丘の上日記

趣味は読書、ヨガを楽しみ、おしゃべりや
庭づくりが好き。大きな犬2匹と娘との暮らしを気の向くままに

フェアトレード学習会

2008-07-22 20:13:53 | 学習会
国際協力委員会主催の
「世界と私をつなぐ新しい貿易 フェアトレードってなあに?」
に行って来ました

フェアトレードとは発展途上国で作られた作物や製品を、適正な価格で継続的に取引することによって仕事の機会を提供し、経済的に自立することを支援するという仕組みだそうです。

その製品は人の手で作られており、機械を使わないから電気などのエネルギーを使わなくて済むので、環境破壊がないこと。
貧困をなくすことが重要で、
生産者が暮らせているかどうか?
子どもは学校に行けているのか?
三度の食事はとれているのか?
など生活向上を目指した価格で取引しているそうです。

募金との違いは、商品取引を通じて平等な関係を築くもので、仕事があれば
生活していける人たちを手助けすることです。

恵んでくれなくていい、トレード(貿易)してほしい。自ら力をつけて立たなければ、この国は変わらない
というあるネパール人女性の言葉は、多くの人の気持ちです。
とありました。

辛かった話は
世界第3位のコットン生産地インドでは6年間で10万人の農民が自殺しているという事実でした。
全世界で使用される殺虫剤の16%を使用するコットン
農民は借金して農薬を買い、収穫時に支払いをするのだが、収入よりも農薬代が高く支払えないで自殺してしまう農民が多いのだそうです。
素手でマスクもせず体に布をまとっただけの農夫が農薬散布をしている写真を見た。
その農薬のためか、爪は黄色くボロボロに壊れていた・・・

消費者として知るべき現状だとのお話しだった。

ちなみに世界の農薬使用量の第1位は「たばこ」だそうだ。

コットンの収穫は人手がかかる
大量生産の現場(アメリカ)ではヘリコプターで農薬散布をするそうで、収穫も機械でするのだが、この際コットンの葉まで摘んでしまうので、枯葉剤(あのベトナム戦争で使われた)をまいて葉を落としてからコットンを収穫しているそうなのです

農薬や化学肥料を使わずに栽培されるオーガニック・コットンに関心を持ちましたいくらだろう?とみると
キャミソール2900円でした。
思ったほど高くはないのですね

人間って「生まれた国がどこか」でこんなに一生が違うのかと思うと、悲しい。
日本に生まれてよかったと感謝するだけでは進歩がないね。
フェアトレード商品の利用で無理なく継続的に国際協力していきましょう






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