建築家・藤森照信氏が設計した建物めぐり、藤森氏の出身地・茅野市編です。
これから紹介する5つの建築物は徒歩5~6分圏内にあります。
のんびり散策しながら見学してきました。
藤森氏の生家の畑に建てられた「フジモリ茶室」のひとつ、こちらは<空飛ぶ泥舟>。
4本のワイヤーで吊り下げられており、地上約3.5mに浮かんでいます。
思っていたのよりは低くて小さな印象でした。
空飛ぶ泥舟からちょっと上にある高過庵と低過庵。
木の上の茶室<高過庵>は、地上6mの2本の木の上に建てられています。
アメリカの『TIME』誌で「世界でもっとも危険な建物トップ10」に選ばれているそうです。
まるで鬼太郎ハウスのようです( *´艸`)ムフ
高過庵の横に建てられている地面の下の茶室<低過庵>。
三角の屋根がスライドして開く作りになっているそうです。
高過庵・低過庵・空飛ぶ泥舟
長野県茅野市宮川
https://navi.chinotabi.jp/spot/see/?c=35
休館日 : 外観のみ通年
時間 : 24時間
備考 : 個人所有のため建物内部への立ち入りNG
アクセス : 諏訪ICより車5分
藤森氏のデビュー作でもある<神長官守矢資料館>。
屋根から突き出ている4本の木の柱は、諏訪の自然と中世の信仰のイメージがモチーフになっているそうです。
古代から諏訪大社上社の神官だった守矢家の敷地に建てられた史料館には、武田信玄の古文書など代々伝わる文書や諏訪神社の鹿の頭部を供える「御頭祭」などが展示されています。
神長官守矢資料館
長野県茅野市宮川389-1
https://www.city.chino.lg.jp/soshiki/bunkazai/1639.html
TEL : 0266-73-7567
時間 : 9:00~16:30
休館日 : 月曜 祝日の翌日 12/29~1/3
入館料 : 一般・大学生100円/高校生70円/小中生50円
備考 : 駐車場3台(無料)
アクセス : 諏訪ICより車5分
神長官守矢資料館と同じく屋根から突き出たヒノキの柱と黒い外壁の<高部公民館>。
黒い外壁は焼杉です。
町の人たちみんなで杉の木を焼いたり磨いたりしたと、丁度居合わせた消防団の方が教えてくれました。
入口から入って一番奥の部分は狭くなってます。
柱に吊り下がってる鐘が異国のおとぎの国みたい。
不思議は世界観がステキです。
高部公民館
長野県茅野市宮川高部95-イ
備考 : 駐車スペース有り
アクセス : 諏訪ICより車5分
今回は5つの藤森建築を周りましたが、もうひとつの茶室<五庵>があることを帰宅してから知りました。
巨岩の上のヒノキの柱の上に浮かんだ焼杉で囲まれた茶室です。
東京オリンピックの際、「パビリオン・トウキョウ2021」の一環で新国立競技場の向かいに期間限定で建てられた茶室を解体した廃材で再建築したそうです。
機会があったら是非見に行きたいなって思っています╰(*´︶`*)╯
以前訪れた藤森建築はこちら。