川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

インテグリティって「道」だなぁと

2024年10月16日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
武士道の本をたくさん読んでいる。

武士道、茶道、華道、柔道、剣道、空手道、、 こうやって「道」の付くものは、なんだか違う。単なる「趣味」とか「スポーツ」にない深遠さというか奥深さというか果てしなさがある。

これらの「道」に従事している人は、決して自分に満足することがない。果てしない、古来から伝えられる、理想の世界に、謙虚に、そして真摯に、邁進している。

単なる勝ち負けではない。勝敗に一喜一憂しない。自分を高めている。常に発展途上。

これって、インテグリティまんまじゃないか。

インテグリティって、「どうやっても完全になれない現実の自分が、理想にむかって謙虚に向上心を持って歩むそのプロセス」と定義される。

これって、「道」じゃないか。

トヨタのカイゼンと、求道精神と、インテグリティって似ているなと思っていた。

インテグリティって、この「求道」てきなニュアンスがある。

英語でHe is a man of integrity って言えば、彼はインテグリティのある人、つまり人格者だ、って意味。

でもこれ、「彼は求道者だ」って言うのと、やや近い。

常に自分に満足せず、一歩でも前へ。一ミリでも上へ。他責せず自責して。

インテグリティ・エバンジェリストとして、インテグリティをこうやって「求道」的、修行的には言いたくない。言わない。

でも、インテグリティにはそういう側面もある、というか、そういう捉え方もできるな、と思いました。
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感性と勇気

2024年10月08日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
小川さゆりの外国特派員の会見から2年が経過しました。

彼女の

「私が正しいと思ってくださるなら、どうかこの団体を解散させてください」

は、令和の妄言として歴史に残るでしょう。

あなたの家のあれこれと、家庭連合の解散は論理的に結びつきません。

こういう言葉に違和感を感じる。その違和感を表明する。

日本の会社の不祥事は、ほぼみんな、この違和感を感じる「感性」とそれを表明する「勇気」のなさから起こっています。

戦前の日本が負ける戦争を起こしたのも、この「感性」と「勇気」のなさ。

私が広めているインテグリティってのは、この「感性」と「勇気」を磨きましょう、ってことです。




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令和のシン・三方よし

2024年10月05日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
令和のシン・三方よし。

  1. ES
  2. CS
  3. CSR

これらをバランスよく!
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『渋沢栄一に学ぶ「論語と算盤」の経営』 水尾順一ら

2024年10月05日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
論語と経営セミナーをやっていながら、恥ずかしながらどういうわけかまだ読んでなかった。

◆ 我々は微力であるかもしれないが、決して無力ではない

 NPOテラ・ルネッサンス 鬼丸昌也

 「銀行は大きな河のようなものだ。銀行に集まってこない金は、溝に溜まっている水やポタポタ垂れている滴(しずく)と変わりない。
 せっかく人を利し国を富ませる能力があっても、その効果はあらわれない」

 渋沢栄一

 …いい言葉ですね。若い頃この言葉に接していたら、私も銀行マンになっていたかも。
 どんな世界でも同じ。一人は微力すぎる。多を頼め。仲間を増やせ。

◆ 「一年之計莫如樹穀、十年之計莫如樹木、終身之計莫如樹人」
  (一年の計は穀を樹うるに如くはなく、
  十年の計は木を樹うるに如くはなく、
  終身の計は人を樹うるに如くはなし)
 
 …管子。ここから、「百年の計は人を植える」と言われるように。

◆ 83歳の渋沢が、大正11年になってから、藤田東湖の「三たび死を決して而も死せず、二十五会刀水を渡る…」の『回天詩史』を暗証してみせた。

 …手塚治虫の漫画『陽だまりの樹』でよく出てくる詩。
   
 
◆ 渋沢が寄付したのは35%が教育。






◆ ドラッカーが日本文化ファンになったのは、ロンドン勤務時の雨宿りをした画廊にあった水墨画から。

◆ 大隈重信が渋沢栄一を大蔵省に口説いた「君も八百万の神の一柱だ」は見事な弁舌。

◆ ドラッカーが弥太郎と渋沢を「彼らの偉業は、ロスチャイルド、モルガン、クルップ、ロックフェラーを凌ぐ」と激賞したのは1968年の『断絶の時代』

 
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管理しやすい減点法に逃げるな。

2024年09月26日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
管理しやすい減点法に逃げるな。

組織や教育において、減点法は、管理しやすい。

日本の英語教育の採点。
企業のコンプライアンス。

しかし。

減点法でいいのか。

三単現を抜かしたら減点するような英語教育ばっかりでいいのか。
「重箱の隅をつつくようなルールを守ったか」だけで人事評価していいのか。

否、だろう。

加点法がいい。

思い、気持ち、考えが英語で伝わったら、加点。
職場の雰囲気をよくしたら、加点。

コンプライアンスではなくてインテグリティ、というのは、
減点法ではなく加点法、ともいえる。

安易な、管理しやすい減点法に逃げていいのか。

その「楽な管理方法」がベストなのか。

今一度考え直すべきときですね。


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ドラッカーのintegrityは論語に言う「仁」

2024年09月19日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
ドラッカーも論語を読んでいた? って誰かが書いていて、調べていると、昔読んだ



