちには「金・銀・銅」と話していますが、これはパッと見た時の「ススキ・オギ・ヨシ」の穂の色ですね。オギの穂はだいぶ開いてきて、白っぽくなってきていました。
 でも、じっくりと穂を観察して、小穂の先に糸状ののぎがあればススキ、なければオギという見分け方ができれば完璧です。ススキの葉っぱのほうが手を切りやすいなんて、試す必要はないからね!?
 この日集めた穂は、10日の午後に仕分けて束ねておきました。オギは12本+18本の18セット分で540本、ススキは長さ別に20本ずつ5束で100本、計640本です。意外と少なかったかな。

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 ツートンカラーになったガガイモの実と、アキノノゲシの綿毛です。どちらもふんわり風まかせで種を運びます。

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 アメリカイヌホウズキの花。
 11月だというのに、なぜかスミレの仲間の花も!? 他の草に埋もれるようにして、けっこう広範囲に咲いている場所がありました。現在彩湖自然学習センターに種名を調べてもらうようお願いしてありますが、園芸種のパピリオナケアあたりが野生化したものなのでしょうか?

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 11月10日(日)は、親子でワンダーの「木の実草の実フシギダネ」です。光が丘公園での「空とぶ魔法のフシギダネ」の子供の森バージョンといったところですね。駐車場脇のサルスベリは翼つきの種を飛ばしはじめ、お堀のトウカエデは紅葉しはじめていました。
 参加者は、年少さんから年長さんの子どもたち中心に7家族19名。あきらがアシスタントに来てくれて助かりましたね。親子でワンダーは定員20名のところ、年間予約の時点では30名まで受け付け、以後は午後の部として受け付けていますが、実際には午前中のみ開催でちょうどいい人数になる感じでしょうか。

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 まずは定番のガガイモの種とばしからスタート。みんなに妖精の舞いを見てもらいます。
「綿あめの匂いがする。」
 カツラの木の近くに来ただけで、落葉の匂いに気づいたのは年長さんの男の子でした。たか爺もビックリです。綿あめってザラメで作るわけだし、ザラメでカラメルを作ることもできるわけで、これは大正解! 鼻が利く子ですねぇ~。
 もちろん、みんなにも落葉の匂いをかいでみてもらいました。「小さなバナナ」の実も見つかるとよかったんだけれども、これは残念…。

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 よく似ている木のラクウショウとメタセコイアですが、葉っぱが互生か対生かで見分けられます。でも、木の実を見れば一目瞭然ですよね。ちょっとややこしいけど、どちらもスギ科の小さな松ぼっくりタイプ!? ラクウショウの実はバラバラになってなんだかいびつな翼つきの種を飛ばし、メタセコイアの実はマツのように開いてまわりに翼がついた種を飛ばします。
 そういえば、やはり実がバラバラになるヒマラヤスギは、名前は「スギ」でもマツ科です。どうしてわかりやすい名前を付けてくれないのかねぇ…。「ヒマラヤマツ」でもよかったんじゃないの? メタセコイアの和名は「曙杉」だけど、同じスギ科のラクウショウは漢字で書けば「落羽松」…。「落羽」はとてもいいと思うんだけれども、「落羽杉」だっていいわけでしょ? 「楽勝!?」、なんて言われなくても済むわけだし。なんかスギちゃんとマツコの話みたいになりそうなのでこのへんで…。
 

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 トウカエデの原っぱでは、種おとしです。茶色く見えるのはみなトウカエデの翼果の集合体で、これじゃあ増えるわけですよねぇ…。森の中へ入りこむとちょっと厄介…。

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 くっつきむし畑です!? この場所だけで、画像の子がつけまくっているオオオナモミのほかに、イノコヅチ、チカラシバ、ヌスビトハギ、キンミズヒキ、コセンダングサなどが、そろって子どもたちを待ち受けています。セミの抜殻も含めて帽子に飾っていた子もいましたが、写真がブレブレで残念…。

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 ユリノキの落葉と空とぶ種ですね。
 アルソミトラの模型とばし。空とぶ種の模型作りのほうは時間の関係で、取りのアルソミトラと大取りのラワンのみにしました。小さい子どもたち中心だったので、お父さんやお母さんに作ってもらう感じです。

