見合い結婚と恋愛結婚の割合推移。
1967年くらいに、逆転して、恋愛結婚の時代に。
ここ10年のグラフはないが、10年前の2015年と大差ないだろう。
しかし。
最近は、マッチングアプリ・サービスでの結婚も増えている。それももし「見合い」に入れると、少子化のうねりを受けて(結婚相手を探す焦りからマッチング利用は増えている)、「見合い」割合は上昇に転じるのではないか。
家庭連合の合同結婚式が攻撃されたのも、この「恋愛結婚至上主義」の時代の流れから。
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久しぶりに内田樹の本を読んでいて、相変わらずのウチダ節「結婚はリスクヘッジ」論を拝読している。
内田先生もお見合い結婚には価値を認めているはずだ。
旅行とか病気とか老後を考えると、「惚れた相手と結婚する」恋愛結婚モデルには限界があって、「どんな人とでも長く暮らしていける」お見合い的結婚モデルに軍配が上がる。
私は恋愛結婚ですが、私の子どもたちには、恋愛でもなくてもいいから、結婚だけはしてほしいと思う。
どんな人間も配偶者の影響を受ける。
例えば、弁護士として相続相談を受けたりすると、相続問題のほとんどは、法定相続人(血の繋がった兄弟姉妹)が問題ではなく、その配偶者(血が繋がっていない人)が原因だと分かる。
家庭連合に対して嘘をついているとして強く非難されている小川さゆりや鈴木みらいも、配偶者の影響を受けている。
立派な人間でも、配偶者の誤った考えに、同情的・同調的になっちゃって、考えが歪むことがある。
そんな例はいくつもある。
配偶者との関係が悪いと、家庭の外の仕事のパフォーマンスに影響するから、「配偶者心理に同調する」のは、ある意味、適切な生存戦略。
私だって、家庭では常に妻に平身低頭していますが、これも、妻のご機嫌をとって、私の仕事のパフォーマンスを落とさないため。クライアント様のため。
これって要するに、プチ同調圧力。配偶者からの「自分の意見に同調せよ」との圧力に屈しているということ。配偶者の「心理的影響下」にあるということ。
家庭連合信者の書いた念書について、公序良俗違反から無効と最高裁判所が判断した。
その理由で「念書作成した老婦人は長年家庭連合の心理的影響下にあったから、利害得失を離れて冷静な判断をすることが困難だった」と判示された。
いやいや。
なにかの「心理的影響下」にある人は、とても多い。どんな人間も配偶者の「心理的影響下」だ。
じゃあそういう既婚者がみな「利害得失を離れて冷静な判断をすることが困難」なわけではあるまい。
もちろん、既婚者が作成した念書がみな公序良俗違反に反して無効になるわけはない。
今回のこの老婦人念書事件の、「心理的影響下にあると利害得失を離れて冷静な判断をすることが困難」(だから作成した文書は公序良俗に反して無効)って考えが、広く(宗教界以外にも)広がらないことを願う。
家庭円満が大事。
家庭円満が、仕事に大事。家庭がギスギスしていると、いい仕事もできない。
世界平和とかカッコいいことを言う前に、まず家庭を円満にせよ。
そんな「シャンパンタワーの法則」的なことを信じている。
「そこまでやるか、をどこまでやるか」をモットーにしている私は、だから家庭でも、「これ以上愛せない」ってくらいに妻を愛することにしている。
具体的には、妻を愛する言葉を、ほぼ毎日、口にするようにしている。
より具体的には、「100万回生まれ変わったら100万回結婚しようね❤」といつも妻に言っている。
今朝も言ってきた。
ちなみに妻は、控えめな女性なのでw、「うーん」とか「まぁ…」とか、ユーモアを利かせる心のゆとりがあるときは「えー、でも大事なときにいないからなぁ」とか、私をチクリと攻撃してくる。
数年前のすっごい台風で、洪水から家族で避難するときに、私が欧州にいたりしたからw
読者諸賢に問う。
「100万回生まれ変わったら100万回結婚しようね❤」
に優る愛の言葉があるのでしょうか。
あったら教えて下さい。明日から謹んで採用させていただきます!
最近1ヶ月くらい、毎日自分に課しているのが、妻の肩もみ。
3人の子育てをほぼ一手に引き受けてくれているから、、、
家庭での様子を見ていると、私なんかよりはるかに忙しそうにしている、、、
肩こりが解消してくれれば、という思いもあるけど、感謝の気持ちを伝えようと思って、毎日肩もみしています。
通りすがりのツツジ。
ツツジなんか、人生で何度も見たことがあるんだろうけど、「綺麗だな」と思ったのは初めて。
女性が車に興味を示さないのと同様、世の男性の多くは花に興味を示さない。私も例外ではない。
しかし、50歳になると、こうして、なんでも綺麗に見える。
なんでも愛おしく見える。
なんでも感謝したくなる。
これが歳を重ねるってことなんでしょう。
花見って、子どもの頃より、大人になってからの方が、味わい深いですよね?
ツツジを拙宅に植えることを、妻に相談してみます!
私と同世代の、高津笑(えみ)っていう別嬪の司法書士先生がいらっしゃる。私の事務所ビルの5階でオフィスを構えている。
お子さんを障害で亡くされた。18トリソミーって難病。今も障害がある子を特別養子で迎えて、子育てに奮闘中。
そのえも言われぬ奮闘と哀しみと運命との格闘が、一冊の本になりました。
腹を痛めた子を亡くす、、、 それだけでどんだけ重いショックか、、、 男性には絶対に分からない気持ち。死んでも「共感できる」なんて軽々に言えない、、、
でも彼女は、その辛さ、悔しさ、虚しさ、、、、を一切外に表さない。表情に見せない。
いつも明るく気丈に振る舞っている。
だから私は思う。
高津さんは強い。
女は強い。
男が逆立ちしても、太刀打ちできない。死んでも敵わない。
そんな「女の強さ」を体現したような高津さんが、「奇跡の人」と表現されている。
そうなんだろう。私のビルに「奇跡の人」がいる。
まだ途中ですが、読み終えるのが楽しみ。
多摩全生園に行ってきた。
よかった。
資料館では、夫婦でハンセン病施設・全生園に入っている人たち(夜は通い婚)が、8人部屋に13人も、鮨詰めに詰め込まれて…という話を聞いた。
同じ部屋の、衝立ての向こう、1メートル隣では別の夫婦が寝ている、、
プライバシーもなにもあったものではない。
「野獣のような夜」がそこにあった。
なお、夫婦でハンセン病の場合、男性は、断種を強制された。
パイプカット、です。
人権なんてなかった。
北条民雄が書いたように、ハンセン病になると、「人間ではなくなる」。