安冨歩さんの、『ドラッカーと論語』って本がヒット。

特に私にはインパクトない本でしたが、

ドラッカーの言うintegrity は、論語で言う「仁」

って書いていたか。忘れていた。

多分そうなのだと思う。インテグリティは大事です!



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危機感と恐怖感は違う

2024年09月15日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
昨日ひらめいたこと。

危機感と恐怖感は違う。

ほとんど同じなんだけど、分けて考えた方がいいんじゃないか。

心理的安全性とか、マイクロマネジメントの文脈。

昨今、心理的安全性が流行っている。部下に優しく、って風潮だ。上司が細かく指導すると、マイクロマネジメントだって嫌われそう、、、 「なんでもハラスメント」の「ハラ・ハラ」…

そんな風潮だ。

これは間違っている。

まず、「心理的安全性」というのは、「ミスしても許してもらえる」ってことではない。「上司の見解とは異なる意見を言っても許される」ってこと。

組織目的達成のために、ミスは許されない。ルール違反はNG。これは組織として当たり前のこと。

また、「マイクロマネジメント」って、悪いのか? 一流企業が一流製品・サービスを作るのに、細かいところを管理しないでどうする。

マイクロマネジメントどころか、「ナノ」マネジメント上等。例えば京セラも、それで「手の切れるほど」と表現される精緻なセラミック製品を作ってきた。

ダメなのは、部下の自主性を奪うマネジメント。だから、悪い文脈で使うなら、「マイクロ」マネジメントではなく、「フォースト(forced)」マネジメントでなければならない。

そもそも言葉が間違っている。

____________

要するに、上司は、細かい管理をきちんとやって、部下に「危機感」を与えないといけない。このルール守んなきゃ一流の製品・サービスが完成しない、だからこのルールは絶対に守らなきゃいけない、という「危機感」を。

一方、上司は、変な「恐怖感」を与えてはいけない。人間的な恐怖感。あの部長にこれ言ったら、こっぴどく叱られるな、だから言うのやめとこ、、、って思われるような恐怖感。

言葉を補うと、「組織的な危機感」は大事。必須。「緊張感」とも言える。
でも、「人間的な恐怖感」はダメ。これがあるとウソ・ごまかしが横行する。

いかがでしょう。

 (組織的)危機感・緊張感:◯
 (人間的)恐怖感:✗

です。

「心理的安全性」という言葉が独り歩きして、「危機感」や「緊張感」までもが緩んじゃった組織が、日本にとても多いと思います。

なお、テレワークだと、さらにこの「危機感」と「緊張感」が緩みがちです。「上司からすぐ叱責される」って物理的な状態にないので、、、

 後記:「危機感」を分解して、
     1 いい危機感=緊張感
     2 悪い危機感=恐怖感
    って考えるのもいいかもですね。

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問題を単純化しない

2024年09月15日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
組織改革。組織風土改革。

まず大事なのは、問題を単純化しないこと。

風土って、とっても複雑な、多種多様な要因が絡み合って、できる。

それをクリアカットに「⚪︎⚪︎が原因だ!」とは言えない。

慎重に、理由を見極める。

問題を単純化しない。

ーーーーーー

家庭連合問題でも、反家庭連合の人たちは、昔の判例を取り出したりして、「問題を単純化」しようとしているように思える。

マインド・コントロールだ!みたいな。

例えば、「宗教2世」って言われてますが、幸せな2世はたくさんいます。9割以上は、家庭連合の2世は幸せに育っているのでは? 

そう思わせるくらい、最近は、Twitter で、家庭連合の2世信者が、顔と実名を出して、「本当の家庭連合」の姿をアップしています。

そういう事実にまず目を向けないと。

問題を容易に単純化しない。

それが知性ある態度ですね。




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マインドフルな組織は「引っ掛かったら、立ち止まる」

2024年09月14日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
宇田川元一さんの2冊目の本。

マインドフルな組織とは、もやもやに気づいてその意味を探究しようとする組織。

いいね。

要するに「引っ掛かったら、立ち止まる」組織ですね。

なお、この「引っ掛かったら、立ち止まる」は、もう私は5〜7年前から、コンプライアンス・インテグリティ研修のスライドで使っています。

「引っ掛かったら、立ち止まる」組織ってどんな組織?