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 ラワンの模型は、手投げと輪ゴムを使ったロケットラワンですよねぇ~。
 でも、国立科学博物館製の新しくなったというよりも簡略化された模型を今年初めて使ってみたら、やっぱりこれはいまひとつです…。2枚の羽をうまく貼りつけにくいし、先がふさがれていないと空気抵抗も大きくなって高くあがらない…。まあ、改悪されたときにとことん文句だけは言っておいたけれども、ものづくりは手抜きをしてはいけません! 次回からは材料として購入して、たか爺の手で改良して使うしかないようです。とりあえず子どもたちには楽しんでもらえたようなので、よかったけれどもね。
 


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空とぶ魔法の種さがし

2013年11月09日 | 光が丘公園

 11月4日(月)は、彩湖へオギの穂集めに行く予定でいたら、雨になっちゃいましたね…。くん爺をトリミングに連れて行ってから、さち婆とスーパーバリューまでお買物です。でも、お風呂の蓋が1万円もするとは思わなかったなぁ…。
 目も耳も鼻も、心臓も腎臓も悪くて、足腰だってヨレヨレになってきているくん爺のほうは、トリミングすると一見若いころとあまり変わりなく見えて、犬ってちょっとうらやましい!?

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 10月30日に頂いてきたサツマイモと落花生は、縁側で天日干し中。でも、雨に降られちゃったので、落花生はゆで落花生にしてみました。たか爺も生まれて初めて食べましたが、枝豆感覚で食べだしたら手がとまらない。柔らかくて年寄り向きかも!? 泥を落とすのはけっこう大変だけれどもね…。
 サツマイモもゆでて食べてみましたが、「シルクスィート」というだけあって、確かにとっても甘~いお芋でした。

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 11月5日(火)のワンダーキッズは、「空とぶ魔法の種さがし」で光が丘公園です。イチョウ並木も色づきはじめ、池のオナガガモたちも増えてきました。
「何種類のカモがいると思う?」
「2種類!」
「ブ~~~!」
「わかった、オスとメスだ!」
「正解!」
 まあ、離れた場所にはカルガモもいたので、それで「2種類」なら「大正解!」でした。

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「チョウチョみたい!」
 カエデの仲間の園芸種、オオサカヅキの翼果です。もちろん、飛ばしてみます。「チョウチョみたい」には飛ばないけどね!?

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 ムクゲも、綿毛付きの空とぶ種ですよ。
 チカラシバの「ウニぃ~!」は、やっぱりやりたくなっちゃいますよね。

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「松ぼっくり!?」
 クマシデの果穂です。種のシャワーを浴びながら、種を落とす子、拾い集める子に分かれました。バラバラになった果穂は、果苞という葉っぱが変形したものが翼になって、くるくると風に舞いながら種を運びます。
 ケヤキのほうは、小枝と葉っぱが付いたまま風まかせという感じ。

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 トウカエデは、ものすごい数の翼果を付けています。
 アカシデも今年は豊作という感じですが、熟してバラバラになる前に落ちてしまっていた果穂も多かったですね。
 このあと、イロハモミジ、マツ、ヒマラヤスギ、アキニレ、ユリノキ、アメリカスズカケノキ、アオギリと回りましたが、もうすぐに暗くなっちゃうので写真は撮れない…。「ねりまの名木」になっているアメリカスズカケノキの幹では、ハラビロカマキリの姿も見られました。

 11月6日(水)の午後は、「練馬区教育委員会委託講座全体交流会」で練馬区役所へ。今年度の実施状況や26年度の募集、また青少年の自立支援等に関して教育委員会の説明があったあと、主に参加者募集のチラシ作成に関して、グループごとに分かれて意見交換が行われました。たか爺が入るとなんだか違う話題で盛り上がってしまいましたが、まあ、いいかぁ…。できれば環境・自然系で1グループにしてもらえたら、もっと盛り上がったかも!?
 でも、交流会も兼ねているので、これは仕方ありませんね。というより、たか爺としては同じグループだった栄養士さん関係の方たちがやられている食育系の講座の内容を知って、「食べられる野草」や「どんぐりクッキング」等、ちょっといろいろと相談してみたくなりました。