人間ではない生き物が、蠢いている。
命だけが、びくびく、動いている。

そう表現できるような、悲惨と絶望が、ありました。
そこから何を学ぶか。
まずは彼ら被害者に思いを致すこと。
まずはWarm heart になること。
Cool head はその次でいい。
Warm heart でないと、いい知恵も浮かんできませんから。
世界有数の資産家で、「オマハの賢人」ウオーレン・バフェットにも2人
の妻がいた。
前妻とはうまくいかず、でも離婚せず、後妻になる人と事実上の婚姻生活を送っていた。
前妻死亡後、76歳で後妻と結婚。
夫婦関係はやや複雑でした。
ジェフ・ベゾスも、ビル・ゲイツも離婚、、
世界の大富豪は、財は思い通りになっても、奥さんとの生活は思い通りにできない。
婚姻の継続とはかくも難しき。
独りで荒野に行け。
山本七平が、息子に残した言葉。
これほど雄々しい言葉があろうか。
解散の危機に瀕している家庭連合さんを思って、私に降ってきた言葉。
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男とは、、女とは、、、って時代じゃないけど、父性と母性、ってのはある。
子供が怪我をして帰ってきた時に、絆創膏を貼ってあげるのが母性。
負けるな、勝つまで帰ってくるな!と叩き出すのが父性(昔はこういう親が多かった)。
母性は、短期的な、今の安全。生存。
父性は、30年後の、価値観。
優劣ではない。どっちがいい、ってのではない。どっちも等価値に大事。
独りで荒野に行け。
雄々しい。父性的。
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LGBTの時代になったから、ここ数年、あえて、「雄々しい」という形容詞を使うのを避けてきた。
でも最近、また復活させている。LGBTの時代になっても、父性のもつ普遍的な価値は変わらないと思うから。
独りで荒野に行け。
多くの人に当てはまる言葉ではないだろうとは思いつつ。
少なくとも自分には当てはめたい。山本七平から受け取りたい。
七平の言葉を我が言葉としたい。
欧州かなんかのデータでは、女性の離職の2割が、更年期障害。
私の同世代でも、更年期と思われる方のいろいろな事例を見聞する。
男性の更年期のあれこれもあります。
後輩諸氏よ、若いうちが花、ですよ!
今朝の日経産業新聞。
リンカン大統領の妻メアリー・トッド・リンカンは、ソクラテスの妻クサンチッペと並び称される、悪妻。


嫉妬深く、ヒステリーで、非常識で、経済観念がなく、、
めちゃ評判悪く、、

ウィキにもあるとおり、「リンカンが暗殺されたことは、彼の結婚に比べれば悲劇とは言えない」とまでデール・カーネギーに評されている。。

どんだけひどいんだ、、、
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しかし。
メアリーを揶揄するのが本稿の目的ではない。
リンカンの偉大さを讃えたい。
配偶者が不機嫌で、仕事のパフォーマンスを維持できない方は、多かろう。
私の場合、配偶者のご機嫌を損ねた場合(すべて私が悪いのですが)、仕事のパフォーマンスが、3割下がって、7割くらいになる。
と、思っていた。
しかし。
損ねた機嫌の悪さ、生ぜしめた怒りと落胆の大きさからすると、3割減どころか、5割以上下がるんじゃないか、って思える時もある、、
そんなDismalな事件があっただけに、、、
天下の悪妻を持っていても、なお、歴史に残る偉大な大統領になったリンカンの忍耐強さを讃えたい。
リンカンはすごい。
私もまだまだだな、、、
親、親たらずとも、子、子たれ。
子、子たらずとも、親、親たれ。
親子間の愛情は、条件付きであってはならない。
無条件の愛情を互いに注がねば。
親が◯◯だから孝行しない… そんなワガママ言うな。
子が◯◯だから愛さない… そんなワガママなダメ親になるな。
親子は、親子であるがゆえに、無条件に愛し合う。
それが親子ってもんだ。
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同様に、こうも言える。
妻、妻たらずとも、夫、夫たれ。
夫、夫たらずとも、妻、妻たれ。
夫婦間の愛情も、条件付きであってはならない。
夫婦は、夫婦であるがゆえに、もう、無条件に愛し合わないといけない。
それが夫婦ってもんだ。
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家族は、家族であるがゆえに、無条件に愛し合う。
助け合い、譲り合い、支え合う。
無条件に。
それが家族ってもんだ。