まず、引っかかる「感性」を持った組織。

そしてその「引っ掛かり」を感じた場合に、ちょっと立ち止まる「勇気」を持った組織。

立ち止まる経済的・時間的・心理的余裕がある組織、とも言える。

私はこれを「一」たん「止」まるから「正」しくなる、って漢字遊びで説明してきました。

これを「センスメイキング」な組織とも言うらしい。



なんだかカタカナばかりで刺さりませんが。

単純に、ひらがな・大和言葉で、「引っ掛かったら、立ち止まる」組織でいいと思います!




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週イチ コンビニで新商品

2024年09月12日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
たしかアパホテル社長の、二代目の、元谷一志さんの、昨日あたりの日経MJの記事に書いてあった。

アイデアを浮かぶためには、コンビニで新商品を買うこともいい

的なことが。

本当にそう。

コンビニって、私も最近知ったのですが、新商品がすごく頻繁に出る。週にいくつも、ってイメージで。

だから、メジャーな3つのコンビニ(セブン、ローソン、ファミマ)を歩けば、週にいくつもの新商品にぶち当たる。

ですから、感性を磨くための「非日常」を味わうコツ こちら として、

 コンビニで週イチ新商品を買う

ってのもいいですね。
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感性を磨くための「非日常」を味わうコツ 

2024年09月10日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
トヨタ等の大企業でも不祥事が絶えません。

これは、社内常識に違和感・引っ掛かりを感じる「感性」が鈍っていることが大きな原因です。

「感性」が鈍ると、いつしか社内の「正しさ」が歪み、世間との乖離を生んでしまいます。「正しさ」を常に相対化する努力、つまり組織の「遠心力」を保つ工夫が必要です。

では、「正しさ」を歪ませない「遠心力」を保つために、どうやって「感性」を磨けばいいのでしょうか。

コツは、「非日常的」な状態に身を置くことです。

具体的には、「場所」「人」「モノ」のいずれかにおいて、意識的に「非日常」に接してください。

■ 場所
非日常的な「場所」に行きましょう。
例えば、
 「山登りをしたことがないけれど、山に行く」
 「落語に詳しくないけれど、寄席に行く」
 「普段聴かないクラシック音楽のコンサートに行く」
 「いつもと違う図書館に行く」
などです。

■ 人
非日常的な「人」に会いましょう。
例えば、
 「仕事に繋がらない人と交流する」
 「旧友に久しぶりに連絡してみる」
 「地元のボランティアやお祭に参加する」
などです。

■ モノ
非日常的な「モノ」に接しましょう。つまり、
 - 目に入るモノ(景色)
 - 耳に入るモノ(音楽)
 - 口に入るモノ(飲食物)
 - 鼻に入るモノ(匂い)
 - 手に触れるモノ
を変えるということです。例えば、
 「普段行かないコンビニ・スーパーに行く」
 「髪型を変える」
 「勧められた本は全部買う」
などです。

以上の「場所」「人」「モノ」で非日常を味わうことは、より具体的には、以下で「仕組み化」できます。

✓ 季節に1回は小旅行に出る
✓ 月に1回は映画を観る & 人を会食に誘う
✓ 週に1回は本屋に行く

組織目標を実現するため、社内で頑張ることも大事です。

しかし、それと同じくらいか、それ以上に、社外に出て、「感性」を研ぎ澄ますことも大切です。

上記の仕組み・コツを参考になさってください。

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「積極的」道徳と、儒教・キリスト教・渋沢栄一・インテグリティ

2024年09月09日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
新セミナー「論語と経営・コンプライアンス」 こちら のレジュメが完成しつつある。パワポで200頁を超えます。

新セミナーの最初のパワポが200頁を超えるのは初めて。それだけコンテンツぎっしりのセミナーになります。

改めて言語化しておくと、冒頭画像の右上の「積極的道徳(公徳心)」の部分が、キモ。コンプライアンスでは補えない。

儒教、キリスト教、渋沢栄一、インテグリティはこの「積極的道徳」を補う。なぜなら、四者とも、「人格の完成」を目指すから。

1 儒教
 (1) 儒教の目的は聖人になること。
 (2) 義を見てせざるは勇なきなりとか、「仁」に「自分よりも人を立てる」って一節がある

2 キリスト教
 (1) キリスト教の目標も、聖者になること。
 (2) その博愛精神(己を愛するように人を愛せ)はこの積極的道徳を含む

3 渋沢栄一の「論語と算盤」
 (1) 完(まった)き人=知情意を兼ね備えた人を渋沢栄一は理想にした。ようするにインテグリティ(=完全)ある人だ。
 (2) 渋沢が論語で一番大事にした「博施済衆」(はくしさいしゅう、広く施し、大衆を救う)とか、「仁」に広く治国平天下を含む