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「しょうゆゥ?」
 黄葉が始まっているカツラの木と、茶色くなった落葉の匂いをかいでみてもらっているところです。たか爺としては、おいしいおせんべいが食べたくなる匂い!?
 11月7日(木)も、「空とぶ魔法の種さがし」で光が丘公園。10月に一度歩いているので、この日はちびっこ広場のほうからスタートです。雨上がりだったので、カツラの落葉を踏んで歩くだけで、あたりには甘い香りが漂っていました。「キャラメル?」って言う子もいますが、カツラの木の落葉の芳香成分は「マルトール」という物質だそうで、キャラメルと同じなんだって!
 肝心の「小さなバナナ!」の実のほうは、見つからなくて残念…。中からは本当に小さな、それでもマツやカエデの種のようにちゃんと翼の付いた種が出てきます。

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 ちびっこ広場のメタセコイアの球果は、小さな松ぼっくり。開く前、開きはじめ、種を飛ばしたあとの3つをいっしょに撮っておきました。回転はしないけれどもまわりに翼が付いた種を飛ばします。
 ここのスズカケノキは、アメリカではなくモミジバのほうになるのかな? こうなるともうマックロクロスケには使えませんけどね…。
 そういえば、実はちびっこ広場だけでも、サタデースクールやねりま遊遊スクール等の「空とぶ魔法のフシギダネ」で2時間の講座は開けます。カツラ・メタセコイア・スズカケノキ・ユリノキ・カエデ・サワラ・ムクゲ・アキニレ等の木はありますからね。でも、遊具だらけの場所で、ほかの子どもたちが楽しく遊びまくっていたら、これはしょせん無理な話ですよねぇ…。

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 光が丘公園ではめずらしいカラマツの球果です。雨上がりなので、松かさは閉じたままですね。
 ユリノキ広場ではユリノキの種とばしですが、バラバラになる前に落ちたものをばらして飛ばしてもらったら、なんだか塊のまんまのものも写っているなぁ…。
 このあと、昼間でも暗いアメリカスズカケノキとアオギリの場所へ。イロハモミジ、アキニレ、ヒマラヤスギと回りましたが、木の下ばかり歩いているので暗すぎますよね…。まあ、毎年のことですが、生きものや子どもたちの写真が撮れないと、たか爺としてはフラストレーションがたまる忍耐の季節です。ストロボ写真は嫌いだしなぁ…。


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あ~、残念…。

2013年11月03日 | その他

 あ~、残念…。また2位かぁ…。全日本大学駅伝の話です。駒澤が3連覇達成で、たか爺の母校の東洋は3年連続の2位に終わりました。昨日今日と白山祭で休日出勤のさち婆も、さぞかし悔しがっていることでしょう。箱根はもっと厳しそうだしね。
 でも、楽天の日本一はよかったですねぇ~。昔から巨人とベルディ、要するに読売系は嫌いなもので!?
 なんて、テレビを見ている場合じゃないのですが…。「自然観察を楽しむアート展」や「秋の道満まつり」の片づけも済まないまま、どんぐりやら他の木の実やらオギの穂やらと、どんどんたまっていく季節なので、家の中はぐちゃぐちゃになったままです…。そろそろ少しずつでも片づけ始めないと、年が越せない!?

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 たか爺ンちでもようやくガガイモの袋果が開きはじめ、妖精が舞いはじめました。できれば手前の実が完全に開ききる前に輪ゴムでとめて、「空とぶ魔法のフシギダネ」の際に使えるといいですね。

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 神代植物公園で拾ってきたスラッシュマツの球果も半数は開き、種もこぼれています。まだ緑色をしたものがわかりやすいと思いますが、トゲトゲ付きの松ぼっくりです。真ん中のものは、このまま開かないでいてくれたら、目を貼りつけるだけで「トゲネズミ」!?

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 今日は、キャンドルの炎やショートケーキのいちご用に、マテバシイを染めておきました。どんぐりに細いミニドリルで穴をあけて、クリップを伸ばしたものを差しこみ、塗料の缶へ突っこんでから乾燥させます。
 でも、今年は遅すぎたかぁ…。どんぐりが乾きすぎていてうまく穴があけられないものが多い感じです。帽子付きの「どんぐりダー」用のどんぐりにも、まだいくつもヒートンを付けてないのに…。
 今年は早めに2つのクヌギを竹ひごとボンドでとめ、白く染めておいた雪だるま用も大失敗です。すぐにヒートンを付けておかなきゃ、オーナメントとして吊るせない…。無理やり入れてはみたものの、頭の部分の塗料がはげちゃって染め直さないといけないし、ヒートンもすぐとれちゃうかなぁ…。


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「子供未来とうきょうメッセ2014」の出展申込と出展者選定をめぐる謎

2013年11月02日 | その他

 このブログもようやく追いついた感じですが、11月はけっこう忙しくなってしまうので、本当はこんな記事を書いている場合ではありません…。本件に関しては、東京都福祉保健局の「子育て応援とうきょう会議」の担当者ではらちがあかないので、一応東京都の「都民の声」を窓口にして、メールによる明確な回答をお願いしてはあります。でも、おそらく回答にも何もなっていないメールか文書が、忘れた頃に届くのでしょう…。とりあえずここで、言いたいことだけは言わせておいてもらって、すっきりしてから「空とぶ魔法のフシギダネ」や「葉っぱでアート」等の準備に入りたいと思います。

 たか爺が「子供未来とうきょうメッセ」というものが開催されていることを知ったのは、2011年。でも、2011年の「実績報告書」を見ると、出展者は名だたる企業や草分け的なNPOばかりです。極めてローカルかつマイナーなワンダースクールのような任意団体が、出展などできるわけがないという感じでした。それでもメールで問い合わせてみたら、まずは「協働会員」登録をということで、その年に「子育て応援とうきょう会議」の「協働会員」に登録しておきました。
 誤解のないように最初に言っておきますが、「子育て応援とうきょう会議」や「協働会員」、「子供未来とうきょうメッセ」の趣旨には、たか爺も当然賛同いたしております。以下、必要があって具体名をあげる企業や団体等にも、何をどうこうと言うつもりはまったくありませんからね。来年度以降、公平かつ広く都民にも公開できるような公正な出展者募集を期待するための苦言だと思っていただけると幸いです。

 「☆★子供未来とうきょうメッセ2014開催のお知らせ☆★」のメールが来たのは、9月11日。開催日は2月11日で、今年度はたまたま「里山体験プログラム」の竹林整備や手作り凧あげも他の日程になっていて空いていました。
 「■募集期間は9月3日(火)~9月30日(月) (※9月30日(月)必着※)」となっています。「是非お早めにお申し込みください! ★詳細・出展のお申込みはこちらから↓↓」ということで、「とうきょう子育てスイッチ」へとリンク。
 「出展要綱」を見てみると、「
2.出展対象者」は「子供が健やかに育ち、子育てしやすい環境・社会を明確にイメージし、その実現を目指した活動を行い、他団体との交流や協働を積極的に図ろうとしている団体(企業、NPO法人、社会福祉法人、医療法人、自治体等)。※イベント当日までに協働会員(8ページ参照)に登録することが必要です。となっています。赤になっている文章は原文で使われている色で、他の色も同様ですね。
 「
3.募集内容」の●展示ブース」は、「さまざまな子供・子育て家庭支援の取組紹介をブースで行う団体を募集します。」となっていて、「 募集数 50団体程度」。

 ここで押さえておきたいのは、「子供未来とうきょうメッセ2014」の出展者募集が公募だという点です。「展示ブース」に関しては、「 募集数 50団体程度」を公募しているわけですね。また、「■募集期間は9月3日(火)~9月30日(月) (※9月30日(月)必着※)」となっています。9月25日には、「子育て応援とうきょう会議 メールニュース 2013年9月 第14号」が届きました。「○ 締切まで1週間を切りました! 『子供未来とうきょうメッセ2014』出展団体募集中!(9/30締切)」という記事も載っています。
 今気づきましたが、「
2.出展対象者」の「等」の中にはワンダースクールのような任意団体は含まれるのでしょうか? 含まれていなければ、初めから無駄な申込をしたことになりますね…。極めてあいまいな表現ですが、「※イベント当日までに協働会員(8ページ参照)に登録することが必要です。という、メッセを利用したもう1つの目的を果たすためには、あえてあいまいにしておいたのでしょうか?