4 インテグリティ
 (1) インテグリティの原義は「完全」。完全を目指すってことは積極的道徳もする。
 (2) インテグリティの定義に「人格者を人格者たらしめるもの」というのがあります。人格者はゴミを拾う積極的道徳を持つ

以上のとおり、儒教もキリスト教も渋沢論語もインテグリティも、聖人すなわち人格者を目指す過程で、「ゴミを拾う」に代表されるような積極的道徳を推奨する。

これが、消極的道徳にとどまるコンプライアンスとの違い。

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感性を磨くための「非日常」の例

2024年09月07日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
組織不祥事では、感性を磨くことが、大事。

JTC(日本の大手会社)では、「会社のジョーシキ」に毒されて、「感性」が鈍るから。「正しさ」が歪むから。「ひっかかり」を感じなくなっちゃうから。

「ひっかかり」「違和感」を感じるために、「感性」を磨くことが大事。

会社の常識と、社会の常識との、すり合わせ。これが感性を磨くってこと。

____________

そのためには、「非日常」を味わうのがいい。ってか、それしかない。

具体的には、

  1. 場所
  2. モノ
でしか、非日常は味わえない。

より具体的には、例えばですが、

  1. 四半期に一度、小旅行に行く
  2. 月に一度、だれかと会食をする
  3. 月に一度、映画を観に行く
  4. 週に一度、本屋に入る

これだけやれば、十分「非日常」を味わえるので、「感性」が鈍って「正しさ」が歪むことはない。

と、思うのですが、いかがでしょうか。

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『先義後利の経営』 田中一弘

2024年09月07日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
3000円の本。とてもレベルが高かったし、参考文献も多く、著者の費用対効果はとても低い(執筆に膨大な時間を掛けている)。

いくつか抜粋:

■ 積極的道徳はパーパスやミッションに関わる。

■ 渋沢は、「博施済衆」(博く施し、民衆を救う)が論語の中で最も大事だと考えていた

 まさに積極的道徳ですね。治国平天下というか。

 「博施於民而能済衆」(広く民に施してよく衆を救う)の扁額は こちら 

■ 渋沢の先義後利は、マイケル・ポーターのCSVやアダム・スミス『道徳感情論』の先を行っている。
 渋沢はアダム・スミスを認識して、以下のように言っていた。

 「利義合一は東西両洋に通ずる不易の原理であると信じます」

■ 先義後利は論語にはなく、荀子と孟子にある

■ 武士道の敵は、「功利主義者及び唯物主義者の損得哲学」(新渡戸稲造・菅野覚明)

■ 先義後利を貫くには強烈な「痩せ我慢」が要る。
 士道とは痩せ我慢のこと(小林秀雄)

■ 「義」とは、
  1.  公への奉仕
  2.  誠実
  3.  勇気  
 …この3要素はいい。セミナーでも使わせていただこう。

■ アリストテレスは、勇気を「臆病と向こう見ずの間にある中庸の徳」と位置づけた

■ 「100年前渋沢栄一が我々に教えたことがあるとすれば、それは『経営者には責任がある』という一つのことである」
 
 ドラッカー『マネジメント』(旧版、12頁)

■ ヘンリー・フォードも、キリスト教を経営に持ち込んでいた。

 「まづ神の国と神の義を求めよ。さらば凡てこれらの物は汝らに加へらるべし」という山上の垂訓など。

■ ヘンリー・フォードが掲げる奉仕の原則の第三条
  
 奉仕を利潤よりも優先させるべし

____________

渋沢栄一が、儒教的な「消極的」な道徳ではなく、キリスト教的な「積極的」な道徳まで掲げていたことがよく分かる本でした。

渋沢栄一、偉大なり!
 
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「正しい」だけでは不十分

2024年09月07日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
「正しい」だけでは不十分。
「美しく」あれ。
「カッコよく」あれ。

最近の日本の大手車会社などの不祥事は、歪んだ「正しさ」から起こっている。

 

だから、「正しい」だけでは不十分。



その振る舞いが「美しい」のか?
それって「カッコいい」のか?

そんな問いを持っていると、いいです。
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