 これは個人的な問題ですが、「■募集期間」はたか爺にとって「自然観察を楽しむアート展2013」の準備で大パニックしていた時期です。でも、「※イベント当日までに協働会員(8ページ参照)に登録することが必要です。なんて、新たに「協働会員」を募ってまで募集している公募なので、これはもう申し込んでおくしかない! ドタバタと9月27日には「申込書」をメール送信して、資料も郵送しておきました。
 「とうきょう子育てスイッチ」の「出展申し込み」のページは、「Step1 『出展のご案内』のダウンロード」⇒「Step2 『申込書』のダウンロード」⇒「Step3 『申込書』の送信」⇒「Step4 申込書・取組紹介資料の郵送」⇒「出展にあたり、協働会員に登録することが必要です!」⇒「登録方法(無料)」となっています。なんだかいやらしいほど執拗で姑息な感じで、とても公的な機関が主催するメッセの出展者募集とは思えませんね…。
 「協働会員100倍増プロジェクト」なんだそうですが、ワンダースクールのように「協働会員」に登録してメッセへの参加申込をしたところで、実態が「出来レース」ではどうしようもありません…。「協働会員」同士で実際にどのような「協働」がどれだけ実現したかという肝心なことよりも、とりあえずは「協働会員」の数さえ増やせばいいということなのでしょう…。行政的には、それぐらいしか実際の「効果」を計る方法はないということなのでしょうか?

 ところが、いつの間にかなぜか「募集期間」が「10月7日」までに変更されました。担当者に電話で確認したところ、出展申込が定数に満たなかったためのようですが、公的な機関の公募にもかかわらず、これはどう考えてもおかしな話だと思いませんか?
 しかも、たった1週間延期しただけで、果たして「この度の出展にあたっては、多数の企業・団体様から予定小間数を大幅に超えるお申込みをいただきました。」というような事態になるでしょうか? 主催者からの出展要請等の働きかけがあれば、別なんでしょうけれどもね!? これはもしかしたら、行政や企業の方たちにとっては通常行われている常識なのかもしれません。でも、たか爺のような1都民の頭では、公募以前に主催者が出展を決めていた、または期待していた団体等からの申込がなく、あわてて「募集期間」を延長した上で出展申込を催促したんだろうか、と思ってしまいます。

 たか爺としては当然、期限までに申込済の団体の出展は決定の上で、追加募集をされるものと思っておりました。そしたら、10月29日に「出展申込団体 各位」宛に、「イベントの趣旨に基づき出展内容等を精査した結果、大変恐縮ではございますが、貴団体の出展につきましてはお断りさせていただくことになりました。何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。」というメールが届きました!? 31日には書面も届きましたね。
 ワンダースクールは、「子供未来とうきょうメッセ2014」の趣旨には反しているので、「出展につきましてはお断りさせていただくことになりました。」というわけです…。一応「協働会員」にはなっている団体に対して、ずいぶんと失礼極まりない文面ですが、「出展」そのものを断られてしまってはどうしようもありません。当然、理由は明らかにしてもらわないと納得などできるわけがありません。

 そもそも、公募であるにもかかわらず、実際に新規に出展できる団体はいったいどれぐらいあったのでしょうか? 手元にある2011年の「実績報告書」では48団体がブース出展しています。ネット上で2013年の「実績報告書」を見てみると、23団体は2011年にも出展している団体です。じきわかることですが、2014年はどうなんでしょうね?
 2014年の「
 募集数 50団体程度」の中には、まさか厚生労働省職業家庭両立課・東京都教育委員会・東京都福祉保健局・東京都民生児童委員連合会等、また2011年3月の時点では、「協働会員」ではなく「構成団体」となっていた団体等は含まれていないとは思います。当然2014年も出展するのだろうし、こちらは別枠で考えていただかないと、公募なのにおかしなことになってしまいますからね。行政や企業の方たちにとっては常識なのかもしれませんが、世間ではこういう出展者の選定方法を「出来レース」と称しています。実態は「出来レース」であるにもかかわらず公募という形をとり、「協働会員」の数を増やすためにも利用する、これは少なくとも公的な機関のすることではありません。

 「協働会員」と言うからには、せめて出展希望の団体を公平に扱い、会場のスペース配分を考える手間ぐらいはいとわないでほしいと思います。これからも「協働会員」をブース出展できる団体と、十把ひとからげの団体とに差別して開催されるのであれば、来年度からはせめて、暗黙の了解の内にブース出展が決まっている団体の数は除いて、たとえば「子育て家庭支援」の分野で1団体新規出展募集とかいう形に変更していただけないと、ワンダースクールのような団体は、初めから出展できないことが決まっているのにもかかわらず無駄な時間と手間をかけて出展申込をすることになってしまいますからね…。このままでは、せっかくの「子育て応援とうきょう会議」や「協働会員」、「子供未来とうきょうメッセ」も、本来の趣旨には反したものとなっていってしまうような気がします。

 ワンダースクールはメッセの趣旨に反した団体として、「貴団体の出展につきましてはお断りさせていただくことになりました。」と、「出展」そのものを断られてしまっているので、出展には値しないと判断された下々の十把ひとからげの団体さんコーナーへも出展できないわけです。たか爺としては、実に不愉快極まりない一大事ではありますが、まあ、所詮は行政主導、事務局もメッセも他へ丸投げのようなものだと、こんなに失礼極まりないことも日常茶飯事なのでしょうね。あとは都民の1人として、東京の子どもたち、また子育て世代にとっては有意義なメッセとなりますよう、来年度以降は多少でも改善されることを願っております。

 追伸

 来年3月1日(土)の「ねりま子育てメッセ」の申込は、早めに済ませておきました。こちらは草の根からのネットワーク主催なので、メール1つで「出展につきましてはお断りさせていただくことになりました」なんていうことはありえません。仮に新たな出展希望者が出た場合には、個別にまた全体のことを考えながら、相談しながら決めていくという民主的な方法をとることでしょう。
 「子供未来とうきょうメッセ」のように、結局は行政や企業主体のメッセだと、初めにブースありきで形だけ先に整えて、あとは会員を選別するという頭しかないようです。コンテストでもないのに、理由は教えませんと書かれているあたりも、まさしく「出来レース」!? 「子育て応援」にも「協働」にも相応しくない、極めて非民主的なやり方だと思いますけれどもね。

 今頃気づいても遅いのですが、地元練馬区開催の「ねりま子育てメッセ」は「子育て応援」また子育ての当事者中心に来場者2.300名、千代田区丸の内開催の「子供未来とうきょうメッセ」はいわば業界関係者中心(!?)に来場者6.000名弱。たか爺は1桁間違えていましたね…。だって、東京は23区・26市・5町・8村もあるんだから…。ワンダースクールとしては、このような「出来レース」であるとも知らずに欲張って無駄な出展申込をしてしまった点、いたく反省いたしております…。無駄な時間を使って、不愉快な思いをしただけでした。
 とりあえず今後は、ホームページの「とうきょう子育てスイッチ」にイベント情報を入れておくぐらいの利用の仕方が、ワンダースクールのようなローカルかつマイナーな任意団体としては分相応なようです。そういえば、イベント情報の掲載に関しても以前改善のお願いをしたのですが、担当者の方からは返信がなく黙殺されたままとなっております…。これはそのうち改めて、再度リクエストの予定でいますけれどもね。

 追伸その2

 このブログをアップしたあと、内容に「共感」したというメールを何件かいただきました。うれしいですね。
 でも、本当は逆ですよねぇ…。東京の各地域や各分野で実際に子育て応援をしている民間の人たち、真の「協働」を模索している人たちにとっては、実状に合わない「メッセ」となってしまっている点、とてもかなしいことなのかもしれません…。
 主催者が行政であろうが企業であろうが、実際に子育て中の人たち、子育て応援をしている人たちが中心にいない「メッセ」なんて、少なくともたか爺にとってはつまらない…。それでも、頑張っている人たちもいることがわかって、ちょっと安心しました。
 ところで、「子供未来とうきょうメッセ」の出展申込や運営は、東京都の「子育て応援とうきょう会議事務局」ではなく、実際は委託された大手の広告代理店さんがやられているようです。行政サイドの意向だけではなく、実際に子育て応援をしている民間の人たち、真の「協働」を模索している人たちの思いまで、広告代理店さんにはちゃんと伝わっているのでしょうか?

 11月8日には、東京都福祉保健局の「子育て応援とうきょう会議事務局」の方から、電話とメールをいただきました。予想通り、回答にも何もなっていない内容です…。
 出展団体の募集に関しては、「当初の期間では応募数が十分ではなかったため、追加募集を行いました」。出展団体の決定は、「子育て応援とうきょう会議において審査を行い、出展内容全体のバランス等を踏まえて決定しております」。審査の内容に関しては、「出展の御案内にありますとおり、お答えしておりません」。
 ということで、何一つとして明らかにする気はないようです。「謎」は深まるばかりですねぇ~。さらにいろいろと突っこみたくもなりますが、無駄な努力はしない性質なので、やめておきます。「子供未来とうきょうメッセ2014」の出展団体が発表されたら、2013、2011の出展団体と比較してみる予定ですので、あとはこのブログをお読みいただいた皆様がご判断いただければ幸いです。


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サツマイモと落花生掘り

2013年11月01日 | その他

 10月30日(水)と31日(木)は、「サツマイモと落花生掘り」です。練馬区のすぐお隣の新座市で、野菜作りをされているファミリー会員の方からお誘いをうけました。急遽、ワンダーキッズがお休みとなる週に希望者を募って、臨時開催ですね。
 参加者は両日で、キッズ6名+ファミリー1家族3名の9名。明日から予定していたファミリー向けの日程は、希望者がいなかったので中止することにしました。3連休ですからねぇ…。

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 まずは、サツマイモの蔓を切るところからスタート。「先に蔓を全部切ってから掘りはじめないと、はさみが埋まっちゃうからね」、と言われているのに、掘り急いで自分のはさみを土に埋めていた子は、誰だったでしょうか?

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「モグラになった気分だな。」
 これは、りょうただったかな。

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 残念ながら、すぐには食べられません…。おいしいお芋をいただくためには追熟が必要なので、早くて10日後!? 
 見るからにおいしそうなこのサツマイモは「シルクスイート」という品種で、頂いた資料によると、「肉質はしっとりとした粘質で、舌ざわりが良く甘みが強い新品種」ということです。「絹のように滑らかな舌ざわり、『しっとり甘~い』スイーツ感覚の新品種」! 楽しみですねぇ~。

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 落花生掘りです。掘るというよりひっこ抜く感じ!? 落花生は木に生るなんて、思っていた子はいないかな?

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 せっせと収穫に励みます。

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 おまけにネギまで10本ずつ収穫させていただきました。サツマイモ5株(7㎏前後)に落花生2株とネギ10本とは、大サービスですよねぇ~。お芋だけでも、1年生には重すぎて運べないほど…。

 「里山体験プログラム」のコミュニティファームとは違って、共同利用の農場のためお遊びはなしですが、農業体験だけでも小学生なら充分に楽しめるし、学びにもつながります。たか爺としては、これからも何らかの形で利用させてもらえるとありがたいですね。
 今回お世話になった方のお子さんは、ワンダースクールの第3期生! ワンダーキッズ水曜コースの大先輩です。後の「里山体験プログラム」へとつながる初めての「田んぼ作り教室」へも、毎回参加してくれていました。もう受験生かぁ…。たか爺も年をとるわけです…。大学受験が終わったら、アシスタントとしての活躍を期待しておりますので、まずはラストスパート、
頑張ってください!


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